ボスニア・ヘルツェゴビナ観光まとめ!治安や通貨情報・おすすめスポット紹介!

ボスニア・ヘルツェゴビナは、20世紀末まで紛争が続いた旧ユーゴスラビアに属するバルカン半島の国。紛争から23年が経った今でも観光の際には治安が懸念されています。今回は、ボスニア・ヘルツェゴビナの料理や通貨など基本情報に加えて、おすすめスポットをまとめます!

ボスニア・ヘルツェゴビナ観光まとめ!治安や通貨情報・おすすめスポット紹介!のイメージ

目次

  1. 1ボスニア・ヘルツェゴビナの観光情報をご紹介!
  2. 2ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国?
  3. 3ボスニア・ヘルツェゴビナの治安は大丈夫?
  4. 4ボスニア・ヘルツェゴビナ観光のベストシーズン
  5. 5ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨
  6. 6ボスニア・ヘルツェゴビナのおすすめ料理
  7. 7ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット1:サラエボ
  8. 8ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット2:モスタル
  9. 9ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット3:ヤイツェ
  10. 10ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット4:ブレロ・ボスネ
  11. 11ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット5:クラヴィツェの滝
  12. 12ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット6:ポチテリ
  13. 13ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット7:メジュゴリェ
  14. 14ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット8:ヴィシェグラード
  15. 15ボスニア・ヘルツェゴビナを観光してみよう!

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光情報をご紹介!

東西文化が合流するバルカン半島に位置するボスニア・ヘルツェゴビナ。日本人観光客には、あまり馴染みのない地域です。そんなボスニア・ヘルツェゴビナは、旧ユーゴスラビアの一国で内戦の終結から既に23年が経ちました。

まだまだ治安の面では不安も残る地域ではありますが、ボスニア・ヘルツェゴヴィナには、美しい自然と周辺諸国の影響を受けた独自の食文化もあります。

今回は、まだ知られざるボスニア・ヘルツェゴビナの魅力に迫ると共に、現地の通貨やおすすめスポットなどをご紹介します。

ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国?

東欧諸国からさらに東へ進んだバルカン半島に位置するボスニア・ヘルツェゴビナ。およそ三角形のような形をした内陸国で、周囲をクロアチア、セルビア、モンテネグロなどの国々に囲まれています。

旧ユーゴスラビアの一国であったこの国は、15世紀からイスラム化が始まり、イスラム系のボシュニャク人が48%、クロアチア人が14%、セルビア人が37%ほど暮らしています。

人口350万人ほどの人々が暮らすこの国が、長い内戦の歴史に終止符を打ったのは1995年。以来、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の2つの国家からなる連邦共和国として今日まで存続しています。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、オーストリアのハンガリー帝国とオスマン帝国の2つの大国にはさまれてきた歴史から、ヨーロッパ一エキゾチックで、様々な文化が混沌とする国とも言われています。

他民族国家であるボスニア・ヘルウツェゴビナでは公用語がボスニア語、クロアチア語、セルビア語の三ヶ国語あり、街の中には、イスラム教のモスクとキリスト教の教会、そしてユダヤ教のシナゴーグが並ぶ不思議な光景が広がっています。

観光スポットとして特に人気があるのは、首都サラエボと、美しい橋がかかる地方都市モスタル。また豊かな自然が広がるヤイツェは、ヨーロッパ有数の絶景の滝が望める景勝地として知られています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの治安は大丈夫?

ボスニア・ヘルツェゴビナがどんな国なのか、なんとなく分かったところで、続いては、気になる治安情報を見ていきましょう。2018年12月現在、外務省の海外安全情報に掲載されている情報によると、ボスニア・ヘルツェゴビナの治安は概ね良好です。

ただし、危険地域として注意が必要なのが、ボスニア・ヘルツェゴビナ国内で紛争時代に地雷が埋められている地域です。ボスニア・ヘルツェゴビナでは、23年前の紛争時に埋められた地雷がまだすべて撤去されていません。

治安の危険度はレベル1となっていますが、ドクロマークや英語でMINE(地雷)とかかれた地域には、絶対に足を踏み入れないようにご注意ください。

ボスニア・ヘルツェゴビナでは1995年の紛争終結以来、国際社会の支援を得て、少しずつインフラの整備も整いつつあり、社会情勢は以前に比べると安定してきています。

しかしながら、国内の各地に、紛争時代の武器などが出回っているため、強盗事件や爆弾事件などが起こる可能性もゼロではなく、日本よりはかなり治安が悪いと考えなければなりません。2015年には武装した人物が警察を襲う事件も発生しています。

また、イスラム教徒が多く暮らす地域もあるため、周辺国からのテロリストが潜伏している可能性もあり、テロに対する警戒も必要と言われています。

首都サラエボの治安については、比較的よい方ですが、観光客を狙った窃盗や強盗事件は、ゼロではありません。また、殺人や婦女暴行などのケースもありますので、特に女性は一人歩きしないよう十分注意が必要です。

