イスラエルの治安情報を徹底調査!旅行の際の注意点や危険エリアを紹介!

イスラエルは、世界3大宗教の聖地があるエルサレムを擁する中東の国です。パレスチナ問題で度々ニュースにも上がるイスラエルには、かなり治安の悪いエリアがあり、旅行の際には注意が必要です。今回は、イスラエルの治安情報や旅行者が気をつけるべき注意点をご紹介します。

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目次

  1. 1イスラエルの治安情報をご紹介!
  2. 2イスラエルの治安はなぜ悪いのか?
  3. 3イスラエルで治安が悪いシーズン
  4. 4イスラエルで治安が悪いエリア1:ガザ地区
  5. 5イスラエルで治安が悪いエリア2:パレスチナ自治区
  6. 6イスラエルで治安が悪いエリア3:国境地帯
  7. 7イスラエルのエリア別治安情報1:エルサレム旧市街
  8. 8イスラエルのエリア別治安情報2:死海
  9. 9イスラエルのエリア別治安情報3:テルアビブ
  10. 10イスラエルのエリア別治安情報4:ナザレ
  11. 11イスラエルのエリア別治安情報5:エイラート
  12. 12イスラエルで治安以外に旅行者が注意すべきこと
  13. 13イスラエルの宗教施設での注意点
  14. 14治安の悪いイスラエルでトラブルに巻き込まれたら?
  15. 15イスラエルでは最新治安情報を確認して安全に旅行しよう!

イスラエルの治安情報をご紹介!

中東に位置するイスラエルは、日本の四国ほどの狭い国土の中に9つもの世界遺産がある魅力的な観光スポット。

しかしながら、パレスチナ問題によりかなり治安のエリアが多く、旅行の際には注意が必要です。

今回は、イスラエルの危険地域とエリア別の治安情報に加えて、旅行者が注意すべき点などをご紹介致します。

イスラエルの治安はなぜ悪いのか?

地中海に面したイスラエルは、南北に長い国土を持っています。北にトルコ、北東にシリア、東にヨルダン、南西をエジプトと国境を隣接しており、国境地帯も治安が悪いエリアと言われています。

イスラエルの人口は約850万人で、そのうち75%がユダヤ人、残りの25%がアラブ人とアルメニア人などの少数民族となっています。

イスラエルは、世界3大宗教である「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」の3つの宗教の聖地があり、それぞれの宗教が首都「エルサレム」を奪還しようと長い間争いを続けてきました。

今日でも、ニュースで取り沙汰されるパレスチナ問題は、この聖地「エルサレム」を巡って、ユダヤ人とパレスチナ人の間に紛争が起こり、現在に至るまで解決の糸口が見出せないまま不安定な情勢が続いています。

ユダヤ人に対して友好的な態度を示すアメリカのトランプ大統領が「イスラエルの首都はエルサレムと認めるべき」と発言し、大問題になったことは記憶に新しいと思います。

イスラエルでは、こういった政治情勢が複雑に絡み合い、急激に治安が悪くなってしまう場合もありますので、旅行の際には、常に治安情報を確認しなければなりません。

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イスラエルで治安が悪いシーズン

ユダヤ人にとっては「約束の地」である「イスラエル」は、国土の大半がユダヤ人によって支配されていますが、飛び地のように残されたパレスチナ人居住区域では、イスラム教徒であるパレスチナ難民が暮らしています。

そんなイスラエルで治安が最も悪い時期と言えば、イスラム教のラマダン(断食)のシーズンです。

イスラム教徒は、宗教的な戒律によって、毎年ラマダンを行いますが、この時期は、世界各国のイスラム国家で治安が悪化します。

治安が悪い理由は、日中の人通りが減ることや、ラマダン明けは日本のお正月と同じで、お祝いのためにたくさんのお金が必要になることから、窃盗や強盗などの犯罪が増えることが挙げられます。

