エリトリアの観光スポットは!独裁国家の気になる治安や見どころを紹介!

アフリカ大陸北東部のエリトリアは、独裁国家として知られる謎の多い国です。そんなエリトリアは、あまり治安が良い地域とはいえませんが、豊かな自然が広がる素晴らしい国です。今回は、エリトリアの首都や気候等の基本情報と合わせて、観光の見どころもご紹介致します。

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目次

  1. 1見どころ満載の独裁国家?エリトリアをご紹介!
  2. 2エリトリアってどんな国?
  3. 3エリトリアの言語は?
  4. 4エリトリアの気候は?
  5. 5エリトリアの大自然
  6. 6エリトリアの治安は安全?
  7. 7エリトリアの首都アスマラはどんな都市?
  8. 8エリトリア観光の注意点
  9. 9エリトリアの見どころ1:首都アスマラ
  10. 10エリトリアの見どころ2:マッサワ
  11. 11エリトリアの見どころ3:ケレン
  12. 12エリトリアの見どころ4:コハイト
  13. 13エリトリアの見どころ5:紅海沿岸
  14. 14エリトリアの見どころ6:エリトリア鉄道
  15. 15美しい自然と多様性のある国「エリトリア」を旅してみよう!

見どころ満載の独裁国家?エリトリアをご紹介!

周囲を5つの国家で囲まれたエリトリアは、紅海南東部に位置する独裁国家。アフリカ大陸の中でも、変化に富んだ気候のあるエリトリアは「2時間で3つの季節を体験できる国」と言われています。小さな国土の中に、見どころがたくさんつまったエリトリア。今回は、首都や言語、治安等の基本情報と合わせて、エリトリアの観光スポットもご紹介します。

エリトリアってどんな国?

エチオピアとの長い独立戦争を経て、1993年に独立したエリトリアは、アフリカで2番目に若い国と言われています。国の名前はギリシャ語の「赤い」を意味する「エリュトラー」に由来しており、国の東側は美しい紅海に面しています。1998年にはエチオピアやジブチとの間に国際紛争が勃発。独裁国家と言われる国は、アクセスも困難な地域です。

現在エリトリアに陸路で入国できるのは、アフリカ大陸のスーダンのみとなっていて、近隣諸国からも飛行機はあまり就航しておらず、空路ではほとんど入国することができません。日本からエリトリア観光へ行くには、ドイツ、トルコ、またはエジプトを経由する必要があり、入国するのが最も難しいアフリカの国の一つとなっています。

独裁国家というイメージが強いエリトリアですが、国内の治安は比較的安定しているようで、観光目的で入国することも不可能ではありません。小さな国土には、海抜2000mを越える高地の他、南西部には低地が広がり、国の西側は、紅海に面した1350kmに渡る海岸線もあります。領海内には350もの島々があり、マリンスポーツも盛んです。

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エリトリアの言語は?

独裁国家と言われるエリトリアには、対外的に公用語と認められている言語がありません。しかしながら、ティグリニャ語とアラビア語が広く使われていて、教育現場や経済活動が行われる多くの場面に置いて、この二言語が実質的な公用語の役割を果たしています。また、植民地時代が長かったことから、英語とイタリア語が通じます。

2000年には、首都アスマラ宣言が採択され、アフリカ大陸で使われている諸言語が保護される動きが高まっています。エリトリアでは、ティグリニャ語の他、9つの地域言語がこの宣言で採択され、小学校ではそれぞれの言語が対等に扱われています。独裁国家と言われるエリトリアですが、地域性を大切にするアフリカの中では珍しい国家の一つです。

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エリトリアの気候は?

エリトリアを語る時、独裁国家と合わせてよく使われるのが「2時間で3つの季節が体験できる国」という形容詞ですが、多種多様な地形があることから、その気候は非常に複雑です。まず、首都アスマラのある中央高地は、海抜2000mとかなり標高が高い所にあり、南西部に広がるダナキル低地は、世界の中でも最も乾燥した地域と言われています。

一方、首都アスマラの北東には、乾燥していない緑豊かな森林地帯が広がっており、西部にはバルカ低地やガッシュ平野と言った肥沃な大地が広がっています。観光する地域によって、気温の変化も激しいエリトリアですが、一番気温が高いのは東部の低地帯で、夏には気温が40度を越える非常に厳しい気候となっています。

一方、高原地帯にある首都アスマラは、11から2月には夜間の気温が、0℃まで下がることもあり、乾燥だけでなくかなり寒さが厳しい気候となっています。エリトリアは、標高や地形の変化によって、気温も気候も様々であることから、観光の際は、行きたいスポットに合わせて服装を選ぶ必要があります。続いてはエリトリアの大自然についてお伝えします。

