権現岳の日帰り登山ガイド!ルートの難易度や登山口までのアクセスもチェック!

八ヶ岳連峰の南側に位置する権現岳。標高2715mで、山頂に八雷神の権現社が祭られていることからその名が付いたとされています。そんな権現岳の日帰り登山の難易度はどの程度で、どんなルートがあるのでしょうか。登山口へのアクセス方法などとともにご紹介したいと思います。

権現岳の日帰り登山ガイド!ルートの難易度や登山口までのアクセスもチェック!のイメージ

目次

  1. 1権現岳の登山のすべてをご紹介
  2. 2権現岳が位置する八ヶ岳とは
  3. 3権現岳とはどんな山?
  4. 4権現岳の難易度は
  5. 5権現山登山の必要体力レベルとは
  6. 6権現岳の登山口は?
  7. 7権現岳の登山口へのアクセス方法1:公共交通機関
  8. 8権現岳の登山口へのアクセス方法2:車
  9. 9権現岳の登山口ちかくの駐車場事情
  10. 10権現岳のシーズンはいつごろか
  11. 11権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート1:天女山→三ツ頭→権現岳
  12. 12権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート2:観音平→権現岳
  13. 13権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート3:観音平→編笠山→権現岳
  14. 14権現岳を1泊2日で楽しむ登山ルート1:編笠山→権現岳→赤岳
  15. 15権現岳を1泊2日で楽しむ登山ルート2:西岳→権現岳→赤岳→阿弥陀岳
  16. 16権現岳登山で利用したい山小屋
  17. 17権現岳登山の帰りに立ち寄る日帰り温泉
  18. 18権現岳を有する八ヶ岳の昔話
  19. 19権現岳を有する八ヶ岳と山岳信仰
  20. 20権現岳の登山から八ヶ岳連峰へ

権現岳の登山のすべてをご紹介

権現岳のすべてを知ったらさっそく登山へ出かけよう

長野県と山梨県にまたがる南北30kmもの八ヶ岳連峰の南端に鎮座する権現岳。標高2715mで、周囲に編笠山、三ツ頭、西岳、旭岳などの衛生峰を従え、これらの山々といっしょに登山するルートが点在します。今回は、日帰りでできるルートのほか、登山の難易度、登山口へのアクセスなど、権現岳登山のすべてをご紹介したいと思います。

権現岳が位置する八ヶ岳とは

八ヶ岳の雲海と美しい山々

八ヶ岳とは、長野県と山梨県にまたがる山々のことで、南北30㎞にわたります。八ヶ岳の名称は山が多く重なる様子などから、多いことを意味する「八」の字を使ったとも、幾重もの谷筋が見えることから「谷戸(やと)」にちなんだともいわれています。

八ヶ岳は、標高2899mの赤岳を最高峰に構成され、夏沢鉱泉と本沢温泉を結ぶ夏沢峠を境に、北八ヶ岳と南八ヶ岳に分類されます。北八ヶ岳は、樹林帯が山稜ほど近くまであり、なだらかな峰が多く、湖沼などもあり、季節を通じてさまざまな登山を楽しむことができます。

一方、権現岳が位置する南八ヶ岳は、主峰の赤岳をはじめ、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳など鋭い峰々が続くほか、横岳の西壁の大同心や小同心などを代表する岩峰などがあるなど、北八ヶ岳とは異なった表情を見せます。

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権現岳とはどんな山?

南アルプスの眺望が美しい

権現岳という名の山は日本各地に見られます。権現とは、日本の八百万の神々は、実は仏の化身として現れた権現であるという考えである本地垂迹(ほんじすいじゃく)の思想が由来で、山中に権現が祀られています。

八ヶ岳の権現岳の山頂には、八雷神(やついかずちのかみ)の権現社が祀られています。この八雷神こそ八ヶ岳の由来であるという説もあり、古来、霊山として崇められていたともいわれています。

権現岳は八ヶ岳の主峰である赤岳からキレットで落ち込み、南方へ伸びる稜線上にあります。東峰(2715m)と西峰(2700m)からなる双耳峰(そうじほう)で、西峰はギボシと呼ばれています。火砕岩でできた鋭く尖った山頂の岩には剣が刺し込まれ、南アルプス(赤石山脈)を美しく見渡すことができます。

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権現岳の難易度は

難易度Cの権現岳

登山の難易度は、登山者の主観的な評価ではありません。権現岳の場合、信州における山のグレーディングという登山ルート別の難易度評価があります。この難易度評価によりますと、権現岳は難易度Cです。難易度は、AとBが初心者、Cが中級者、DとEが上級者となっています。

難易度AやBの初心者レベルとは?

