ビクトリア湖(タンザニア)観光まとめ!巨大魚や大きさ・注意点も紹介!

ビクトリア湖は大変優れた観光名所ですが、世界一危険な湖と言われています。その危険さは湖の大きさ、天候の変わりやすさによるものと言われています。ビクトリア湖での天候や貧富の差に基づく危険性、またフィッシングで釣れる魚の大きさについて紹介します。

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目次

  1. 1世界一危険な湖?ビクトリア湖について総解説!
  2. 2ビクトリア湖がある国「タンザニア」について
  3. 3ビクトリア湖について
  4. 4ビクトリア湖への行き方について
  5. 5ビクトリア湖を観光できる旅行プランも!
  6. 6ビクトリア湖にいる巨大魚について
  7. 7ビクトリア湖の名物「ナイルパーチ」とは?
  8. 8ナイルパーチ放流による「ビクトリア湖の悲劇」について
  9. 9ドキュメンタリー「ダーウィンの悪夢」について
  10. 10ビクトリア湖が危険である理由
  11. 11ビクトリア湖で注意したいポイント
  12. 12ビクトリア湖周辺には動植物が豊か!
  13. 13ビクトリア湖周辺の観光地「エンテべ植物園」について
  14. 14ビクトリア湖周辺の観光地「エアロ・ビーチ」について
  15. 15ビクトリア湖観光を楽しもう!

世界一危険な湖?ビクトリア湖について総解説!

アフリカのタンザニアにあるビクトリア湖は、巨大魚「ナイルパーチ」で有名な湖です。そのため海外の観光客がナイルパーチ釣りのために訪れる人気の高い観光地です。しかし、一部からは世界一危険な湖と呼ばれています。そんなビクトリア湖について、生態系にいる魚や大きさ、天候などの特徴について紹介いたします。

ビクトリア湖がある国「タンザニア」について

タンザニアとは、中央アフリカ東部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国です。ケニアやウガンダ、などと国境を接しています。近年では貧困に起因する一般犯罪が増えており、特に密入国者、武器などの密輸入が増加しています。治安が不安定になるので、国境付近には向かわないようにと国からの通告されたこともあります。

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ビクトリア湖について

アフリカのタンザニアにあるビクトリア湖は、巨大魚「ナイルパーチ」で有名な湖です。大きさは淡水湖としては世界2位の巨大湖です。湖の中には集落が形成されており、多くの人たちがビクトリア湖の中で過ごしており、またナイルパーチを釣りに海外の観光客からも人気のある湖です。

ビクトリア湖は、ケニアとウガンダ、タンザニアに囲まれており、面積は68800 k㎡であります。この大きさは滋賀県にある琵琶湖の約100倍の大きさです。また、湖の中にはおよそ3000もの島々があり、北部に浮かぶウガンダ領のセセ諸島や南部にあるタンザニア領のウケレウェ島などが観光名所として知られています。

もともと、ビクトリア湖は100万年の歴史を持つ古代湖であると言われています。長年多くの固有種が進化し絶妙なバランスで生態系を保ち、「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていました。そのため固有種の中には何百年も前から形が変わらない独特のフォルムを持つ魚が多く存在します。

しかし、30年~50年前に固有種が激減する問題に直面し、「ビクトリア湖の悲劇」として注目され社会問題を引き起こしたことでも話題となっています。しかし、それらの問題を抱えていますが、うまく問題と共存しながら有名な観光地としての地位を獲得しています。巨大魚が釣れるため日本人観光客もフィッシングに訪れます。

ビクトリア湖への行き方について

ビクトリア湖に行くためには、エンテベ空港近くにある港からフェリーで向かう必要があります。ビクトリア湖に浮かぶ島の一つであるブガーラ島のカランガラへ向かうフェリー便があるそうです。港に行くまでは公共の交通機関や個人タクシーなどがあります。港までは日本円で330円前後ですが、日本円は使えないので注意しましょう。

またエンテベ空港へは、日本からの直行便の運航はありません。そのため、ドバイ乗り継ぎエミレイツ航空や、ドーハ乗り継ぎのカタール航空、中東やヨーロッパの主要都市から乗り継ぎながら訪問するしかありません。1,2日必要な場合もあるので注意が必要です。往復代金は時期にもよりますが71000円程必要であるそうです。

到着すると宿泊施設への案内をする看板が多く並んでおり、また呼び込みをする地元の人もいます。その中にはスリや詐欺をしようと目論む人もいるそうですので注意してください。船内や船着き場には銃を持った警備員が揉め事がないか見張ってくれていますが、治安がいいわけではないので、気を抜かずに観光しましょう。

ビクトリア湖を観光できる旅行プランも!

