ガリシア地方の見どころ紹介!おすすめ料理や観光スポットを厳選!

スペインの北西部に位置するガリシア地方。カトリックの巡礼の聖地サンティアゴ・デ・コンポステラがあり、独特の文化や言語があり、日本人の口に合うガリシア料理を満喫できる見どころの多い地方です。今回はガリシア地方のおすすめの観光スポットをご紹介したいと思います。

ガリシア地方の見どころ紹介!おすすめ料理や観光スポットを厳選!のイメージ

目次

  1. 1スペインはガリシア地方の旅はグルメ三昧で行こう
  2. 2ガリシア地方はどこにある?
  3. 3スペインの自治州について
  4. 4ガリシア地方への行き方
  5. 5ガリシア地方の言語とは?
  6. 6ガリシア地方の音楽
  7. 7ガリシア地方で見られるカストロとは?
  8. 8ガリシア発信のファッションといえばZARA
  9. 9ガリシア地方の観光の見どころは?
  10. 10ガリシア地方のおすすめ料理1:タコのガリシア風
  11. 11ガリシア地方のおすすめ料理2:エンパナーダ
  12. 12ガリシア地方のおすすめ料理3:ガリシア風スープ
  13. 13ガリシア地方のおすすめ料理4:パドロンの唐辛子
  14. 14ガリシア地方のおすすめ料理5:タルタ・デ・サンティアゴ
  15. 15ガリシア地方のおすすめのアルコール
  16. 16ガリシア地方のグルメの旅の続きはいずこ?

スペインはガリシア地方の旅はグルメ三昧で行こう

おなじみのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

スペインと言えば、2017年の外国人観光客数で世界2位となった観光大国。首都マドリードをはじめ、バルセロナ、アンダルシア地方など、特徴的な都市が多いスペインにあって、北部バスク地方やガリシア地方はあまり知られていない地方と言えます。

ガリシア料理で舌鼓

なかでもガリシア地方は、魚介類が豊富で日本人の口に合うにもかかわらず、なかなか多くの日本人が訪れる観光地ではありません。だからこそ、おすすめしたい観光地のひとつです。今回は、ガリシア地方の観光地としての魅力や見どころに加え、おすすめの料理などのグルメ情報も合わせてご紹介したいと思います。

ガリシア地方はどこにある?

海岸線が美しいガリシア地方

八角形の形状を持つスペイン。ときに雄牛の皮にたとえられるこのスペインの北西部に位置し、南にはポルトガルと接する片隅にあるのがガリシア地方で、ひとつの州を形成しています。

州都はサンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラで、この地にある大聖堂は、日本の和歌山県に最終地を有する熊野古道と姉妹道として提携されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の最終地でもあります。

サンチャゴ巡礼路の最終地でもある

年間を通して温暖な地方ですが、降水量も豊富で、スペインではガリシアというと雨が多く湿っぽいイメージが。入江の多い海岸線でも有名で、リアス式海岸のリアスとはガリシア語で入江を意味します。自然が豊かで、スペイン内陸からガリシア地方に入ると、急に緑が多くなり、美しい自然が歓迎してくれます。見どころが多く、魅力的な観光地です。

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スペインの自治州について

スペイン北西に位置する自治州、ガリシア州

スペインには17の自治州があります。それぞれの自治州には独自の議会や政府を持ち、中央政府から移譲された税金で、医療や教育などを独自の政策で展開しています。ガリシア地方はこの自治州のひとつで、ア・コルーニャ、ルーゴ、オレンセ、ポンテペドラの4県から成っています。それぞれの県についてかんたんにご紹介したいと思います。

ア・コルーニャ県(Provincia de A Coruña)

ローマ時代の偉業、ヘラクレスの塔

州都であるサンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラがあり、ガリシア地方の中でも観光客が多く、見どころの多い県。レストランやホテルといった観光業が盛んなほか、大小さまざまな漁村、農業や畜産業なども盛んで、さまざまな産業が発達しています。県庁所在地のア・コルーニャには、ローマ時代に作られた世界遺産のヘラクレスの塔が現存。

ルーゴ県(Provincia de Lugo)

