「谷中七福神」めぐりを楽しもう!おすすめのコースや御朱印も要チェック!

東京で下町情緒が味わえる町として人気の谷中(やなか)には「谷中七福神」があります。仏像の御開帳は1月の決められた時期ですが、参拝は年間を通してすることができます。今回は、7つの寺院を巡ればご利益があるという人気の「谷中七福神」めぐりについてご紹介します。

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目次

  1. 1東京の「谷中七福神」をご紹介
  2. 2「七福神」めぐりとは
  3. 3東京の「谷中七福神」とは
  4. 4東京の「谷中七福神」めぐりにおすすめの持ち物や服装は?
  5. 5東京の「谷中七福神」めぐりの距離や所要時間は?
  6. 6東京の「谷中七福神」と御朱印をご紹介
  7. 7東京の「谷中七福神」めぐりをするなら一緒に回りたいスポット
  8. 8東京には「谷中七福神」以外にも七福神がある
  9. 9東京の「谷中七福神」めぐりに出かけよう!

東京の「谷中七福神」をご紹介

東京の日暮里駅周辺は、関東大震災や第2次大戦の災害を免れたエリアで、この周辺の谷中(やなか)、根津、千駄木エリアはひとまとめに「谷根千」という呼び名で親しまれています。いずれも昔懐かしい雰囲気をもち、そぞろ歩きが楽しい人気の下町です。

谷中エリアには寺院が多いのですが、「谷中七福神」として知られる7つの寺があります。今回は、回ればご利益が得られるという「谷中七福神」と、各寺院の御朱印についてご紹介します。

「七福神」めぐりとは

「七福神」とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊という7人の神様の総称です。この七福神を参拝すると7つの災難が取り除かれ、7つの幸福を授かると言い伝えられています。

七福神は室町時代の末期から信仰されているようですが、この7つの神を祀っている寺社を巡るという七福神めぐりは、江戸時代に人気が高まり広まった風習です。もともとは正月の松の内に参拝し、1年の無病息災、商売繁盛などそれぞれの利益を願ったといいます。

東京の「谷中七福神」とは

東京・台東区の西部に位置する谷中は、寺院が70以上も集まる寺町です。17世紀前半に上野寛永寺の子院が建立されたのを皮切りに、幕府の政策によって神田周辺から多くの寺院が谷中エリアに集められたのです。

「谷中七福神」めぐりはおよそ250年前に始まったといわれ、数ある東京都内の七福神の中で最古のものです。名称は「谷中七福神」ですが、寺院の住所だけ見れば台東区のみならず、荒川区や北区にもまたがっています。

7つの寺を巡り御朱印を頂くことは時期を問わず1年中できますが、1月1日から10日までの10日間が巡拝の期間になっていて、普段は拝観することのできない仏像を見ることができます(寛永寺の弁財天を除く)。人気のルートなので、祝日や週末は大変混み合いますが、仏像を直接拝観したい人はこの期間に訪問する必要があります。

東京の「谷中七福神」めぐりにおすすめの持ち物や服装は?

東京の「谷中七福神」めぐりのルートを歩くのに、基本的には特別な用意は必要ありません。ですが、御朱印を集めている人は御朱印帳、御朱印を頂くための初穂料の用意が必要です。スマートに納めるため、小銭を準備しておくのがおすすめです。

1月1日から10日の巡拝期間には1200円で七福神の絵が描かれた和紙が購入でき、それに御朱印を頂くこともできます。全部集まると額に入れて飾りたくなるような重厚な趣があります。和紙を持ち歩くなら筒状の容器を持参するなど、折れたり汚れたりしないような工夫もすると良いでしょう。

服装は特に規定はありませんが、それなりの距離を歩くことになるので、歩きやすい靴で出かけるのが良いでしょう。寺院の中には、靴を脱いで参拝する所もあるので、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです。

東京の「谷中七福神」めぐりの距離や所要時間は?

東京の「谷中七福神」めぐりの巡礼距離約6キロメートルです。所要時間はスムーズに言った場合は2時間半前後ですが、人気のルートなので特に1月の期間中は御朱印を頂くのに時間がかかる場合もあり、日によって幅が出ます。

ルートの途中に案内看板や標識が出ている場合もありますが、見つけにくい場所にある寺院もあります。事前に確認したり、地図アプリやダウンロードした地図などを用意しておくと安心です。正月の巡拝期間中は各寺院の他、最寄りの田端駅などでも地図が入手できる場合があります。

東京の「谷中七福神」と御朱印をご紹介

ここから、東京の「谷中七福神」の7つの寺院と、各寺院の御朱印についてご紹介します。七福神めぐりの順番に決まりはないので、自分で自由にルート設定をして良いのですが、ここでご紹介する寺院をこの順番で回るのも、無駄の少ないルートの1つとしておすすめです。

