諏訪湖の御神渡りは神秘的な自然現象!場所や期間はいつから・いつまで?

長野県諏訪市にある諏訪湖は、高地にある美しい湖として知られています。その諏訪湖は冬の御神渡りが良く知られています。諏訪湖の神様が起こされる現象で、いつから、どこの場所で発生するか、さらには、発生しない年もあります。そんな御神渡りについて、詳しく紹介します。

諏訪湖の御神渡りは神秘的な自然現象!場所や期間はいつから・いつまで?のイメージ

目次

  1. 1諏訪湖の御神渡りは神秘的!
  2. 2御神渡りの諏訪湖を知る
  3. 3諏訪湖の御神渡りはいつから始まったのか長い歴史がある!
  4. 4平成30年(2018年)の御神渡り
  5. 5諏訪湖の御神渡りにロマンチックな云い伝え
  6. 6諏訪湖の御神渡り発生の経緯
  7. 7諏訪湖の御神渡りの歴史記録は貴重
  8. 8諏訪湖周辺の観光名所
  9. 9歴史あふれる:諏訪大社 上社本宮
  10. 10重要文化財の温泉浴場:片倉館
  11. 11諏訪湖の公園:諏訪市湖畔公園
  12. 12御神渡りの事務方:八剱神社(八剣神社)
  13. 13諏訪の浮城:高島城
  14. 14諏訪湖のお土産
  15. 15御神渡りの諏訪湖へのアクセス
  16. 16御神渡りの諏訪湖の「諏訪」のゆわれ
  17. 17諏訪湖の御神渡りでパワーを授かる!

諏訪湖の御神渡りは神秘的!

長野県の諏訪湖では、冬の時期に、凍った湖面による神秘的な冬の不思議な自然現象「御神渡り(おみわたり)」が見られます。平成30年(2018年)には、2月1日から出現してNHKの全国ニュースで報じられています。なんとも不思議な現象ですが、場所や期間がいつからいつまでなのかなど、諏訪湖の御神渡りについて詳しく紹介します。

御神渡りの諏訪湖を知る

諏訪湖(すわこ)は、長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる淡水湖です。河川法で、厳密にいえば、一級河川、天竜川水系の一部として扱われるそうです。湖沼水質保全特別措置法指定湖沼に指定されています。 

現在の諏訪湖の周囲長は15.9キロメートル、最大水深は、7.2メートル、平均水深で4.7メートルと、比較的浅い湖です。水面の標高が759メートルの高地にあります。湖の成因は構造湖=断層湖といわれています。断層湖は地盤運動の結果地表に生じた盆地に水がたまってできた湖で、諏訪湖は日本の断層湖の代表です。

諏訪湖の御神渡りはいつから始まったのか長い歴史がある!

諏訪湖の御神渡りとは、諏訪湖が結氷し、凍った湖の表面が裂けて盛り上がり、小さな山脈状に湖上に連なる現象です。

長野県諏訪湖の御神渡りは、諏訪湖が冬に全面結氷すると、昼夜により気温が変化することで、広範な諏訪湖の湖面の氷が収縮、膨張し、湖面に収まらなくなり、氷が表面を割って小さな山脈のようにせり上がる現象です。この御神渡りの現象は、歴史的に、諏訪大社の神様が諏訪湖を渡った足跡だという言い伝えがあります。

歴史的には神事として捉えられていて、少なくとも嘉吉3年(1443年)以降は毎年、諏訪湖のほとりの神社で、御神渡りの出現日が記録されています。

歴史的な資料を見ると、御神渡りの出現を記録し始めた最初の250年間で、諏訪湖が凍らなかった年は3回しかなかった記録が残っています。最近の昭和30年(1955年)から平成16年(2004年)までの期間は、御神渡りが発生しない年が12回あります。さらに、2005年から2014年までには5回、御神渡りが発生していません。 

御神渡り出現の期間

「御神渡り」がいつから出現するのかは、その年の気温により変わりますが、出現した後にどのくらい続くのかも、その年の気温により変わってきます。通常は1~2月に発生し、数日~数週間見ることができます。2018年は2月1日に出現宣言され、2月27日にほぼなくなっています。2013年は、1月22日に出現し、1月28日に消失しています。

平成30年(2018年)の御神渡り

平成30年(2018年)には、5年ぶりに「御神渡り」が発生しています。地球温暖化のためなのか、諏訪湖に御神渡りが発生しない年が続きましたが、2018年は寒波が到来して発生しました。

平成30年(2018年)の御神渡りは、3本発生し、「一之御渡り」と「二之御渡り」が南北に伸び、「佐久之御渡り」が東西に伸びました。御神渡りは、発生する場所も、いつから、いつまで発生するかも、発生するまで不明です。

諏訪湖の御神渡りにロマンチックな云い伝え

「御神渡り」については、歴史的に過去から現在に至るまで、極めてロマンチックな云い伝えが残っています。現在も諏訪湖のほとりに鎮座まします、諏訪大社には上社と下社があります。上社の男神(建御名方神:タケミナカタノカミ)が、下社にいる女神(八坂刀売神:ヤサカトメノカミ)にお会いになるために凍った諏訪湖を歩いた跡だそうです。

