仙丈ヶ岳の日帰り登山を徹底ガイド!アクセスやルートを詳しくチェック!

山梨県と長野県の間に横たわる標高3033メートルの仙丈ヶ岳。南アルプスの女王とも称される美しい山容のこの山は、日帰り登山でも楽しめる人気の百名山です。今回は、仙丈ヶ岳の日帰り登山のルートや、車やバスでのアクセス、さらにコースタイムの目安もご紹介します。

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目次

  1. 1仙丈ヶ岳日帰り登山のコースタイムやルートをご紹介!
  2. 2仙丈ヶ岳ってどんな山?
  3. 3仙丈ヶ岳の見どころや眺望
  4. 4仙丈ヶ岳へのアクセス1:仙流荘まで
  5. 5仙丈ヶ岳へのアクセス2:北沢峠まで
  6. 6仙丈ヶ岳の日帰り登山ルート1:大滝ノ頭まで
  7. 7仙丈ヶ岳の日帰り登山ルート2:山頂まで
  8. 8仙丈ヶ岳を日帰り登山する場合のコースタイムはどれぐらい?
  9. 9仙丈ヶ岳は登山初心者でも登れる山?
  10. 10仙丈ヶ岳で会いたい「雷鳥」と高山植物
  11. 11仙丈ヶ岳の立ち寄りスポット「仙丈小屋」
  12. 12仙丈ヶ岳日帰り登山のベストシーズンはいつ?
  13. 13仙丈ヶ岳でご来光を見るには?
  14. 14仙丈ヶ岳日帰り登山に必要な装備と服装
  15. 15仙丈ヶ岳で購入したい登山記念品
  16. 16仙丈ヶ岳日帰り登山のコースタイムやルートはこれでばっちり!

仙丈ヶ岳日帰り登山のコースタイムやルートをご紹介!

3000メートル級の山々が連なる南アルプス(赤石山脈)。この赤石山脈のもっとも北に位置する「仙丈ヶ岳」は、周囲の甲斐駒ヶ岳や北岳に比べて、女性的な山容をしていることから「南アルプスの女王」と呼ばれています。

氷河によって削り出されたカール(圏谷)と呼ばれる美しい流線型の山肌には、夏は色とりどりの高山植物が咲き乱れ、登山者の目を楽しませてくれます。

今回は、南アルプスで日帰り登山も可能な「仙丈ヶ岳」への車でのアクセス方法や北沢峠までのバスの所要時間、さらに、仙丈ヶ岳登山ルートの見どころやコースタイムなど、役立つ情報をまとめます。

仙丈ヶ岳ってどんな山?

長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる南アルプス国立公園にある「仙丈ヶ岳」は、標高3033 メートル。

仙丈ヶ岳は、甲斐駒ヶ岳をはじめ北岳、間ノ岳など3000メートルの山々に囲まれているにも関わらず、バスでアクセスできるのも人気の秘密。日帰り登山だけでなく、宿泊して甲斐駒ヶ岳と縦走で登山を楽しむ人も多い山です。

小仙丈岳、大仙丈岳の二つの小ピークと、長い稜線歩きを楽しめる眺望のよいルートが人気で、仙丈ヶ岳の女性的でなだらかな山容であり、危険箇所も少ないことから、南アルプスデビューにもっともふさわしい山とも言われています。

日本百名山の他、花の百名山にも認定されている「仙丈ヶ岳」では、初夏の夏山シーズンから秋にかけて美しい高山植物がカールを埋め尽くします。

また、仙丈ヶ岳は、秋は紅葉の名所としても知られており、バスでアクセスできる北沢峠の周辺までのルートは、車窓からも色づいた山々の絶景を楽しむことができます。

仙丈ヶ岳には、小仙丈尾根ルートや薮沢ルートなと約5つの登山ルートがありますが、もっともコースタイムが短く、日帰りにもおすすめなのは、北沢峠からの稜線ルートが人気の「小仙丈尾根ルート」。大小合わせて10の山小屋も運営されています。

仙丈ヶ岳の見どころや眺望

3000メートル級の山でありながら、コースタイムは比較的短く日帰り登山も可能な「仙丈ヶ岳」。そのルートにはどんな見どころがあるのでしょうか?

