モロッコの首都ラバトは世界遺産の都市!見所やおすすめ観光スポットとは?

モロッコの首都ラバトは、歴史ある旧市街と新しく整えられた新市街が共に世界遺産に登録されている町です。にもかかわらず未だ観光客の数もさほど多くなく、落ち着いた雰囲気が保たれています。今回はモロッコ観光の穴場、首都ラバトの見どころをご紹介します。

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目次

  1. 1ラバトはモロッコの首都
  2. 2モロッコの首都ラバトは世界遺産の町
  3. 3モロッコの首都ラバトは上品な町
  4. 4日本からモロッコの首都ラバトへのアクセス
  5. 5モロッコの首都ラバトの気候
  6. 6モロッコの首都ラバト市内の交通
  7. 7モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット1:ウダイヤのカスバ
  8. 8モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット2:ムハンマド5世の霊廟
  9. 9モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット3:ハッサンの塔
  10. 10モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット4:ルワー門
  11. 11モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット5:シェラ遺跡
  12. 12モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット6:スーク(市場)
  13. 13モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット7:王宮
  14. 14モロッコの首都ラバトの宿泊・食事
  15. 15モロッコの首都ラバト観光の注意点
  16. 16モロッコの首都ラバトに立ち寄ろう

ラバトはモロッコの首都

近頃、旅行先としても人気が高まっている北アフリカのモロッコですが、多くの人が向かうのはモロッコ最大の都市マラケシュ、大モスクのあるカサブランカ、青い町シャウエンなどです。が、実はモロッコの首都はそのいずれでもなくラバトという町なのです。今回は知られざるモロッコの首都ラバトの見どころなどをご紹介します。

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モロッコの首都ラバトは世界遺産の町

モロッコの首都ラバトは人口65万人、周辺を含めた都市圏人口は180万に達する大都市です。ラバトとは「駐屯所」という意味だそうです。首都なので日本大使館もここラバトにあります。ラバトはモロッコ国内に9つある世界遺産の一つで、「近代的首都と歴史的都市をあわせもつ遺産ラバト」として2012年に登録されました。

歴史ある旧市街が世界遺産に登録される例は数々ありますが、モロッコの首都ラバトのように近代的な町並みも含めて登録されるのは極めて珍しいことです。ですので、ラバト観光の折には歴史的スポットや旧市街だけではなく、ヨーロッパの影響を受けて整えられたという新市街の町歩きも楽しんで欲しいと思います。

モロッコの首都ラバトは上品な町

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首都でありながらラバトは人口からも町の大きさからもモロッコ最大の都市というわけではありません。便宜上の首都、政治都市というイメージがあるラバトですが、教育や経済の水準は高く、モロッコの中では治安も良い町として知られています。歩道も整備されて歩きやすく、緑が多い「庭園都市」でもあるのです。

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モロッコを旅行する観光客が閉口するのがモロッコ商人の熱心さ、つまりしつこさなのですが、ラバトではそれも控えめ、さほど煩わしい思いをせずに町歩きができます。モロッコ人の間でもラバトは「上品で、礼儀正しい人たちが住んでいる町」というイメージがあるようです。

日本からモロッコの首都ラバトへのアクセス

ラバトをはじめ、モロッコの各都市へは、日本からの直行便はありません。ラバトの空の玄関口であるラバト・サレ空港にはフランスやスペイン、アラブ首長国連邦の航空会社などが乗り入れているので、中東かヨーロッパで乗り継ぎをしてラバトに向かうしかありません。最短でも18時間以上、中には30時間を超えるフライトもあります。

日本からモロッコの首都ラバトへは、フランスを経由して行く人が多いようです。どのルートをとっても長旅になるので、中継地で宿泊をして観光をするのも一つの方法です。ラバトに着けばそこはもうイスラムの世界。空港の装飾にもイスラミックなものを感じます。空港から市内までは直線距離で約8キロ、タクシーで20分ほどの距離です。

モロッコの首都ラバトの気候

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地中海性気候帯に位置するモロッコの首都ラバトの気候はとても温暖です。1番暑いのは8月で平均最高気温27.1度、最低気温17.7度です。反対に1番寒いのは1月で平均最高気温17.2度、最低気温7.2度です。年間の平均は最高気温21.9度、最低気温12.4度という温暖さで過ごしやすい気候です。雨は冬に降り、夏はほとんど降りません。

このように、年間を通して過ごしやすい気候に恵まれたモロッコの首都ラバトには緑があふれ、海の景観と共に美しい町並みをつくりだしています。旅行の際は過度な寒さ対策は必要ありませんが、寒い時期には少し厚手のジャケット、暑い時期でも冷房などの寒さ避けに薄手の長袖は1枚入れておいた方が良いでしょう。

