ソマリア旅行に行く前に!観光名所や治安・絶景のビーチまで徹底リサーチ!

ソマリアは治安が悪く危険な国という印象があります。しかし最近では徐々に治安が回復しつつあるという傾向も見られます。ソマリアの首都モガディシュを観光するための入国方法や、モガディシュのおすすめのビーチスポット、観光に際して注意すべき点などをまとめてみました。

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目次

  1. 1ソマリアのご紹介
  2. 2ソマリアはこんな国
  3. 3ソマリアを観光する1:歴史
  4. 4ソマリアを観光する2:地理と気候
  5. 5ソマリアを観光する3:日本からソマリアへ行く
  6. 6ソマリアを観光する4:入国するには
  7. 7ソマリアを観光する5:必要なもの
  8. 8ソマリアを観光する6:通貨
  9. 9ソマリアを観光する7:用意しておくと便利なもの
  10. 10ソマリアを観光する8:首都モガディシュの治安
  11. 11ソマリアを観光する9:料理
  12. 12ソマリアを観光する10:おすすめのスポット
  13. 13ソマリアを観光する11:チップ
  14. 14ソマリアを観光する12:注意すべきこと
  15. 15ソマリアで楽しい旅をしましょう!

ソマリアのご紹介

ソマリア、正式国名「ソマリア連邦共和国」は、アフリカの東部、通称「アフリカの角」と呼ばれる地域を国土とします。1991年に内戦が勃発するなど、今なお混乱が続く国です。外務省のサイトを見ると2018年1月現在の在留邦人は5人となっています。日本でのソマリアの印象はまだ薄いかもしれませんがどのような国なのか調べてみました。

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ソマリアはこんな国

ソマリアの国土は日本の約1.8倍の約63万平方キロ、首都はモガディシュ、人口は2015年現在1400万人、主要な産業は、ラクダや羊などの畜産業と、モロコシの一種であるソルガムやメイズ、米、豆などによる農業です。インド洋とアデン湾に面していて、隣国としてエチオピアとケニアに接しています。

ソマリアの公用語はソマリ語、第二公用語はアラビア語です。ソマリアの人口の約85%はソマリ人です。残りの15%はエチオピア人、インド人、パキスタン人などとなっています。国教はイスラム教で、ソマリア国民の95%がムスリムで、アフリカ全体の中でソマリアのHIV感染率が低いのは、イスラム的なモラルが背景にあると見られています。

ソマリアを観光する1:歴史

ソマリアの歴史は古く、かつて「プント国」という国名でした。紀元前26世紀頃に「エジプト第四王朝のクフ王へ、『プント国』から黄金が届けられた」という記録が残っています。10から14世紀頃に遊牧民のソマリ族がやってきてアラビア半島一帯で交易をしていたようです。

19世紀に入るとソマリア北部は英国領に、南部はイタリア領となりました。1960年に北部、南部とも独立して「ソマリア共和国」となりましたが、その後、1988年に内戦が勃発し、国連PKOが介入するなど紆余曲折を経て、2012年にようやく暫定憲法の制定や、大統領選挙の実施となりました。しかし国内の過激派や飢饉など問題を抱えたままです。

ソマリアを観光する2:地理と気候

ソマリアはインド洋に面した沿岸部では高温多湿の気候で、内陸部は砂漠になっています。北部の「シンビリス山」(2416m)が最高地点で、川はエチオピア高原からモガディシュ方面へ流れるシェベリ川と、キスマスに至るジュバ川があります。モガディシュの年平均気温は27.0℃となっています。

モガディシュは一年を通じて蒸し暑い気候で、乾燥しています。夏は暑くて、冬は短いのですが強風が吹くことがあります。モガディシュはビーチに面しているため海風や南西季節風の影響があり5月~10月は比較的気候が穏やかとなります。一年を通じて、モガディシュでは24℃から32℃ぐらいの気温になり乾燥した状態です。

ソマリアを観光する3:日本からソマリアへ行く

ソマリアで観光旅行ができるのかと懸念される方もおられるかもしれません。しかし、実際のところ、2016年頃から、中国やヨーロッパからツアー会社を通じて、ソマリアの首都モガディシュを訪れています。危険な国という印象が強いかもしれませんが、治安は回復の傾向が見られ、ツアー会社を通じての観光の数も今後増えるかもしれません。

日本からソマリアの首都モガディシュへ行くには、まずドバイまで行きます。ドバイはアラブ首長国連邦のなかのドバイ首長国の都市です。日本からエミレーツ航空かカタール航空でドバイへ行き、ドバイからモガディシュへ行く飛行機に乗ります。トルコ航空などから直行便があります。ドバイからモガディシュの飛行時間はおよそ4時間です。

ソマリアを観光する4:入国するには

他の国へ観光に行くような感じで、一人で自由にソマリアへ行ける状態は、残念ながら現在のところまだ難しいようです。ソマリアに入国する方法としてはツアー会社を利用して入国する方法になります。パッケージ旅行に参加してソマリアに行く方法があります。「Untamed Borders」というサイトがあり、SOMALIAへの観光ツアーがあります。

