2019年10月30日公開
2019年10月30日更新
「レインボーマウンテン」はペルーでおすすめの新名所!標高や行き方は?
話題沸騰中のペルーの観光地「レインボーマウンテン」をご存知でしょうか。幻想的ともいえる光景とは裏腹に、標高5,100メートルにも及ぶ過酷な環境のなかでしか見ることのできない神秘性に惹かれ人気急上昇中です。ここでは「レインボーマウンテン」の詳細をご紹介します。

目次
ペルーの人気観光スポットをご紹介
近年脚光を浴び、ペルーの新しい人気観光スポットとなりつつある山をご存知でしょうか。それが今回ご紹介をしていく「レインボーマウンテン」ですが、このレインボーマウンテンはその名の通り鉱物と酸化という自然の軌跡によって生み出された、まるで虹色のような岩肌を持つことで知られる人気スポットです。
ここではそんなペルーの新観光スポットもいえるレインボーマウンテンについて徹底的にご紹介をしていきます。
レインボーマウンテンは日本から遠く離れたペルーの地の、それも標高5,100メートルの位置でしか見ることのできない絶景スポットのため、なによりも準備が肝心です。そのためレインボーマウンテンに興味がある方は最後まで必見です。
新名所「レインボーマウンテン」
わたしたち日本人にとって、これまでのペルーの観光スポットといえばなんといっても世界遺産「マチュピチュ」が挙げられます。
しかしながらもうひとつの人気観光スポットとなりつつあるレインボーマウンテンは、マチュピチュ観光の後に訪れるスポットの定番となりつつあるといいます。
レインボーマウンテンの正式名称である「ヴィニクンカ山」と、マチュピチュで有名なペルーの都市「クスコ」は、じつは140キロメートルと比較的行きやすい距離にあるといえます。
ご存知のように、もし世界遺産のひとつに加われば一気にその知名度と人気が挙がり、観光客が殺到します。そうなる前にぜひとも足を運び、いち早くレインボーマウンテンでしか見ることのできない光景を目の当たりにしましょう。
ペルーの定番の人気観光スポットであるマチュピチュにお越しの際にはもちろんのこと、併せておすすめのペルーのおすすめ観光スポット・クスコにお越しの方もぜひ併せてレインボーマウンテンに訪れてみましょう。
またレインボーマウンテンへの行き方はもちろん服装の注意点や、その他にも数多くある注意点についてご紹介をしていきますので、これから訪れる方は最後までチェックしてみてください。

レインボーマウンテンの絶景
まずはレインボーマウンテンの大きな魅力である、絶景についてご紹介していきます。レインボーマウンテンは世界でも有数の標高を持つ山であり、山頂でなくともところどころに現れる展望は圧巻のひとこと。
しかしながら山頂付近ではレインボーマウンテンでしか決して見ることのできない光景が広がり、その景観を一目見ようと標高5,100メートルという過酷な環境に乗り出す人が後を絶ちません。
標高5100mの地層が織りなす虹色の山
レインボーマウンテンの山頂付近である標高5,100メートルの世界では、見渡す限りの展望にレインボーマウンテン独特の虹色の岩肌の光景を、これでもかと拝めることができます。
また背後を振り返れば、5,100メートルもの標高を持つレインボーマウンテンをおおきく凌ぐ、標高6,500メートル級ともいわれる巨大な雪山が姿を現します。
だれもが一度は目にしたい風景を一度に楽しむことができるのは、標高5,100メートルにも及ぶレインボーマウンテンの登頂に成功した人の特権と、ある種のご褒美といえるのかもしれません。

レインボーマウンテンの癒やしの動物
レインボーマウンテンにはまだまだたくさんの魅力があります。続いてご紹介をしていくのは、新観光スポット・レインボーマウンテンのあるペルーだからこそ見ることのできる動物たち。
かわいらしいしぐさと素直な性格で来る人を楽しませてくれる存在の、レインボーマウンテンのアイドルたちです。レインボーマウンテン登山の際には欠かせない存在であり、またこれを楽しみに足を運びたくなるほどの癒しの動物たちばかり。
リャマやアルパカ
レインボーマウンテンが新観光スポットとなったのは、レインボーマウンテンの長い歴史から見ればごく最近のことです。レインボーマウンテンで暮らす人もいれば、ここにしかいない動植物も数多く存在します。