また、イスラム教の教えでは、唯一神アラーとの約束を守り、功徳を積むことが大切とされています。

そのため、神のための戦い「聖戦」(ジハード)と称して、自分たちの住むべきエリアを奪還しようと、戦闘活動を活発化させるイスラム過激派が多くなる傾向にあるようです。

いずれにしても、この時期のイスラエルでは、治安が特に悪いエリアには絶対に近づかないようにしましょう。

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イスラエルで治安が悪いエリア1:ガザ地区

ここからは、イスラエルの中で、特に治安の悪いエリアを重点的にご紹介していきます。

まず、最初にご紹介する治安が悪いエリアは、イスラエル南部の「ガザ地区」。

「天井のない牢獄」とも形容されるガザ地区は、事実上パレスチナ難民が閉じ込められて生活している居住区です。

2018年5月現在、外務省の海外渡航情報のホームページによると、このガザ地区は危険レベル3に指定されており、「渡航中止勧告」が出されています。

ガザ地区の周囲は、イスラエル軍とパレスチナ軍の戦闘が、いつ始まるとも分からない非常に危険なエリアと言われています。

もし、ガザ地区で間違って日本人が捕まった場合でも、なかなか日本政府が邦人を奪還しづらいエリアと言われています。

イスラエル軍も常に駐留しており、武器の使用も頻発している地域です。

命の保障はありませんので、間違っても近づかないようにしてください。

イスラエルで治安が悪いエリア2:パレスチナ自治区

続いてご紹介するイスラエルで治安が悪いエリアは「パレスチナ自治区」です。

ヨルダン川西域から東側の地域と、イスラエルが首都と主張している「エルサレム」周辺を囲むエリアにある「パレスチナ自治区」は、先ほどのガザ地区と同じく、パレスチナ人が暮らしているエリアです。

パレスチナ人の領土として国連に指定されている「パレスチナ自治区」では、近年では、イスラエル人の入植が進み「パレスチナ自治区」は崩壊しつつあります。

外務省の海外渡航安全情報によると「パレスチナ自治区」の危険レベルは、ガザ地区と同じくレベル3となっており、渡航中止勧告が出されています。非常に治安が悪いエリアですので、絶対に近づかないようにしましょう。

イスラエルで治安が悪いエリア3:国境地帯

最後にご紹介するイスラエルで治安が悪いエリアは「国境地帯」です。

イスラエルは、歴史的にアラブ人が多く住んでいた時代もあり、周辺国のほとんどがイスラム教国家であるため、同じアラブ系のパレスチナ人が迫害されていることを良く思わない傾向にあります。

そのため、特にシリアとの国境があるイスラエル北部は治安が悪いと言われています。

外務省の海外安全情報によれば、シリアとの国境地帯は、危険レベル3で「パレスチナ自治区」「ガザ地区」と並んで、渡航中止勧告が出されています。

シリア軍による突然の侵攻が行われた過去もあり、依然として緊張状態が続いている危険なエリアですので、絶対に近づかないようにしてください。

イスラエルのエリア別治安情報1:エルサレム旧市街

イスラエルの中で、最も治安の悪いエリアが分かったところで、ここからは、各都市別の治安情報をご紹介していきます。

まず、イスラエル旅行で多くの観光客が訪れる「エルサレム旧市街」エリアの治安からです。

エルサレム旧市街は、外務省の海外安全情報によると、危険レベル1で「十分注意してください」となっています。

エルサレム旧市街には、イスラエルの観光名所の一つである「嘆きの壁」や「岩のドーム」など、宗教的な見どころが多く集まっています。

特に注意が必要なのは、ユダヤ教とイスラム教の「お祈りの日」である金曜日。

宗教施設の周辺では、礼拝に来るイスラム教徒やユダヤ教徒で混み合いますので、十分ご注意下さい。

イスラエルのエリア別治安情報2:死海

続いてご紹介するイスラエルのエリア別治安情報は「死海」エリアです。

「死海」を挟んだ反対側には、隣国ヨルダンが広がっており、「死海」の中でも北部地域は、治安の悪い「パレスチナ自治区」との境界線になっています。

通常観光で行くのは「死海」南部のエリアですが、十分注意して旅行してください。

「死海」の周辺には、同じくイスラエルの世界遺産「マサダ要塞」があります。

砂漠地帯にあるイスラエルの観光名所ですが、こちらも他のイスラエルの都市と比べると、パレスチナ自治区からかなり近い地域ですので、旅行の際は、注意が必要です。

あまり目立つような服装は控え、常に団体行動を心がけて下さい。

イスラエルのエリア別治安情報3:テルアビブ

続いてご紹介するイスラエルの地域別治安情報は「テルアビブ」エリアについて。

「テルアビブ」は、国連によってイスラエルの首都と定められた地域で、イスラエルの空の玄関口となっている国際空港もあります。

テルアビブの治安は、他のイスラエルの都市よりは比較的良い方です。

地中海沿岸に面した「テルアビブ」は、イスラエルの中でもビーチリゾートとして人気のあるエリアで、バケーションのシーズンには、ヨーロッパ各国を中心に、世界中から旅行者が訪れます。

