エドヒガン(江戸彼岸)は日本三大桜のひとつ!特徴や開花時期を調査!

春になると満開の桜が見られるようになり、いつもの川沿いの風景や公園の風景が一変します。日本人にとって桜は春の象徴となっています。エドヒガンという桜の種類をご存知でしょうか。桜も品種が多くエドヒガンは日本三大桜と言われています。各地の開花時期をご紹介します。

エドヒガン(江戸彼岸)は日本三大桜のひとつ!特徴や開花時期を調査!のイメージ

目次

  1. 1ソメイヨシノのお母さん「エドヒガン」に注目!
  2. 2エドヒガンとは?
  3. 3エドヒガンの特徴
  4. 4エドヒガンの開花時期
  5. 5エドヒガンのおすすめスポット3選
  6. 6エドヒガンのライトアップ3選
  7. 7春の風物和菓子「桜餅」関西風
  8. 8春の風物和菓子「桜餅」関東風
  9. 9今年のお花見はエドヒガンを探してみよう

ソメイヨシノのお母さん「エドヒガン」に注目!

冬の寒さが一段落してくると、梅の花が咲き始め春を運んできてくれますが、次に蕾がふくらんでくるのは桜の花です。

桜が満開になると冬枯れの川沿いの風景が一変します。また公園の景色も明るくなり、日本人に愛される桜は春の時期とも重なり卒業と入学、就職など未来へのスタートの象徴となっています。

春の歌にもフレーズが多くでてくる桜、天気予報の開花情報で旅行に出かける計画も進みます。そんな場合の桜はソメイヨシノという品種の桜です。

ソメイヨシノは明治の中頃の時期から全国で一番多く植えられた桜なので、今でも多く残っていて現在の鑑賞用の桜の代表となっています。ではエドヒガンとはどのような桜なのでしょう。

エドヒガンとは?

エドヒガンは、代表的なソメイヨシノとは圧倒的に本数が少なく、品種改良されたソメイヨシノに対してエドヒガンは野生種の一つだという点です。

まったく違うエドヒガンとソメイヨシノですが大きな関わりがあるのです。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種の交配で生まれた日本産の桜です。

エドヒガンの先始めはソメイヨシノより早く開花し始めます。一週間から十日ほど早く花は薄紅色から白でハナビラは5枚で一重です。

エドヒガンの特徴は葉より先に花が咲き始めます。ヤマザクラと共に長寿の桜と言われ、花が一本の枝に多く咲く事から品種改良の母種として使われる事が多いと言われています。

エドヒガン(江戸彼岸)の由来

エドヒガンサクラは江戸彼岸と書きます。その言われと由来とは、江戸でお彼岸のころに花が咲くというところからえどひがん(江戸彼岸)といわれてきました。

江戸彼岸は古くから日本の山や野に自生した野生種で、春になると葉よりも先に花が咲くところから現代と同じく鑑賞用として日本人に愛されてきた桜です。

江戸の町が出てくる時代劇などを見ていますと、やはり春の風景の中には山野の芽吹き始めた木々と一緒にエドヒガン(江戸彼岸)の桜を表している画面を見る事があります。

ソメイヨシノの母親にあたる

ソメイヨシノは現在、日本中での分布が一番多いので開花情報の品種となっている事はご紹介しましたが、ソメイヨシノの品種改良つまりクローンの母体となっているのがエドヒガン(江戸彼岸)桜です。

花ビラは5枚で一重、薄紅色から白い色で、花が多く咲き後から葉がでる特徴をソメイヨシノに受け継いでいるのがエドヒガン(江戸彼岸)桜です。

樹齢が長く長寿の木と言われ、その縁起の良さからも古くからお祝いの象徴ともなっています。鑑賞に適している特徴が生かされ、大きな河の土手などに適していてソメイヨシノはこの特徴から選ばれて日本中に広く分府している現在です。

日本三大桜の一つ

桜の中で野生種であるエドヒガン(江戸彼岸)桜は本州、四国、九州と広い範囲に分布していますが、日本三大桜と呼ばれている桜をご存知でしょうか。

山梨県北杜市の実相寺にある山高神代桜は樹齢2000年です。岐阜県本巣市の根尾谷淡墨桜は樹齢1500年、福島県田村郡三春町の三春滝桜は樹齢1000年で、この三桜が日本三大桜として国の天然記念物に指定されています。
 

樹齢年数が長いこれらの桜は、幹が太いだけではなく桜の開花時期には横に広がるたくさんの枝に多くの花が開花し、見事な風景を楽しませてくれています。

エドヒガンの特徴

エドヒガン(江戸彼岸)桜の特徴として、一番大きく現れているのは、葉が出る前に花が開花する事と、木に出ている枝から同時に多くの花を咲かせているという点です。

エドヒガン(江戸彼岸)桜の交配種であるソメイヨシノが広く桜として認識されていますので、葉が出る前に花が開花する事が桜として基本の流れだと思われるでしょうが、山桜などの多くの桜は葉と花が同時に出るのです。