日本語が伝わらなかったり観光地として十分に治安がいいとは言えないタンザニアのビクトリア湖ですが、現地の人との会話や予約が不得意な人のために、ビクトリア湖を観光できるツアーも多く組まれています。ビクトリア湖の周辺は大自然に囲まれているので、コミュニケーションに不安があるけれど行ってみたい人におすすめです。

ビクトリア湖にいる巨大魚について

タンザニアにあるビクトリア湖は淡水魚でも特に大きさのあるものが釣れるということで、日本人を始めとする観光客から人気が高い湖です。そのサイズは、小さいものでは2~6kg、大きいものに成ると20kgや50kgを超える淡水魚が何匹も釣れることもあります。それらの大きさは70cmから110cmを超えるものも釣れるそうです。

その魚の名前は「ナイルパーチ」です。もともとタンザニアにいた魚では無いのですが、現在のビクトリア湖では最も知名度が高く、地元の人の漁業の主軸となっている魚です。最大で200cm近いサイズまで成長することもあります。かなりパワーが強く、ルアーが破壊されたり糸がちぎれることもあるそうです。

ビクトリア湖の名物「ナイルパーチ」とは?

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ビクトリア湖の名物である「ナイルパーチ」は、観賞用としても人気の高い、スズキ目アカメ科の魚です。アフリカ大陸熱帯域の川や、塩湖などに生息しています。全長193cm、体重200kgの記録があるように、淡水魚の中でも大きく成長するのが特徴です。また、古代エジプトでミイラにされたことのある魚としても有名です。

ナイルパーチは大型魚に分類され、かつ肉質も癖がない白身となっています。そのため、食用としての需要が高く、ヨーロッパや日本など全世界に輸出されています。特に日本では、レストランや給食などにある「白身魚」として提供されたり、スズキの代用品として回転寿司の寿司のネタとして使用されていることもあり、身近です。

ナイルパーチは、大きく成長することから水産資源としての価値が高く、かつての宗主国イギリス主導のもと、アフリカの様々な地域に放流されていました。しかし、ナイルパーチは肉食性で、在来種生態系に大きな影響を与えることから、IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されてしまいました。

ナイルパーチ放流による「ビクトリア湖の悲劇」について

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ビクトリア湖で最も有名な魚「ナイルパーチ」ですが、ナイルパーチはもともとビクトリア湖の生態系の中にはいませんでした。ビクトリア湖周辺の集落では漁業が盛んで、漁業によって多くの人々が生計を立てていました。しかし、湖に住む淡水魚を乱獲したことにより、1954年頃から漁獲量が大幅に減少してしまいました。

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ビクトリア湖に住んでいる住民たちは、漁獲量の激減を受け、外来魚であるナイルパーチを放流しました。その結果、ナイルパーチの移入によって漁獲量が飛躍的に向上し、ビクトリア湖周辺の集落だけでなく、海外輸出を行えるようになるほど改善されました。そして漁獲量の増加や海外輸出の発展など、豊かな生活が続いていました。

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しかし、その勢いは長く続きませんでした。輸出が盛んになったことにより、ナイルパーチの価格が価格が高騰してしまい、ほとんどの地元の人は購入することが出来なくなってしまいました。加えて、肉食魚であるナイルパーチがビクトリア湖の在来魚を食べてしまい生態系の破壊につながってしまいました。

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ビクトリア湖の在来魚は、ほとんどが草食性の魚でした。その固有種が400種から200種になるまで激減されたことにより、ビクトリア湖の海底には藻が繁殖してしまいました。藻が増えることで湖全体が酸欠状態になり、今残された在来種たちも減少しつつあります。この生態系の破壊が「ビクトリア湖の悲劇」と呼ばれています。

ドキュメンタリー「ダーウィンの悪夢」について

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この「ビクトリア湖の悲劇」をテーマに作成された映画が、2004年に公開されたドキュメンタリー映画「ダーウィンの悲劇」です。タンザニアのビクトリア湖に繁殖したナイルパーチを通して、グローバル経済の引き起こす現実について描いた内容になっており、第78回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。

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ナイルパーチの輸出国であるヨーロッパが、ナイルパーチが在来種たちの暮らす生態系を破壊していることを知りつつも、黙認して輸出を続ける実態や、高価な価格で輸出しながらも、輸出している地元の人々が、輸出し残された不衛生な残骸を食べていたり、貧富の差が際立っている実態について述べている内容になっています。

作家の若一光司は、このドキュメンタル映画に対して「貧困や治安の悪化は別に原因があるにもかかわらず、すべてをナイルパーチという魚に結び付けている。」というふうにコメントしていたり、事実と異なる内容があるなどの反論はありますが、ビクトリア湖の過去と現状について知るためにはおすすめできる映画です。

