アクロポリスはギリシャの歴史的な世界遺産!観光の見どころや行き方は?

アクロポリスといえばギリシャの誇る世界遺産であり、ギリシャのもっとも有名な観光地のひとつです。日本で有名なアクロポリスの遺跡といえばパルテノン神殿ですが、その他については残念ながらあまり知られていません。アクロポリスの魅力と見どころを改めてここでご紹介します。

アクロポリスはギリシャの歴史的な世界遺産!観光の見どころや行き方は?のイメージ

目次

  1. 1アクロポリスとはどんな場所?
  2. 2アクロポリスの観光について!
  3. 3世界遺産アクロポリスの遺跡1:パルテノン神殿
  4. 4世界遺産アクロポリスの遺跡2:エレクティオン
  5. 5世界遺産アクロポリスの遺跡3:アテナ・ニケ神殿
  6. 6世界遺産アクロポリスの遺跡4:ディオニソスの劇場
  7. 7世界遺産アクロポリスの遺跡5:ヘロディス・アッティコス音楽堂
  8. 8アクロポリスへの行き方が知りたい!
  9. 9インターネットからチケットの購入はできる?
  10. 10チケットの種類1:共通チケット
  11. 11チケットの種類2:単体チケット
  12. 12アクロポリスの周辺の観光について
  13. 13新アクロポリス博物館にも行っておこう!
  14. 14新アクロポリス博物館の基本情報
  15. 15アクロポリスに出かけてみよう!

アクロポリスとはどんな場所?

アクロポリスはギリシャの首都であるアテネにあります。「高い丘の上の都市」の意味を持ち、古代ギリシャを代表する都市国家ポリスを象徴していた小高い丘を指します。

アトロポリスは西暦1987に世界遺産に登録されており、現在もアテネの海抜150mの平らな岩の上からアテネの街を見おろしています。

もっとも知名度のあるとされているパルテノン神殿の他、少女の像が屋根を支える姿で有名なエレクティオンや、ギリシャ最古の劇場であるディオニソス劇場などの遺跡があり、それぞれに違った魅力と見どころがあります。そしてそれらの遺跡はすべて数千年前に建てられたのです。

日が暮れるアトロポリス一帯は毎日ライトアップされ、丘全体が明りに包まれるので、アテネ市の中心からでもこうこうと輝くアクロポリスを眺めることができます。

アクロポリスの観光について!

アクロポリスの敷地は広く、移動には坂や階段での昇り降りが多くなります。これからご紹介する遺跡群、基本的には修復中なのでほとんどが建物内に入ることはできません。遺跡の外を眺めながら廻ることが多くなり、かなりの疲弊をする方が多いはずです。

そのため禁止こそされてはいませんが、サンダルはおすすめできません。スニーカーなどの歩きやすい軽装で、夏場はサングラスや日焼け止めもお忘れなく。つねに時間に余裕をもち、無理することなく観光を楽しみましょう。

ここからは世界中の人々を魅了し続けるギリシャが誇る世界遺産、ギリシャを代表する観光地でもあるアクロポリス遺跡群の見どころを徹底的にご紹介します。

世界遺産アクロポリスの遺跡1:パルテノン神殿

ギリシャの世界遺産アクロポリスの神殿群のなかで、圧倒的な存在感と知名度を持つのがパルテノン神殿です。アクロポリスの中心に位置し、古代ギリシャ文明の栄光の象徴する存在です。紀元前438年に完成し、アテネの守護神である女神アテナを祀るために建てられました。

バチカン市国にある世界遺産「サン・ピエトロ大聖堂」、日本の世界遺産であり仏教建造物の「法隆寺」と並ぶ、「世界三大宗教空間」に数えられます。

パルテノン神殿の創建当時は、アテネの守護神であるアテナの女神像が祀られていました。現在残っているアテナの女神像といえば基礎となる大理石だけです。オリンポスの神々を祀った神域であると同時に、敵からの侵入を防ぐ要塞としての役割を果たしていました。

長い年月によって損傷を受けているため、現在は大規模な修復作業が行われています。かつては鮮やかな彩色がされ、装飾が施された華やかな神殿でしたが、そのほとんどが19世紀に持ち去られています。うち一部は大英博物館にいまも展示されているとか。

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パルテノン神殿の建設に用いられた技法

パルテノン神殿はすべて大理石でできています。神殿の計46本ある円柱は一見すると垂直に建っているようにも見えますが、中央に膨らみを持たせる「エンタシス」という技法が用いられているとか。

遠く離れた日本の法隆寺の金堂や、五重塔の円柱でも同様の技法が用いられているというから驚きです。計46本の円柱は、エンタシスを用いることで視覚的な安定感が生み出されています。