モロッコの首都ラバト市内の交通

モロッコの他の都市では、市内の移動をする時にバスとタクシーの選択肢しかない場合が多くあります。バスは観光客には乗りこなすのが難しい上、遠回りになってしまうこともままあります。また、タクシーは観光客だと足元を見られ、交渉制になったりぼられたりする場合も多く、不快な思いをすることがあります。

煩わしいことも多いモロッコでの市内移動ですが、首都ラバトは事情が違います。近代的なトラムが町を走っており、路線図さえあれば観光客でも乗りこなすのはさほど難しくありません。日中は8分から10分間隔で走っていて(夜は20分間隔)、料金も6デルハム(約70円)ととてもリーズナブルです。ラバトではトラムでの移動がおすすめです。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット1:ウダイヤのカスバ

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ここからは、モロッコの首都ラバトのおすすめの見どころを紹介していきます。「ウダイヤのカスバ」はメディナ(旧市街)の北に広がるエリアです。「カスバ」とは「砦」のことで、幅2.5メートル、高さが8メートル以上もあるいかつい城壁がこの地区を取り巻いています。海へと続くカスバの先の展望台は、対岸の町を臨むことができる見どころです。

ラバトの「ウダイヤのカスバ」エリアにはスペインのアルハンブラ宮殿の庭をほうふつとさせる「ウダイヤ庭園」があります。また、この庭園の北側は青と白に塗られたメルヘンチックな一角があり、青い町シャウエンに負けないくらいのフォトジェニックな光景が広がっています。「ウダイヤのカスバ」はゆっくりと観光の時間を取りたいエリアです。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット2:ムハンマド5世の霊廟

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モロッコの首都ラバトの新市街エリアでは「ムハンマド5世の霊廟」が最大の見どころになります。ムハンマド5世は、1956年にフランスから独立を勝ち取った元国王です(即位は翌1957年)。1973年に建てられたこの霊廟は、幾何学的な直線と優美な曲線がマッチしたシンプルで美しい外観を持っていますが、圧巻の見どころはその内部です。

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ラバトの見どころ「ムハンマド5世の霊廟」の内部は、誰もが目を丸くするような細かく繊細な装飾で満たされています。四隅には棺を守る衛兵の姿も見られます。廟の周囲を警備をしている衛兵たちはフレンドリーで、写真撮影にも応じてくれます。「ムハンマド5世の霊廟」の隣接地には高さの違う無数の柱が林立する不思議なスポットもあります。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット3:ハッサンの塔

モロッコの首都ラバトにある「ハッサンの塔」は、前述の「ムハンマド5世の霊廟」の向かいにある見どころです。「ハッサンの塔」は高さが44メートルあり、モスクと一緒に建てられるミナレットという塔の一部です。この塔の建設が始まったのは日本でいえば鎌倉時代の1195年のことで、88メートルという世界一のミナレットになるはずでした。

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世界遺産の町ラバトの「ハッサンの塔」は、建設が始まってから4年後に権力者で建設に着手した人物が亡くなったため、工事もそのままになってしまったという未完の塔なのです。しかし、歴史の流れを感じさせる古々しい「ハッサンの塔」は、律儀に直立する直方体の姿で多くの観光客を惹きつけ、町のシンボルの一つとして君臨しています。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット4:ルワー門

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モロッコの首都ラバトの「ルワー門」は王宮へとつながる門です。この門は12世紀末のムワッヒド朝時代に建設されたもので、当時の姿をよく残していると言われる見どころです。12世紀末といえば日本では鎌倉幕府が開かれた頃で800年以上も前です。風雨にさらされ、戦火から逃れ、よく残っているものだと驚きます。

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800年前の姿を今に残す世界遺産の町ラバトの「ルワー門」。ルワーというのは「風」という意味だそうです。中はギャラリーになっていて、モロッコの現代美術品が展示されています。夜にはライトアップされ、昼とは違った趣をたたえます。「ルワー門」の近くには「ルワー門駅」があるので、トラムで容易にアクセスできる見どころです。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット5:シェラ遺跡

モロッコの首都ラバトにある「シェラ遺跡」は、ローマ時代の遺跡を含めた周辺を公園のように整備したスポットです。木々が生い茂り、コウノトリやネコなどの動物に多く遭遇します。時代が下ると、ローマ遺跡の上にイスラムの墓地が建てられ、さらに中世には高さ6メートルもの壁やモスクなども築かれていきます。

ラバトの「シェラ遺跡」のエリアには、時代時代で様々なものが築かれていきました。ですから、何時間もかけないと見切れないような広大な敷地には、門やモスク、ミナレットなど比較的新しくてきれいに残っているものから、廃墟のような遺跡まで多様なものが散在しています。歩き疲れたら、河辺に近いエリアにはカフェもあります。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット6:スーク(市場)

