「谷中霊園」はミシュランにも選ばれた観光名所!アクセス方法や駐車場は?

東京都台東区谷中にある谷中霊園は、霊園でありながらミシュランにも載った観光スポットです。霊園で観光は可能なのでしょうか。そこで、谷中霊園についてその見どころやおすすめの時期、さらにアクセス方法などについて紹介します。珍しい観光スポットに行ってみてください。

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目次

  1. 1ミシュランにも選ばれた!「谷中霊園」とは?
  2. 2「谷中霊園」はいつできた?
  3. 3「谷中霊園」が人気の理由
  4. 4「谷中霊園」に訪れる時に知っておきたいマナー
  5. 5「谷中霊園」の訪れておきたいおすすめスポット
  6. 6「谷中霊園」へのアクセス
  7. 7東京の人気観光スポット「谷中霊園」へ行ってみよう!

ミシュランにも選ばれた!「谷中霊園」とは?

お寺巡りが趣味という方はよく聞きますし、観光スポットになっているお寺というのもよく聞きます。しかしお墓が観光スポットというのはかなり珍しいのではないでしょうか。東京にある谷中霊園はその名の通り、お墓が観光スポットとなっています。そんな谷中霊園について紹介します。

東京の人気観光スポットの一つ

谷中霊園は東京都台東区谷中にある都立霊園です。霊園ということでわかるように、そのものずばりの「お墓」です。都立霊園ですから、基本的にはどこかのお寺の墓地ではなく、いろいろな宗派の方が眠るお墓となっています。

一方で、谷中霊園は多くの有名人が眠るお墓がある場所としても知られています。歴史上の有名人はもちろんですが、近年まで活躍していた有名人もいるため、それらのファンの方も多くお墓参りに訪れる人気観光スポットともなっているのです。

歴史と季節を感じられるスポット

谷中霊園はお墓参りで来る方も多いのですが、歴史と季節の移り変わりを感じさせてくれる観光スポットとしても知られています。谷中霊園には昔、ある小説のモデルとなった建造物がありました。また霊園ですから、もともとお寺の墓地でもあったのです。

さらに現在の谷中霊園があった場所は、江戸時代から多くの客が訪れる場で、その客たちのための茶屋なども立ち並んでいました。現在はこの辺りが美しい桜の名所となっており、桜の時期には多くの観光客でにぎわっています。

「谷中霊園」はいつできた?

東京にはいくつかの都立霊園があり、谷中霊園もその一つです。しかし谷中霊園は他の都立霊園とは違う点があります。もともと谷中霊園は感応寺(現在の天王寺)というお寺の墓地だったのです。

しかし明治維新を迎えると、政府は神仏分離をすすめるようになり、神道を信仰する方が増えてきます。しかし多くの墓地はお寺だったので、これらの人々が入る「お墓」がないということになりました。そこで1874年、政府は天王寺の寺域の一部を没収して、東京府の管轄する公共墓地としたのです。

最初は谷中墓地という名前だったのですが、1935年、谷中霊園と改称され、現在に至っています。また1893年には隣接したところに浄土宗の功徳林寺が建立され、法要を行う際にはこちらを利用するようにもなっています。

「谷中霊園」が人気の理由

さて、この谷中霊園ですが、墓地でありながら2015年のミシュラングリーンガイドで二つ星に選ばれているのです。ということは観光スポットとして、東京のみならず、世界的に知られているということになります。なぜ谷中霊園は世界的に有名な観光スポットとなったのでしょうか。

人気の理由(1) 桜

谷中霊園がミシュランに選ばれたのは、江戸時代の趣が残っている点と、もう一つは桜の名所であるということです。天王寺の山門から南に向かう「中央園路」はその昔、感応寺の参道であり、茶屋が立ち並んでいました。というのは感応寺は江戸時代、富くじが行われていたからです。

この園路は「さくら通り」という通称があり、園路を覆うように桜の木が立ち並んでおり、桜のシーズンになるときれいな桜のトンネルができるのです。さらに浄明院の横から霊園まで約100メートルに及ぶ桜並木も人気です。

もう一つおすすめしたいのが、天王寺から20メートルほどの右側に一本だけある桜です。これは欝金桜といい、ソメイヨシノより2週間ほど開花時期が遅いのですが、なんと淡黄緑の桜が咲くのです。珍しい桜なのでぜひおすすめです。

人気の理由(2) 有名人墓所

谷中霊園は有名人が多く眠る墓地としても知られています。何といっても都立霊園ですから、7000以上のお墓があり、本人が東京都内に5年以上居住していれば、ここにお墓を持つことが可能なので、俳優や画家など、誰もが知っている有名人がたくさん眠っており、ファンの方には人気となっているのです。

