「小名木川」は東京のパナマ運河?人気のクルーズや見どころを徹底ガイド!

東京都墨田区にある小名木川は江戸時代に運河として作られた川で、パナマ運河のような水門が作られています。周辺にはテレビドラマのロケ地や歴史スポットが多く、遊歩道を歩いて名所巡りができます。また小名木川クルーズは船上から川岸の景色が楽しめます。

 「小名木川」は東京のパナマ運河?人気のクルーズや見どころを徹底ガイド!のイメージ

目次

  1. 1東京のパナマ運河と呼ばれる小名木川
  2. 2小名木川の歴史的背景
  3. 3小名木川の見どころ
  4. 4小名木川でクルーズ観光がおすすめ
  5. 5小名木川へのアクセス方法
  6. 6小名木川沿いの散策コース
  7. 7小名木川を観光してみよう

東京のパナマ運河と呼ばれる小名木川

小名木川は、東京都墨田区の隅田川と荒川の支流、旧中川を一直線に結ぶ水路で、江戸時代に徳川家康によって作られました。パナマ運河のように、船が往来するとき水門を閉めて水位を上下させ、船を通す仕組みになっています。

そのため小名木川は東京のパナマ運河とも呼ばれています。小名木川の周辺は遊歩道が作られていて散策が楽しめる他、小名木川クルーズを利用して船上からの風景を楽しむのもおすすめです。今回は東京の人気観光スポット、小名木川について紹介しましょう。

都内で水辺を楽しめる人気のスポットをご紹介

東京都内には日本橋舟めぐりや隅田川クルーズ、目黒川のお花見クルーズなど、船上から水辺の風景を楽しめるスポットがいくつかあります。小名木川もその一つで、のんびりと船旅を楽しみながら東京の風景を再発見することができます。

また小名木川は東京メトロ半蔵門線清澄白河駅から川沿いに遊歩道が整備されています。周辺には松尾芭蕉が歌を詠んだ場所など観光スポットがいくつもあります。水辺をのんびりと散策して楽しみましょう。

小名木川の歴史的背景

小名木川は東京都江東区の北部を東西に横切り、旧中川と隅田川を結ぶ、全長約5kmの人工的に作られた運河です。まず最初に、小名木川の歴史的背景についてみてみましょう。

江戸城に入府した徳川家康は、現在の千葉県行徳にある行徳塩田の塩や、周辺諸国からの物資を運ぶため、1590年に小名木四郎兵衛に命じて、運河を作ります。作られた運河は、小名木四郎兵衛にちなんで、小名木川と名付けられました。

小名木川が作られたことで流通が発達し、江戸の経済が発展しました。それだけではなく、運河を使って現在の千葉県にある成田山新勝寺や茨城源にある鹿島神宮へ参拝する人も多く、人の往来も増えました。

明治になると周辺で工業が盛んになり、運河を使って多くの物資が運ばれました。この時、大きな貨物船を運航させるため、閘門が設置されました。昭和時代に地盤沈下などによって閉鎖されましたが、2005年に荒川ロックゲートが完成すると、再び運航が可能となりました。

小名木川の見どころ

小名木川の人気観光スポットは、川に設けられた閘門(こうもん)と呼ばれる水門です。閘門といえば、パナマ共和国のパナマ運河が有名ですが、日本でも数カ所で見ることができます。

船が水位の異なる川を行き来するために設けられたもので、東京では珍しい光景です。小名木川の観光クルーズに乗船すると閘門を通り抜ける様子を体験できます。

扇橋閘門

まず最初に紹介する小名木川の人気観光スポットは、扇橋閘門(おうぎばしこうもん)です。こちらは1997年に小名木川に作られた水門です。

小名木川周辺は、明治以降に工業化によって地下水を大量に汲み上げた結果、地盤沈下が起こりました。そのため大雨が降ると川から水があふれ、水害の被害が頻繁に見られるようになりました。

そこで小名木川では水位を隅田川や荒川よりも低くすることで、水害を防ぐ方法が考えられました。扇橋閘門は小名木川のほぼ中央に設けられた水門で、水位を調節して船が運航できるようにしたものです。

中米のパナマ運河と同じ仕組みで、船の前後の扉を閉め、閘室内の水位を調節して航行できるようにしています。所要時間は約20分です。東京建設局では、扇橋閘門の見学会を不定期で行っています。

荒川ロックゲート

続いて紹介する小名木川の人気観光スポットは、荒川ロックゲートです。荒川ロックゲートも上で紹介した閘門で、こちらは2005年に完成しました。ロックゲートは閘門の英語訳になります。

荒川と旧中川は水面差が大きい時で3mにもなるので、ロックゲートの前後の扉を閉めて、水位を調節して船を運航させます。小名木川のクルーズ観光を利用すると、荒川ロックゲートを通ることができ、水位がどんどん上がる様子を体験することができます。

