聖地・エルサレムを巡る!宗教の歴史学べる旧市街など見どころスポット紹介!

エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地で、それぞれの宗教施設が多く見られます。宗教に関心がある人なら、一度は訪れてみたいと場所でしょう。ここでは聖地と言われるエルサレムの観光名所や見どころスポットなどについて紹介します。

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目次

  1. 聖地・エルサレムの見どころスポットをご紹介!
  2. 聖地・エルサレムとは?
  3. 聖地・エルサレムの見どころスポット1:嘆きの壁
  4. 聖地・エルサレムの見どころスポット2:岩のドーム
  5. 聖地・エルサレムの見どころスポット3:聖墳墓教会
  6. 聖地・エルサレムの見どころスポット4:ヴィア・ドロローサ
  7. 聖地・エルサレムの見どころスポット5:オリーブ山
  8. 聖地・エルサレムの見どころスポット6:万国民の教会
  9. 聖地・エルサレムの見どころスポット7:ゲッセマネの園
  10. 聖地・エルサレムの見どころスポット8:ヤド ヴァシェム(ホロコースト記念館)
  11. 聖地・エルサレムの見どころスポット9:イスラエル博物館
  12. 聖地・エルサレムの見どころスポット10:ダビデの町
  13. 聖地・エルサレムの見どころスポット11:鶏鳴教会
  14. 聖地・エルサレムの見どころスポット12:最後の晩餐の部屋
  15. 聖地・エルサレムの見どころスポット13:マリア永眠教会
  16. 聖地・エルサレムの見どころスポット14:カルド
  17. 聖地・エルサレムの見どころスポット15:ダマスカス門
  18. 聖地・エルサレムの観光を楽しもう!

聖地・エルサレムの見どころスポットをご紹介!

エルサレムは、世界3大宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれ聖地で、世界中から宗教施設を訪れる人が絶えません。聖地エルサレムを巡っては昔から宗教抗争が絶えず、今も混沌としています。ここでは、そんなエルサレムの見どころや観光スポットを紹介しましょう。エルサレムを訪れる際の参考にしてください。

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聖地・エルサレムとは?

エルサレムは、中東のイスラエルおよびパレスチナ自治区にある都市です。イスラエルは、エルサレムが自国の首都と主張していますが、国際社会はこれを認めておらず、テルアビブをイスラエルの首都としています。わずか約1km四方という城壁で囲まれた旧市街には3つの宗教の聖地があり、世界の縮図とも言われています。
 

エルサレムの旧市街は「エルサレムの旧市街とその城壁群」として、世界遺産に登録されています。申請はヨルダンによって行われましたが、世界遺産の中では唯一、当事国を持たない世界遺産となっています。城壁の西、新市街は新生イスラエルの政治・経済の中心として発展していて、賑やかな街並みを観光することができます。

聖地・エルサレムの見どころスポット1:嘆きの壁

「嘆きの壁」は、エルサレムの旧市街にあるユダヤ教の聖地です。ここにはモーセの「契約の櫃(ひつ)」が納められていたとされる神殿の西側にあたる壁で、「西の壁」とも呼ばれています。この神殿は紀元70年にローマ軍によって破壊されてしまい、以後ユダヤ教徒はエルサレムに入ることを禁じられ、世界に離散します。

4世紀になって1年に1度だけエルサレムに入ることが許されたユダヤ教徒は、この壁の前で祖国の復興を誓います。現在、「嘆きの壁」は男女別にユダヤ教徒の祈りの場となっていて、観光客も入ることができます。男性は「キッパ」と呼ばれる帽子をかぶり、壁に祈りを捧げます。神聖な場なので写真撮影には注意をしましょう。

聖地・エルサレムの見どころスポット2:岩のドーム

エルサレムの「岩のドーム」はイスラム教徒の聖地です。エルサレム旧市街でいちばん目立つ建物で、黄金色に輝くドームが印象的です。周辺は「神殿の丘」と呼ばれ、東エルサレムのカアバ、預言者のモスクに次ぐイスラム教の第3の聖地です。「岩のドーム」の南西の壁の一部が「嘆きの壁」としてユダヤ教の聖地になっています。

エルサレムの「岩のドーム」は7世紀末に完成したモスクで、現存するイスラム建築の中で最古のものとされています。現在ではイスラム教徒以外は中に入ることができませんが、「神殿の丘」の敷地内には入ることができ、近くで「岩のドーム」を見ることができます。人気観光スポットのため、入場まで長い時間がかかるのでご注意ください。

聖地・エルサレムの見どころスポット3:聖墳墓教会

「聖墳墓教会」はエルサレム旧市街、キリストの墓とされる場所に立つ教会です。キリスト教徒の聖地として、世界中から多くの人が観光や祈りに訪れます。イエスが十字架を背負って歩いたヴィア・ドロローサ(悲しみの道)の最終地で、キリスト教徒にとって神聖な場所。教会の中にはキリストの遺体が安置された石墓があります。

