日御碕神社は島根にある日沈宮!御朱印や有名な砂のお守りなど見どころを紹介!

島根の神社というと出雲大社が思い浮かびますが、その先にある日御碕神社は、夜を守る神社として古くから信仰を集めてきました。そんな日御碕神社について、アクセスのほか、なぜ夜を守る神社とされたのかについて紹介します。合わせて知る人ぞ知る有名なお守りなども紹介します。

日御碕神社は島根にある日沈宮!御朱印や有名な砂のお守りなど見どころを紹介!のイメージ

目次

  1. 1夜を守る日御碕神社
  2. 2日御碕神社とは
  3. 3日御碕神社はどこにある?
  4. 4日御碕神社へのアクセス
  5. 5日御碕神社の由緒は?
  6. 6日御碕神社の御祭神
  7. 7日御碕神社の見どころ
  8. 8日御碕神社には国宝がある
  9. 9日御碕神社のご利益
  10. 10日御碕神社には珍しいお守りが
  11. 11日御碕神社のお守りの「砂」とは?
  12. 12日御碕神社の御朱印は?
  13. 13日御碕神社周辺で食事をするなら
  14. 14日御碕神社の周辺観光スポットは?
  15. 15日御碕神社に参拝しよう

夜を守る日御碕神社

一日に昼があり、夜があるのは今さら考えることもない当たり前のことです。しかし昔の人々はその「昼」や「夜」を統べる神がいると考えたようです。そして夜を守る神社とされたのが、島根にある日御碕神社でした。そこで、日御碕神社へのアクセスやご利益のほか、参拝に行った時のおすすめお食事などを紹介します。

日御碕神社とは

日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)は島根県出雲市にある神社で、下の本社と上の本社からなっています。下の本社は別名日沈の宮、日沉の宮(いずれも読みはひしずみのみや)、上の本社は別名神の宮と呼ばれます。また、「みさきさん」という通称でも呼ばれます。

日沈という字からもわかるように、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けた神社とされており、「日の本の昼を守る」伊勢神宮と共に子の国を守る重要な神社として古くから位置づけられてきました。

また、島根県の出雲ということで、日御碕神社は出雲大社の「祖神さま」(おやがみさま)という位置づけもされており、その点からも崇敬を集めています。

日御碕神社はどこにある?

先に述べたように、日御碕神社は島根県出雲市にあります。島根半島の西端にある日御碕という岬にあるのです。

この日御碕の海底には人工的に作られた祭祀跡や階段のようなものがあることが知られています。これらの遺跡は有名な沖縄の斎場御嶽に似ており、また天照大神の神話に似たものも伝わることから、なんらかの祭祀が行われていた可能性が指摘されているようです。

日御碕神社へのアクセス

では、日御碕神社へのアクセスについて紹介します。日御碕神社があるのは島根県出雲市大社町です。出雲市大社町という住所でわかるように、アクセスする場合は出雲大社を目ざし、そこから日御碕神社へアクセスするという順路になります。

まず、公共交通機関を利用してアクセスする方法から説明します。公共交通機関を利用する場合の最寄り駅はJR「出雲市」駅となります。遠方から来る方は岡山まで新幹線などで来て、特急「やくも」に乗り換えるとスムーズにアクセスできます。また東京など各地と高速バスもつながっているため、こちらを利用する方法もあるでしょう。

出雲市駅に到着したら、今度はバスに乗り換えます。バスは北口に乗り場があります。1番乗り場から一畑バスのバスに乗り、「日御碕」バス停で下車します。所要時間は出雲市駅から1時間弱かかります。バス停からはすぐに日御碕神社に行くことができます。

車などを利用してアクセスする場合は、最寄りICは山陰道の「宍道」ICです。ここから日御碕神社まで約35キロ、所要時間は約50分です。なお、出雲大社から日御碕に通じる島根県道29号大社日御碕線は海沿いの道で、景色がよく、とても人気のルートだそうです。日御碕神社にアクセスするならばぜひこの道を通ってみてください。

なお、車でアクセスした場合の駐車場は、大型バスの駐車場が入り口のところにある公共駐車場で5台分程度、普通車のものが20台分ほど、神社横にあるということです。日常の状態であれば問題なく駐車することができるでしょう。

日御碕神社の由緒は?

