鬼の舌震は島根の美しい渓谷!観光の見どころやアクセスを紹介!

島根県は奥出雲町の景勝地として名高い鬼の舌震。急流で浸食された珍しい形の岩々が生み出す自然の芸術作品とも呼ばれています。吊り橋や紅葉のころの鬼の舌震やその周辺ではどんな観光ができるのでしょうか、アクセス方法や駐車場の情報と交えて、鬼の舌震についてご紹介します。

鬼の舌震は島根の美しい渓谷!観光の見どころやアクセスを紹介!のイメージ

目次

  1. 1鬼の舌震で島根の大自然と触れ合う旅を!
  2. 2鬼の舌震は島根の観光地のひとつ
  3. 3鬼の舌震とはどんな渓谷?
  4. 4鬼の舌震の由来は?
  5. 5鬼の舌震への公共交通機関でのアクセスは?
  6. 6鬼の舌震への車でのアクセスは?
  7. 7鬼の舌震ちかくの駐車場はどこに?
  8. 8鬼の舌震の見どころとは?
  9. 9鬼の舌震の紅葉の見頃は?
  10. 10鬼の舌震の周辺の観光スポット1:絲原記念館
  11. 11鬼の舌震の周辺の観光スポット2:奥出雲たたらと刀剣館
  12. 12鬼の舌震の周辺の観光スポット3:佐伯温泉長者の湯
  13. 13鬼の舌震の周辺の観光スポット4:砂の器記念碑
  14. 14鬼の舌震の周辺の観光スポット5:延命水
  15. 15鬼の舌震で岩の芸術と吊り橋と出会いに行こう

鬼の舌震で島根の大自然と触れ合う旅を!

鬼の舌震は自然の天然記念物

島根県奥出雲町にある秘境、鬼の舌震(おにのしたぶるい)。国の天然記念物に指定された渓谷で、160mにも及ぶ吊り橋や遊歩道が整備され、紅葉がとても美しい魅力的な観光地です。周辺にも興味あるスポットが点在しているため、アクセスは車を選ぶ方も多いはず。今回は鬼の舌振近くの駐車場情報も交えてご紹介します。

鬼の舌震は島根の観光地のひとつ

島根の観光地といえば何といっても出雲大社

島根県の観光地といえば、一番人気は出雲大社です。縁結びの神様や福の神様がいらっしゃるとして、全国から観光客が集まります。そして、米国の日本庭園専門誌で連続一位に選ばれている足立美術館は、一度は行ってみたいと言われる近代日本画の美術館で、その庭園を見ずに庭園は語れないと言われるほどすばらしい庭園を見学することができます。

出雲の国の箱庭とも称される由志園、400年以上の年月をつむぎ、2015年に国宝に指定された松江城、世界遺産にも登録された石見銀山遺跡など、数え上げたらキリがないほど島根県には実に見どころがたくさんあります。

そんな中、自然の景勝地として名高く、国の名称および天然記念物に指定されたのが、この鬼の舌震です。大小多くの岩が生み出す自然の芸術を目の前にすると、感動のあまり言葉を失ってしまいます。そんな驚きの多い旅がしたい方にぜひおすすめです。

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鬼の舌震とはどんな渓谷?

河底には甌穴も見られる

鬼の舌震は、島根県奥出雲町にあって、斐伊川(ひいかわ)の支流である大馬木川の上流に位置する渓谷です。斐伊川は、島根県仁多郡出雲町の船通山を源流とし、出雲平野と宍道湖を流れ、日本海へと注いでいる川です。

奥出雲町の大部分は花崗岩をはじめとする深成岩体からなっていて、大馬木川の長年の浸食によって花崗岩の両岸がV字に切り立ち、大小の甌穴(おうけつ)が河底に見られ、珍しい形をした奇岩が鑑賞できます。

さらに、鬼の舌震のある奥出雲町は、島根県の東部の山間の地域で、広い盆地が発達しているため、町全体が豪雪地域となっています。したがって、「若葉の春」、「涼を呼ぶ夏」、「紅葉の秋」、「深く雪に閉ざされる冬」と、奇岩のすばらしい姿を、四季の彩とともに鑑賞することもできます。

吊り橋ができて観光が便利に

舌震の“恋”吊り橋でさらに楽しい観光が可能に

鬼の舌震は、2013年に高さ45m、長さ160mもの見事な吊り橋、「舌震の“恋”吊り橋」ができたことで、観光がしやすくなりました。バリアフリーなので、階段などを使うのが不便な方も安心して観光することができます。ただし、雨の日や積雪時の観光はあまりおすすめできません。

鬼の舌震の由来は?