「御神渡り」は、上社の男神が下社の女神にお会いになるために、諏訪湖の上を通った跡といるように、ロマンチックな伝説です。さらに亀裂の入り方で、農作物の豊作や凶作を占うそうです。それだけ歴史ある神事になっているといえます。

「御神渡り」については、もう一つの説もあります。古い歴史では、御神渡りは大蛇が通った跡といわれていています。何となくそのようにも見えてきます。縄文時代には諏訪明神が蛇の神様とされていたので、御神渡りが、大蛇の通った跡と考えるのは自然な流れだったようです。

その年の豊凶の占い

諏訪湖の「御神渡り」の言い伝えでは、いつからか、結氷や御神渡りが早い年は作物が豊作になり、遅い年や、御神渡りができない年は不作になるという言い伝えが残っています。また、御神渡りが下諏訪側にできた時は豊作で、天竜川の河口方面にできた時は不作という、出来る場所による豊凶の言い伝えもあるようです。

諏訪湖の御神渡り発生の経緯

なぜ「御神渡り」ができるのかをもう少し調べてみると、ある一定の条件が揃うと御神渡りが発生します。諏訪湖周辺で、①氷点下10度前後の日が続くと、諏訪湖が全面結氷します。次に②全面結氷の状態が続くと、さらに厳しい夜の冷え込みにより氷が収縮し、表面に亀裂が入ります。そうして③亀裂に湖水が入り込み、薄氷が出来ます。

再び昼間になり④周囲の氷が昼間の温度上昇で膨張し、その圧力で薄氷が破壊されて、その部分だけ、せり上がります。⑤このサイクルを繰り返し、せり上がりが少しずつ大きくなり、大音響と共に山脈のように連なる御神渡りができ上がります。

諏訪湖の御神渡りの歴史記録は貴重

「御神渡り」は自然現象ですが、古くから神事に直結しており、御神渡りが現れた年は、無形民俗文化財に指定されている、御渡り神事(みわたりしんじ)が八剱神社の神官や氏子総代などにより、諏訪湖畔で執り行われます。

「御神渡り」の歴史は古く、平安末期の歌集『山家集』にも御神渡りの記述があります。最も古い記録では室町幕府の八代将軍足利義政公が就任した嘉吉3年(1443年)から、江戸時代の延宝9年(1681年)の間が『当社神幸記(とうしゃしんこうき)』に記録として残っているそうです。

さらに、天和2年(1682年)から明治4年(1871年)までの『御渡帳(みわたりちょう)』と言われる記録帳にも毎年の御神渡りが記録され続け、現在までつづく歴史があります。約600年近く前から、現在まで連続した気象記録で世界的に貴重な資料といわれています。

諏訪湖周辺の観光名所

風光明媚な諏訪湖周辺には観光名所がたくさんあります。冬の諏訪湖も夏の諏訪湖も秋の諏訪湖も見どころいっぱいです。そんな諏訪湖周辺の観光名所は、諏訪湖観光とともにぜひとも周遊しておきたい名所ばかりです。そんな中から特に、諏訪の観光名所として人気の4か所を紹介します。

歴史あふれる:諏訪大社 上社本宮

全国に約25000社ある諏訪神社の総本社です。ただし、諏訪大社は長野県の諏訪湖周辺に4宮あります。そのなかの、上社本宮が諏訪にあります。「お諏訪さま」「諏訪大明神」とも呼ばれ親しまれています。

創建の年代は不明ですが、日本最古の神社の1つといわれています。昔から軍神として崇敬されています。社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が立っています。7年毎に催される御柱祭でよく知られた諏訪大社です。御柱にも触れましょう。

住所 長野県諏訪市中洲宮山1
電話番号 0266-52-1919

重要文化財の温泉浴場:片倉館

片倉館は、絹製品で財を成した片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を提供するため昭和3年(1928年)に竣工されています。国指定の重要文化財の温泉浴場です。浴場もローマ風な造りで、深い浴槽もあります。上諏訪駅から徒歩10分の場所にありアクセスも楽です。温泉を楽しむだけでなく、見事な昭和初期の建造物が楽しめます。

住所 長野県諏訪市湖岸通り4-1-9
電話番号 0266-52-0604

諏訪湖の公園:諏訪市湖畔公園

諏訪市湖畔公園がある場所は、まさに諏訪湖畔になります。公園の延長が 2.5キロメートルを超える細長い公園です。公園の整備面積は16.7ヘクタールあります。公園内には足湯や遊覧船もあり、長い公園ですからウォーキングなどが楽しめます。

また、夏の諏訪湖の風物詩、諏訪湖祭湖上花火大会と全国新作花火競技大会の開催場所です。アクセスも上諏訪駅から徒歩で約10分と便利です。

住所 長野県諏訪市湖岸通り2-208-307
電話番号 0266-52-4141

御神渡りの事務方:八剱神社(八剣神社)