その中でも誰もが知っている有名人中の有名人として挙げられるのが、あの徳川慶喜ではないでしょうか。そう、徳川幕府最後の将軍です。もともと徳川家の墓地の多くは寛永寺にあるのですが、慶喜の墓地がある場所はもともとは寛永寺の墓地のエリアでした。

しかし、慶喜は自分が亡くなった時に神道式での埋葬を希望したため、他の将軍とは別に、神道式のお墓を作り、少し離れた場所に埋葬されたのです。神道ということで普通のお墓ではなく、円墳になっているのも珍しいところです。

「谷中霊園」に訪れる時に知っておきたいマナー

ミシュランガイドにも載る谷中墓地は、有名人の墓所も多く、桜などおすすめスポットも多い、人気の観光すポットでもあります。しかしいくら人気観光スポットでも、墓所である以上、他の観光スポットとは違うマナーが必要となります。次にそのマナーについて紹介します。

マナー(1) 草花や生き物を取らない

谷中霊園に限らず、墓地や霊園には管理者がいて、その環境を責任を持って管理し、守っています。ですから、霊園の植物や動物などの生き物はすべて公共のものということになります。

きれいな花が咲いているからということで無断でそれを取ることは、せっかく美しく整備している環境を壊すことにつながりかねません。もちろん美しい桜を取ることもです。遠くから美しい景色を楽しむことをおすすめします。

マナー(2) ゴミは必ず持ち帰る

環境を汚すものとして真っ先にイメージされるものが「ゴミ」です。谷中霊園に限らず、観光スポットの多くは美観を損ねるゴミ問題に頭を悩ませており、ニュースなどでも取り上げられることが多くなっています。

ゴミをその場に捨てるのは言語道断なのですが、霊園ということで、他の観光スポットと違うゴミ問題があります。それは墓参の時の供物などの「ゴミ」です。放置するとカラスなどが荒らしてしまうのです。

有名人の墓参などに訪れる際に、供物などを持っていく場合、有名人のお墓にお供えした後はすべて持ち帰りましょう。その場に残して、有名人のお墓やその周辺が汚れてしまうのでは本末転倒です。極力ゴミなどを出さないようにすることをおすすめします。

マナー(3) 静かに散策

ここまで述べてきたように、谷中霊園などの霊園は多くの人々が眠る場所でもあります。ご遺族の方などが定期的にお参りをしている場所でもあるのです。そんなところで大騒ぎをしているのを見ると、ご遺族の方はどう思うでしょうか。

特に有名人のお墓の場合、ファンの方などが多く訪れ、みだりに出入りすることは、ご遺族の方に対して迷惑となる場合があります。一般的な観光スポットとは違う、節度を持った行動が必要とされるのです。

特に人気のある有名人のお墓を詣でる場合は、極力迷惑がかからないように、少し離れたところから参拝する、先ほど述べたように供物などは持ち帰るなどの配慮をおすすめします。一人の迷惑な行動が、回りまわってその有名人の評価にもつながってしまうかもしれません。

「谷中霊園」の訪れておきたいおすすめスポット

さて、谷中霊園のおすすめスポットは、谷中霊園そのものだけではありません。なんといっても江戸時代からの古い歴史につながる谷中霊園ですから、歴史好きの方におすすめしたいスポットがいろいろとあります。次に谷中霊園とその周辺にある人気スポットについて紹介します。

おすすめスポット(1) 天王寺

まず紹介するのが「天王寺」です。最初の方で触れたように、現在の谷中霊園はこの天王寺の寺域の一部と、寛永寺の墓地の一部が含まれています。つまり天王寺と谷中霊園は切っても切れないかかわりがあるのです。

天王寺は日蓮が鎌倉と安房を往復した際にこの地にあった屋敷に宿泊したことに始まります。創建は1274年で、当時は感応寺と言いました。1641年、徳川家光やその乳母春日局に外護を受けて将軍家の祈祷所となりました。1833年に現在の天王寺に寺号が改称しています。

感応寺は1700年に幕府公認の富くじが行われ、「江戸の三富」の一つとしてにぎわいました。富くじそのものは1842年の禁令まででしたが、そのにぎわいは現在の東京の観光スポットの一つ谷中霊園という位置づけにつながっているのです。

おすすめスポット(2) 五重塔跡

中央園路の途中まで進むと「五重塔跡」という石塔があります。実は江戸時代初期、ここには五重塔がありました。しかしいったん焼失し、1791年に近江国の棟梁らによって再建されたのです。このことをモデルにして幸田露伴は「五重塔」という小説を書き、「谷中の五重塔」は有名になります。