パルテノン神殿の歴史

長い年月のなかアテネの繁栄を見守ってきたパルテノン神殿ですが、アテネの衰退とともに幾多の運命を辿ることとなります。

西暦1687年、ベネチアからの砲撃を受け火薬の保管庫として使用されていた神殿は炎上。壊滅的な被害を受けます。現在の神殿は西暦1834年に始まった修復作業によって再建されたものです。

世界遺産アクロポリスの遺跡2:エレクティオン

パルテノン神殿と向うエレクティオンは、アクロポリスの神殿群のなかではもっとも新しく紀元前407年に完成。「少女の玄関」と呼ばれ、6体の少女をかたどった柱が印象的です。

アテナの女神像が安置されていたことでも知られており、イオニア式神殿の代表的な遺跡ともいわれています。

女神アテナと海神ポセイドンがアテネの守護神の座をかけて争った舞台が、このエレクティオンといわれています。オリーブの樹を植えたアテネの守護神となりましたが、エレクティオンには敗れたポセイドンをはじめ、最高神ゼウスを含む多くの神々が祀られています。

少女を象ったカリアティード

やはりエレクティオンで一番目を引くのは、6人の美しい少女を象った柱ではないでしょうか。カリアティードと呼ばれ、現在もエレクティオンの屋根の一部分を支えています。

このカリアティードは6体すべてがレプリカで、オリジナルのうち5体は新アクロポリス博物館に、残り1体は19世紀に国外に持ち出されました。

その1体については、現在は大英博物館にあります。大理石の一本彫りで重量があるため持ち出すのは容易ではなく、相当な熱量に浮かされたのではと推測されています。

世界遺産アクロポリスの遺跡3:アテナ・ニケ神殿

勝利の女神ニケを祀る神殿アテナ・ニケ神殿は、崖に張り出すように建ており、20世紀に入ってから再建されたものです。

以前までの神殿は、1687年ベネチア軍との戦いの際、オスマン帝国がアクロポリスに防衛施設を建設するため破壊されたとされています。その後修復作業の末、現在の姿に蘇りました。

もともとは紀元前424年に建築家カリクラテスによって建設された建物で、幅5.4m、奥行き8.3mの小さな神殿です。4本ずつの円柱を並べた柱エレクティオンに代表されるイオニア式の神殿で、もともと木製のニケ像が置かれていました。

女神ニケは本来翼のある勝利の女神ですが、この木製のニケ像には翼がなかったといいます。それはアテネから勝利が逃げてしまうことのないようにと、市民が翼を切り落としたためと伝えられています。

世界遺産アクロポリスの遺跡4:ディオニソスの劇場

アクロポリスの南に位置し、丘の斜面を利用して造られたギリシャ最古の劇場です。酒と演劇の神ディオニソスの神域に造られたためその名がついています。当時は演劇が最大の娯楽であったため、多くの人が劇場を訪れたのです。

約17,000人もの収容が可能なこの劇場、建設当初は木造でしたが、紀元前4世紀にすべて大理石へと改修されています。その最前列には、背もたれのある貴賓席まで設けられており、舞台後方にはディオニソスの生涯をモチーフとしたレリーフが残されています。

三大悲劇詩人とわれた「アイスキュロス」「ソフォクレス」「エウリピデス」、喜劇詩人「アリストファネス」の劇を中心として上演されていました。

世界遺産アクロポリスの遺跡5:ヘロディス・アッティコス音楽堂

アクロポリスの南西にある屋外音楽堂・劇場で、現在でもコンサート会場として使用されています。娯楽の少なかった当時には貴重な施設のひとつでした。

161年にギリシャ人の貴族ヘロディス・アッティコス氏が、妻を偲んで建設された野外音楽堂。アクロポリスの南西の斜傾を利用して作られており、アテネ観光を代表するな観光地のひとつです。

日本でもテレビコマーシャルで撮影されたことがあり、見覚えのある方もいるかもしれません。が、実際に見るとその大きさに圧倒されます。そして月明かりに照らされる音楽堂での観劇は幻想的であり、観る人に深い感動を与えます。

アクロポリスへの行き方が知りたい!

アクロポリスへの行き方は簡単で迷うことはないと思いますが、距離はありますのでご注意ください。タクシーを使うという行き方もあるので、疲れている時や雨の日の行き方として利用するのもよいでしょう。

アクロポリスへの行き方は、アクロポリ駅から徒歩で向かうのが一般的な行き方です。まずは最寄り駅であるアクロポリ駅から地上に出ます。左に曲がったらあとは、あとはただまっすぐ進むという簡単な行き方なので、迷うことはありません。

途中でパルテノン神殿の入口がみえてきますが、こちらは正確には正門ではありません。正門から入らなくても構わないという方は、こちらから入場しましょう。

正門から入場したい方はさらに直進すると案内が見えてきます。これに従って進んでいくと正門の入場ゲートに到着です。ここでは入場チケットを求めて観光客が並んでいます。

万一迷ったときは観光マップを参照してください。アクロポリ駅から地上に出るとすぐに観光マップが置かれているので、その行き方を参照しながら行けば、誰でも簡単に行けるはずなのでまずは一安心です。

インターネットからチケットの購入はできる?