登山を目指す方はトレッキングからはじめるとよい

この難易度評価によりますと、難易度Aとは、ほぼ整備された登山道で、滑落などの事故の可能性が低く、登山の装備をしっかりとしていれば、トレッキングなどの経験で可能なレベルとされています。

また、難易度Bは、整備された登山道だけではなく、沢や崖、雪渓や急な下降などもあり、転んだら事故になる可能性もあるレベルで、登山の経験が必要とされます。

難易度C以上はかなりの経験が必要

経験を重ねて難易度Cの登山を目指そう

この難易度評価では、権現岳は難易度Cに該当します。C以上になると、登山道の途中ではしごやくさりなどがあるほか、転落や滑落の恐れのあるポイントがある場合があるため、しっかりとした登山経験のない方は登山を控えた方がベター。経験を積み重ね、難易度に対応できるようになってから権現岳に挑戦するようにしたいです。

権現山登山の必要体力レベルとは

必要体力レベルが高い山は無理せず山小屋を利用しよう

権現岳の難易度評価には必要体力レベルも記されています。文字通り、どの程度の体力が必要かということですが、権現岳は必要体力レベル4、1泊以上が適当であるとされています。登山初心者の方は、無理に日帰りせず、途中の山小屋で1泊してから登山したほうがいいということになります。この難易度評価を参考に、登山計画を立てましょう。

権現岳の登山口は?

登山口までのアクセスが便利な方からはじめてみるのも手

権現岳の登山口として知られているのは、観音平登山口と天女山登山口です。観音平登山口は、編笠山を経由して登る人気のルートで知られています。また、天女山登山口は、天女山、前三ツ頭、権現岳の登山口となり、権現岳への最短ルートとしてよく利用されます。

さらに、権現岳をほかの山と縦走する際、ほかの登山口からのスタートとなることもあります。権現岳をはじめに登山する場合は、上記のふたつの登山口のどちらがいいのか、登山口までのアクセス方法や見たい景色などから選んでみてはいかがでしょうか。

権現岳の登山口へのアクセス方法1:公共交通機関

駅でタクシーを使って権現岳へ

観音平の登山口から権現岳登山を目指す場合、JR小淵沢駅へアクセスします。JR小淵沢駅は中央本線と小海線の2路線が乗り入れています。小淵沢駅から観音平の登山口まではバス便はありません。タクシープールがあるため、タクシーが常に待機しています。タクシーに乗って15分ほどで観音平の登山口へ到着します。

一方、天女山登山口から現減岳登山を目指す場合、JR甲斐大泉駅へアクセスします。JR甲斐大泉駅は小海線の駅で、駅前は舗装された広場となっていて、タクシー乗り場もあります。タクシーで10分ほどで天女山登山口に到着します。

権現岳の登山口へのアクセス方法2:車

冬季はゲートが閉鎖されるので要注意

車で観音平登山口へアクセスする場合、中央自動車道の小渕沢ICから県道11号線、八ヶ岳高原ライン、県道618号線を経由します。観音平駐車場までは15分ほどです。なお、冬季(11月末~4月末ごろ)には八ヶ岳高原ラインの観音平口にあるゲートが閉鎖されます。ゲートから観音平まで歩いて1時間15分ほどかかります。

車で天女山登山口へアクセスする場合、中央自動車道の長坂ICから県道32号線、県道28号線を甲斐大泉駅・天女山方面へと向かいます。県道11号線と交差する地点から県道620号線に進めば天女山駐車場へと通じます。およそ20分ほどかかります。

なお、天女山登山口にあるゲートも、冬季には閉鎖されます。ゲート前に車を止めたら、登山口に向かって林の中を進んで行くと、30分ほどで登山口に到着します。無理のない範囲で登山を試みましょう。

権現岳の登山口ちかくの駐車場事情

登山口のそばに駐車スペースがある

権現平の登山口のひとつである観音平の駐車場には、50台ほど車を止めることが可能。ただし、最盛期には路上駐車の列がかなりできることもあるのだとか。冬季の間は、八ヶ岳高原ラインの観音平口にあるゲートが閉鎖されるため、ゲート近くの道の駅こぶちを利用し、徒歩で観音平に向かうことになります。

天女山の登山口には、天女山無料駐車場があります。30台ほど駐車できますが、冬季は、観音平登山口と同じように、天女登山口ゲートが閉鎖されます。ゲート前にある6~7台ほど停められる駐車スペースから権現岳登山がスタートとなります。