その後、五重塔は東京市に寄贈されたのですが、1957年、大変な事態が起こります。五重塔の近くである男女が焼身自殺を図り、その際に五重塔に延焼、そのまま焼失してしまったのです。現在は礎石が残るのみとなっています。

当時、この五重塔は関東一の高さを誇っていたと言われ、現在は東京都指定旧跡となっています。また近くには「五重塔」を書いたころの作者幸田露伴の旧跡もあります。一緒に観光することをおすすめします。

おすすめスポット(3) 古民家カフェ

谷中霊園の散策が済んだら、雰囲気のいいカフェで一休みはいかがでしょうか。谷中霊園からほど近いところにある「カヤバ珈琲」は、人気の古民家カフェとして、谷中霊園散策に訪れる多型の憩いの場となっています。

この古民家はもともと1916年に建てられたものです。1938年からは喫茶店として営業が行われるようになり、谷中霊園に訪れた方や地元の方に人気となっていました。しかし2006年、喫茶店は惜しまれつつ閉店したのです。

2009年、建物のリノベーションを行い、ふたたびカフェとして開店、その際に外観、看板、椅子などはもちろん、メニューも当時のままに復活しました。レトロな雰囲気が大人気となっており、東京観光に訪れる外国人やSNS映えを狙う方々で行列ができるほどの人気カフェとなっています。

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「谷中霊園」へのアクセス

それでは最後に、谷中霊園へのアクセスについて紹介します。谷中霊園は東京の観光スポットとしても人気が高く、特に桜の時期などには一度は訪れてみたい場所と言われますが、どのようにしてアクセスするのがおすすめでしょうか。また車で行くこともできるのでしょうか。

日暮里駅からのアクセス

谷中霊園にアクセスする場合に最もおすすめなのは、「日暮里」駅からアクセスする方法です。日暮里駅はJRのほかに京成電鉄、東京都交通局の駅となっており、多くのルートが乗り入れている便利がよい駅となっています。

特にJRは山手線のほか常磐線なども乗り入れており、茨城、千葉方面からアクセスする方はこちらを利用することができます。また、京成電鉄はスカイライナーなどすべての列車が停車するため、成田空港から一本で来ることができ、外国人観光客などにとっては便利です。

谷中霊園は日暮里駅を出て、そこから徒歩で6分ほどで到着となります。南口を出て100メートルほどのところに天王寺があるので、こちらを参拝してから谷中霊園に向かうのがおすすめです。

千駄木駅からのアクセス

谷中霊園に観光に来る方の中には、いわゆる「谷根千観光」のついでに立ち寄るという方も多いです。谷根千観光をする方は東京メトロ「千駄木」駅を利用する方が多いため、こちらから谷中霊園に向かうという方もいるかもしれません。

千駄木駅は東京メトロ千代田線の駅です。先ほど常磐線について触れましたが、谷根千観光をする方なら綾瀬駅から千駄木駅の方に来る方も多いのではないでしょうか。また大手町周辺からこちらに来る方も多く見られるようです。

千駄木駅からは団子坂方面改札を出て、1番出口から出ます。ここからさんさき坂をずっと登っていき、道なりに進んでいくと、「谷中霊園入り口」というちょっとレトロな看板に行きつきます。徒歩で13分と少し距離がありますが、桜のトンネルを正面に見ることができるため人気のルートです。

車でのアクセスと駐車場

谷中霊園は車でのアクセスは可能なのでしょうか。谷中霊園はマップコードナビに対応しており、これを利用することで迷うことなくアクセスすることが可能です。ただし、車で行く場合、注意が必要なのが駐車場です。

谷中霊園の駐車場は、管理事務所前に6台分あるほか、少し先の東三通り、西三通りの路肩を墓参用の臨時駐車場として利用できることになっています。このことでわかるように、谷中霊園の駐車場は決して多いとは言えません。墓参シーズンには周辺駐車場を含め混雑が予想されます。

したがって、基本的に谷中霊園に行く際には、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。それ以外の時でも、路肩に停めるのはあくまでも墓参の際の臨時なので、ゆっくりしたい方は近隣の駐車場を探すことをおすすめします。

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東京の人気観光スポット「谷中霊園」へ行ってみよう!

谷中霊園は霊園ということで、観光などできるのだろうかと考えていた方も多いでしょう。しかし節度さえ守れば、ゆっくりと桜を楽しんだり、有名人の方の墓参をしたりできるスポットです。桜の時期に東京観光する予定があるのであれば、ぜひちょっと違った雰囲気を楽しみに行ってみてください。

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この記事のライター
茉莉花

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