小名木川でクルーズ観光がおすすめ

小名木川のクルーズは、江戸東京再発見コンソーシアムによって行われています。2020年7月10日より、チャーター便のみ運航再開する予定です。個人客が乗船できる集合便は2020年8月1日より運航が再開される予定です。

クルーズ船の運航にあたっては、人数を制限して行っています。定員は2020年7月現在、5名となっています。その他、乗船にあたってルールがありますので、詳細はホームページで確認するか、直接お問い合わせください。

小名木川コース

江戸東京再発見コンソーシアムによる小名木川クルーズは、電話によって申し込むことができます。電話番号は03-3668-0700で、電話の受付時間は平日9:00~12:00・13:00~17:00となっています。土日・祝日は受付けていません。

小名木川クルーズの所要時間は片道1時間半のコースで、日本橋船着場から番所橋乗船場、あるいは番所橋乗船場から日本橋船着場の片道コースとなります。料金は大人3500円、4歳以上12歳以下の子供3500円です。子供は大人の同伴が必要です。

料金にはガイド料金と特製古地図が含まれます。申込みは先着順で、2020年7月現在、定員は5名(通常10名)となっています。また2営業日前からキャンセル料が発生します。船着場と船内にはトイレがないので、注意してください。

小名木川へのアクセス方法

江戸東京再発見コンソーシアムによる小名木川クルーズは、上でお伝えしたように日本橋船着場と番所橋乗船場が発着の間の片道コースとなります。それずれの集合場所までのアクセスをお知らせしましょう。

日本橋船着場へのアクセスは、東西線・浅草線「日本橋駅」12番出口(COREDO日本橋直結)から階段を上がり、日本橋方面へ約100m歩きます。日本橋のふもとになります。半蔵門線・銀座線「三越前駅」からはB6番出口を出て日本橋を渡り左手になります。

番所橋乗船場へのアクセスは、都営新宿線「東大島」大島口から徒歩8分となります。駅を出たら、旧中川沿いに歩きます。

どちらの船着場にも、他のクルーズ会社の船が停泊していますので、間違えないようにしてください。江戸東京再発見コンソーシアムのスタッフは集合時間ぴったりに受付を始めます。集合時間前にはスタッフがいないので注意してください。

小名木川沿いの散策コース

小名木川の岸辺には「塩の道」という遊歩道が整備されています。この遊歩道を歩くと、小名木川にかかる数々の橋や上で紹介した扇橋閘門、荒川ロックゲート、その他の観光スポットを巡ることができます。

「塩の道」小名木川クルーズとは一味違った景観を楽しむことができ、観光にもおすすめです。ここからは、東京メトロ半蔵門線清澄白河駅を起点とする散策コースと、おすすめの観光スポットを紹介しましょう。

萬年橋

清澄白河駅を出て最初に紹介する人気観光スポットは、小名木川の隅田川口に架けられた萬年橋です。萬年橋は江戸時代には、富士山が見える名所として有名で、葛飾北斎が「富嶽三十六景」に、また歌川広重が「名所江戸百景」に描いています。

現在の橋は1930年に架けられたもので、夜間はライトアップを行っています。また橋の麓には川船番所跡があります。川船番所は川の関所とも呼ばれるもので、小名木川を利用して江戸に出入りする人を監視していました。

萬年橋の近くには、松尾芭蕉が住んだ芭蕉庵があります。芭蕉は小名木川に舟を浮かべ、門人たちと一緒に月を眺めながら楽しだそうです。芭蕉が小名木川を詠んだ歌も残されています。

芭蕉記念館

続いて紹介する人気スポットは芭蕉記念館です。萬年橋から隅田川沿いに歩いたところにあり、松尾芭蕉に関する資料が展示されています。庭園には芭蕉が詠んだ草花が植えられ、庵を模した芭蕉堂、句碑などが置かれています。

展望台からは小名木川と隅田川を眺めることができます。展望台に置かれたブロンズの芭蕉像は朝夕に向きを変えます。

芭蕉稲荷神社

次におすすめする小名木川の人気観光スポットは芭蕉稲荷神社です。芭蕉稲荷神社は芭蕉記念館のすぐ近くにあります。赤い鳥居が並ぶ趣にある神社で、芭蕉庵跡の碑や芭蕉の句碑などがあり、芭蕉のファンにもおすすめです。

この神社は1917年に地元の有志によって建てられたもので、東京都の旧跡とされています。この神社があった場所には、芭蕉が51歳で亡くなるまで住んだ芭蕉庵がありました。

深川江戸資料館

次におすすめする小名木川周辺の人気観光スポットは深川江戸資料館です。萬年橋から清澄庭園へ向かって歩いたところにあります。深川江戸資料館は、江戸時代の深川の街並みを再現した展示が人気です。