ワニとはサメであるという説もありますが…

現存する風土記の中で、最も完本に近いと言われている『出雲風土記』。神話などを通して出雲の国の話が紹介されています。この『出雲風土記』の中に、鬼の舌震の由来ともなる話があります。

阿伊の里(現在の馬木)に住む玉日女命を慕った日本海に住む悪いワニが、斐伊川をさかのぼって夜な夜な通って来ていたため、姫は大岩で大馬木川をせきとめて姿を隠したと。しかし、ワニは姫に対する気持ちが変わらず、川をさかのぼってきたのだとか。この記載にある「ワニのしたぶる」がなまって「鬼の舌震」と呼ばれるようになったと言います。

なお、『古事記』などに記載されているヤマタノオロチ伝説は、ここ、奥出雲が舞台となっていますが、『出雲風土記』には記載はありません。ときに、鬼の舌震の由来とヤマタノオロチ伝説が混同されることも。

鬼の舌震への公共交通機関でのアクセスは?

電車とバスでのんびりと向かう旅も楽しい

鬼の舌震へ公共交通機関でアクセスする場合、最寄り駅の出雲三成(いずもみなり)駅へアクセスします。出雲三成駅へは、JR宍道駅からJR木次線に乗り換ればアクセスできます。所要時間は時間帯によりますが、1時間20分~40分ほどです。

このJR出雲三成駅からはバスを使って鬼の舌震までアクセスします。鬼の舌震にはバス停があって、出雲三成駅まで乗ると6分ほどですが、一日4~5本と本数が少ないため、バスでのアクセスはいささか不便。ただ、タクシーで10分程度ですので、バスでのアクセスがむずかしい場合はタクシーでアクセスを。10分ほどで到着します。

ちなみに、JR出雲三成駅からアクセスするバスは、下車するバス停が近づくと下りることを運転手に伝えるタイプのものもあります。バスを使って鬼の舌振へアクセスする場合、乗車時に運転手に行き先を伝えておくと安心です。

鬼の舌震への車でのアクセスは?

県道25号線へ向かうと、鬼の舌震へと通じる

鬼の舌振へ車でアクセスする場合、どこから向かうかによっていろいろなアクセス方法があります。最終的には県道25号線にアクセスすると、鬼の舌震へと通じます。

松江方面からですと、県道24号線を使ってアクセスし、広島方面からですと、国道432を使ってアクセスします。大阪や高知方面からでは国道314号線を使ってアクセスしますが、こうした道路から健康25号線に入っていくことになります。

ただし、3つある駐車場のうち、ひとつの駐車場が県道270号線のそばにあります。こちらの駐車場を利用する場合、県道25号線から県道270号線に入ってアクセスするようになります。鬼の舌震へ車でアクセスする場合、どこからどの駐車場を利用するのかを事前に調べておくことをおすすめします。

鬼の舌震ちかくの駐車場はどこに?

駐車場は3か所もある

鬼の舌震には3か所の駐車場があります。宇根駐車場、雨川駐車場、そして下高尾駐車場です。それぞれ駐車できる車の数なども異なるほか、観光ルートによってどこが便利なのかも異なりますので、まずは鬼の舌震の観光を確認してから駐車場を選ぶようにした方がいいでしょう。

宇根駐車場

観光に便利といわれる宇根駐車場

2013年にできた「舌震の“恋”吊り橋」に最も近い駐車場がここ、宇根駐車場です。多くの方が最も便利であると口コミをしている駐車場でもあります。大型車10台、普通車50台を収容し、利用料金は無料です。ここから大馬木川沿いの奇岩を見学しながら進み、戻ってくることになります。

雨川駐車場

鬼の舌震の後の観光を考えて選ぶのもよし

こちらの駐車場は、県道270号線から入っていく駐車場で、遊歩道を抜けると天狗橋のあたりに出ます。ここの駐車場は、普通車10台しか駐車できませんが、すぐ近くに与謝野夫婦の来遊記念歌碑などが建っている絲原記念館があるため、鬼の舌震の後に立ち寄るのに便利です。