「聖墳墓教会」はローマ帝国によって4世紀に建てられました。その後、火事で焼失し、現在あるのは19世紀に再建されたものです。教会内を見学することができ、イエスが息を引き取ったとされる聖堂には讃美歌が流れ、遺体が安置された石版には香油が塗られています。今でも多くの敬虔なキリスト教徒が聖地で祈りを捧げています。

聖地・エルサレムの見どころスポット4:ヴィア・ドロローサ

エルサレムの旧市街にあるヴィア・ドロローサは、イエスが十字架を背負って処刑されるまで歩いた最期の道です。エルサレム旧市街北東にあるエッケホモ教会から聖墳墓教会までの曲がりくねった道は「悲しみの道」と呼ばれ、キリスト教の聖地になっています。道に沿って、イエスにまつわる出来事を示す14のステージがあります。

14のステージのうち1~9は旧市街、10~14が聖墳墓教会にあります。1~9のステージではイエスが処刑判決を受けた場所、イエスが倒れた場所、母マリアが群衆に紛れてイエスの顔を見た場所と続きます。9番めのステージはイエスが3度目に倒れた場所で、次いで聖墳墓教会内では10~14ステージとなり、服を脱がされ十字架に釘を打たれます。

聖地・エルサレムの見どころスポット5:オリーブ山

オリーブ山はエルサレムにある標高825mの山です。エルサレムの絶景ポイントとして有名で、ここから宗教施設がひしめくエルサレムの街を一望することができます。展望エリアの下の方の山腹には、世界最古であり、かつ世界で最大のユダヤ人墓地があるのが見えます。ユダヤ教徒にとってオリーブ山は聖地巡礼の最終地で大切な宗教施設です。

オリーブ山はイエスが捕えられた場所でもあり、また復活後昇天した場所でもあります。イエスの足跡が数多く残されていて、キリスト教徒にとっても聖地となっています。旧市街からは歩いて30分ほどですが、勾配がきついので観光にはタクシーを利用するといいでしょう。夕暮の風景も素晴らしいのですが、治安には気を付けてください。

聖地・エルサレムの見どころスポット6:万国民の教会

「万国民の教会」はエルサレムの聖地・オリーブ山の麓にあるカトリックの教会で、「ゲッセマネの園」に隣接しています。「最後の晩餐」の後イエスが最後の夜を弟子たちと一緒に過ごした場所に、4世紀になって建てられた美しい教会です。1925年に再建されていて、祭壇の前にはイエスが祈りを捧げたという岩の一部が置かれています。

教会のファザードに描かれたビザンツ様式のモザイク画は必見。支柱にはマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの像が掘られています。内部は「苦悶のキリスト」、「ユダの接吻」、「イエスの逮捕」の3つの宗教画があり、荘厳な雰囲気に包まれています。観光客にも人気のスポットで、いつも大勢の人が訪れています。

聖地・エルサレムの見どころスポット7:ゲッセマネの園

「ゲッセマネの園」はオリーブ山の「万国民の教会」に隣接しています。「ゲッセマネ」とはヘブライ語で「油搾り」という意味で、かつてはオリーブ山にはオリーブの木が生い茂りオリーブの精製が行われていました。現在は8本のオリーブの老木が残され、当時を偲ぶことができます。ここはイエスが祈りのためによく訪れた場所とされています。

イエスは「最後の晩餐」終えた後、この後起こることを予測し、「ゲッセマネの園」で血のような汗を流しながら祈りを捧げたとされています。そしてその後、弟子のユダに捕えらます。ここでイエスが行った祈りは「ゲッセマネの祈り」と言われ、絵画にも多く描かれています。

聖地・エルサレムの見どころスポット8:ヤド ヴァシェム(ホロコースト記念館)

エルサレムの「ヤド ヴァシェム(ホロコースト記念館)」は、ナチス・ドイツによって命を落とした約600万人のユダヤ人を慰霊する目的で建てられました。ヘルツルの丘にあり、ここには、歴史博物館や公文書保存所、図書室、シナゴーグなどいろいろな施設があります。館内にはホロコーストやユダヤ人についての展示があります。

館内は広く、また観光客も多いのでじっくりと見るには半日は必要でしょう。重いテーマですが、歴史や平和についてさまざまなことを考えさせてくれるスポットです。庭園があり、ユダヤ人をナチスから救った人々を称えて植樹された木が植えられています。中に日本のシンドラー杉原千畝さんのものもあります。

聖地・エルサレムの見どころスポット9:イスラエル博物館

「イスラエル博物館」はエルサレムにある国立博物館です。博物館内の「死海写本館」は、死海文書を所蔵・展示していることで有名です。広大な敷地の中には50万点近い所蔵品があり、1日で全てを見るのは難しいでしょう。有史以前の展示物を紹介する「考古学棟」や、モダンアートを展示する「美術棟」まで幅広い展示があります。

死海文書は、タマネギのオブジェのような白い外観の建物。写本が発見された時に入っていた壺のふたをイメージしたと言われいます。死海写本は紀元前3~2世紀に筆写された、世界最古のヘブライ語聖典で、ほぼ完全な形で残されていたことで、注目をあびました。20世紀最大の考古学的発見とも言われています。

