レソト観光の見どころは?治安や歴史・日本からの行き方も詳しく紹介!

アフリカ大陸南部のレソト王国は、周囲を南アフリカ共和国に囲まれた小さな国。日本人にはあまり馴染みのない国ですが「天空の王国」と呼ばれるレソトには、美しい山々があります。今回は、日本人の知らないレソト王国の歴史や治安の他、詳しい行き方も含めてご紹介します。

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目次

  1. 1レソト王国の観光スポットや行き方をご紹介!
  2. 2レソト王国ってどんな国?
  3. 3レソト王国の歴史
  4. 4レソト王国の首都マセルはどんなところ?
  5. 5レソト王国の気になる治安は?
  6. 6レソト王国への行き方
  7. 7レソト王国の観光スポット1:セサバテーベ国立公園
  8. 8レソト王国の観光スポット2:マレツニャーネの滝
  9. 9レソト王国観光中にトラブルに巻き込まれたら?
  10. 10治安に気をつけてレソト王国を観光しよう!

レソト王国の観光スポットや行き方をご紹介!

周囲を南アフリカ共和国に囲まれた小さな国「レソト王国」。その国土は、日本の九州より狭く、国土のほとんどが、標高1500m以上の高地となっているため「アフリカのスイス」とも称される山々の絶景が美しい国です。日本人観光客は、まだまだ少ないレソト王国。今回は、国の歴史や行き方の他、気になる治安情報も含めて詳しくお伝え致します。

レソト王国ってどんな国?

南アフリカ共和国の国土内に、小さく領土を持つレソト王国は、世界最南端の内陸国。国名となっているレソトとは「ソト語を話す人々」という意味です。日本の九州にも満たない小さな国土には、10の県があり首都マセルを中心に約200万人の人口を抱える立憲君主制国家です。レソトの公用語は、ソト語の他、英語があり、イギリス連邦加盟国の一つです。

日本人観光客は、まだまだ少ないレソトですが、国土のすべてがドラケンスバーグ山脈に属しているため「南部アフリカの屋根」と言われる山々の絶景が素晴らしい国です。平地がまったくないレソト王国には、南アフリカ南部最高峰のタバナントレニャナ山(3482m)をはじめ、世界遺産にも登録されている景勝地もあります。

レソトは狭い国土のほとんどが、山岳地帯となっていることから、主な産業は放牧で、国土の約65%が放牧地となっています。また、南アフリカ共和国への出稼ぎ労働者が多く、国の経済は出稼ぎ労働者の収入によって支えられています。資源も乏しく貧しい国であることから、レソト王国はあまり治安の良い国とは言えません。

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レソト王国の歴史

続いて、レソト王国の歴史をご紹介致します。現在では立憲君主制を敷いているレソト王国の歴史は古く、16世紀頃まで遡ります。かつては、近隣諸国であるボツワナや南アフリカ共和国北部に暮らしているサン族(ブッシュマン)が居住する地域でした。ボツワナ周辺には、当時この地域に住んでいたサン族が描いた岩絵群が数多く残っています。

その後、歴史の変遷を経て、ソト族がサン族を駆逐し、この地域を制圧します。1818年には、レソト王国初代国王となったモショエショエ1世が即位。ここからレソト王国の歴史が始まります。1840年代、レソトに南アフリカのオレンジ公国からの侵攻が始まり、レソトに国家危機が訪れます。これを回避するため、レソトはイギリスの保護領となります。

ここから約1世紀近くもの長い間、レソトはイギリスの植民地となります。植民地時代のレソトは、一時独立を目指すものの、なかなかうまくいかず、最終的に独立できたのは、1966年となっています。今から50年ほど前までイギリス植民地だったという歴史から、国内では今も英語が話されており、主要な観光地や首都マセルでは英語が通じます。

1966年の独立後も、レソト王国は、南アフリカ共和国からの経済制裁や国内内部でクーデターが勃発するなど、安定しない政権が続いています。国王についたモショエモショエ2世がクーデターで失脚したあと、レツィエ3世が即位していますが、近年では2014年には軍部によるクーデターが勃発し、政権は以前として不安定です。

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レソト王国の首都マセルはどんなところ?