御朱印を頂く場合、初穂料を支払います。御朱印帳に頂く場合は300円、色紙(台紙)に頂く場合は200円です。なるべくお釣りがないよう小銭を用意しておきましょう。

福禄寿:東覚寺

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで最初にご紹介する寺院は、福禄寿(ふくろくじゅ)を祀っている「東覚寺」です。福禄寿は左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖を持ち、鶴と亀を連れた老人姿の神様です。人望を集め、出世を招いてくれる神として崇められています。

「東覚寺」は1491年、万世橋付近に開かれた寺ですが、その後何度か移転して現在の地に遷されました。福禄寿像は他の寺院にありましたが、その寺が廃寺になったため、「東覚寺」にやってきて六角堂に祀られています。

「東覚寺」では福禄寿の他、石造金剛力士像も有名です。この金剛力士像は通称「赤紙仁王」と呼ばれていて、赤い紙が無数に貼られている姿はインパクトがあります。これは、像に赤い紙を貼って祈願すれば病気が治ると信じられているためです。この金剛力士像は北区指定の有形民俗文化財になっています。

「東覚寺」の福禄寿の御朱印は、中央に「福禄壽」と書かれた巾着型の印、右上には「参拝」と書かれた巻物型の印、左下には「東覚密寺」と書かれた正方形の印が押されます。

恵比寿:青雲寺

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで2番目にご紹介する寺院は、恵比寿(えびす)を祀っている「青雲寺」です。恵比寿天は七福神の中ではただ1人の日本の神様で、左手に鯛を抱え、右手に釣竿を持っている姿をしています。商売繫盛にご利益がある神として信仰を集めています。

「青雲寺」は江戸時代だった18世紀半ばに建てられ、美しい庭園をもっていたことから「花見寺」とも呼ばれていました。が、その後、度重なる火災や戦災で庭や諸堂を失ってしまいます。現在の本堂は1960年に再建されたものです。境内には有名な「南総里見八犬伝」の作者、滝沢馬琴の筆塚があります。

「青雲寺」の恵比寿天の御朱印は、中央に「恵比寿神」と書かれた正方形の印を斜めに押し、右上は「奉拝」と書かれた葉型の印、左下には「日暮里青雲禅寺」と書かれた鯛の形の印が押されます。

布袋尊:修性院

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで3番目にご紹介する寺院は、布袋(ほてい)尊を祀っている「修性院」です。布袋尊は大きな袋を背負って杖をもっている姿をしています。この袋の中には宝が入っていて、信仰の篤い人々に配って歩きます。夫婦円満や子宝、来福にご利益があると言われています。

「修性院」は1575年に天王寺に創建され、1663年に現在の地に遷されたものです。18世紀半ばには庭園が造られ、江戸の人々の行楽地になりました。修性院の布袋像は坐像ですが、高さ2メートル、重さ200キロもある巨大なもので、大変迫力があります。

「修性院」の布袋尊の御朱印は、中央上部に「谷中七福神」「布袋尊」の2つの印が並べて押され、その下に「日蓮宗 修性院」の印が押されます。

寿老人:長安寺

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで4番目にご紹介する寺院は寿老人(じゅろうじん)を祀っている「長安寺」です。寿老人は一般的に、手に巻物を結び付けた杖やうちわ、桃などを持って鹿を連れた姿をしています。桃や鹿は長寿を表し、うちわは厄を打ち払うという意味があります。寿老人は長生きの神として崇められています。

「長安寺」は1712年創建の寺院です。ここの寿老人像は等身大の坐像で、徳川家康が納めたものと言われています。境内はさほど広くはありませんが、近代日本画の発展に寄与した画家、狩野芳崖の墓や碑があります。

「長安寺」の御朱印は中央に円形をした「佛法僧宝」の三宝印、右上に「無病息災 福徳圓満」の文字印、左下に「長安寺印」と書かれた正方形の印が押されます。

毘沙門天:天王寺

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで5番目にご紹介する寺院は毘沙門(びしゃもん)天を祀っている「天王寺」です。毘沙門天は「多聞天」とも呼ばれる四天王の1人で、鎧を身に付けた武将の姿をしています。右手には宝棒、左手には宝塔を持ち、足は邪鬼を踏みつけています。毘沙門天は厄除けや招福の神として人気があります。

「天王寺」は1274年に日蓮宗の寺として開創されましたが、江戸時代には幕府の命で天台宗に改宗しています。この寺院では富くじ(宝くじのようなもの)の興行が許可され、「江戸の三富」の1つとして18世紀には人気を博し大いににぎわいました。