レインボーマウンテンを散策していると、運が良ければリャマやアルパカといったペルーならではの人気の動物に合うことができ、また現地の人とコミュニケーションをとることもできるかもしれません。
しかし非常にかわいらしい姿と動きのリャマやアルパカですが、運良くも集団に出くわすことができたとしても遠くから眺めたり、写真に撮る程度に収めることがおすすめです。
あまり近づきすぎたり、あまり大きな音を立ててしまうとおだやかなリャマやアルパカも警戒してしまうので注意が必要です。
状況によっては唾を吐かれるという危険性もあるため、かわいらしさに惹かれてついつい近づきすぎるといったことのないように気を付けましょう。
馬を利用して登山も可能
またレインボーマウンテンで遭遇することのできる動物は、リャマやアルパカだけではありません。
馬といっても放し飼いされているわけでも、野生というわけでもありません。レインボーマウンテンでは体力に自信のない方やより快適にレインボーマウンテンの観光を楽しみたいという方のために、乗馬用の馬を飼うための一角を設けています。
詳しくは後ほどご紹介する山頂までの行き方で詳しくご紹介をしていきますが、本物の乗馬を体験できながら馬とも触れ合うことができるので、一石何鳥にもなるおすすめのサービスです。

レインボーマウンテンへ行く時の注意点
ここではいざレインボーマウンテンへ行く際に知っておきたい注意点やおすすめの服装などについてご紹介をしていきます。
レインボーマウンテンは新観光スポットとして人気上昇中であり、乗馬を利用した山頂への行き方を含め登山の環境としては整備されているということができます。しかしながら多くの人にとって、標高5,100メートルは未知の領域。
どんなに準備をしても、しすぎるということはありません。ここではそんな標高を持つレインボーマウンテンならではの観光の注意点についてご紹介をしていきます。
高山病対策はしっかりしておこう
レインボーマウンテン観光の注意点として、なんといっても挙げることができるのは、まずは高山病対策です。レインボーマウンテンの観光に訪れるほぼすべての人がペルーの都市であるクスコを訪れるのが一般的な行き方です。
しかし、そのクスコの標高がすでに日本の富士山に迫る標高3,400メートルに位置します。高山病は標高2,500メートルを過ぎたあたりから発症する恐れがあるといわれる山特有の症状です。
そのためまずはこのクスコで十分に環境になじみ、その後はゆっくりと残りの1,700メートルを移動するのが一般的な行き方です。たっぷりの水分にもちろん高山病の予防薬も常備し、深呼吸を繰り返してゆっくりと歩みを進めることをおすすめします。
頭痛や吐き気、だるさといった高山病と思われる症状が発症した際にはすぐに登るのを中止するようにしましょう。
登山時のおすすめの服装
ここではレインボーマウンテンの登山時に身に着けておきたい服装についてご紹介をしていきます。しかしながら標高5,100メートルの山頂付近を目指すとあって、レインボーマウンテンの登山にはとにかく防寒着を身に着けるという以外にありません。
厚手の手袋は寒さ対策だけではなく紫外線対策にもなります。またニット帽も必須といってよいアイテムです。
ただでさえ標高の高いペルーの都市クスコでは、レインボーマウンテンや周辺の山々や観光地を訪れる人を想定してか便利グッズを取り扱うさまざまなお店があります。
先ほどご紹介をした高山病の予防薬はもちろん、日焼け止めや水といったものに加え最低限の服装についても準備があるので、忘れ物があった際や服装をもっと厳重にしたい際には活用するとよいでしょう。
レインボーマウンテンへの行き方
ここからはレインボーマウンテンへの行き方についてご紹介をしていきます。先ほどもご紹介をしたように、レインボーマウンテンの最大の見どころである山頂付近を目指すのであれば、大きく分けて徒歩による行き方と乗馬を利用した行き方の2つの行き方があります。
まずクスコの街からレインボーマウンテンの登山口へは、車でおよそ3時間をかけて向かわなければなりません。
この登山口は多くの人が暮らす村となっているので、現地の人とのコミュニケーションを楽しみにされている方にとっては癒しの時間となることでしょう。
標高4,380メートルともいわれるレインボーマウンテンの登山口から山頂までの距離は約8キロメートル、往復で約16キロメートルにも及ぶ距離を歩かなければなりません。