ローマ時代の城壁は美しい

ルーゴ県といえば、世界遺産のローマ時代の城壁があり、年に一度、ローマ祭でにぎわいます。このすばらしい歴史的建築は見どころ多し。世界各国から通じるサンチャゴ巡礼道のモンテ・デ・ゴソ(歓喜の丘)があることでも知られ、この丘から巡礼道ではじめてサンチャゴの大聖堂が見えることから、感動のあまりに歓喜の声を上げます。

オウレンセ県(Provincia de Ourense)

オウレンセ県には温泉もある

ローマ時代の遺跡が残る古い町並みで知られるオウレンセ県。古代の温泉跡が見られ、現在でも市内に温泉プールが点在します。雨の多いガリシア地方にあって、降水量が少なく、夏の厚さや冬の寒さの厳しい内陸性気候。白ワインを主とするワインの産地リベイロがあります。のんびりとくつろぎながら、見どころの多い豊かな自然を満喫しましょう。

ポンテベドラ県(Provincia de Pontevedra)

アルバリーニョの白はぜひ飲んでみたい

世界的に評価の高いリアス・バイシャス(Rías Baixas)のワイン、アルバリーニョ(Albariño)で知られるポンテペドラ県。大きな漁港があり、魚介類が豊富で有名です。中世の旧市街が残る見どころの多い古い町並みが美しく、温暖な気候で過ごしやすく、南部はポルトガルに接し、のんびりとしています。

ガリシア地方への行き方

飛行機で向かうと便利

ガリシア地方には、州都サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラ、ビーゴ、ア・コルーニャに空港があり、スペイン国鉄であるRENFEは各主要都市に駅を有しています。スペイン全土のリーズナブルな移動手段としてバスがあるため、ガリシア地方への行き方はいろいろあると言えます。

スペイン国鉄RENFEを使った行き方

列車で行くガリシアへの旅も楽しい

スペインの主要都市への移動が可能なスペイン国鉄RENFE。首都マドリードからガリシア州都サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラまでは5時間ほど、バルセロナからは9時間ほどかかります。スペイン国内の列車の旅は、車やバスでの旅とはちがった景色を楽しめる旅となります。RENFEサイトからネットでチケット購入可能。

高速バスを使った行き方

のんびりとバスで楽しむ旅も楽しい

スペイン全国を走っているバス会社はALSAです。ガリシア地方の各地を通るため、いろいろな箇所を回る旅ではバスを使った行き方がおすすめ。一般に列車よりもリーズナブルですが、時間がかかるのが難点ですが、ガイドブックには載っていない小さな村なども通るため、車窓からの景色も楽しめます。

巡礼路を使った行き方

ここから巡礼がはじまるSaint Jean Pied de Port

各地から巡礼路を歩いてガリシア地方へ行く行き方も可能です。巡礼路を歩いていると、ヨーロッパ各地からの巡礼者に出くわすことも。通常、フランスのサン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポー(Saint Jean Pied de Port)からピレネー山脈を越え、スペイン北部を横断してサンティアゴ大聖堂、さらに最果ての地フィニステラ(Finisterra)を目指します。

ガリシア地方の言語とは?

ポルトガルに似ているガリシア語

ガリシア地方では、おもにガリシア人たちが住んでいて、ガリシア語を使っています。ガリシア語は、カスティージャ語(いわゆるスペイン語)、ポルトガル語、イタリア語、フランス語などと同じ俗ラテン語から派生した言語で、とくにポルトガル語に近い関係にあると言われています。

ガリシア地方ではガリシア語とカスティージャ語の二つの言語が公用語とされているため、ほぼすべての住民がガリシア語を理解できると言われています。が、日常的にガリシア語を使用している人口の割合は減っているという報告もあります。

ガリシア地方の音楽

ガイタはガリシア独特の音楽

ガリシア語を使うガリシア人たちが形成する文化は、スペインのほかの地方とは異なります。とくに、音楽の面で顕著に見られるのが、ガリシアのケルト音楽です。ケルト音楽は一般的にアイルランドやスコットランドのものだとされていますが、フランスのブルターニュをはじめ、ガリシア地方にもその痕跡が見られます。

ガリシア地方では、バグパイプによく似たガイタという楽器を使ったガリシア音楽が顕在します。スペインと聞いてイメージするフラメンコなどとはまったく異なる音楽です。有名なガイタ演奏者に、カルロス・ヌーニェス(Carlos Núñez)がいます。

ガリシア地方で見られるカストロとは?