聖地・エルサレムの見どころスポット10:ダビデの町

「ダビデの町」は、エルサレム旧市街の南側に広がる古代都市の遺跡です。約3000年前に古代イスラエルを統一したダビデ王が建設した都市とされていて、発掘作業が続けられています。今までに紀元前1000年頃の第一神殿の遺構などが発掘されています。現在は国立公園になっていて、観光客も訪れることができます。

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「ダビデの町」はエルサレムの起源とも言われる場所です。ダビデ王国の遺構以外にも、青銅器時代の遺構やユダ王国時代の遺構なども発見されています。入口から入ると最初にあるのが石の階段状の遺跡で、ダビデ王時代の神殿跡とされています。発掘現場には英語とヘブライ語の解説があり、ゆっくりと見学するといいでしょう。

聖地・エルサレムの見どころスポット11:鶏鳴教会

「鶏鳴教会」はエルサレム旧市街地の南部にあります。ユダヤ教の祭司カヤパの屋敷跡に建てられた教会で、聖書の中でも有名な「ペテロの三度の否認」の場所です。ゲッセマネの園で捕えられたイエスはここに連れて来られ、地下の牢獄に留置され最後の夜を過ごします。教会には今でも牢が残されていて、見学することができます。

「鶏鳴教会」という名前は、ペトロが3度目に「イエスなんか知らない」と言った後に鶏が鳴いたという新約聖書の話に由来します。教会の屋根には、実際に風見鶏が置かれています。聖堂内にはビザンチン時代に描かれたとされる、イエスを描いたモザイク画があります。最近、ここでイエスが歩いたとされる石段が発掘されています。

聖地・エルサレムの見どころスポット12:最後の晩餐の部屋

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「最後の晩餐の部屋」は、イエスが処刑される前の晩に弟子たちと最後の食事をし、ユダの裏切りを予言した場所です。現在ある建物は十字軍時代に建てられたものとされています。「最後の晩餐」は、レオナルド・ダ・ビンチが描いた有名な絵画の舞台でもありますが、実際は殺風景な部屋でした。

イエスの時代はテーブルに座って食事をする習慣はなく、床に座って食事を取っていたそうです。ダ・ビンチの絵画を思うと何もない空間に驚くかもしれませんが、歴史の舞台に入るのは貴重な体験と言えるでしょう。階下には「ダビデ王の墓」とされる石棺があるので、あわせて見学するといいでしょう。

聖地・エルサレムの見どころスポット13:マリア永眠教会

マリア教会はエルサレムの旧市街のシオンの丘に建つ美しい教会です。1910年に建てられた比較的新しい教会で、エルサレムの中では最大級の大きさです。ネオロマネスク様式の白い塔が印象的な教会で、内部にはいたるところに聖母マリアの像や絵画が飾られています。地下には桜の木と象牙で作られた「永眠するマリア像」が安置されています。

新約聖書にはマリアの永眠に関する記述がほとんど見られないため、各地に聖母マリアに関する教会が作られています。このマリア永眠教会もその1つで、聖母マリアを信仰するキリスト教徒の心の拠り所になっています。聖堂内では時々コンサートが開催されるので、機会があったらぜひその美しい音色に耳を傾けてください。

聖地・エルサレムの見どころスポット14:カルド

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エルサレムの旧市街はキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒、アルメニア人が居住し、4つのエリアに分かれています。その中の1つユダヤ教徒が多く住む地域にカルドという大きな商店街があります。6世紀に造られた、世界最古のマダバ地図にもその存在が記されているという歴史がある商店街です。

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カルドはローマ時代の面影をしのばせる通りで、昔の列柱の遺跡も見ることができます。かつてはダマスカス門とシオン門を結ぶ、エルサレム旧市街のメインストリートでした。発掘の調査中で、価値がある遺跡も多く発見されています。現在はおしゃれなアーケード街になっていて、お土産も並んでいます。

聖地・エルサレムの見どころスポット15:ダマスカス門

エルサレムの旧市街は城壁で囲まれいていて、門が11あります。現在出入りができる門は、そのうちの7つのみ。ダマスカス門は中でも一番立派な門で、門前にはお店が並び賑わいを見せています。2つのタワーがそれぞれ隣接するような形になっていて、観光スポットとしても人気があります。

エルサレムの旧市街の城壁は、歩いて観光することができます。ヤッフォ門からスタートし、北側コースと南側コースの2つがあります。チケットはヤッフォ門付近で購入することができるので、ぜひ城壁の上を歩いて聖地エルサレムの街並みを楽しんでください。ヤッフォ門周辺も、土産物を売る店が多く並んでいて賑やかです。

聖地・エルサレムの観光を楽しもう!

エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の3つの宗教の聖地です。エルサレムの旧市街には、これらの宗教に関する史跡や教会が多く見られ、この地の複雑さを表しています。エルサレムを訪れる際には、聖書を読むなどこれらの宗教について少し勉強をしていくといいでしょう。エルサレムの観光を安全に楽しんでください!

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