北沢峠の登山口から、四合目の大滝頭までは、照葉樹林の山道が続きますが、先ほどご紹介した「小仙尾根ルート」からは、五合目あたりから視界が開け、後ろに甲斐駒ヶ岳、そして7合目あたりからは、富士山や北岳などの眺望も楽しむことができます。

また、「仙丈ヶ岳」は、非常にアクセスが便利な場所にあり、長野県側からも山梨県側からも登山の拠点となる北沢峠まで、村営バスでアクセスできます。

行きは、北沢峠から藪沢を登って馬ノ背から頂上へ向かうルート、帰りは小仙丈ヶ岳を回って北沢峠に降りてくるルートは、登りのコースタイムが約4時間、下りのコースタイムは3時間弱となっています。

山頂からの眺望が素晴らしく、南に塩見岳、東に富士山、そして白峰三山、北には八ヶ岳と奥秩父の山々を見渡せます。すぐそばに甲斐駒ヶ岳の雄大な景色も望めるという点も、仙丈ヶ岳の魅力です。

仙丈ヶ岳は、東京からなら高速バスでアクセスして1泊2日。登山自体は日帰りでも十分楽しめます。甲斐駒ヶ岳と8の字形に縦走場合は、馬の背ヒュッテなど山小屋に一泊してください。

仙丈ヶ岳へのアクセス1:仙流荘まで

ここからは、南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」までのアクセス方法をご紹介します。仙丈ヶ岳へのアクセスは、マイカー規制があるため、車で乗り入れできるのは、「仙流荘」までで、そこからバスでアクセスします。

仙流荘へのアクセスは、東京からは、中央動車道を利用して「伊那インターチェンジ」にて下車。アクセスの所要時間は新宿から約4時間ほどかかります。

中央自動車道「伊那インターチェンジ」からは、国道361経由して「仙流荘」まで約40分。山梨県の「諏訪インターチェンジ」からの場合は国道152号線を経由して1時間ほどです。

アクセスポイントとなる仙流荘前の専用駐車場は、収容台数が350台。ゴールデンウィークや夏山シーズンの週末、そして秋の紅葉シーズンは、かなり駐車場が混雑します。駐車料金は200円です。

東京からのアクセスの場合は、自家用車でのアクセス以外にも、東京と仙流荘間の直行バスでのアクセスが可能です。トラビスジャパンのバスは1日2便、毎日アルペン号はシーズン中なら1日1便バスが運行しています。

関西方面は、大阪・京都それぞれバスが運行しており、伊那市のバスターミナルで下車して路線バスと長谷循環バスに乗り継いで仙流荘までアクセスすることができます。

仙丈ヶ岳へのアクセス2:北沢峠まで

仙丈ヶ岳の玄関口となる長野県伊那市の仙流荘前に車を停めたら、ここからは南アルプス林道バスで登山ルートの入り口となる北沢峠まで行きましょう。所要時間は約55分、運賃は往復2680円です。

山梨県の広河原側からもバスでのアクセスが可能ですが、乗り換えが不便ですし、駐車場の収容台数も限られていますので、仙流荘前からのルートがおすすめです。

仙流荘からのバスは運行時間が曜日や時期によって異なります。4/25から5/14までのゴールデンウィーク前後は、歌宿までの運行となっている場合もあります。

歌宿から北沢峠まで、歩いてアクセスする場合は、約1時間30分から2時間ほどかかります。日帰り登山を予定されている場合は、コースタイムに、下山後のアクセス時間もプラスしなければならないので、注意が必要です。