不思議な集落カストロ

カストロとは、ケルト系の部族が暮らしていた集落の跡のことで、ガリシア地方にその形跡が残っています。石塁を積み上げた家屋で、家畜を飼育したり、食べ物を栽培ししていたと言われています。

ルーゴ県にあるヴィラドンガ(Villadonga)、ア・コルーニャ県のエルビーニャ(Elviña)、ポンテベドラ県のサンタ・テクラ(Santa Tecla)などにあるカストロが保存状態もいいことで知られています。とくに、サンタ・テクラには、160ほどの家屋が密集していて、見どころも豊富。異国情緒のある風景です。

ぜひ立ち寄って見てみたいカストロ

ケルト系民族は、現在のフランスからピレネー山脈を越えてイベリア半島にやってきました。その歴史の詳細には諸説ありますが、ガリシアの地名はケルト系部族であるガラエキ族に由来すると言われています。

ガリシア発信のファッションといえばZARA

ZARAはガリシア発信のファッション

日本でおなじみのファッションブランドZARA。スペインのメーカーとして知られていますが、このZARAは1970年代にガリシア地方のア・コルーニャで店舗第一号を開いてはじまったブランドです。

ZARAは、Bershka,、Pull A Bear、Oyshoなどのファッションブランドなどとともに、ガリシア地方のア・コルーニャに本社を置くアパレルメーカーInditex(インディテックス)のブランド展開のひとつ。なお、ZARAはガリシア語もカスティージャ語でも発音はサラとなります。

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ガリシア地方の観光の見どころは?

ガリシアにはスペインのほかの地域とは違う見どころが

スペインには47の世界遺産が登録され、世界第3位の登録数を誇ります。ガリシア地方のおすすめの観光地は、実に多様でさまざまな観光スポットが点在しますが、とくに見どころの豊かなガリシア地方の世界遺産をご紹介します。世界遺産はぜひ見ておきたいという方が多い中、スペインへの旅のプランにぜひご検討ください。

サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラの旧市街

歴史ある美しい町、サンティアゴ・デ・ラ・コンポステーラ

1985年に世界遺産に登録されたサンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街。エルサレム、バチカンに並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつで、サンティアゴ巡礼地の終着地。814年、聖ヤコブの墓が発見されたことから大聖堂が建設され、再建を重ねて現在の姿に。巡礼者のミサは毎日行われ、運がよければボタフメイロの儀式が見られるかも。 

サンティアゴ巡礼路

いろんな旅のスタイルが見られる巡礼路

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは、一般にフランス各地からピレネー山脈を超えてスペイン北部を横断している道のこと。聖ヤコブの遺骸があるとして、世界中から巡礼者が訪れます。少し体験すると見どころも多く、すばらしい出会いがあるかも。

フランス国内にはおもに4つの道があり、3つがSaint Jean Pied de Portで合流し、ピレネー山脈を超えてスペイン国内に入っていきます。残りのひとつはソンポール峠を超えてスペイン国内に入り、アラゴンの道を経て、Puente la Reinaで合流します。

スペイン国内の巡礼路はいくつもありますが、世界遺産登録をされたのは、カミノ・フランセス(1993年)とスペイン北部の道(2015年)です。ピレネー山脈からピレネー山脈から大聖堂まで歩くと、だいたい900kmほどの距離で、 早い人で1か月かかります。

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ルーゴのローマ城壁

ローマ時代の跡が残るルーゴ

旧市街を取り囲むローマ時代の市壁が、ほぼ当時のまま残されています。侵入してきたローマ人たちが多民族からの侵攻を守るために建設されたこの遺産は、2000年に登録され、市壁の高さは10メートルから15メートル、長さは2.5km、71の塔を持ちます。城壁の上を歩くことが可能。見どころが多く景色がすばらしいと評判。

