間ノ岳登山ガイド!標高や難易度・おすすめのルートまで徹底解説!

日本で三番目に標高が高い間ノ岳は、標高が3番目に高い山でありながら、知名度はいま一歩です。間ノ岳は山梨県と静岡県にまたがり、南アルプス国立公園に指定されています。今回はその間ノ岳のおすすめの登山コースや、登山の難易度や登山の注意点などを詳しく紹介します。

間ノ岳登山ガイド!標高や難易度・おすすめのルートまで徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1山梨の間ノ岳ってどんな山?
  2. 2間ノ岳は白峰三山の真ん中の山
  3. 3間ノ岳の標高や難易度は?
  4. 4間ノ岳のおすすめのルートを解説!
  5. 5間ノ岳を日帰りで登る場合
  6. 6間ノ岳の絶景
  7. 7間ノ岳を登山する時の注意点
  8. 8間ノ岳へのアクセス
  9. 9間ノ岳を安全に攻略しよう!

山梨の間ノ岳ってどんな山?

間ノ岳(あいのだけ)は富士山、北岳に次ぐ、日本で第3位の標高3190メートルを誇る山です。南アルプス北部にあり、日本百名山であり、山梨百名山にも選定されている名山です。山頂は山梨県と静岡県にまたがる山です。そんな間ノ岳について、安全な登山方法など役に立つ様々な情報を紹介します。

間ノ岳は白峰三山の真ん中の山

間ノ岳は南アルプス国立公園内の赤石山脈に含まれます。標高3000メートル級の北岳、間ノ岳、農鳥岳(のうとりだけ)の三山が、山梨県、静岡県、長野県をまたぐように連なり、白峰三山(しらねさんざん)といわれています。その白峰三山の真ん中、まさに、間の山が間ノ岳です。

住所 山梨県南アルプス市、南巨摩郡早川町

間ノ岳の標高や難易度は?

間ノ岳は、日本で第3位の高さがありながら、日本で三番目の高山であることすらもあまり知られていません。全般的な知名度においても今一歩の感があります。

登山家にはよく知られ人気の山ですが、間ノ岳の詳細はよく知られていないところもありますので、まず、間ノ岳の標高や登山の難易度などを紹介します。

間ノ岳の標高

国土地理院のデーターによりますと、現在の間ノ岳の標高は3190メートルになっています。2014年に国土地理院は全国87山の標高を同年の4月1日付で変更しています。

この時の変更によりそれまで日本4位の標高の山として知られていた間ノ岳がメートル高くなり、奥穂高岳(長野県・岐阜県)と並んで、日本で第3位になりました。

間ノ岳の難易度

間ノ岳は3000メートルを超える山ですが、一般的な登山をする点での難易度で言えば中程度です。登山ルートによりますが、泊まりでも、少々ハードですが日帰りでも登れる山です。登山の初心者クラスからベテランクライマーまでが楽しめる縦走コースもあります。

実際のところ、間ノ岳だけ単峰で登山する方は極めて少なく、ほぼ大部分の方が北岳と間ノ岳をワン・セットして登山されいます。さらに農鳥岳を合わせた白峰三山の縦走も人気で、そのコースを走破する登山家も多くいます。

間ノ岳のおすすめのルートを解説!

間ノ岳は高い山だけに、多数の登山ルートがあります。おすすめは、余裕をもって一泊二日コースですが、日帰りで行くことも可能です。

ただし、入念な登山準備をして、万全の登山態勢で上ることが前提条件です。登山初心者もベテラン登山家も満足のいくような、間ノ岳のおすすめ人気登山コースの紹介です。

間ノ岳登山は複数ルート

あくまで一般的に間ノ岳登山でよく使われているコースですが、間ノ岳のみを登頂するという登山ルートはあまり使われないようです。

間ノ岳は、北岳、農鳥岳という名峰が周りにあるために挟まれていて、白峰三山という総称もあるように、隣りあう山も含めて、二山または三山を縦走して登山するルートが一般的になっているようです。

初心者におすすめのルート

間ノ岳のみの登山はあまり一般的とはいえませんし、むしろ難易度が上がることも考えられます。初心者の方は北岳側からの縦走が多いようです。初心者の方は登山ルートをよく考えて、難易度も理解しておきましょう。

まず時間管理です、登山口から間ノ岳山頂まで登り、それから下山までのコースを確認して、休憩ポイントやおおよその時間の目安を立てましょう。あわせて登山届も作成して提出し、もしもの場合に備えておきましょう。

間ノ岳登山では北岳ルートならインフォメーションセンターが「広河原」にあります。農鳥岳ルートなら奈良田の登山口から入って林道を抜けたその先にある休憩小屋に登山ポストがあり、そこで提出が可能です。

北岳から間ノ岳へのルート

北岳から間ノ岳へ登る北岳側からのコースを詳しく紹介すると、北岳の登山口は山梨県北西部の「広河原」になります。そこから「大樺沢(おおかんばざわ)二俣」と呼ばれる場所を経由して、「八本歯のコル」を経由します。