歴史や地理などレソトの基本情報が分かったところで、ここからは、レソトの首都マセルについてお伝えします。レソトの首都マセルは、南アフリカ共和国との国境から約2kmにある標高1600mの高原地帯にあります。首都マセルの人口はおよそ40万人ほどで、イギリス統治時代の影響もあり、ここで暮らす人々の8割がキリスト教を信仰しています。

首都マセルは、かなり標高が高いところにあることから、一年中涼しく過ごしやすい気候の地域です。夏の平均最高気温は、約28度で乾燥していることから、湿度が少なく、長袖でもちょうど良い気候です。首都とはいえ、マセルには高層ビルのような建物はありません。貧しい国ではありますが、マセルの街並みは比較的綺麗に整備されているようです。

マセルには、観光案内所もあり、日本人に限らずレソト観光をするツーリストにはかかせない情報スポットとなっています。マセルでの宿泊施設は、ロッジのような簡素な建物が多く、ホテルのような大きな宿泊施設はありません。マセルからレソトの周辺地域への行き方は、ポニーや自転車が一般的です。ゆったりと観光するのがレソト流です。

レソト王国の気になる治安は?

レソトに限らず、海外旅行の際に気になるのは旅行先の治安です。残念ながら、レソトの治安はあまり良いとは言えず、犯罪発生率もアフリカの諸国の中でワースト10入りすることもあるようです。レソトの治安が悪くなる一因には、国が貧しいことがあげられますが、それに加えて、政権が不安定であることもあげられます。

アフリカの国々を旅するときに、日本人が一番気をつけなければいけないのは、その服装です。レソトの人々も含めて、アフリカでは日本人はその外見から外国人だと一目で分かるため、窃盗等の犯罪に巻き込まれやすいのです。治安の悪い地域を旅するなら、そのリスクは倍増します。所持品はコンパクトにまとめ、貴重品等は持ち歩かないで下さい。

レソト王国への行き方

治安もかなり悪いので、観光には少し不安が残る地域ではありますが、ここからは、レソト王国への行き方をご紹介致します。レソト王国への行き方は、南アフリカ共和国を経由する行き方が一般的です。日本から南アフリカ共和国への行き方は、まず、シンガポールやロンドン経由の飛行機で、ケープタウンやヨハネスブルクまで移動します。

続いて南アフリカのヨハネスブルグからレソト王国までの行き方です。ヨハネスブルグからは、レソト行きの飛行機、またはバスを利用する二つの行き方があります。飛行機での行き方は、ヨハネスブルグ国際空港から一日3便出ているレソト行きの便を利用します。一方バスでの行き方は、ヨハネスブルグ郊外の街ブルームフォンテンまで移動します。

ブルームフォンテンからは、ミニバンか直行バスに乗り換えて行くのが一般的です。レソト王国の通貨はロティですが、南アフリカ共和国の通貨「ランド」も流通しています。バスで行く場合は、現金で支払う場合がほとんどですので、いくらかの現金を用意しておきましょう。バスでの行き方は少し不便ですがコストを抑えたい方におすすめです。

レソト王国の観光スポット1:セサバテーベ国立公園

行き方も分かったところで、ここからは、レソト王国の観光スポットをご紹介致します。まず、最初にご紹介するのは、レソト王国初の世界遺産「セサバテーベ国立公園」(Sehlabathebe National Park)です。南アフリカ共和国とレソト王国にまたがる広大な国立公園は、標高2400mの高山地帯に広がっています。

セサバテーベ国立公園には、500種類を越える植物が群生しており、そのうち59種がこの地域の固有種です。また、南アフリカで絶滅危惧種に指定されている鳥類「ヒゲワシ」等も生息しており、鳥類の楽園としても知られています。直訳すると「高原の盾」という名称のこの国立公園は、行き方が非常に難しくアクセスしづらいのが難点です。

レソト王国の観光スポット2:マレツニャーネの滝

続いてご紹介するレソト王国の観光スポットは「マレツニャーネの滝」(The Maletsunyane Falls)です。192mの落差があるマレツニャーネの滝は、アフリカでもっとも大きな落差がある絶景の滝です。険しい岩肌から豪快に流れ落ちる姿は、レソト王国を代表する観光名所の一つです。オレンジ川の上流に位置する壮大な滝は一度は見たい観光スポットです。

レソト王国観光中にトラブルに巻き込まれたら?

レソト王国には、日本大使館がなく、トラブルに巻き込まれた際に助けを求めることができるのは、在南アフリカ共和国日本国大使館となります。窃盗や盗難などの被害にあった場合は、現地の警察に届け出るしか方法がありません。レソト在住の日本人は、ほとんどいないようですので、観光の際は、最低限英語が話せる方が良いでしょう。

治安に気をつけてレソト王国を観光しよう!

アフリカ南部の小さな内陸国「レソト王国」をご紹介しました。様々な野生動物や野鳥たちが暮らす秘境「レソト王国」は、古代アフリカの岩絵群も見ることのできる歴史スポットです。かなり行き方も難しく、日本人にはあまり馴染みのない国ではありますが、治安に気をつけて、美しい山々の絶景をレソト王国でお楽しみ下さい。

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この記事のライター
Yukilifegoeson