日帰り登山の場合は、必ず早朝出発のバスに乗れるよう、関東からなら、前泊する方が確実です。ピークシーズンは、早朝4時からバスが運行し始めます。

寝不足だと、高山病のリスクも高くなりますので、日帰り登山の場合は、コースタイムも考慮して余裕を持って登るように心がけてください。

仙丈ヶ岳の日帰り登山ルート1:大滝ノ頭まで

北沢峠の登山口からは、尾根つたいのルートを進みます。登山口から5合目の大滝ノ頭まで照葉樹林の登山道を登って行きます。

5合目の大滝ノ頭までのコースタイムは、約2時間。途中、急な上り坂が続くルートで、眺望はあまり望めません。この登山道は、ひたすら高度を稼ぐためのルートとなります。

5合目の大滝ノ頭からは、小仙丈岳を目指して登りが続きますが、六合目からは視界が徐々に開け、振り返ると甲斐駒ヶ岳の雄大な景色が稜線沿いに現れます。

仙丈ヶ岳の日帰り登山ルート2:山頂まで

六合目からは、ガレ場の多い登山道が続きます。ここから、山頂までのコースタイムは約2時間。晴れた日には、左手に富士山の絶景も見渡せます。

大滝ノ頭から途中の小仙丈岳までのコースタイムは、約30分。小仙丈岳から山頂までのコースタイムは1時間30分ほどです。

帰りのルートは、山頂の真下にある「仙丈小屋」を回って、馬の背ヒュッテを経由するルートがおすすめです。山頂から、北沢峠までのコースタイムは約3時間弱。仙丈ヶ岳の山頂から仙丈小屋までのアクセスは、約30分です。

仙丈ヶ岳を日帰り登山する場合のコースタイムはどれぐらい?

仙丈ヶ岳を日帰り登山する場合のコースタイムは、登りが約4時間、下りが3時間弱で、トータル7時間ほどかかります。

コースタイムは、あくまでも目安ですので、登山者のレベルによって異なります。登山初心者の場合は、7時間よりも長くかかる場合もありますので、日帰り登山の場合は、できるだけ早いバスで入山できるようにしましょう。

コースタイムが予想外に長くなってしまった場合は、近くの山小屋に急遽一泊というのも手です。無理に日帰りを強硬せず、安全に下山できるように心がけましょう。

仙丈ヶ岳は登山初心者でも登れる山?

3000メートル級の山でありながら、日帰り登山も可能な「仙丈ヶ岳」は、初心者でも登山可能と言われています。ただし、コースタイムには、十分余裕を見て、早朝のうちに入山できるようにすることが肝心です。

登山初心者の場合は、仙丈ヶ岳に登る前に、1000メートル以下の低山で、トレーニングをしておくことをおすすめします。

東京近郊なら、高尾山や筑波山あたりがおすすめ。コースタイムの短い山を何度か登って、慣らし登山を十分に行ってから仙丈ヶ岳にチャレンジしてみてください。

仙丈ヶ岳で会いたい「雷鳥」と高山植物

高山植物の名所として知られる「仙丈ヶ岳」は、貴重な野生動物の宝庫にもなっています。本州の中部地方の高山帯にしか生息しない雷鳥(ライチョウ)は、その代表的な生物です。

ライチョウが日本にやってきたのは、約2万年ほど前と言われており、氷河期に日本列島に到達したと考えられています。そのため、ライチョウは生きた化石とも言われている貴重な野鳥の一種です。

夏の仙丈ヶ岳の登山道には、小さなヒナを連れた親子のライチョウを見かけることもあります。ライチョウは、人を怖がらないので、簡単に近寄って撮影することができます。

仙丈ケ岳の登山ルートを7合目付近まで進むと、森林限界のハイマツが広がる一帯に出ます。このエリアは、ライチョウの生息地にもなっており、チングルマ、シャクナゲ、ミヤマオダマキなど、多くの高山植物が咲き乱れるお花畑となっています。

特に、カヤツリグサ科のセンジョウスゲは、仙丈ケ岳周辺の固有種の一つで、絶滅が心配される種として長野県のレッドリストにも掲載されています。

南東斜面の大仙丈カールは、女性らしい仙丈ケ岳の山容をもっとも美しく見せる圏谷で、高山植物の宝庫。初夏の青空の下、美しく咲く花々に癒されます。

仙丈ヶ岳の立ち寄りスポット「仙丈小屋」

山頂直下の藪沢カールには、仙丈ヶ岳の山小屋の一つ「仙丈小屋」があります。日帰り登山が人気の山ですが、山頂付近で一泊して、縦走を楽しむのもおすすめです。

仙丈小屋は、収容人数が55名。テント泊できるエリアはありません。仙丈小屋は小仙丈尾根の分岐から下り10分程、標高2900mの位置にあります。

仙丈小屋は、甲斐駒ヶ岳から八ヶ岳、北アルプスの壮大な絶景パノラマを望めるビューポイントにもなっています。宿泊を希望する場合は、前もって予約しておきましょう。

仙丈ヶ岳日帰り登山のベストシーズンはいつ?