「Untamed Borders」というウェブサイトを見ると「ADVENTURE TRAVEL」となっていて、いろいろなツアーが組まれているのがわかります。ソマリアへのツアー旅行は、「DESTINATIONS」という項目のなかに「SOMALIA」の項目があり、ここでソマリアの首都モガディシュ(Mogadishu)へのツアーについて書かれています。

ソマリアを観光する5:必要なもの

ソマリアは、治安はまだ悪く、政情も不安定な要素が多いのが現実です。モガディシュを観光する場合、安全面を考慮して兵士、現地を移動するための車、現地の事情に詳しいガイドなどを揃える必要があります。外国人がふらっと一人で観光をするのは、やはり狙われやすく危険すぎます。ツアー会社がガイド他、必要なものをそろえてくれます。

ソマリア入国にはビザ申請が必要。しかしこれはツアー会社がそろえてくれます。実際にツアー会社による旅行をしてきた人によると、2泊3日でツアー代金としておよそ1600ポンド(約24万円)がかかり、これにビザの手配代金、ホテル宿泊代とホテルでの食事代が含まれていたとのことです。これ以外に航空代金と入国代金(約50米ドル)が必要です。

ソマリアを観光する6:通貨

ソマリアの通貨は「ソマリア・シリング」(SOS)で、ソマリア・シリングは1000ソマリア・シリング紙幣、1種類のみです。しかし、ソマリアではドルが使えます。ただし5ドル、10ドル札を用意しましょう。なぜか1ドル札が通じなかったという体験報告がありました。

クレジットカードの使用については、インターネットで調べてみると、ソマリアで「マスターカード」は使用できるという情報もありますが、やはり基本的には、旅行中にソマリア現地で何かの買い物などをしたいという場合は、現金で用意しておくというのが一番と思われます。

旅行前に保険にも入っておきましょう。日本の保険会社の場合、危険な国に行く事例には適用されない場合があります。幸いにもインターネットで検索すると、イラクなど治安が悪い国への入国に関しての保険にも対応している「FIRST ALLIER Travel Insurance」などがあり、ソマリア旅行への保険に対応しています。

ソマリアを観光する7:用意しておくと便利なもの

女性は頭をおおうためのスカーフを用意しましょう。ビーチで泳ぐことは出来ますが肌の露出の多い水着はNGです。アラブの国の伝統衣装である「アバヤ」を着る必要はありません。陽射しは日本よりもかなり強いのでサングラスもあれば便利でしょう。イスラム国のため公共のトイレにペーパーは置いてありませんのでティッシュがあれば便利です。

ソマリアは赤道直下の国です。陽射しもかなり強いのでサングラスがあれば便利でしょう。また、蚊がいる場合があります。虫刺されに対応するスプレーなどもあると旅行中に便利なものの1つと言えます。女性はビーチスポットで泳ぐ場合、膝下まであるズボンと長袖のシャツを着用するのが好ましいです。

ソマリアを観光する8:首都モガディシュの治安

2017年10月14日、ソマリアの首都モガディシュの市内中心地域で、爆弾を搭載した自動車が爆発し、大規模な爆発事件となり多数の死傷者が発生しました。日本の河野外務大臣(当時)もお見舞いのメッセージを発信しています。治安はやはりかなり悪いのが現実のようです。

情報筋によりますと、ソマリア南部のモガディシュの治安は、北西部のソマリランドに比べると、やはりかなり悪いとのことです。2018年1月31日にアムネスティーが、2017年末にソマリアの首都モガディシュで紛争や干ばつや飢饉のため避難してきた4000世帯以上が強制退去を受けたと報じています。何十年もの紛争で国内情勢は不安定な状況です。

ソマリアを観光する9:料理

ソマリアでは国民の多くが飢饉に見舞われ、十分な食糧を得られない状況があります。古くからの伝統料理としては隣国のエジプトやアラビアの影響を受け、イスラムの戒律によるハラールが存在します。豚肉料理は食べず、アルコールも出されず、断食の時期であるラマダンには、夜間11時以降に夕食を食べます。

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モガディシュなどソマリア南部でよく食される料理として、「ソール(Soor)」と呼ばれる穀物の粉を湯で練ったものが食べられています。また「バリース」という料理名で、お米を使って肉や肉汁とともに調理した炊き込みごはんもあり、ラクダの足などが肉料理に使われます。

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「ムッフォ」という名で呼ばれている、トウモロコシや麦の粉から作ったパンのような料理もあります。また、「アンジェロ」という、発酵生地をクレープのように薄く延ばして焼いたものがあり、ソマリア人はアンジェロにたっぷりの砂糖、油、濃い紅茶をかけて朝食としていただきます。