ア・コルーニャのヘラクレスの塔

せっかくだったら中も見学したいヘラクレスの塔

2009年に世界遺産登録されたヘラクレスの塔。ローマ時代に建設された灯台で、現在もない現役の灯台として利用されています。世界遺産登録されたのは2009年。灯内を見学することが可能で、見どころも多いものの、入場料金がかかり、入場制限などもあるため、訪れる際は時間に余裕を持つことが大切。

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ガリシア地方のおすすめ料理1:タコのガリシア風

木皿でもてなされるタコのガリシア風

タコのガリシア風(Pulpo a la Gallega)は、ガリシアでは祭りタコ(Polbo á feira)と呼ばれています。茹でたタコに塩、パプリカ、オリーブオイルで味つけし、木の皿で提供される典型的な料理で、薄く切ったジャガイモなどといっしょに、パンを添えます。タパスにも数えられる郷土料理で、ガリシア地方に行ったらぜひいただきたい料理。

ガリシア地方のおすすめ料理2:エンパナーダ

ガリシア地方に行ったらぜひ食べてみたいエンパナーダ

スペイン語やポルトガル語のempanar(包むという動詞)から派生して呼ばれるようになった具入りのパン、Empanada。ガリシア地方では、おもにツナなどの魚に、ピーマン、パプリカ、玉ねぎなどの野菜をトマト風味で炒め、オリーブやゆで卵などと合わせて具にします。生地は薄く、サクッとした食感のものが多く、家庭料理としても一般的。

ガリシア地方のおすすめ料理3:ガリシア風スープ

ボリューム満点のガリシア風スープ

ガリシア風スープ(Caldo gallego)はキャベツなどの葉野菜、ジャガイモ、白豆、ハムやベーコンなどを具としたスープです。具だくさんで、栄養価も高く、コースメニューの前菜などで使われることが多く、もちろん家庭料理としても食されます。ポルトガルのカルド・ベルデ(Caldo verde)に似たスープです。

ガリシア地方のおすすめ料理4:パドロンの唐辛子

ガリシア地ビールエストレージャといただきたい

パドロンとは唐辛子の品種のひとつで、ガリシア地方の村の名前が由来します。パドロンの唐辛子(Pimientos de Padrón)は、シシトウのようにピリッと辛いものもありますが、全体として甘めで、オリーブオイルで炒め、塩で味つけして食されます。タパスの一品としても食べられるほか、家庭でももちろんよく作られる料理です。

ガリシア地方のおすすめ料理5:タルタ・デ・サンティアゴ

ガリシア地方に行けばどこででも食べられる

アーモンド、卵、砂糖で作るシンプルなケーキ、タルタ・デ・サンティアゴ(Tarta de Santiago)。ケーキの表面に、パウダーシュガーで聖ヤコブの十字架をかたどって仕上げます。かつては高級品だったアーモンドを贅沢に使ったデザートで、歴史が古く、中世のころに作られたとされています。

ガリシア地方のおすすめのアルコール

ガリシアの魚介類にぴったりのアルバリーニョ

ガリシア地方は、スペイン屈指の白ワインの生産地で、リアス・バイシャスのアルバリーニョ( Albariño)、紀元前からワインが作られていたといわれるリベイロ(Ribeiro)など、スペインでも高い評価を得ています。

青白い炎が不思議なケイマーダ

また、ブドウの搾りカスで作る蒸留酒オルーホ(Orujo)、オルーホを使って作られるケイマーダ(Queimada)は、悪霊を追い出すための儀式で使われていたとされ、火をつけて砂糖を溶かして飲まれます。地ビールのエストレージャ(Estrella)も有名。ぜひ一度は現地で飲んでみたいものです。

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ガリシア地方のグルメの旅の続きはいずこ?

さて次の旅はどこにしようか

太陽とフラメンコとひまわり畑の国として知られるスペイン。ガリシア地方は、まったく異なった文化を持ち、日本人の口に合うすばらしいガリシア料理を堪能できます。見どころも多く、これまでのスペインに対する印象がガラッと変わるグルメの旅。次はどこで何を食べようか、旅の計画が楽しみです。

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この記事のライター
水木まこ

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