権現岳のシーズンはいつごろか

登山者の心を癒してくれる高山植物が豊富

八ヶ岳の登山シーズンは、比較的長いと言われています。標高2,715mの権現岳は、登山ルートが南面にあることから、八ヶ岳の中で最も早くに雪解けがはじまります。ゴールデンウィークの終わり頃には山頂部の雪が消えていますが、登山のベストシーズンと言えるのはやっぱり7月~9月にかけて。この時期は、多くの登山者が訪れます。

また、権現岳は高山植物の宝庫です。6月後半から7月上旬にかけて、梅雨明けの前の晴れ間になると、花を楽しみながら登山することができるかもしれません。天候などによっても時期がずれますので、花狙いの登山は情報収集が重要。

権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート1:天女山→三ツ頭→権現岳

このコースは無理なく権現岳を登山できる

天女山登山口から三ツ頭を通るルートは、コースに危険な箇所もなく、日帰りもできるので、初心者にも可能なルートです。このルートはピストンコースで、来た道を戻ってくるため、なお初心者におすすめ。ただし、数か所、鎖場があるので注意が必要。距離はおよそ10km、時間はだいたい9時間です。

日帰りが可能な最短コース

権現岳までの最短コースとなっている

登山口から天の河原までは比較的緩やかですが、ここを過ぎると勾配がきつくなります。標高2000mを超えると、有名な「ここが一番きつい」の看板が。さらに標高2200mの関市を超え、前三ツ頭へ。一気に視界が広がり、石がちな登山道になり、三ツ頭に到着。

三ツ頭から権現岳山頂までは足元ががれ気味に。鎖場を登り切ると、編笠山や西岳が見えてきます。有名な青年小屋も見えてきます。権現岳の山頂は鎖のない岩場を上った先に。権現岳の看板は、とても狭い山頂に掲げられています。

山頂からは赤岳や阿弥陀岳など、八ヶ岳の山々を目前に見ることができます。下山は来た道をそのまま戻り、天女山登山口へと向かうルートです。

権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート2:観音平→権現岳

雲海の向こうに見えるは富士山が

観音平登山口から権現岳を目指すルートには、編笠山を経由するルートと、編笠山には登らずに青年小屋に至るルートがあります。観音平登山口からうっそうとした深い森を進んでいくと、富士山が望める雲海に到着します。ここからカラ松林を過ぎ、押手川と呼ばれるポイントに。ここが青年小屋と編笠山との分岐となっています。

青年小屋から東西ギボシを経由して権現岳へ

山頂では全身で山のオーラに包まれたい

青年小屋を経由し、樹林帯に入ると傾斜が増しますが、ノロシ場で展望が開け、正面に西ギボシ岩稜が見えてきます。西ギボシでははじめて鎖場が現れますが、さほど難易度が高いものではありません。

続いて現れるのが東ギボシのトラバースで、斜面を巻くようになっていますが、さほど高度感はありません。ここの鎖場を通過し、稜線に上がると、赤岳をはじめとする広大な眺望が広がります。稜線に沿っていくと、その向こうに権現岳の山頂が見えてきます。

このルートでは、体力に自信のある方であれば、日帰りも可能です。日帰りはちょっと自信がないという方は、途中の青年小屋で1泊し、翌日に権現岳山頂を目指すと、安心して登山ができます。

権現岳を日帰りで楽しむ登山ルート3:観音平→編笠山→権現岳

縦走といってもさほど難しいわけでもないルート

このルートは、観音平から富士山のビューポイントである雲海を経由し、押手川のポイントから編笠山へと向かうルートです。このルートも人気の高いルートで、体力などに自信のある方は日帰りも可能なルートとなっています。ただし、自信のない方は、無理をせずに1泊してから、権現岳の山頂を目指すようにしましょう。

編笠山からのすばらしい景色を楽しむ

眼前に広がる空と山の景色

編笠山へ進むルートは、ゴロゴロと岩が転がる道を進んでいきます。森林帯を抜けて振り向くと、南アルプスと富士山が眼前に見えて感動することまちがいなし。編笠山の山頂からは、権現岳をはじめ、赤岳、阿弥陀岳が行く手に迫り、また、南アルプスの眺望を独り占めすることができます。

編笠山から青年小屋へ折りて1泊し、西ギボシを経由して権現岳山頂へと続きます。下山は別ルートを考えてらっしゃる方は、登山ルート1のように、三ツ頭、前三ツ頭を経由して、天女山登山口へと下りていくコースもあります。