アクロポリス単体チケットだけなら、英語ガイド付きでネット購入できるものもありますが、基本的にはアクロポリス内のチケットオフィスで購入します。

夏の観光シーズンは炎天下のなか並ぶことが多いので、共通チケットであれば同じ共通チケットの適用施設、または空港でも販売しているので利用するのもよいでしょう。

また近年、アテネ市内の観光スポットの観光料金は値上がりを見せており、今後ますます上昇すると思われます。そのためご紹介する金額からさらに変更になっている可能性がありますのでご注意ください。チケットには次の種類があります。

チケットの種類1:共通チケット

共通チケットとはアクロポリスに加えて、アテネ市内にある遺跡「古代アゴラ」「ローマンアゴラ」「アドリアヌスの図書館」「オリンピア・ゼウス神殿」「ケラミコス」「アリストテレスのリュケイオン」にも入ることができるお得なチケットです。

共通チケットは30€と、廻る観光地が多ければかなりお得な金額設定になっています。ここで注意が必要なのが共通チケットでは、もうひとつのギリシャを代表する有名な観光地「新アクロポリス博物館」への入場ができないことです。

新アクロポリス博物館もぜひ押さえておきたい観光地です。最近入場料の値上げをしてしまった新アクロポリス博物館だけに、共通チケットでの入場ができないのは残念です。

しかし新アクロポリス博物館の入場料はいまだに5€ととても良心的。後ほど新アクロポリス博物館についてもご紹介しますので、ご興味のある方、これから行かれる方はぜひ参考にしてください。

チケットの種類2:単体チケット

単体チケットでは、アクロポリス内の観光ができます。さきほどご紹介したパルテノン神殿やエレクティオンなどのあるアクロポリスに入場するためだけの、文字通り単体のチケットです。

20€と共通チケットよりはお求めやすいので、時間がない方、アクロポリスだけで十分という方はご利用ください。

アクロポリスの周辺の観光について

アクロポリスの周辺には、周辺は女子も楽しめるオープンテラスカフェ、ギリシャの郷土料理が楽しめるレストランなどが点在しています。とくにアクロポリ駅に近づくにつれ多くの施設が溢れかえります。

アクロポリスを観光するにあたって、周辺環境で苦労することはありません。また同じアテネ市内には、共通チケットでご紹介した観光名所も点在しています。

新アクロポリス博物館にも行っておこう!

ベルナール・チュミ氏をはじめとした世界的建築家たちが長い歳月をかけて設計した博物館です。アクロポリスにあった旧館に比べると展示スペースが約10倍になりました。館内は英語やギリシャ語がわからない方でも十分に楽しむことができます。

じっくりと見て回るのが困難なほどの展示数に加え、訪れる時間帯によって自然光に映し出される雰囲気が変わる構造になっているため、何度でも訪れたくなるよう工夫が施されています。エレクティオンをご紹介する際に触れた、カリアティードのオリジナルもここ新アクロポリス博物館に展示してあります。

その他の作品「アレクサンドロス大王の頭部」「スフィンクスの瞳を持つ少女像」などなど、写真がない時代に作られたとは到底思えない、繊細な作品ばかり。アクロポリス、アテネ市内と廻ったならこの新アクロポリス博物館を見ずして帰れません。

新アクロポリス博物館の基本情報

新アクロポリス博物館は、共通チケットでは入場できませんのでご注意ください。入場料は5€で8時から20時までの営業。最終入館時間は30分前までの19時30分です。チケットの購入は公式ホームページからもできます。

月曜日と祝日は休館日となりますので注意が必要です。グランドフロアにはカフェやお土産屋が併設されています。行き方は地下鉄M2線のアクロポリ駅からすぐの徒歩3分の位置にあり案内も出ているため、行き方で迷うことはありません。

住所 Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42
電話番号 +30 210 9000900

アクロポリスに出かけてみよう!

いかがだったでしょうか。EU(欧州連合)のお荷物とまでいわれる昨今のギリシャですが、もともとは西欧文明の発祥の地であり歴史と遺跡の残る国です。

紀元前数千年の歴史から長い年月をかけ、現在でも間近で見ることのできる貴重な観光地アクロポリスは、世界史や神話が好きな方でなくても一見の価値があります。簡単な行き方で訪れることができるアクロポリスへ、ぜひ足を運んでみましょう。

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この記事のライター
小松