境内にあった五重塔は幸田露伴の小説『五重塔』でも知られたものでしたが、1957年に焼失しています。「天王寺」では、境内入口近くにある大仏像や、奈良の十輪院のものを模したという、趣のある本堂も見どころです。

「天王寺」の御朱印は、中央に毘沙門天を表す「ベイ」の梵字が書かれた火焔宝珠形の印右上は「七難即滅 七福即生」の文字が書かれた長方形の印、左下には「護國山天王寺」と書かれた正方形の印が押されます。

大黒天:護国院

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで6番目にご紹介する寺院は大黒(だいこく)天を祀っている「護国院」です。大黒天は頭巾をかぶり、多いな袋を背負って打ち出の小槌をもち、米俵の上に乗っている姿で知られています。農村では五穀豊穣の神、商家では商売繫盛の神として信仰を集めています。

「護国院」は1625年創建、1927年に現在の地に遷されています。大黒天は本堂に安置されています。木彫りの大黒天が目立ちますが、実はこれはお前立ちの像で、主役はその後ろに祀られている大黒天の画像です。この画像は藤原信実卿の筆になり、徳川家光が奉納したものです。

「護国院」の御朱印は、中央の梵字が書かれた火焔宝珠の印、右上は「参拝」と書かれた打ち出の小槌形の印、左下には「護國院」の文字が入った巾着型の印が押されます。

弁財天:寛永寺

東京の「谷中七福神」めぐりのおすすめルートで最後にご紹介する寺院は弁財(べんざい)天を祀っている「寛永寺」です。弁財天は七福神の中で唯一の女性で、琵琶をもった美しい姿をしていることが多い神です。芸術や恋愛を司る神として人気があります。

弁財天が祀られているのは上野の不忍池の中島にある「不忍池辨天堂」で、寛永寺の境外祀堂です。17世紀前半に建てられた弁天堂は、第2次大戦中の空襲で焼けてしまいましたが、1958年に再建されました。

弁財天の像は秘仏で、開帳されるのは9月に行われる大祭の日のみです。一般的な弁財天のイメージとは異なり、表情は柔和ながら8本の手にそれぞれ煩悩を打ち壊す道具を持っています。

「寛永寺」の弁財天の御朱印は、中央に弁財天を表す梵字と「帰敬三宝諸天衆 妙響調伏諸人天」の文字が入った丸い朱印、右上に「福徳圓満」と書かれた小判型の印、左下には「不忍池辯天堂」の文字の入った正方形の印が押されます。

東京の「谷中七福神」めぐりをするなら一緒に回りたいスポット

「谷中七福神」めぐりをするなら、周辺にあるスポットも同時に観光してはいかがでしょうか。「谷中銀座商店街」は下町の雰囲気が感じられると人気の商店街で、八百屋や鮮魚店の他、ブティックや食べ歩き品を売っている惣菜店などもあります。

東京3大墓地の1つである「谷中霊園」には、総理大臣を務めた鳩山一郎や、渋沢栄一などの墓があります。「旧吉田屋酒店」は江戸時代の酒店を移築したもので、再現された昔の酒屋の様子を無料で見学することができます。

谷中を含めた「谷根千」エリアは、多くの文人が暮らしたエリアでもあります。文学好きなら、森鴎外観潮楼跡、夏目漱石旧居跡、旧安田楠雄邸などを訪ねてみてはいかがでしょうか。

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東京には「谷中七福神」以外にも七福神がある

東京都内で七福神めぐりができるのは、谷中だけではありません。中でも有名なものとしては「日本橋七福神」「浅草名所七福神」が挙げられますが、町おこし的に設定された七福神も含め、広い地域にわたりたくさんの七福神があります。

全部で都内にいくつの七福神があるのかは不明ですが、あるサイトには23区外のものも含め、25もの七福神めぐりが紹介されていました。

東京近郊の県にも「箱根七福神」「鎌倉江の島七福神」「湘南ひらつか七福神」「小江戸川越七福神」「佐倉七福神」など様々な七福神がありますので、七福神めぐりを目的に観光に行っても面白いかもしれません。

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東京の「谷中七福神」めぐりに出かけよう!

以上、東京の「谷中七福神」をご紹介しました。「谷中七福神」の仏像(弁財天像を除く)を拝観したい場合は1月1日から10日の期間に回る必要がありますが、参拝や御朱印を頂くだけなら1年を通して訪問することができます。

昔懐かしい雰囲気を感じられる町として人気のある谷中ですが、「七福神」というテーマで町歩きをすれば、また違った側面から町を見ることができるでしょう。

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MinminK

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