エリトリアの大自然

変化に富んだ地形があるエリトリアは、かつて野生動物の宝庫と言われていました。残念ながら、30年以上に渡る紛争や植民地時代の森林破壊が原因で、多くの野生動物が絶滅してしまいました。独裁国家となった今は、狩猟採集が全面的に禁止されており、観光資源にもなる様々な野生動物が生息するようになってきているようです。

エリトリアの見どころの一つとも言える野生動物には、アフリカ大陸に広く生息するガゼルやヤマネコの他、バブーンやベルベット・モンキー等があげられます。数は少ないものの、アフリカゾウやオリックス等も生息しているようです。また、500種類を越える野鳥の飛来地としても知られており、希少なムネジロクロツバメ等も観察されています。

紅海に面した東部エリトリアには、珊瑚礁やマングローブの林が広がっており、350以上ある島々の中でも、北部沿岸に多く生息しています。美しい海では、オサガメのような世界的にも珍しいウミガメも目撃されているようです。ダハラック諸島周辺では、イルカ等の海洋哺乳類を見ることもできます。他に、鯨やジュゴンが観察できるスポットもあるようです。

エリトリアの治安は安全?

続いてエリトリアの治安についてご紹介します。独裁政権が掌握するエリトリアですが、現在は紛争も終結しており、比較的治安は安定しているようです。エリトリアには、日本大使館や領事館がないため、在ケニア日本国大使館が管轄となっています。エリトリアの首都アスマラの治安は、2018年5月現在の治安はレベル1に分類されており安全なようです。

エリトリアの主要観光スポットの一つとなっている北部の都市「ケレン」の治安は、レベル2に分類されており、不要不急の渡航は控えるようにという勧告が出ています。紅海沿岸の観光スポット「マッサラ」の治安も、ケレン同様レベル2となっており、観光するには少し注意が必要ですが、そこまで危険というわけでもなさそうです。

エチオピアとジブチに面したエリトリア南部のデブブ州一帯の治安は、レベル3となっており渡航中止勧告が出されています。エリトリアの独立以来、エチオピアやジブチの他、隣国イエメンとも国境問題を抱えており、依然として緊張状態が続いていることから、このエリアの治安は非常に悪いと考えた方が良さそうです。

エリトリアは、独裁政権の指導により、報道規制が敷かれているため、国の治安情報があまり外部に出ることがありません。また、外国人記者の入国は基本的に許可されていないため、国外にエリトリアの情報があまり流れないという背景もあります。エリトリアでは、が避難民として脱出しているという情報もありますので、十分ご注意下さい。

エリトリアの首都アスマラはどんな都市?

エリトリアの首都アスマラは、標高2350mにある都市で、年間平均気温が17度と、一年中過ごしやすい気候です。かつてイタリアの植民地であったことから、首都アスマラは「第2のローマ」として発展してきました。首都アスマラには、今でもアールデコ調の美しい建築物が数多く残されており、素晴らしい景観が世界遺産の候補地にもなっています。

エリトリア観光の注意点

エリトリアは、先ほどご紹介したとおり、厳しい報道規制が敷かれている国です。観光スポットでも、写真撮影が許可されているかどうかを確認してから、撮影するようにしてください。また、エリトリア政権を批判するような発言をした場合、投獄されるほど厳しい処罰が待っています。観光の際には、くれぐれも注意して下さい。

2009年「国境なき記者団」が発表した報道の自由ランキングで、エリトリアは世界最下位に選ばれました。独裁国家には、他にも強制労働や徴兵制度などが敷かれています。一方で、教育費の無償化や医療費の無償化、所得税を課税しないなど、国民の利益を守っている点もあります。日本とはまったく違った体制の国ということを忘れないようにしましょう。

エリトリアの見どころ1:首都アスマラ

ここからは、エリトリアの見どころをご紹介していきます。まず、最初にご紹介するのは首都アスマラです。様々なアフリカの国の中で、最も綺麗な首都と言っても過言ではないアスマラには、街の象徴とも言える美しいカテドラルが建っています。イタリア植民地時代に整備された街並みは、ホテルやカフェなど観光に便利なスポットもあります。

首都アスマラの中心は、インディペンデンス通りですが、裏路地に入ると、イタリアの街を歩いているような美しい街並みが広がっています。街の観光スポットの中には、国立博物館もあり、数々のアールデコ建築と並んで観光客に人気を集めています。映画館やガソリンスタンド等も、イタリアよりもイタリアらしい建物が多く街の見どころとなっています。