天候にもよりますが、ここまでで登山口から約6時間です。間ノ岳登頂を目指すのですから「八本歯のコル」から南の間ノ岳方面へ縦走し「北岳山荘」で一泊することをおすすめします。

翌日に「北岳山荘」から中白根山の縦走コースを南に進み、間ノ岳山頂に到着します。下りは北岳山頂を縦走するコースも選べます。このコースは比較的登りやすいので難易度はそれほど高くないようです。

農鳥岳から間ノ岳へ向かうルート

もう一つが農鳥岳から間ノ岳へ向かうルートです。南の農鳥岳から北進するルートです。山梨県早川町にある奈良田の登山口から登山します。沢があり吊り橋や丸太橋で渡るアドベンチャー気分も味わえます。

そのまま沢沿いを進んで行くと「大門沢小屋」が現れてきます。その後のルートでは傾斜のきつい上り坂があり、途中にはロープのある個所もあります。それでも危険な場所は少ないようです。

「大門沢降下点」を抜け北進すると農鳥岳にたどり着けます。そこからさらに北上すると、西農鳥岳があり続いて「農鳥小屋」があります。ここで一日目は宿泊します。

「農鳥小屋」から間ノ岳山頂は比較的近いので、すんなりと間ノ岳登頂ができます。それでも北岳ルートに比べると少し難易度があがるようです。

上級者におすすめのルート

上級者向けのルートは、白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を縦走して、間ノ岳だけでなく、北岳も農鳥岳も制覇する三山縦走ルートです。登山の難易度は高く、初心者が挑戦する場合は2泊3日、上級者にあたる登山家でも1泊2日の行程がおすすめになります。

白峰三山踏破は、北岳側からのルートがおすすめになります。登山口「広河原」からスタートして「八本歯のコル」コースか「白根御池小屋」コースを選択して、北岳山頂を制覇して「北岳山荘」に着きます。

2日目に「北岳山荘」から間ノ岳山頂を制覇し、さらに縦走して隣の農鳥岳へ向かいます。その後「大門沢降下点」を経由して進み、奈良田登山口へと下山します。2泊3日で縦走する場合は「白根御池小屋」で一泊し、次の日は間ノ岳と農鳥岳の間の「農鳥小屋」で一泊します。余裕を持って3日目に奈良田登山口へ下山すると初心者でも無理がないようです。

間ノ岳を日帰りで登る場合

間ノ岳を日帰りで登頂することもできます。日帰りコースの往路は、山梨県の広河原バス停→大樺沢→八本歯のコル→北岳山荘→中白根山→間ノ岳山頂となります。復路はこの逆になります。かなり早朝に出て、そうとうの健脚が要求されますが、日帰り登山もできなくはないようです。

間ノ岳の絶景

間ノ岳は南アルプス国立公園に含まれます。風光明媚な山です。3000メートル級の山頂からの眺めが絶景であるのは当然ですが、山全体の美しも日本百名山に選ばれる美しさです。

間ノ岳のいたるところに景勝地がたくさんあります。さらには、山に茂る植物に至るまで貴重な植物がたくさんあります。そんな、間ノ岳のぜひとも見て欲しい絶景を紹介します。

山頂からの眺め

日本で3番目に高い、3190メートルの間ノ岳山頂からの眺めは、素晴らしい眺めです。天気がよい日には富士山も見えます。頂上からの360度の眺望は、3000メートル級の山でしか味わえない眺めです。南北の方向にある農鳥岳と北岳に続く稜線も大変美しく、現地で体感することをおすすめします。

目が釘付け豊かな動植物

南アルプス国立公園に含まれる間ノ岳は、貴重な自然が残されています。間ノ岳周辺の地域には豊かな動植物が守られています。ニホンザル、ニホンジカ、ツキノワグマなどの動物から、特別天然記念物のライチョウも見かけることがあります。

夏場の7月頃から9月頃には高山植物のキタダケソウやマムシグサ、ミヤマカラマツなど、高地にある南アルプスならではの綺麗な花草に出会えます。

高山で見る美しい星空

間ノ岳登山の時に山中で宿泊することがあります。天候が大きく影響しますが快晴であれば、山小屋やテントで宿泊する場合でも、日頃街中で眺めている夜空とは比べ物にならないほど、山の星空は美しく輝きます。標高が高く空気も澄んでいて、夜空を遮る建物もなく、星が手に取れるような距離感すら体験できるようです。

間ノ岳を登山する時の注意点

3000メートルを超える間ノ岳登山の時に注意するポイントはたくさんあり、登山をするための下準備が非常に大切です。登山による事故は最悪の場合は命を落とす場合もあり、危険と隣り合わせである意識も大切です。

登山道具、行程、地図確認、食事、交通機関、服装、登山当日の天気の確認など、万全の準備をし、確認する項目がたくさんあります。さらに、登山はかなりハードで体力が必要になります。登山に備えて体調も管理しておきましょう。