四季折々の自然が楽しめる仙丈ヶ岳。日帰り登山のベストシーズンは、7月、8月の高山植物のシーズンと、9月下旬から10月上旬にかけての紅葉シーズン。バスも増便されるのでアクセスも便利になります。

春先4月から5月のゴールデンウィークにかけては、山頂付近のカールの中や登山ルートの途中にも残雪が残っており、若干歩きにくい季節です。

3月頃は、軽アイゼンが必須で、5月頃の残雪なら、そのまま登山靴で踏み抜けて登ることも不可能ではありません。

仙丈ヶ岳でご来光を見るには?

3000メートルの山々が連なる南アルプスの中で、もっとも初心者に登りやすい山と言われている「仙丈ヶ岳」。3つのカールが広がる美しい山頂からは、絶景のご来光を楽しむことも可能です。

標高2640メートル地点にある「馬の背ヒュッテ」は、夏山シーズンから秋の紅葉シーズンまで期間限定で営業している山小屋です。こちらの山小屋の裏手からは、美しいご来光を拝むことが可能です。

収容人数も100人と仙丈小屋に比べて大きめの山小屋ですので、ピークシーズンでも予約しやすいというメリットもあります。1泊2食付きの宿泊料金は9500円。ぜひ、泊まってみてください。

仙丈ヶ岳日帰り登山に必要な装備と服装

続いては、仙丈ヶ岳の日帰り登山におすすめの服装をご紹介致します。南アルプスの女王と言われる「仙丈ヶ岳」は、一年を通して気温が低く、最盛期である夏山シーズンでも、登山ウエアはレイヤーリングが必須。

夏山登山の場合は、汗が飛びやすい速乾性のある半袖のアンダーシャツを着用し、その上からミドルレイヤーの長袖を羽織るようにしてください。アウターレイヤーには、ウィンドブレーカーが必須です。

紅葉シーズンに登山する場合は、山頂付近がかなり冷え込みます。アウターレイヤーには、防寒性の高い軽めのフリースがおすすめ。足元は、最低でもミドルカットの登山靴。脚力に自信のない方は、登山ステッキも忘れずに。

仙丈ヶ岳で購入したい登山記念品

南アルプスまではるばる登山に出かけたわけですから、登山の記念になるお土産を購入しましょう。おすすめは、日本百名山の登山バッヂ。山頂の仙丈小屋で800円ほどで販売されています。

この他にも、登山で使えるバンダナやストラップなど、山小屋のオリジナルグッズが販売されています。日帰りの場合は、あまり荷物にならない小物がよいでしょう。

甲斐駒ヶ岳も縦走する場合は、同じく登山の出発点となる北沢峠の「こもれび荘」に宿泊するのがおすすめ。こちらには、甲斐駒ヶ岳関連のグッズなども販売されています。カレーなどおいしい食事も味わえるので、ぜひ一泊して2つの山を制覇しましょう。

仙丈ヶ岳日帰り登山のコースタイムやルートはこれでばっちり!

南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」をご紹介致しました。仙丈ヶ岳のコースタイムは約7時間。登山初心者なら7時間30分から8時間弱みておくと安心です。

車でのアクセスポイントは、長野県側の仙流荘がおすすめ。ここからは、林道バスで約55分で登山口のある北沢峠に到着です。北沢峠からは、もう一つの名峰甲斐駒ヶ岳への登山も可能です。

春は残雪の残る登山道、初夏から夏にかけては高山植物、そして秋には、絶景の紅葉が広がる美しい山は、初心者でも比較的登りやすいと言われています。まずは、仙丈ヶ岳から南アルプスデビューしてみませんか?

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Yukilifegoeson

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