八剱神社(やつるぎじんじゃ)は、JR上諏訪駅から500メートル程の距離の町中にあります。八千矛神・日本武尊・誉田別尊の三柱の神様をお祀りしています。諏訪大社上社の摂社です。八剱神社にも社殿の四方に柱が立っています。御神渡りの発生を諏訪大社に報告する「諏訪湖御神渡り拝観報告」の役目を担っています。 

過去の歴史を見ても、嘉吉3年(1443年)以降、現在に至るまで、八剱神社の神官が600年近く、諏訪湖の「御神渡り」の発生を記録されています。

住所 長野県諏訪市小和田13-18

諏訪の浮城:高島城

長野県諏訪市にある高島城は、日根野高吉が文禄元年(1592年)から慶長3年(1598年)に築城されたと伝えられています。築城当時は、諏訪湖畔に島状に建っていたようで、いつからか諏訪の浮城(すわのうきしろ)とも呼ばれていました。

復元された天守をはじめ主要な建物の屋根が杮葺です。場内には展示コーナーや資料館があります。入場料は大人:300円、小人:150円です。JRの上諏訪駅諏訪湖口から徒歩で約10分の距離にあります。

住所 長野県諏訪市高島1-20-1
電話番号 0266-53-1173

諏訪湖のお土産

諏訪湖の御神渡りは大変貴重な現象ですが、諏訪湖周辺には貴重なお土産が多数あります。歴史的な銘菓が多く、いつからか諏訪の代表的なお土産といわれるようになっています。そんな、人気の諏訪のお土産を3店紹介します。何れも歴史がある銘菓で、諏訪のお土産に最適です。

創業明治6年:新鶴本店「塩羊羹」

塩羊羹が有名な「新鶴本店」さんは明治6年(1873年)創業の老舗和菓子店です。諏訪大社下社の秋宮門前にあります。いつからか諏訪のお土産の定番になっている「塩羊羹」は、創業当時貴重だった塩を使った羊羹として人気になりました。

地元茅野の天然の寒天に、北海道産十勝産の上質な小豆と塩、砂糖を材料にしています。創業以来変わらぬ製法で製造しています。

住所 長野県諏訪郡下諏訪横町町木の下3501
電話番号 0266-27-8620

創業100年以上:ヌーベル梅林堂「くるみやまびこ」

地元長野の新鮮な材料をふんだんに使い、出来上がった人気お菓子が「くるみやまびこ」です。生産販売元の「ヌーベル梅林堂」さんは、創業100年以上の老舗洋菓子店です。

「くるみやまびこ」は、くるみをふんだんに入れた特製のキャラメルを、クッキー生地で包んだお菓子です。八ヶ岳山麓の牧場の新鮮な牛乳がたっぷりと使用されている、クリーミーなキャラメルが決め手です。

住所 長野県諏訪市城南1-2556-7
電話番号 0266-54-7971

諏訪の定番お餅:福田屋本店「あべ川餅(御射山餅)」

下諏訪で創業約100年の老舗和菓子店「福田屋本店」さんの名物が「あべ川餅」です。地元の人々が幼い頃から食べているあべ川餅です。特に、諏訪大社の夏の例祭「御射山祭(みさやままつり)」の時期によく食べられるお餅です。いつからか、あべ川餅と言えば「福田屋」さん、「福田屋」さんと言えば、あべ川もちです。それほど有名です。

住所 長野県諏訪郡下諏訪町矢木西25 
電話番号 0266-27-7397 

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御神渡りの諏訪湖へのアクセス

公共交通機関を利用して諏訪湖へアクセスする場合は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の中央本線の上諏訪駅より、徒歩で10分程度で諏訪湖湖畔に着きます。

車で御神渡りの諏訪湖へアクセスする場合は、中央自動車道・諏訪ICから諏訪バイパスを経由して、約5キロメートルです。所要時間は約10分になります。諏訪湖周辺は広範囲で、駐車場については、場所や駐車場の条件次第で、無料・有料の駐車場があります。 

御神渡りの諏訪湖の「諏訪」のゆわれ

諏訪湖がある場所は、長野県諏訪地方です。その諏訪湖の諏訪は、現在は諏訪と呼ばれていますが、どのような経緯で、いつから諏訪になったのかその歴史を見ると納得できます。

長野県では谷や湿地のことを「すわ」といっていました。「すわ」とは「さわ」と同義語で、山間地から流れ出る川の水が湿地や湖を形成している状態を表しています。諏訪湖の場所はまさに「すわ」になります。

ただし、歴史的には、現在の諏訪でなく、古事記では「洲羽」の地名で出ています。「すわ」が現在の「諏訪」に定着したのは江戸時代末期です。現在の諏訪となった経緯はこの他にもあるようですが、以上が有力な説といわれています。

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諏訪湖の御神渡りでパワーを授かる!

長野県諏訪湖の「御神渡り」は、自然の力で出現します。しかし、そこには神秘的な要素も多くあり、歴史的に見ても現在に至るまで、神々しい出来ごととして長く語り継がれ、記録も残っています。現在まで残る多くの神事には、そこに偉大な自然のパワーがあります。御神渡りの起きている場所で、実際に体感してパワーを授かりましょう。

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この記事のライター
yuribayashi

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