それでは、日御碕神社の由緒について紹介していきます。日御碕神社を最初に作ったのは素戔嗚命です。素戔嗚命は出雲の国づくりをした時に熊成の峰に登り、「私の魂はこの柏の葉が落ちたところに住もう」と言って柏の葉を投げました。すると葉は風に舞って、日御碕神社裏手の「隠ヶ丘」に止まったのだそうです。

これを受けて素戔嗚命の五世の孫にあたる天葺根命(あめのふきねのみこと)は、この「隠ヶ丘」に素戔嗚命を奉斎しました。そしてその後、紀元前536年(安寧天皇13年)に勅命によって現在の場所に上の本社が遷座しました。

一方、735年に「伊勢大神宮は日の本の昼の守り」、「出雲の日御碕清江の浜に日没宮を建てて日の本の夜を守るように」という勅命が出ました。これに伴って天葺根命が清江の浜に行くと経島の松の枝に瑞光が輝きました。そして天照大神から「私は日の神である。この地に鎮座し、天下の人々を恵むため、この地に奉斎してほしい」と言われまた。

そこで天葺根命は経島(ふみしま)に天照大神を奉斎したのですが、948年に村上天皇の勅命によって現在の場所に下の本社として祀られました。この上の本社と下の本社を総称して日御碕大神宮としたのです。「出雲国風土記」には「美佐伎社」という記述で登場する古社でもあります。

以後、日御碕神社は夜を守る神を祀る神社として多くの崇敬を集め、明治維新後の社格制度によって現在の日御碕神社という名前になり、現在に至ります。

日御碕神社の御祭神

この由緒のところで述べたように、創建の際の経緯によって、日御碕神社の御祭神は2柱あります。上の本社は日御碕神社を最初に創建した素戔嗚命、下の本社は天葺根命が勅命を受けて奉斎した天照大神です。ちなみに神話では天照大神は素戔嗚命の姉とされています。なお、日御碕神社は出雲国神仏霊場20番でもあります。

日御碕神社の見どころ

日御碕神社は最初に述べたように、島根半島の西端、日御碕にある神社です。そのため後で触れるように景色がよく、アクセスの際に日御碕線を通ると、さらに美しい景色を楽しむことも可能です。

その日御碕神社の見どころとして挙げられるのが現在の社殿です。日御碕神社の社殿は1634年、江戸幕府の3代将軍である徳川家光の命により、当時の松江藩主だった京極忠高が創建に着手しました。しかし末期養子が認められず改易となり、完成させたのは1644年、松平直政の手によるものです。

権現造と呼ばれる建築様式が使われており、壁や木の切り口は白色、柱や横木は丹塗りされているという、桃山時代の面影を強く反映した作りとなっています。内壁や天井などには狩野派、土佐派の密画が、本殿などにはさまざまな彫刻が施されています。そのため社殿全体および境内の石造建築物などが国の重要文化財に指定されています。

一方で、特に下の宮は近くまで海が迫り、しかも西向きに建てられているため、風の影響が強く、塩害や大風などの被害にも多く遭ってきました。日本でも最も過酷な場所にある国の指定建造物であるとも言われているそうです。

日御碕神社には国宝がある

日御碕神社には、多くの社宝があることでも知られています。中でも鎌倉時代に塩谷高貞によって寄進されたとされる白糸威鎧は、江戸時代には源頼朝の奉納した甲冑であると言われていたものです。1805年に当時の松江藩主松平治郷によって修繕が行われ、現在に伝わります。

この修繕の際、修繕部分の繕いに、「文化二年修補」(文化2年は1805年)と加え、修繕の記録やその際に取り外したものなどをすべて保存するという、現在の文化財修復につながる方式がとられた点からも貴重なものとされており、現在国宝に指定されています。なお、現在東京国立博物館に寄託されています。

日御碕神社のご利益

それでは次に、日御碕神社のご利益について紹介します。日御碕神社のご利益として特に知られているのが厄除けです。また縁結びや夫婦円満、家運隆盛、交通安全などもご利益として挙げられます。場所が島根半島のところにあることから、海上安全のご利益も知られています。

特にこのご利益に関して、日御碕神社の「砂」がとてもご利益があるとしてよく知られています。詳しい謂れなどについては後で述べますが、このご利益を求めて砂をお守りにしようとする方も多く訪れると言われます。

素戔嗚命と天照大神という、神話の中でも有名で力の強い御祭神が祀られているということからも、ご利益は十分に期待できるといってよいでしょう。

日御碕神社には珍しいお守りが

では、日御碕神社のお守りについて次に紹介していきましょう。参拝の後、ご利益を期待し、お守りを購入すると言う方は多いのではないでしょうか。一般的な神社でも販売されているお守りは、日御碕神社でももちろん授与しているのですが、実は日御碕神社にはとても珍しいお守りがあるのです。

このお守りは社務所に陳列されておらず、手に入れたい場合はそのことを話して出していただく必要があります。毎日決められた数しか授与されておらず、したがって知っている方でなければ手に入れることができないのです。初穂料は500円で、赤、青、白の3種類のお守りがあります。

そのお守りは砂のお守りで、「御神砂守」と言います。厄除けなどのご利益が絶大で、ふだんから肌身離さず持ち歩くのはもちろんですが、中身を自宅の庭などにまいてもそのご利益が得られると言われています。

日御碕神社のお守りの「砂」とは?