下高尾駐車場

バリアフリー遊歩道に近い下高尾駐車場

こちらの駐車場は、宇根駐車場と同じように、大型車10台、普通車50台が収容できる駐車場です。ここから宇根駐車場へ向かって歩き、「舌震の“恋”吊り橋」を見学してから戻ってくるというルートになります。こちらの駐車場はバリアフリーの遊歩道につながっているため、バスで行くならこちらのほうがよいという情報も。

鬼の舌震の見どころとは?

自然が作り出すいくつもの見どころ、絶対にその目で見てみたいと思うはず

鬼の舌震は、下高尾駐車場から宇根駐車場までのおよそ2kmの散策路の中に、いくつもの奇岩の見どころが点在します。それぞれユニークな名前を持ち、見る者の想像力を膨らませてくれます。こちらではそのいくつかをご紹介したいと思います。きっと実物を見てみたくなるはずです。

舌震の“恋”の吊り橋

高いところが苦手な方は無理せず下からの景色を楽しもう

高さ45m、長さ160mの舌震の“恋”の吊り橋。バリアフリーの遊歩道と合わせて、鬼の舌震の目玉となる見どころです。吊り橋の上から眺める岩の姿は絶景。高所恐怖症の方は要注意。はるばる訪れたにもかかわらず、断念する方も多いのだとか。吊り橋の下からの姿もすばらしいので無理しないように。

鬼の落涙岩

川の流れで不思議な姿になる鬼の落雷岩

天狗橋の下流部の川の中から見える岩、鬼の落涙岩。顔のような形の大きな岩が甌穴によって目の形に穴が開き、そこに水が流れる姿がまるでワニが涙をこぼしているように見えることから名づけられたと言います。天狗橋は、雨川駐車場に続く遊歩道の正面に位置する橋です。

水瓶岩(はんど岩)

岩が描く神秘的な奇跡がずらり

高さ30mほどの山肌の岩の上に垂直に立ち誇る岩。この姿が、水をためておく水瓶(はんど)に似ていることからこの呼び名が付いたという水瓶岩。この渓谷の中で、最も有名な岩で、事実、どうしてこのような姿でうまく屹立しているのか、見れば見るほど不思議な気持ちになるはず。

天狗岩

天狗の姿からイメージされる岩もある

鬼の舌震の渓谷には、大小ふたつの天狗岩があります。ひとつは遊歩道上にそびえる高さ80mほどの断崖絶壁で、ここから天狗が飛び降りたと言われる大天狗岩。もうひとつは河流に向かう遊歩道の対岸にそびえる60mほどの絶壁で、からす天狗に姿が見えることからこう呼ばれる小天狗岩です。

鬼の陰陽石や鬼の試刀岩

刀で切られたような切り目のある岩も

下高尾駐車場のそばにあって、崖から川面に向かって張り出した岩に、きれいな割れ目があります。これが鬼の陰陽石と呼ばれる岩。鬼の試刀岩と呼ばれる岩は、少し下流に行ったところにあって、巨岩が真っ二つに割れていて、鬼が肩を試し切りしたと言われているのだとか。

鬼の舌震の紅葉の見頃は?

この時期しか見られない景色を楽しもう

鬼の舌震は紅葉が美しいとしても有名です。紅葉の見頃は、例年、10月下旬から11月の上旬で、すばらしい自然の芸術である奇岩と木々の紅葉がひとつになった風景は唯一無二の美しさです。

紅葉の種類はモミジ、ハゼ、ナラなど。全長2kmのバリアフリーの遊歩道からも、鬼の舌震の色艶やかに紅葉する様子を満喫することができます。でも、川沿いの下道からの紅葉も、遊歩道からとは異なった景色が見られるのだとか。自信のある方は挑戦してみるのもいいかもしれません。

なお、鬼の舌震から車で30分ほど行った国道314号の坂根~三井野原間を結ぶところに、とぐろを巻いたヤマタノオロチをイメージした二重ループ橋があります。このあたりの紅葉も多彩な色合いで美しいと人気の紅葉スポットです。合わせて紅葉を楽しむのもよし。