白壁の土蔵や船宿、火の見やぐら、長屋が並ぶ路地などがあり、まるで江戸時代にタイムスリップしたような体験ができます。小名木川の歴史を知っていると、より楽しむことができるでしょう。

西深川橋

続いて紹介する小名木川の人気観光スポットは西深川橋です。西深川橋は、隅田川から歩いて3番めにある橋です。青い鉄骨の橋で、橋の上からは西深川橋の次にある高橋や深川の街並みを見ることができます。

西深川橋は、橋の麓に大きなシーラカンスの像があることで人気を集めています。橋に向かって大きな口を開けたシーラカンスで、初めて見る人はびっくりするかもしれません。近くにアンモナイトのような像も設置されています。

西深川橋のシーラカンスの像は1990年に江東区のアート事業の一つとして設置されました。小名木川の散策の途中のフォトスポットとしておすすめです。

小名木川クローバー橋

次に紹介する小名木川の人気観光スポットは小名木川クローバー橋です。小名木川クロバー橋は上で紹介した扇橋閘門を通り、横十間川と小名木川の合流点にかかる橋です。1994年に完成した十字型の歩行者と自転車専用橋です。

小名木川クローバー橋の中央には橋の名前にちなんで、四つ葉のクローバーがデザインされています。この橋は数々のドラマのロケ地になっていて、最近では人気ドラマ「恋はつづくよどこまでも」にも登場しました。

橋の上からは東京スカイツリーを見ることができ、ロマンチックな橋として人気があります。最近では、橋の中央で願い事をすると恋が叶うと言われていて、多くの人が訪れるスポットとなっています。

横十間川親水公園

次に紹介する小名木川のおすすめ観光スポットは、横十間川親水公園です。この公園は、上で紹介した小名木川クローバー橋のふもとにあります。長さ1.9kmある広々とした公園で、地元の人々の憩いの場として親しまれています。

水辺をテーマにした公園で、園内には貸しボートや水上アスレチックなどがあります。また、野鳥の島や水田が作られた生物の楽園、花菖蒲園などもあり、のどかな風景が広がります。ボランティアによる木造和船の運行があり、水上からの景観も楽しめます。

塩の道橋

続いて紹介する小名木川のおすすめ観光スポットは、塩の道橋です。こちらの橋は2008年に架けられました。周囲の景観を壊さないよう、木を思わせる銅版で作られています。

橋の名前は小名木川の両側にある小学校の子供達から募集したそうです。この橋は自転車、歩行者専用橋となっています。

宝塔寺・塩舐め地蔵

次に紹介する小名木川のおすすめ観光スポットは、塩の道橋から脇道を入ったところにある真言宗宝塔寺です。境内には塩舐め地蔵があります。

塩舐め地蔵はもとは小名木川沿いにあったもので、江戸時代には小名木川を通行する商人たちが地蔵の前に座って休憩をしたそうです。商売繁盛や旅の安全を祈願して、塩を供えたことから塩舐め地蔵と呼ばれています。

お供えの塩をいただいて、イボに塗るとイボが治ると言われており、「イボ取り地蔵」とも呼ばれています。この地蔵は昭和の初めに宝塔寺に移されました。現在は顔の形もはっきりしなくなりましたが、あらゆる種類の塩が奉納され、地元の人々に親しまれています。

中川船番所資料館

続いて紹介する小名木川のおすすめ観光スポットは、中川船番所資料館です。小名木川の終点、旧中川と合流する地点にあります。中川船番所は、もともと隅田川口にあった深川番所が大火事によって移転したもので、川の関所としての役割を果たしています。

中川船番所があった場所は、現在は資料館が作られています。館内には船番所の模型や中川船番所のジオラマなどが展示されていて、当時の小名木川の様子を知ることができます。

また江戸時代に小名木川を行き来した江戸和竿(えどわざお)なども展示されていて、子供から大人まで楽しめる人気スポットとなっています。

Thumb清澄白河のカフェおすすめ13選!ランチが美味しい人気店やおしゃれなお店紹介!
東京・清澄白河エリアでおすすめのカフェスポット情報について、詳しくご紹介していきます。清澄白...
Thumb「隅田川テラス」でランニング・散歩をしよう!桜や夜景など見どころも紹介!
東京都の中心を流れる隅田川には、歩行者専用通路の「隅田川テラス」が整備されています。歩きやす...

小名木川を観光してみよう

小名木川は東京都江東区にある江戸時代に作られた運河です。川の両側は「塩の道」という遊歩道が整備されていて、観光を楽しみながら散策ができます。

また小名木川クルーズに乗船すると、パナマ運河のような珍しい閘門を体験できます。さらに小名木川に架かるいくつもの橋を船上から眺めることができます。

関連記事

関連するキーワード

Original
この記事のライター
Momoko

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