葉と花が同時に出る野生の山桜などは、観賞用としてだけで考えると少し華やかさにかけます。桜の葉は花よりも大きいので同時ですと花が隠れてしまうのです。

野生種で樹齢が長い

エドヒガン(江戸彼岸)桜の特徴の一つとして樹齢が長いと知られていますが、樹齢2000年を超えると言われている神代桜や樹齢1500年を超える淡墨桜、樹齢1000年の樽見桜、また樹齢300年の石割桜などがあります。

これらの長寿の桜は、いずれも毎年開花時期には多くの桜見物の人に見守られ、また桜の花の美しさから写真集が出るほどの人気で桜鑑賞のツアーなども組まれる人気ぶりです。

エドヒガン(江戸彼岸)桜の長寿の要因はまだまだ解明途中ですが、日本の野生種という事で、その長寿から日本の風土にあっているものと思われます。

鑑賞に向いた咲き方

鑑賞用として優れているエドヒガン(江戸彼岸)桜は開花すると花弁が5枚で一重になっています。「がく」の下部に球状のふくらみがあるのも花がふっくらと見える特徴になっています。

エドヒガン(江戸彼岸)桜は長寿なので枝が横に幾重にも張り出し、その全ての枝から開花時期になると同時に開花する事です。

近づいてみると花の密集度はそれほど多くはないように感じますが、木を全体で見ると見事な姿です。ふっくらとした印象を持つ方が多いとおもいます。

日本昔話の中に「花さかじいさん」というお話があるのですが、善人なおじいさんが枯れ木に花を咲かせる場面を思い出すと、一気に咲く桜の開花が、驚きと感動を与えてくれます。一斉に開花する感動はエドヒガン(江戸彼岸)桜に見る特徴です。

エドヒガンの開花時期

エドヒガン(江戸彼岸)桜の開花時期は名前の由来から春のお彼岸の時期とされていますが、他種よりも1週間から10日ほど早く開花時期がくると言われています。

春の彼岸というと3月中旬のろですが、暖冬の時期や本州、九州、四国と広い分布であるために地域によって多少の違いはあると思います。

エドヒガン(江戸彼岸)桜の三大桜と言われ、開花時期には多くの観光客が集まり、写真集まで人気がある桜ですので開花情報も多いと思います。是非アクセスしてみてください。

エドヒガン(江戸彼岸)桜の開花時期も九州、四国、本州と分布範囲が広いのが魅力で桜の開花の時期に合わせて南から北に向かって追いかけている方もいます。このケースでしたら開花時期にも時間の差があるので、観光も楽しめる企画です。

エドヒガンのおすすめスポット3選

エドヒガン(江戸彼岸)桜のおすすめスポットをご紹介します。エドヒガン(江戸彼岸)桜の特徴が良くわかる人気の高い桜です。

樹齢年数の高さのある桜の木ほど枝が折れる心配もありますので、市や町で管理していますが毎年桜の開花を楽しみにしている地元の方はもちろん、遠くの地域から観光で来る方の期待に応えるように丁寧に世話をしています。

エドヒガン(江戸彼岸)桜の特徴で元は野生種なので、回りが畑だったり野原だったりの環境が風景を余計に絶景となっています。写真撮影も360度のパノラマなので角度によって印象が変わり、見学者を楽しませています。

山高神代桜(山梨県)

山梨県北斗市にある日蓮宗のお寺「実相寺」の境内に樹齢2000年という日本三大桜のうちの一つです。2000年の間この「山高神代桜」は休む事なく桜の花を楽しませてくれています。

枝が折れないようにと、支えで補助をする竹も「山高神代桜」と一体となって風情ある景色となっています。

お寺の参拝客だけでなく「山高神代桜」の見学者も多く訪れ開花時期には賑やかです。「実相寺」のアクセスはJR中央本線「日野原駅」よりタクシーで15分です。中央自動車道の須玉ICから15分です。

住所 山梨県北杜市武川町山高2763
電話番号 0551-26-2740

三春滝桜(福島県)

福島県田村郡三春町の樹齢1000年の「三春滝桜」は紅枝垂れ桜と呼ばれ日本三大桜の一つです。枝垂れ桜の姿が絶景となる高台の丘で大切に保護され、観光客を楽しませている桜です。

平均開花時期は4月中旬から下旬にかけて根回り11メートルの巨木から垂れ下がる枝のすべてに桜の花が開花します。お問い合わせは福島県産業課の商工観光グループです。

住所 福島県田村郡三春町字大町1-2
電話番号 0247-62-3960

石部桜(福島県)

福島県会津若松市の「石部桜」は樹齢650年福島の一本桜と言われています。開花の平均時期が4月上旬から下旬で5月上旬の間まで楽しめる「石部桜」は回りが田んぼに囲まれた絶景の中にあります。