下山の別バージョンとして、三ツ頭から前三ツ頭ではなく、木戸口公園、ヘリポート跡、八ヶ岳横断歩道を経て、観音平登山口へと戻ってくるルートもあります。

権現岳を1泊2日で楽しむ登山ルート1:編笠山→権現岳→赤岳

八ヶ岳最高峰の赤岳へ

日帰り登山だけではもの足りないという方は、八ヶ岳最高峰の赤岳にも足を延ばすというルートがあります。編笠山を経由して、権現岳へ向かうルートは、日帰りの登山ルートと同じです。権現岳そばの小屋で1泊し、赤岳へ向かうルートは、キレット小屋を経由します。赤岳からは美濃戸口という登山口に向かって下山します。

日帰りでは体験できない山小屋で過ごすひとときも

山小屋で1泊するのも悪くはない

権現岳山頂からキレッとトの底部まではしごを下りていきます。さらに下ると旭岳のコルへ着き、ふたたび登りへ。旭岳の西面の鎖場をトラバースし、ツルネに到着。大きな岩がゴロゴロした道をキレット小屋へと進んでいきます。途中、鎖場が1か所あります。

キレット小屋からザレ場を過ぎると、岩に指示が書かれているとおりに進んでいきます。天狗尾根ノ頭の直前からはしごや鎖場が続きますが、しばらく進むと赤岳山頂へと通じていきます。下山は文三郎尾根を使って行者小屋へと進み、南沢を下りると美濃戸山荘へと続きます。美濃戸山荘からしばらく下りていくと、美濃戸口という登山口に到着します。

下山は文三郎尾根を使って行者小屋へと進み、南沢を下りると美濃戸山荘へと続きます。美濃戸山荘から下りれば、美濃戸口に到着。美濃戸口は、JR茅野駅から路線バスが運行され、八ヶ岳全域でもよく利用されている登山口です。

権現岳を1泊2日で楽しむ登山ルート2:西岳→権現岳→赤岳→阿弥陀岳

阿弥陀岳は山岳信仰と通じる山

さらにもっと多くの八ヶ岳の山々を縦走したいという方は、西岳から権現岳、赤岳、阿弥陀岳へと山々をわたっていくルートもあります。難易度はかなり高くなりますので、体力に応じて無理をせずに挑戦してみましょう。

このルートでは、船山十字路という登山口を利用します。JR茅野駅からタクシーでアクセスするか、車でアクセスします。ここから広河原を経由して西岳、乙女の水を経由して青年小屋、ノロシ場、西ギボシ、東ギボシを経由して権現岳山頂へ。縦走路分岐から旭岳を経て、ツルネ、キレット小屋にて1泊します。

翌朝、真教寺尾根分岐を経て竜頭峰、そして赤岳を登頂します。赤岳からは、文三郎尾根分岐から中岳、中岳のコルを経て阿弥陀岳へ。岩場の西の肩、不動清水、御小屋山を経て、美濃戸口と船山十字路分岐まで折り、船山十字路まで戻ってきます。

権現岳登山で利用したい山小屋

山小屋でのひとときはとても楽しい

権現岳登山に限らず、八ヶ岳は小屋ヶ岳と称されるほど小屋が多い山脈です。日帰り登山でも休憩したり、トイレを利用したり、情報収集したりと、さまざまな利用法がありますので、立ち寄るようにしましょう。宿泊の場合、テント場がある山小屋もあります。小屋によっては夜中に明かりがないところもあるため、ヘッドライトは必須です。

権現小屋

山小屋で疲れを取ってから山頂を目指す

権現岳の西側にある小屋で、標高2700mに位置します。周囲は南アルプスや北アルプスに囲まれ、すばらしい景色の中で過ごすことができます。水場もテント場もなし。トイレはチップ制のバイオトイレが小屋の外にあります。素泊まりでも1泊2食でも宿泊可能。営業期間は4月下旬~10月下旬まで。

青年小屋

山小屋では大自然の中で夕暮れを体験できる

押手川から編笠山と権現岳の鞍部に位置する青年小屋。収容人数150人、水場もテント場もあり、「遠い飲み屋」として多くの登山者から愛されている小屋です。営業は4月下旬~11月上旬まで。季節ごとにさまざまなイベントなどもあり。権現岳登山ではぜひ立ち寄りたい山小屋です。

キレット小屋

テント場のある山小屋ではテントでの宿泊もなかなか

大きく切れ込んだ深い谷場であるキレット。キレット小屋は、権現岳と赤岳の間にあります。水場もテント場もありますが、渇水期になると水場は涸れてしまいます。営業期間は7月上旬~10月中旬まで。小屋の前にコマクサが咲き、のんびりと疲れをいやすことができる小屋です。