エリトリアの見どころ2:マッサワ

続いてご紹介するエリトリアの見どころは「マッサワ」です。マッサワはエリトリアで最も古い歴史がある街の一つで、様々な国の支配を受けたことから、多種多様な文化が見られる都市です。マッサワは、対エチオピア戦争に置ける内戦のため、街の大半が破壊されてしまいましたが、現在では、都市機能のほとんどが復旧しているようです。

マッサワの観光スポットには、かつてエチオピア皇帝が使っていた「エチオピア皇帝宮殿」があります。エチオピア海軍士官学校の卒業式に使われていた建物は、今は廃墟となっています。マッサワを訪れる観光客に人気の「ホテル・トリノ」は、1930年代後半に建てられたムーア風の建物で、ホテルとして普通に宿泊することもできます。

エリトリアの見どころ3:ケレン

続いてご紹介するエリトリアの見どころは「ケレン」。アンセバ地方の中心都市「ケレン」は、人口12万人が暮らすエリトリアの地方都市。山の中にあるケレンは、砂漠地帯に近い気候であることから、ラクダやロバが人々の移動手段となっています。アラブ文化の影響が色濃く残るケレンには、イスラム教徒が多く暮らしており、モスクもあります。

現地の言葉で「高原」を意味する都市ケレンは、首都アスマラから約2時間ほどの距離にあります。イタリア人によって建設された街並みには、エキゾチックな半面があるものの、イタリア近代建築でできたおしゃれな建物もたくさんあります。銀細工が買える市場や、ラクダ市など、ケレンならではの文化が観光の見どころとなっています。

エリトリアの見どころ4:コハイト

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続いてご紹介するエリトリアの見どころは「コハイト」。首都アスマラから南へ120kmほどの距離にあるこの都市は、紀元前5世紀シバの女王「ベルキス」がいた時代に栄えた都市です。古代ギリシャの遺跡群が数多く残されており、観光スポットとなっています。750にも及ぶ素晴らしい遺跡群には、古代ダム等巨大なものもあります。

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シバの女王「ベルキス」の時代に建築されたと推定されるサフィラ・ダムは、イエメンの水利システムと類似する構造になっており、現在もこの地域に住む人々の生活用水源となっています。また、アスマラから136km下ったマタラの街には、3世紀に建造されたオベリスクが残されており、観光スポットとして人気を集めています。

エリトリアの見どころ5:紅海沿岸

続いてご紹介するエリトリアの見どころは「紅海沿岸」です。1350kmに渡って広がる紅海沿岸部の海岸線には、サンゴ礁やマングローブ林などが広がっています。美しい砂浜と、世界有数のダイビングスポットとして知られるダハラック諸島は魚影も濃く、ヨーロッパ各国を中心に、様々な地域のダイバーが訪れます。

特に、マッサワ北部地域は、エチオピアとの内戦の影響で、漁業ができなかったことから、魚の数も多くダイビングに適している地域と言えます。他にもシュノーケリングや魚釣りなど、マリンスポーツが盛んです。また、沿岸部のマングローブに沿って海草床が広がっており、絶滅危惧種となっているジュゴンの希少な生息地として知られています。

エリトリアの見どころ6:エリトリア鉄道

続いてご紹介するエリトリアの見どころは「エリトリア鉄道」。アフリカ大陸で最も美しい車窓風景が楽しめるエリトリア鉄道は、植民地時代イタリア人によって創設されました。1930年代から活躍している古い蒸気機関車が、観光スポットの一つであるマッサワから首都アスマラまで区間を結んでおり、美しい光景を見ながら旅することができます。

エリトリア鉄道は、戦後のイギリス統治時代に一度は解体されてしまいますが、エチオピアから独立した1991年以降、再建されることになり、2003年にはアスマラーマッサワ間が開通しています。2014年以降、石炭の不足により、蒸気機関車は運転されていないようですが、観光客向けのチャーター便が見どころの一つとなっています。

美しい自然と多様性のある国「エリトリア」を旅してみよう!

アフリカ大陸北東部に位置する「エリトリア」をご紹介しました。エリトリアは、厳しい報道規制の敷かれた独裁国家であり、観光にはあまり適さない国かもしれません。小国であるが故に、古代から様々な国の侵略を受けたこの国には、気候帯と同じく複雑な文化が残されています。治安に気をつけて、見どころいっぱいのエリトリアを観光して下さい。

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この記事のライター
Yukilifegoeson