治安の面で注意していただきたいのが、路面電車など公共交通機関を利用する際です。スリや置き引きのケースは日常茶飯事で、日本人観光客も現金やパスポートを盗まれる被害に遭遇しています。通貨の両替は必要最低限にすることをおすすめします。

観光地から外れた地域や、暗い裏路地などを歩いていると、ナイフや銃器を突きつけられて、金品を強奪される可能性もあります。どんな時でも油断せず、ここは外国であるということを頭に入れて行動するようにしてください。

ボスニア・ヘルツェゴビナ観光のベストシーズン

治安情報に続いて、観光のベストシーズンをご紹介します。観光のベストシーズンは、6月から9月頃の夏で、晴天日がもっとも多いのは8月です。一年でもっとも寒くなるのは1月ですが、ボスニア・ヘルツェゴビナは、スキーやウィンタースポーツも盛んです。

ベストシーズンとなる7月から8月頃は、平均気温が19ド前後。盆地ですので、寒暖の差はかなり激しく、春秋などに観光する場合は、日本よりやや厚手の服装がおすすめです。

一年中平均して雨が降る地域で、年に170日ほどは降水確率があります。ボスニア・ヘルツェゴビナを観光する際には、折りたたみ傘が必須です。イスラム教徒の多い国ですので、ラマダン期間は治安が悪化します。渡航の際は、十分注意してください。

ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨

続いては、ボスニア・ヘルツェゴビナを観光する際に必要な通貨についてご紹介します。ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨は「コンベルティビルナ・マルカ」(以下、KM)で補助通貨はFeningです。

feningは複数形では、Feningaと表示され、メイン通貨MKは、100 feningaと同等です。2018年12月現在のKMと日本円の通貨レートは、1KMが65円ほどとなっています。

ボスニア・ヘルツェゴビナで流通している通貨単位は、紙幣が200、100、50、20、10の5種類、硬貨は5、2、1MKの3種類と50、20、10、5 feningaの4種類です。通貨の両替ができるのは、国内の大きな町の駅などです。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは、通貨を使用する以外に中級以上のホテルやレストランであれば、クレジットカードを利用することも可能です。あまり両替のレートがよくないので、現地通貨よりはできるだけカードを使用する方がよいでしょう。

また、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは、ほぼすべての商品に、付加価値税(DPV)が課税されています。税率は17%と非常に高いですが、観光客に対するリファンドサービスはないので、ご注意ください。

首都サラエボなど一部の観光客が多い地域では、現地通貨以外にユーロやクロアチアの通貨「クーナ」が使えるところもあるようです。ユーロの方が使える通貨のようですので、両替に悩んだらユーロを持っていくことをおすすめします。

ボスニア・ヘルツェゴビナのおすすめ料理

周囲をクロアチア、セルビア、ハンガリーなどに囲まれた内陸国ボスニア・ヘルツェゴビナ。歴史的にイスラム教徒の多いこの国では、やはりトルコや中東の影響を受けたムスリム料理が数多く食されています。

隣国クロアチア料理や、ハンガリー料理の影響、さらにはバルカン半島で幅広く普及している共通した料理なども多く、グルメが楽しめる国です。

有名なお料理は、チェヴァプチチとブレクで、チェヴァプチチは、クロアチア料理としても知られる「皮なしソーセージ」です。ファーストフードのように、パンに挟んで食べる料理で、街の小さなレストランでも気軽に食べられます。

ブレクは、チュニジア料理の「ブリック」によく似たお料理で、中に挽き肉とたまねぎを炒めた具材が入った薄いパイ生地のような伝統料理です。他にも、トルコ料理のシシケバブなどは定番グルメとなっており、全体的に肉と乳製品が多いのが特徴です。

バルカン半島全域では、牛肉や牛の内臓を煮込んだチョルバというスープを食べる習慣がありますが、ボスニア・ヘルツェゴビナにもこのチョルバの流れを組む伝統的なスープ料理があります。レンズ豆や野菜と一緒にじっくり煮込んであり大変おいしいお料理です。

デザートには、クロアチアでもよく食べられている「バクラヴァ」が人気があります。この他、飲み物は、トルコのラクと同じ「ラキア」などをいただきます。イスラム教徒が多い国ですが、アルコールも一応ありますので、ワインやビールなども飲むことができます。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット1:サラエボ

ボスニア・ヘルツェゴビナのやや南東に位置する首都サラエボは、ディナールアルプスに囲まれた渓谷のふもとにある小さな観光都市。人口は約30万人ほどで、イスラム教、カトリック教、そしてユダヤ教の人々が何世紀にも渡って共存してきた町です。

かつては、冬季オリンピックの開催地にも選ばれた美しい都市で、観光のおすすめスポットとなっているのが、ガジ・フスレヴ=ベグ・バザール。ヨーロッパにありながら、エキゾチックな雰囲気を味わえる人気の観光スポットです。