モロッコでは是非スーク巡りをしてください。スークとは「市場」と訳されることが多いのですが、大抵の場合、屋外または半屋外のごちゃごちゃとした迷路にも近い雰囲気をもつ場所です。モロッコの産物がひと目で分かる上に、地元の人々の活気に触れることもできます。モロッコらしさ満点のお土産を探すのにもうってつけです。

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モロッコらしさに触れるにも、お土産を探すにも楽しいスーク歩きですが、モロッコの他都市では物売りがしつこく、なかなかゆっくりと品定めをできないという面があります。それが首都ラバトのスークではほとんどありません。過剰な声かけがないので、ゆったりした気持ちで店を見て回れます。モロッコ慣れをした人が口を揃えて驚く所以です。

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世界遺産の町であるにもかかわらずラバトには観光客がさほど多くないため、スーク(市場)も比較的のんびりしています。その分、地元らしさが多く残り、ローカルの人々の生活を見ることができます。お土産が欲しければメディナ(旧市街)の東側のエリアがおすすめです。布や陶器、木工細工など、モロッコらしい雑貨土産がたくさん売られています。

モロッコの首都ラバトのおすすめ観光スポット7:王宮

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モロッコは王様が統治する国で、王宮が首都ラバトにあります。現在の国王は、1999年に即位したムハンマド6世で、建物の中には入れませんが、彼が暮らす王宮の外観を観光することができます。城壁に囲まれた中には王宮だけでなく、モスク、最高裁判所、首相官邸、大学などもあり、2000人以上の人が住んでいるとのことです。

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世界遺産の町ラバトにある王宮は庭園の中にあり、その一角、王宮の向かいには王族専用の「アルファーモスク」があります。毎週金曜日に国王はこのモスクに行くためにパレードを行います。「アルファーモスク」の見どころはイスラムらしい幾何学の美。廊下にはいくつものランプが一直線に並び、整然とした美しさを醸し出しています。

ラバトの王宮エリアでは「門」にも注目です。前述の「ルワー門」と同様、「サフラー門」も市街地と王宮エリアを隔てる門で、衛兵が立っています。この門にはモロッコの国章の星が一際目立つように張り付いています。王宮エリアに限らず市内の門はどれもとても優美で、アーチの形一つとっても全体とのバランスや曲線の美しさが絶妙です。

モロッコの首都ラバトの宿泊・食事

近年、旅行先として人気のモロッコですから、各旅行会社からツアーが催行されています。価格帯は10日間で20万円から30万円くらいが主流のようです。ツアー内容を見ると大抵の場合、首都ラバトでの滞在はほんの短時間です。中にはラバトの滞在は1時間、2カ所のみを観光してすぐ次の都市に行ってしまうというツアーもあるくらいです。

旅慣れている人の中には、個人で世界遺産の町ラバトを観光したいと思っている人も多いことでしょう。世界中から集まる個人旅行者のため、ラバトには時期によっては1泊2000円台から泊まれる宿泊施設があります。普通、この値段だと他の旅行者を一緒に泊まるドミトリータイプの部屋なのですが、ラバトでは個室なのが嬉しいところです。

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反対に、モロッコの首都ラバトには優雅に滞在したい人向けのラグジュアリータイプの宿泊施設もあります。5つ星のホテルはもちろん、一軒家タイプのものなどもあるので、予算に応じた滞在が可能です。同様にレストランで困ることもないでしょう。リーズナブルなローカル店から高級店まで揃い、中には寿司店もあります。

モロッコの首都ラバト観光の注意点

町が整い、人々も穏やかでモロッコの中ではトップクラスの治安を誇る首都ラバトですが、それでも観光をするに際して注意すべき点がいくつかあります。まず心しておかなければならないのは、モロッコはイスラム教の国だということです。男女ともに過度にラフな格好は好まれませんので、特に廟など神聖な場に行く時は服装に注意しましょう。

世界遺産の町ラバトでも、タクシーがらみのトラブルが発生しています。観光客とみると法外な料金を吹っ掛けてくるというのが多いパターンなので、メーターの利用を指示するか、発車前に料金の交渉を済ませておく必要があります。料金交渉の場合は、ホテルの人などに尋ね、目的地までのおおよその料金を聞いておくとよいでしょう。

ひったくりやスリなどは、モロッコの首都ラバトでも起きています。特に人の多いスーク(市場)などでは持ち物の管理に気を付けてください。昼間よりは夕方以降に被害が多いようです。また、デモが行われることもあります。デモ隊と治安当局のぶつかり合いになることもあるので、最新の情報に留意するのが無難です。

モロッコの首都ラバトに立ち寄ろう

世界遺産の町、モロッコの首都ラバトには、このように見どころがたくさんあります。人気の観光地カサブランカからは列車で1時間ほどしか離れていません。フェズにもさほど遠い距離ではありませんので、これらの都市に行く際には、素通りせずラバトを訪問し、その魅力に触れて欲しいと思います。

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この記事のライター
MinminK