鬼の舌震の周辺の観光スポット1:絲原記念館

紅葉のころの庭園はとても美しい

鬼の舌震の周辺の観光スポットとしておすすめしたい絲原記念館。奥出雲の松江藩で鉄師頭取として知られる絲原家に伝承してきたさまざまな資料を展示する歴史資料館がこの絲原記念館です。古代から近世にかけて発展した製鉄法であるたたら吹きに関する資料をはじめ、芸術的にも価値のある蔵品も数々所蔵されています。

居宅、庭園、洗心乃路も公開されていて、合わせて見学することができます。 紅葉のころは庭園が美しく彩ることでも知られています。

通常料金の大人は1000円、高・大学生700円、小・中学生300円、冬季の大人は800円、高・大学生550円、小・中学生250円です。営業時間は9時~17時まで、年末年始の定休のほか、不定休日があり。

鬼の舌震の周辺の観光スポット2:奥出雲たたらと刀剣館

知らなかった日本の文化に触れてみるのはいかが?

奥出雲のたたら製鉄の歴史と文化を紹介し、「たたら」の操業が行われている世界で唯一の操業所である日刀保たたら、玉鋼を用いて造られる日本美術刀剣なども展示している奥出雲たたらと刀剣館。たたら製鉄を体験することもできます。

2016年、日本遺産として認定された「出雲の國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語」。鬼の舌震から車で20分程度、周辺の観光スポットとしておすすめです。これまで知らなかった日本の文化に触れてみてはいかがでしょうか。入場料金520円、小中学生250円。月曜日と年末年始が定休日です。

鬼の舌震の周辺の観光スポット3:佐伯温泉長者の湯

旅の疲れをいやすには温泉がいちばん

奥出雲の大自然に囲まれて、岩風呂や露天風呂を満喫できる温泉、佐伯温泉長者の湯。肌に優しい高アルカリ単純温泉質で、美肌効果をはじめ、旅の疲れを回復する効果が期待できます。鬼の舌震の散策の後、周辺観光の足で立ち寄るのはいかがでしょうか。

燃料に木材チップを利用しているため環境にやさしい設計で、岩風呂の石は前布施などから出た川石を利用、環境にやさしい温泉です。

入浴時間は6時~8時、10時~21時で、大人400円、小学生200円。毎月第2・第4火曜日が定休日です。食事処「八重垣」では、ランチ11時~14時、喫茶タイム14時~17時、ディナー17時~21時です。

鬼の舌震の周辺の観光スポット4:砂の器記念碑

松本清張氏の問題作を読んだ後に足を延ばすと感慨が深まる

松本清張の長編『砂の器』。ハンセン氏病を扱ったとして話題になった大作です。その舞台となった湯野神社の鳥居のそばにある記念碑がここ。1983(昭和58)年に松本清張氏の揮毫により設立されました。

砂の器記念碑は、鬼の舌震から車で20分程度。鬼の舌震の周辺の観光スポットとして足を延ばすべき。作品をいまだ読んでらっしゃらない方は、旅の相棒に作品を購入してみるのもよし。

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鬼の舌震の周辺の観光スポット5:延命水

ぜひ飲んでみたい寿命が延びる水

島根県の名水百選に選ばれ、全国から観光客が集まる延命水。その昔、100歳を超えた古たぬきが好んで飲んでいたことから長寿の水として地元で親しまれ、延命の水と名付けられたのだとか。

鬼の舌震から車で20分強、また、JR出雲坂根駅の構内に泉源があるため、時間帯が合えば電車でも向かうことができます。鬼の舌震の周辺の観光スポットとしても足を延ばしやすいのでおすすめです。

鬼の舌震で岩の芸術と吊り橋と出会いに行こう

鬼の舌震の吊り橋でスリルのある旅を

島根県奥出雲町の渓谷、鬼の舌震。160mにも及ぶ吊り橋にバリアフリーの遊歩道で観光しやすくなりました。四季折々の風景を楽しむことができますが、秋の紅葉は絶対に訪れたい観光スポットです。自然が生み出した岩の芸術と合わせて周辺の観光も満喫しましょう。次の旅はぜひ鬼の舌震へ!

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この記事のライター
水木まこ

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