ビクトリア湖が危険である理由

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ビクトリア湖は、ナイルパーチ問題のほかにも「世界一危険な湖」と呼ばれています。ビクトリア湖に住む地元の人の調査で、年間で5000人の人がビクトリア湖で亡くなっていると公表されました。この数値をもとに、ウガンダの水難救助機関は「水面1平方キロメートル当たりの死者数は最も多く、世界一危険である」と指摘しています。

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このように多くの人が亡くなる原因として、ビクトリア湖はその大きさゆえに天候が変わりやすく、激しい雷雨や暴風に巻き込まれるなど生命を危険に晒す天候が多いことと、漁業に出る時の船などの技術が十分に発達していないなど、交通インフラが先進国に比べて劣っていることが原因と言われています。

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ビクトリア湖の湖の水質は透き通っておらず水の深さを確認することが出来ないため、たとえ泳ぎが達者な漁師でも岸辺から遠いと事故に繋がります。また、老朽化した船を使っている漁師も多く、高波で簡単に転覆してしまうこともあります。漁師の多くはライフジャケットを買うゆとりもないため、それが事故につながっています。

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また、ビクトリア湖は赤道直下にあるため、水温が他の湖に比べて高くなり天候が荒れやすい性質があると述べている気象学者もいます。水温が高いため、大量の雲が生じて雷を引き起こす強い嵐が発生しやすい傾向にあります。ビクトリア湖独特の変わりやすい天候と、貧困が事故を引き起こしています。

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しかし、近年ではビクトリア湖で起こる不幸な死亡事故を解決するために、携帯電話のメール機能を使った警報システムが生み出されています。良質な天気予報サービスの提供や予想される悪天候についての情報、渡航する小型船舶が安全に漁業を行えるかどうかの天候の様子について伝えることで、安全性は高まると期待されています。

ビクトリア湖で注意したいポイント

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ビクトリア湖には、ピラニアなどの人間を食べる恐れのある魚はいません。しかしながら天候は荒れやすく、転覆の可能性が高いのと、アフリカ最大の大きさを誇る湖であることから一度転覆してしまうと自力で岸までたどり着くのは危険になっています。そのためライフジャケットや連絡手段など自分の身を守るものが必要です。

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また、ビクトリア湖周辺の集落では貧富の差が激しい地域も存在します。そのような場所に迷い込んでしまうと危険な薬を売りつけられたり、詐欺や恐喝も横行していると言われています。そのため、事前にタンザニア観光に精通している人に案内を依頼するなど、むやみに身を危険に晒す場所に行かないような防衛策が必要です。

ビクトリア湖周辺には動植物が豊か!

ビクトリア湖は、周囲の環境と共存して地元の人々が暮らしています。そのため自然がそのまま残っており、珍しい動物や植物がたくさん存在します。ビクトリア湖でのフィッシングだけでなく、他にも自然とふれあい楽しめるスポットがありますので、いくつかタンザニアのおすすめ観光スポットをご紹介します。

ビクトリア湖周辺の観光地「エンテべ植物園」について

エンテベ植物園は、ビクトリア湖の入江に位置する観光施設です。タンザニアの中で最も人気の高い観光スポットの一つで、1898年に設立された歴史のある植物園です。多くの品種の植物が育てられるので、タンザニア固有の、赤や黄色の色とりどりのキレイな花を楽しむことが出来ます。

また、エンテベ植物園には、植物園の環境に誘われた野生の生き物たちが多数共存しています。そのためタンザニア有数のバードウォッチング名所と言われており、100種類以上の鳥類を確認できます。また鳥以外にも、リスやサルなど有名な動物のほか、アフリカならではの霊長類であるホワイトコロブスも見ることが出来ます。

ビクトリア湖周辺の観光地「エアロ・ビーチ」について

エアロ・ビーチはエンテベ空港の目の前にあり、ビクトリア湖の近くに位置しています。その優れた立地にもかかわらず観光客が多いわけでないため、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことが出来ます。ビクトリア湖でフィッシングを楽しんだ後、天候が良いならビーチで日光浴やスイミングでリラックスすることが出来ます。

ビクトリア湖観光を楽しもう!

今回は、タンザニアのビクトリア湖の大きさ、巨大魚や天候による危険性、周辺の観光スポットについてご紹介しました。ビクトリア湖は巨大な魚が釣れることで世界中からフィッシングに訪れる人が多い場所ですが、社会的にもメッセージ性の強いスポットとなっています。ビクトリア湖を観光するとき、当記事を参考にしてください。

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この記事のライター
Sytry