サラエボのもう一つのおすすめスポットは「バシュチャルシヤ」。16世紀に作られた旧市街には、中東料理に起源のあるエキゾチックなご当地グルメのレストランなども点在します。お土産のショッピングにも最適な観光スポットです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット2:モスタル

ネレトヴァ川のほとりに開けたモスタルは、ボスニア・ヘルツェゴビナ第5の都市。世界遺産に認定された「スタリ・モスト」は町のシンボルとして多くの観光客が訪れる人気スポットです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの南西に位置するモスタルは、隣国クロアチア南端の観光スポット「ドブロニク」からも日帰り観光が可能です。

オリエント文化が息づくこの町は、初期キリスト教のバシリカやオスマントルコ時代のハマムーンなど観光の見どころもいっぱい。ご当地グルメのブレクやムサカなど美味しい料理が味わえることでも知られています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット3:ヤイツェ

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット、続いてご紹介するのは、プリヴァ川(Pliva)とヴルバス川(Vrbas)の合流地点にある「ヤイツェ」。中世ボスニア王国の首都でもあったこの町は、14世紀に発展しました。

街のシンボルとなっているヤイツェの滝は、落差20メートル。美しい水の流れは、チョントヴァーリ・ティヴァダル・コストカの名画にも描かれています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの北西に位置するヤイツェまでは、首都サラエボからバスで約4時間。日帰り観光は少し難しいので、宿泊してのんびり滞在するのがおすすめです。周辺には美しい水をたたえた巨大な湖Plivsko Jezproが広がっています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット4:ブレロ・ボスネ

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット、続いてご紹介するのは、首都サラエボから西へ15kmほどの距離にある自然公園「ブレロ・ボスネ」。

美しい並木道を馬車でも観光できるこの公園は、サラエボ市民の憩いの場としても知られています。サラエボの水源となっている美しい渓流があり、飲み水を汲む人の姿も見られます。周辺には、静かな森の中に建てられた美しい邸宅がいくつも並んでいます。

ブレロ・ボスネ自然公園の中には、レストランも完備されており、気軽に郷土料理を楽しめます。秋は紅葉も美しくおすすめの散策スポットです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット5:クラヴィツェの滝

先にご紹介したボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット「モスタル」から南西に約40kmの地点にある「クラヴィツェの滝」は、夏はリバーラフティングや水遊びを楽しむのに絶好のおでかけスポット。

落差30メートル、幅100メートルほどの巨大なクラヴィツェ滝は、清流が流れるボスニア各地の中で、もっとも美しい滝とも言われています。

隣国クロアチアのドブロニクからは、クラヴィツェ滝がモスタルへの中継地点にもなります。モスタルまでの距離は、車で一時間ほどですので、合わせて回るのにおすすめの観光スポットです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット6:ポチテリ

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット、続いてご紹介するのはモスタルの南に位置する地方都市「ポチテリ」。ネレトヴァ川沿いに開けたこの町は、18世紀から19世紀にかけてオスマントルコ帝国が築いた数々のイスラム建築が残る地域です。

紛争の耐えなかったボスニア・ヘルツェゴビナで、芸術家が多く集まるこの町は、平和運動が活発に行われた地域の一つでもあります。ユネスコの世界遺産にも登録された旧市街には、石畳の古い通りといくつものモスクが点在しています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット7:メジュゴリェ

先ほどご紹介した観光スポット「ポチテリ」の北西に位置する「メジュゴリェ」は、ボスニア・ヘルツェゴビナの中で多くのクロアチア人が暮らすカトリック教徒最大の巡礼地。

1981年に聖母マリアが出現したとも言われるパワースポットで、ヨーロッパ各地から人々が訪れるカトリック教徒にとっては重要な町となっています。

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット8:ヴィシェグラード

ボスニア・ヘルツェゴビナの観光スポット、最後にご紹介するのは世界遺産の美しい橋がかかる「ヴィシェグラード」。

観光名所として知られる「ソコルル・メフメト・パシャ橋」のあるこの町は、作家イヴォ・アンドリッチの故郷。美しい川の流れと平和を象徴する橋の風景をお楽しみください。

ボスニア・ヘルツェゴビナを観光してみよう!

定番から秘境まで今回は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの観光スポットをご紹介致しました。ボスニア・ヘルツェゴビナへ行くには、日本からだとウィーンなどを経由しなければなりません。

隣国クロアチアの人々に言わせると、ご当地グルメのチェヴァプチチは、やはりボスニア・ヘルツェゴビナの方が本場で美味しいのだそう。現地で美味しい料理を味わうのもまた旅の楽しみです。

国内では、通貨KMの他、一部地域ではユーロも使用可能となっています。治安も昔に比べればずいぶん改善されてきていますので、日本人がまだ知らない美しい景色を探しに、ボスニア・ヘルツェゴビナへ出かけてみませんか?

Original
この記事のライター
Yukilifegoeson