このお守りの「砂」とはいったいなんのことなのでしょうか。この砂はもともと地鎮祭の時に鎮めるためにまく「神砂」です。ところがこの砂そのものにものすごいご利益があるということが知られるようになり、一気にこの砂を使ったお守りも人気となったというわけです。

1960年ごろのことです。交通事故に遭って、医者に見放されたほどの大けがをした人がいました。その方に東京に住んでいたある人が、庭に地鎮祭用にまいていたこの日御碕神社の砂をつけたところ、なんと全快し、医者もびっくりしたという言い伝えがあるのだそうです。

このことから、この砂は厄除けのほか交通安全や車酔いなどにもご利益があるとされるようになりました。島根に行ったらぜひ日御碕神社にアクセスし、このお守りを手にいれたいところです。

日御碕神社の御朱印は?

次に、日御碕神社の御朱印について紹介します。寺社参拝に行き、御朱印をいただくのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。日御碕神社でも御朱印がいただけるので、ぜひ参拝の後には忘れずに寄りましょう。

日御碕神社で御朱印をいただく場所ですが、楼門の前に先ほど紹介したお守りなどを販売しているところがあります。しかし、御朱印はそこではなくて、楼門の中にある社務所の方になります。

日御碕神社の御朱印は、中央に「日御碕神社」の御朱印が捺され、「参拝」「日御碕神社」、そして日づけが揮毫されるという、比較的シンプルなタイプの御朱印です。近くに出雲大社があるため、セットで参拝する方もいるでしょう。ぜひ日御碕神社の御朱印もいただきましょう。

日御碕神社周辺で食事をするなら

日御碕神社に参拝した後で、食事をして帰るのもおすすめです。島根は海が近いこともあって、海の幸も山の幸も豊富であり、魅力的な食事も多くあると言われています。日御碕で美しい景色を見ながらおいしい食事を楽しむのも旅の重要なポイントです。

次に述べますが、日御碕神社がある日御碕周辺は島根の観光スポットでもあります。そのため、周辺には食事ができる場所も多く、また観光シーズンにはどの食事処も混雑しています。日御碕神社周辺から少し日御碕のほうに移動したほうが、より食事処の数が多くなり、内容も充実しているとのことです。

日御碕神社周辺の食事で特に人気があるのはやはり新鮮な海鮮を使った食事です。いわゆる海鮮丼のような生ものももちろん食事としては人気がありますが、このあたりでは海鮮の浜焼きなども味わうことができます。ぜひ生のものと獲り立ての両方を食事で楽しむとよいでしょう。

Thumb出雲観光のおすすめスポット&モデルコースまとめ!有名ご当地グルメも紹介!
出雲市は島根県の人気観光地です。古くから神々の宿る地として栄え、出雲大社にまつわる観光名所も...

日御碕神社の周辺観光スポットは?

最後に日御碕神社周辺の観光スポットをいくつか紹介しましょう。まず外せないのが出雲大社です。出雲大社は島根にとどまらず、日本の代表的な観光スポットであるわけですが、出雲市駅から日御碕神社に行く間に出雲大社があるので、その点でも行きやすい観光スポットです。

出雲大社は何といっても縁結びの神様です。良縁を得たいと言う方はぜひ参拝したいところですし、御朱印ももちろんいただくことができます。御朱印巡りをしている方にとっても、この2つの神社に行くのはおすすめのコースです。

また、日御碕まで来たら行ってみたい観光スポットが出雲日御碕灯台です。この灯台は石造のものとしては日本一の高さであり、世界灯台100選、日本の灯台50選などにも選ばれており、まさに日本を代表する灯台です。しかも一般公開されているため、上まで登ることができ、日本海を一望できます。

また、先ほど少し触れた経島なのですが、ウミネコが繁殖している場所として知られており、国の天然記念物に指定されています。特に冬はウミネコの越冬地となっているため、冬の日本海の風情とともにウミネコを見ることができるということで人気の観光スポットとなっています。

Thumb出雲大社の参拝作法はこれで完璧!順序・服装・時間を守ってご利益UP!
出雲大社では参拝の方法が、ちょっと違うと言うのは誰もが知るところです。折角、出雲大社へ参拝に...

日御碕神社に参拝しよう

ふだん神社に行くことはあっても、「昼」や「夜」を守る神社があるなど、意識したことはなかったかもしれません。この日御碕神社はそんな当たり前の「夜」を意識する神社と言えるでしょう。出雲大社から少し足を伸ばしたところにありますので、ぜひ島根観光、出雲大社参拝の時には日御碕神社にも参拝してみてはいかがでしょうか。

関連記事

関連するキーワード

Noimage
この記事のライター
茉莉花

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