日本でも2番、3番の高山への登山です。登山の難易度が高い山であることも心得て、しっかりとした登山の準備をしましょう。

登山道具は多種大量

間ノ岳は本格的な登山になりますので、登山道具が重要です。初心者が1泊2日の行程として準備する登山道具には、ザックとザックカバー、登山靴に雨天や霧対策のカッパ、大事な水分補給の水筒、早朝にも使用するヘッドランプ(予備電池込み)、登山用地図、腕時計、タオル、ティッシュなどが必携です。

その他にも、事故の時用にエマージェンシーシート、健康保険証のコピー、何かと便利なビニール袋、エネルギー補給の行動食も必要です。さらに、宿泊用のテント、シュラフ、マット、バーナー、コッヘルなども必要になります。

リュックと登山靴は重要

登山用のリュックサックがザックです。登山中背負うので体にフィットするザックを選んでおきましょう。場合によれば、ザックが負荷になることもあります。一泊二日の行程では、最低で40Lの容量は必要になります。

登山靴は重要です。登山中に足を怪我することも多く、登山靴の選択は重要になります。合わない登山靴だと靴擦れを起こすだけでなく、脚に余分な負担になります。

登山靴の種類はハイカット、ミドルカット、ローカットがありますが、足首周りの保護力が高いものを選びましょう。登山靴はじめ用具については、登山用品店の専門家に相談することもおすすめです。

必ず登山届を提出

間ノ岳へ登山する場合は、登山届を提出することが必須といえます。登山届を出すことで、緊急時の捜索活動がスムーズになります。

特に単独で登山中に事故に遭難した場合は、どこの登山口から入山したのか、どこの小屋やテント場で宿泊するのか、どんな服装なのかなどが理解しやすく、捜索活動をスピーディに、かつ効率よく最小限に行うためにも登山届は必要です。

間ノ岳登山の服装は機能性

高い山への登山は短い時間で寒暖の差があり、うまく対応するために服装選びが非常に大切になります。一般的に登り始めは朝が早いので気温は高くありません。

登山がだんだんと進むと、天候にもよりますが身体が暑く感じてきて、頂上で小休止する時は、高所で休憩することもあって、風などが吹けば特に寒く感じたりすることがあります。

寒暖の差が激しいと体力消耗にもなります。さらには高い山は天気が変わりやすく、標高が上がるにつれて急な雨や、霧が発生することもあります。そんな時に備えて、一工夫すれば対策ができます。

重ね着で対応

登山は暑かったり、寒く感じたりです。つまり、寒ければ服を着て、篤ければその服を脱げばある程度対応できます。最近は登山用の下着もあり、1枚で保温効果が高くおすすめです。さらに、中間着、防寒着と分けて、服装を考えることで、ある程度寒暖に対応できます。

間ノ岳へのアクセス

間ノ岳へのアクセスですが、一般的なルートをザックリ言えば、北岳側と農鳥岳側からのルートがあります。

間ノ岳へアクセスすることは、まず、北岳へアクセスか農鳥岳へアクセスするかが、先行します。どちらのルートも登山口までは、公共の交通機関が整備されていますのでアクセスは便利です。

間ノ岳山頂へのアクセスは、各登山ルートで紹介済みですが、スタートとなる登山口へのアクセスについて紹介します。

間ノ岳へは北岳を経て登るコースが一般的なようで、その場合の登山口は広河原になります。もう一つのルートが農鳥岳ルートです。それぞれを紹介します。

農鳥岳ルート

農鳥岳ルートへ車でアクセスする場合は、農鳥岳ルートはマイカー規制の影響がほとんどありませんので、登山口近くの山梨県南巨摩郡早川町の奈良田地域の無料駐車場に車を止め、そこから登山口へ徒歩で行けます。

農鳥岳ルートへ公共交通機関でのアクセスですが、登山口となる奈良田までは、JR身延線身延駅から早川町乗合バスに乗車し、約1時間30分で奈良田温泉に着き、下車します。そこから徒歩で登山口にアクセスできます。

北岳のルート

北岳の登山口の広河原へ電車でアクセスの場合ですが、甲府駅からバスが出ています。甲府駅まではJRを利用します。時期によりますが、夜間に駅に到着して早朝のバスに乗るのがおすすめのアクセス方法です。

JR甲府駅の南口のバス乗り場から南アルプス登山バスの「甲府駅・竜王・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口・広河原線」に乗車して「広河原」のバス停で下車します。おおよその乗車時間は2時間ほどです。ただし、夏季の登山シーズンだけ運行しています。

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間ノ岳を安全に攻略しよう!

山梨県と静岡県にまたがる標高が日本で3番目に高い間ノ岳はいかがでしたでしょうか、3000メートル級の高い山ですが、決して登山ができないほど登山難易度が高い山ではありません。登山初心者でも準備を周到に行えば制覇できる高山です。山梨に出かけて間ノ岳を攻略しましょう!

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この記事のライター
yuribayashi

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