行者小屋

登山で利用するだけではなく、山小屋体験も楽しい

権現岳から赤岳や阿弥陀岳へと縦走する拠点となる山小屋です。150名を収容し、水場もテント場もあります。チップ制のバイオトイレもあり、売店ではみやげものの販売もあります。登山での利用のほか、無理のない登山と山小屋体験をしたい方は、美濃戸口から2~3時間ほどで小屋に到着します。

権現岳登山の帰りに立ち寄る日帰り温泉

温泉で疲れを癒してから帰路につきたい

八ヶ岳のそばには温泉が点在します。ここでは、とくに権現岳登山からの帰りに立ち寄りたい温泉をご紹介します。登山の疲れをすっかり癒してから、帰路につきましょう。温泉によっては、車でないとアクセスしにくいところもあります。無理をせずに利用するようにしましょう。

スパティオ小淵沢

足湯もあるスパティオ小渕沢

小淵沢ICから1kmほどに位置する道の駅こぶちさわ。ここでは、地元の新鮮な農産物をはじめ、カフェや足湯、そば打ちも体験することができます。そんな道の駅に併設されたのが、スパティオ小渕沢。こちらの延命の湯では、天然のミネラル成分で疲れをじっくりと癒すことができます。

営業時間は10時~23時まで。大人820円、小学生420円で、タオルなどは受付で販売されています。

甲斐大泉温泉パノラマの湯

富士山を眺めながらの露天風呂はぜひ入ってみたい

天女山登山口へアクセスする際に経由するJR甲斐大泉駅から徒歩3分に位置する会おい小泉温泉パノラマの湯。公共交通機関を利用して権現岳登山へとおもむいた方にも利用しやすい温泉です。富士山を眺めながらの露天風呂でゆったりと過ごしてから帰路に着けるなんて嬉しいです。

パノラマの湯は、22時まで営業、大人820円、小学生420円。第2・4火曜日が定休日となっていますので、登山計画の際に要確認。

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権現岳を有する八ヶ岳の昔話

八ヶ岳の昔話は富士山とのけんかの話

八ヶ岳には、富士山と背比べをしたという昔話があります。これは、富士山と背比べをした際、八ヶ岳が勝ったものの、それをよく思わなかった富士山に蹴り飛ばされて、八つの峰になった、勝負に負けた八ヶ岳は、くやしさのあまり毎日泣き明かし、その涙が滝のように流れ、川俣川や鳩川になったというものです。

ほかにもおもしろい昔話があります。富士山よりも高い八ヶ岳が、得意げに背伸びをしていたら、空のいちばん高い天竺まで届いてしまいます。

このとき、頭をぶつけて折れてしまい、そこから頭が八つも出てしまいます。このことで悲しんでいると、鞍馬山の大天狗が折れた頭を集めて山腹に置き、そこに社を建ててくれたという話です。昔の人はあのすばらしい連峰からいくつもの話を紡いできたのです。

権現岳を有する八ヶ岳と山岳信仰

神聖なる山への畏怖の念は忘れたくない

八ヶ岳には、権現岳や阿弥陀岳をはじめ、地蔵ヶ岳、擬宝珠岳、薬師岳、真教寺尾根、三ツ頭、観音平など、山岳信仰や修験的な地名が点在します。実際、八ヶ岳の山麓にある長野県茅野市には、赤岳神社里宮が鎮座します。赤岳頂上に赤嶽神社が置かれるほか、阿弥陀岳の鳥居、石像や石碑、権現岳の頂上には剣と石碑があります。

山岳信仰は、日本でも古来、狩りの獲物や家屋の材料を与えてくれる山に対する畏怖の念から土俗信仰として存在し、のちに修験道などを生み出してきた歴史があります。

現在においても、多くの行者が修行に励んでいます。山岳信仰が存在するということを認識し、登山の際は他者に迷惑をかけないような励むようにしたいです。

権現岳の登山から八ヶ岳連峰へ

権現岳を制覇したら次はどの山にしようか

八ヶ岳連峰の南端に鎮座する権現岳。初心者の日帰りルートとしてはいささか難があるものの、登山に慣れた方であれば日帰りでも存分に楽しめるルートがいくつもあります。初心者は山中に点在する山小屋を利用して、すばらしい峰々と触れ合うひとときを過ごしましょう。権現岳の次はどの山にしようか、八ヶ岳には山がありすぎて迷ってしまいそう。

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この記事のライター
水木まこ

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