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多様なスパイスが使われたパスタ料理もよく食べられています。これはかつてイタリアの統治下にあった影響とも言われます。アンブーロ(Cambuulo)は、豆(主として小豆)をバターと砂糖と一緒に弱火で約5時間、じっくりと煮込んだもので、夕食としてよく食べられています。

ソマリアを観光する10:おすすめのスポット

リドビーチ

モガディシュの観光スポットとしてビーチがあります。モガディシュ最大のビーチとされるのはリドビーチ(Rido)です。美しい海が広がり、ここで多くの人が海水浴を楽しんでいます。日本からもソマリアのリドビーチに海水浴に訪れてほしいというのが、現地の人々の願いのようです。

住所:Secondo Lido Beach, Mogadishu, Somalia

シャンハイオールドシティー

モガディシュの観光スポットとして調べてみますと、ビーチの他に「Shanghai Old City」があります。このエリアは、モガディシュの南部海岸地域に位置します。紛争で破壊されてしまったのですが、それでも美しいイタリア式の建築が見られ、観光客にとって人気のスポットの1つとのことです。

住所:Corso Somalia, Mogadishu, Somalia

無名戦士の墓

モガディシュ市内の観光スポットとして「The Tomb of the Unknown Soldier」(無名戦士の墓)があります。市内ダウンタウンに位置し、石を積み上げて作られた記念碑が立っていて、周囲には国旗が掲揚されたポールがあります。観光スポットの1つとして訪れる人も多いようです。

バカラマーケット

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バカラマーケットはモガディシュ中心部にあります。1972年から続く、市民のためのマーケットです。衣類、食料品、地元の市民による雑貨などが販売されています。しかしここで販売されている衣類は、中国から輸入されているものも多いとのことですので、お土産を探すなら、ソマリアならではのものを注意して選んでみましょう。

住所:W Bakaaraha, Mogadishu, Somalia

モガディシュ・セントラルモスク

モガディシュ・セントラルモスク(Mogadishu Central Mosque)は、ソマリアの多くのイスラム教徒のために1987年に作られた1万人を収容できる大きなモスクです。内戦が勃発して、一時期閉鎖されていました。しかし2008年に再開し、2015年には改装も行われたとのことです。イスラム教の文化を体験するスポットとして人気があります。

住所:W Jamaal Cabdinaasir, Mogadishu, Somalia

モガディシュ大聖堂

モガディシュ大聖堂は1928年に建設されたクリスチャンのための聖堂です。当時、ソマリアを領有していたイタリアによって建築されました。とても残念なことですが、2008年に過激派の攻撃によって、聖堂の大部分が破壊されてしまい、現在はその残りの箇所を見ることになります。しかし、いかに大きな聖堂であったかは実感できます。

住所:Via Ahmed Bin Idriss, Mogadishu, Somalia

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ソマリアを観光する11:チップ

外国旅行と言えば、チップを支払うという習慣にわずらわしい思いをした日本人も多いかもしれません。しかし、ソマリアを実際に訪れた人からの情報では、現地でチップを支払おうとしたら、払わなくてもよいという対応を受けたということです。現状のところ、ソマリアでは、欧米諸国のようにチップを支払うという習慣はないようです。

ソマリアを観光する12:注意すべきこと

ソマリアを旅行中に気をつけるべきことの1つとして、写真撮影があります。軍事施設や軍の関係者がいるスポットでの写真撮影は厳禁です。ソマリアでは、信頼できるガイドとともに旅行することになりますが、ガイドが撮影禁止のスポットを教えてくれたら、素直に従いましょう。

また、教会など、通常は問題なく写真撮影できるようなスポットでも、場合によっては写真撮影を止められる可能性があるという情報もありますので、写真撮影に関しては常に配慮するようにしましょう。アフリカ多国籍軍「アミソム」が治安維持のために町中を武装車で走っている場合もあり、治安が良くないことは心しておきましょう。

入国スポットで手続きの際に、入国料金50米ドルを支払いますが、そのときに渡される書類は旅行中も大切に保管します。この書類は、出国手続きの際に提示する必要があり、出国手続きを問題なく行うために、くれぐれも無くさないように大切に持っているようにしましょう。

現状のところ、ソマリアでの移動には常に護衛がつくスタイルでの行動になります。ソマリアには鉄道などがありません。このため移動は車となり、車内から町を見る、自由に好きな場所には行けない、といった制約があるのも事実です。しかし町の中は活気があり、自分の目で見て、現地のスポットを体験すればきっと新しい発見もあるはずです。

ソマリアで楽しい旅をしましょう!

ソマリアは現在のところ治安が悪いという側面があります。しかし、以前に比べて治安は回復しているという情報も確かにあり、美しいビーチは、インド洋に面した南の楽園として、今後は人気の旅行スポットとしての可能性も秘めた国です。治安回復や、ビーチへの旅行経路の一般化により、新たな旅行スポットになるのか注目していきましょう。

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この記事のライター
Hitomi Kato