大河ドラマ「八重の桜」のオープニングに鮮やかな姿で登場していた約20メートルの枝が張った会津若松を代表する桜の一つです。

アクセスは飯盛山市営駐車場より徒歩で約15分です。駐車場は飯盛山市営駐車場がご利用できます。お問い合わせは会津若松市観光課までです。

住所 福島県会津若松市一箕町八幡石部
電話番号 0242-39-1251

エドヒガンのライトアップ3選

エドヒガン(江戸彼岸)桜は春の陽射しの中で見学するのが、綺麗な全体の姿を美しくみせてくれるのですが、夜になってライトアップされたエドヒガン(江戸彼岸)桜も魅力的です。

満開時期にはふんわりとしたエドヒガン(江戸彼岸)桜の花弁が背景の暗さに浮き出し幻想的な風景を楽しむことができます。満開時期の見頃の短い期間に精一杯咲くパワーに圧倒されます。

わに塚のサクラ(山梨県)

山梨県韮崎市の「わに塚の桜」は段丘に咲くエドヒガン(江戸彼岸)桜で塚の中央にある一本桜です。

樹齢330年のエドヒガン(江戸彼岸)桜は、咲いている塚が日本武尊の王子である武田王のお墓だという説があります。お彼岸に咲くエドヒガン(江戸彼岸)桜なので、昔の人が植樹した説にも信ぴょう性があります。

わに塚の桜のライトアップ期間の予定は4月5日から14日までですが、気候によって変わる可能性がありますので韮崎観光協会0551-22-1991までお問い合わせください。

吉良のエドヒガン(徳島県)

徳島県のエドヒガン(江戸彼岸)桜は樹齢400年の丘に立つ桜です。大きく枝を広げる桜の見頃は3月下旬から4月上旬です。

丘の緩やかな斜面に立っていますので、ライトアップ時期には下から見上げると、夜空とのコラボレーションが美しい満開のエドヒガン(江戸彼岸)桜が楽しめます。

桜の所在地は、徳島県つるぎ町貞光字吉良679です。お問い合わせは、つるぎ町商工観光課0883-62-3111です。

春谷寺エドヒガン桜(三重県)

三重県飯南町向粥見にあるエドヒガン(江戸彼岸)桜は春谷寺の境内にある樹齢400年です。平均な見頃時期は3月下旬から4月上旬でライトアップもこの期間中に楽しめます。
 

地元の保存会によって保護されてきた、代々地元から愛されてきた事で松阪市指定天然記念物に指定されました。波留桜まつりが3月30日と31日に行われます。

交通アクセスはJR松阪駅から車で約45分で伊勢自動車道松阪ICからは車で約45分です。駐車場は20台で無料です。住所は三重県松阪市飯南町向粥見で、お問い合わせは0598-32-2511までです。

春の風物和菓子「桜餅」関西風

春になると和菓子屋さんの店頭には、様々な色とりどりの綺麗な和菓子が並ぶようになります。その中でもひと際きれいな桜餅が目立ちます。

伝統の製法は老舗の和菓子屋さんでも昔から変わらずに、桜の葉を塩漬けにした物を使い、もち米は桜の色で綺麗なピンクに染まっています。

大阪で関西風桜餅が道場したのは1830年から1844年の頃と言われています。道明寺餅と言われているのは道明寺粉を使っているからです。

こちらの桜餅は関西風の桜餅で「道明寺餅」とも言われています。関西では関東風の桜餅を見る事はほとんどありません。関西方面に桜を見に行く時には「道明寺餅」も和菓子屋さんで春の味としてお楽しみください。

春の風物和菓子「桜餅」関東風

関東風桜餅は「長命寺の桜餅」といわれその歴史は古く天保2年(1717年)に山本屋から販売されています。

隅田川の桜の葉を塩づけにし、餅に巻いたのが始まりとされ山本屋は東京隅田川の境内にある長命寺にあったので、お墓参りをする檀家さん用にもてなし菓子としていたと言われています。

明治21年の夏に山本屋の二階に泊まった正岡子規が「花の香を若葉にこめてかぐはしき桜の餅、家づとにせよ」と桜餅に因んだ歌を詠んでいる。

その後はひな祭りのお供えお菓子の定番として広がった事から、餡を巻いた上新粉の皮がピンクに染められるようになったと言われています。塩漬けの桜の葉を巻く伝統工法は現在も変わっていません。

今年のお花見はエドヒガンを探してみよう

エドヒガン(江戸彼岸)桜の樹齢年数が多い木のご案内をしてきましが、本州、九州、四国と分布が広いのでまだまだ知られていないエドヒガン(江戸彼岸)桜があると思います。

野生種のエドヒガン(江戸彼岸)桜ですので、丘や野にひっそりと満開時期を迎える桜もありそうです。地元の方には良く知られる風景の中に発見すると感動も高まります。

エドヒガン(江戸彼岸)桜を探す時には、木に葉だけですと目立ちにくいので、満開時期を狙って探してみましょう。また今年は樹齢年数の多い大木の桜を見に行く旅をおすすめします。

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Miee2430

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