テルアビブの街の中には、イスラエルの手工芸品を売るマーケットもあり、かわいらしい雑貨やコスメなどお土産を買うのにおすすめです。

外務省の海外安全情報によると、テルアビブの治安も危険レベル1に指定されています。

旅行の際には、所持品はコンパクトにまとめ、できるだけ高価な装飾品などは身につけないように注意してください。

また、人ごみや、夜間はどんな都市でも治安が悪化する傾向にありますので、夜の一人歩きなどは絶対にしないようにしましょう。

イスラエルのエリア別治安情報4:ナザレ

続いてご紹介するイスラエルの地域別治安情報は、イスラエル北部の中心都市「ナザレ」です。

「ナザレ」は、イエス・キリストが誕生し、幼少期を過ごした土地と新約聖書に記されており、キリスト教徒にとって、大変重要な場所となっています。

このエリアの人口は、アラブ系キリスト教徒が多いようです。

イスラエル北部の主要都市となっている「ナザレ」も、外務省の安全情報では危険レベル1に指定されており、旅行者は十分注意して観光する必要があります。

ナザレの南には「パレスチナ自治区」、北にはシリアとの国境地帯がありますので、移動の際には、必ずパスポートを肌身離さず持ち、細心の注意を払って行動してください。

イスラエルのエリア別治安情報5:エイラート

最後にご紹介するイスラエルのエリア別治安情報は、イスラエルの南端にある「エイラート」。

「エイラート」は、西にエジプト、東にヨルダンと国境を接する紅海沿岸の小さな街です。

「エイラート」は、エルサレムからは、車で約4時間ほどの距離にあり、ビーチリゾートとして人気のあるエリアです。

「エイラート」の治安は、外務省の海外安全情報では、危険レベル1に指定されています。エルサレムからエイラートまでのルートには、危険地帯はありませんが、旅行の際は十分注意してください。

ヨーロピアンで賑わう「エイラート」は、他のイスラエルの都市より物価が高めです。現金や貴重品などの管理にも細心の注意を払うようにしましょう。

イスラエルで治安以外に旅行者が注意すべきこと

イスラエルでは、治安以外にも気をつけた方が良いことがありますので、いくつかご紹介しておきます。

海外旅行をする場合は、パスポートにスタンプを押されることがありますが、イスラエルではスタンプを押されないようにした方が無難です。

というのも、イスラエルと国交を断絶している国や地域の中には、イスラエルに入国したことのある旅行者の入国を拒否する国があるからです。

最近では、イスラエルのイミグレーションではスタンプを押さないようになってきているという情報もありますが、イミグレーションでは「No Stamp, please」と伝えましょう。

また、イスラエルでは鉄道を利用する際にもパスポートの提示を求められる場合がありますので、パスポートは、肌身離さず持ち歩くようにしてください。

また、ユダヤ教徒とイスラム教徒が暮らすイスラエルでは、その国土のほとんどで豚肉を食することが禁じられています。

豚肉だけでなく、豚の油(ラード)や、豚肉由来のゼラチンなども禁止されています。

日本から持ち込んだ食料の中に豚製品がある場合は、公共の場で開かないよう気をつけて下さい。

イスラエルの宗教施設での注意点

イスラエルの観光スポットの中には、キリスト教やイスラム教の信者にとって、神聖な場所である宗教施設が多数あります。

例えば、エルサレム旧市街にある、キリスト教施設「聖墳墓教会」は、イエス・キリストのお墓がある教会で、キリスト教徒にとっては非常に神聖な場所とされています。

ユダヤ教徒にとっての神聖な場所と言えば「嘆きの壁」です。こちらは、イスラエルの観光スポットの中で、かなり多くの旅行者が訪れるエリアですが、熱心に祈りを捧げるユダヤ教徒もたくさんいます。

こういった宗教施設を訪れる場合は、短パン、ランニングのような肌を露出する服装は「不敬」に当たります。できるだけ、長袖・長ズボンのような服装で観光してください。

もう一つの人気観光スポットである「岩のドーム」は、イスラム教とユダヤ教の宗教施設で、旅行者は、十字架などをつけたまま入ることはできません。

また、男女が一緒に写っている写真が掲載された雑誌の持ち込みも禁止されていますので、ご注意下さい。

異教徒がこの地で祈りを捧げることも固く禁じられています。目をつぶったりすると勘違いされますので、気をつけて観光しましょう。

治安の悪いイスラエルでトラブルに巻き込まれたら?

イスラエルは、今もパレスチナ問題をめぐる対立が続いている地域で、今回ご紹介した危険なエリア以外でも、テロや銃撃戦に巻き込まれる可能性がゼロではない国です。

イスラエルに渡航していて、何かのトラブルに巻き込まれた場合は、テルアビブにある在イスラエル日本国大使館に助けを求めるようにしてください。

様々な宗教が混在するイスラエルでは、そもそも日本人とはまったく違った宗教観を持った人がたくさん暮らしています。

宗教に対する個人的な概念や、イスラエルに関する政治情勢についての発言は、相手に誤解を与えたり、トラブルの元となりますので、軽々しく口にしないようにしましょう。

イスラエルでは最新治安情報を確認して安全に旅行しよう!

中東のイスラエルをご紹介しました。

世界3大宗教の聖地「エルサレム」があるイスラエルは、周辺のイスラム教国家とも対立しており、依然として治安が不安定な地域が多い国です。

イスラエルを旅行する際は、常に最新治安情報をチェックし、安全に旅行できるよう心がけましょう。

Original
この記事のライター
Yukilifegoeson