またこの登山口で入場料となる10ソレスを支払うことになりますが、現地に住む人々の大切な資源とレインボーマウンテンの豊かな環境を保護するものであると理解をしましょう。
クスコからの日帰りツアー
続いてはペルーの都市のひとつであるクスコからの日帰りツアーについてご紹介をしていきます。高山病のリスクを心配される方や、登山ではなくあくまでも観光としてレインボーマウンテンを気軽に楽しみたいという方にとっては、このクスコからの日帰りツアーはメリットが多くおすすめです。
日本円にしてわずか約3,000円のツアー参加料金で、現地のツアーガイドさんと安全に山頂を目指せるだけではなく、クスコからレインボーマウンテンの登山口までの約3時間に及ぶ車移動の手配もしてくれます。
そのためよほど現地に詳しい方や何度もレインボーマウンテン観光に訪れているという方を除いては、このツアーへの参加はある意味必須ともいえます。
また後ほど詳しくご紹介をしていく乗馬についてですが、ツアーへの参加者であれば必ずしも登山口のスタートから乗馬を利用する必要がないというのも嬉しいところ。
ツアーに参加中の方が体力の限界が近づいたと感じた際には、途中から出も乗馬を申し出ることができるという特権があります。
その場合の料金については割高となる可能性もあり交渉次第とはなってきますが、より標高を考慮した無理のない計画を立てることができるようになります。
参加方法
この日帰りツアーへの気になる参加方法についてですが、ペルーの観光都市といえるクスコでは多くの代理店でこのレインボーマウンテンの日帰りツアーを取り扱っています。
クスコは比較的おおきな都市であり、多くの旅行代理店が存在します。しかしレインボーマウンテンの日帰りツアーは年々その人気が上昇した影響で、まれにツアーへの参加のチャンスを逃すことも。そうならないためにもはやめの予約をおすすめします。
また代理店によって料金の差もほとんどありませんので、扱いがあればすぐにでも申し込みすることも併せておすすめしておきます。
先ほどもご紹介をした通り、クスコからレインボーマウンテンへの登山口までおよそ3時間の所要時間をかけ車で向かうことになります。
いずれのツアーであっても朝の3時前後に出発することとなるので、そのことを承知したうえで前日から態勢を整えておきましょう。
わずか3,000円ほどでメリットたくさんの日帰りツアーは、レインボーマウンテンを何倍も楽しむうえで欠かすことのできないお得で必須のサービスといえます。
乗馬を使うことのメリットを知っておこう
この約16キロにも及ぶ登山道を無事に歩ききる自信のある方はともかく、普段から登山に親しみのない方や体力に自信のない方、高山病を含めてなるべくリスクを減らしたいという方はぜひ乗馬を利用することをおすすめします。
この乗馬を利用しても、レインボーマウンテンの登山の醍醐味を味わえなくなるという心配はありません。レインボーマウンテンは山頂付近に差し掛かるにつれて急勾配が続くため、乗馬を利用してもその手前で降ろされてしまいます。
つまりその先は自分の足で登りきる以外になく、そのための体力を温存したい時にも役立ちます。また乗馬の経験がなくても問題はなく、現地の人が乗り降りを手伝い、そしてけん引までしてくれると至れり尽くせり。
日本円にして約10,000円でメリットいっぱいの乗馬は、やはり需要も高く人気があり時には待ち時間が発生することも。迷った際は早めに利用を申し出ることをおすすめします。
虹色の山「レインボーマウンテン」を登ろう
ここではペルーの新たな観光スポットのひとつ、そして人気急上昇中の観光スポットであるレインボーマウンテンについて見どころや人気の理由、そして山頂までの行き方について詳しくご紹介をしてきました。
レインボーマウンテンは世界でもここでしか見ることのできない雄大な自然を、大パノラマで見ることができます。ご紹介のようにレインボーマウンテンの山頂に行くにはかなりの時間と手間が、そして高山病をはじめとしたリスクが伴います。
しかしながら山頂ではそれまでの苦労や疲れを吹き飛ばすような壮大な大自然が待ち構えています。万全の体制を整えて、インスタ映えを目指したい方も登山が好きな方もぜひペルーの新観光スポットであるレインボーマウンテンに足を運んでみましょう。