沖縄のヤンバルクイナの生息地や鳴き声を調査!生態展示学習施設で見れる?

沖縄のヤンバルクイナはやんばるに生息する絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥です。見た目も美しく、独特の姿をしているヤンバルクイナは鳴き声も特徴的。今回は、やんばるでしか見られないヤンバルクイナの特徴やヤンバルクイナに会えるおすすめのスポットをご紹介いたします。

沖縄のヤンバルクイナの生息地や鳴き声を調査!生態展示学習施設で見れる?のイメージ

目次

  1. 1沖縄のヤンバルクイナについて徹底調査!
  2. 2やんばるが生息地の鳥「ヤンバルクイナ」
  3. 3ヤンバルクイナの特徴1「ほとんど飛べない」
  4. 4ヤンバルクイナの特徴2「美しい縞模様」
  5. 5ヤンバルクイナの特徴3「太くてたくましいくちばし」
  6. 6ヤンバルクイナの特徴4「大きな鳴き声」
  7. 7ヤンバルクイナの生態
  8. 8ヤンバルクイナは絶滅危惧種
  9. 9ヤンバルクイナを見るなら「生態展示学習施設」がおすすめ!
  10. 10ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」基本情報
  11. 11沖縄でヤンバルクイナに会おう!

沖縄のヤンバルクイナについて徹底調査!

沖縄本島の北部に位置するやんばるには、ヤンバルクイナという一風変わった鳥が存在します。ヤンバルクイナはやんばるを生息地とし、1981年に新種の鳥として発見された歴史があります。ヤンバルクイナは一般的に想像する鳥とどこが違うのか、ヤンバルクイナを見るためのおすすめスポットなど、ヤンバルクイナについて詳しくご紹介いたします。

やんばるが生息地の鳥「ヤンバルクイナ」

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ヤンバルクイナは、ツル目クイナ科の鳥です。学術名は「Gallirallus okinawae」。その名前の通り、ヤンバルクイナの生息地は沖縄県のヤンバルと呼ばれる地域です。ヤンバルクイナは、ヤンバルにしかいない固有種でもあります。そのため、国の天然記念物に指定され、絶滅危惧種として環境省のレッドリストにも記載されています。

やんばる(山原)ってどこ?

ヤンバルクイナの住む「やんばる」は、沖縄本島の北部にある国頭村(くにがみそん)、大宜味村(おおぎみそん)、東村(ひがしそん)などをあわせた自然の多く残る地域です。やんばるを漢字で書くと「山原」となります。やんばるには、ヤンバルクイナをはじめとして多数の固有種が生息しています。

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やんばるはその固有種の多さから、ダーウィンの進化論でおなじみのガラパゴス諸島にならい、「東洋のガラパゴス」とも称されます。やんばるの固有種としては、ヤンバルクイナのように「やんばる」の名前がついた「ヤンバルテナガコガネ」や「ヤンバルホオヒゲコウモリ」、「ノグチゲラ」「ハナサキガエル」などがあげられます。

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ヤンバルクイナの特徴1「ほとんど飛べない」

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ヤンバルクイナは、全長35センチメートル、重さは420グラムほどの鳥です。翼が小さいことが特徴のひとつです。一般的な鳥は、翼を広げると身体に対して左右に大きく広がります。一方、ヤンバルクイナの翼は短く、広げると丸い形をしています。また、その小さな翼を動かすための筋肉も他の鳥と比べて発達していません。

骨格からもその特徴が見て取れます。鳥類は、翼を広げ、時に動かしながら空を飛ぶために胸筋が発達しています。胸筋は、竜骨突起という骨に支えられています。鳥はその身体の大きさや重さに相応の胸筋が発達させます。しかし、ヤンバルクイナは自身よりも小柄な鳥類と比較しても竜骨突起が小さくなっています。

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翼は小さく、その翼を動かす筋力も発達していないため、ヤンバルクイナはほとんど空を飛ぶことができません。胸筋と反比例するように発達しているのが、足の筋肉です。ヤンバルクイナの脚は太く、ほとんど飛べない代わりにその足で縦横無尽に茂みを駆け回ります。

ヤンバルクイナの特徴2「美しい縞模様」

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ヤンバルクイナは、身体の美しい縞模様を含めたカラーリングも特徴のひとつです。背は茶色一色に染まり、顔は黒くなっています。目は赤く、くちばしは根本の赤から先にかけてだんだんと白っぽくなっていきます。目と首から腹にかけては、黒に白が混じり、シマウマのような模様を描いています。

ヤンバルクイナの特徴3「太くてたくましいくちばし」

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ヤンバルクイナのくちばしは、太く大きなものとなっています。これは、ヤンバルクイナの捕食法に関係があります。ヤンバルクイナは、昆虫や蛙やカタツムリなどの小動物、木の実などを食べます。その際、くちばしで土を掘ることもあるようです。また、かたつむりの殻をくちばしで割るほどの力強さも持っています。

ヤンバルクイナの特徴4「大きな鳴き声」

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ヤンバルクイナの特徴のひとつとして、鳴き声の大きさがあげられます。ヤンバルクイナの鳴き声は、主に「キョキョキョキョ」とされています。これは、縄張りをアピールしていると考えられています。鳥のさえずりとしてイメージするにはヤンバルクイナの鳴き声はけたたましいものとなっています。

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ヤンバルクイナは、空を飛ぶ鳥と違いほとんど空を飛ぶことができません。そのため、ヤンバルクイナにとって鳴き声は特に重要なコミュニケーション手段となっています。ヤンバルクイナの「キョキョキョキョ」という特徴的な鳴き声は、特に夕方によく聞かれるようです。

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ヤンバルクイナの鳴き声は「キョキョキョキョ」だけではありません。番を探しているときには「クリリーヤ」「キュリリー」など普段とは一風変わった鳴き声を発するようです。夏の風物詩、蝉はオスしか鳴きませんが、ヤンバルクイナはオスもメスも両方が鳴き声をあげて番を探します。

ヤンバルクイナの生態

ヤンバルクイナは、巣を地面に作ります。巣は、枯葉などを集めた簡単なものです。5月ごろになると、巣に卵を4~5個うみます。ヤンバルクイナのひなは真っ黒で、生まれると孵化するとすぐに歩き出すようになります。ヤンバルクイナは、夕方になると木の上に登りそこで眠ります。これは、天敵の蛇から逃げるためだとされています。

ヤンバルクイナは絶滅危惧種

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ヤンバルクイナは、絶滅危惧種です。1981年にヤンバルクイナは新種の鳥として認定されました。それ以前にも目撃され、せかせかと歩くことから「アガチー」と呼ばれたり、「ヤマドゥイ」「シジャドウイ」などさまざまな名前で認識されていたことがのちに判明しました。

近年、ヤンバルクイナは減少の傾向にあり、絶滅危惧種にも指定されています。ヤンバルクイナの減少には大きく分けて3つの原因があるとされています。ひとつ目は、生息地である森林の減少です。人間が生息地の森林を伐採したり、開発をしたためにヤンバルクイナは住むところを失い、個体数が減少する一因となったといわれています。

ヤンバルクイナの個体数が減少傾向にあるふたつ目の理由として、人工物の増加があげられます。5月から6月にかけて、ヤンバルクイナが車にひかれる事例が多くみられています。これは、ヤンバルクイナの繁殖期と合致します。そのため、子育てのために活発に活動している親鳥が事故にあっているのではないかと考えられています。

ヤンバルクイナにとって危険なのは車だけではありません。側溝など高低差のある場所にはまった場合も命を落とす可能性があります。ヤンバルクイナはほとんど空を飛ぶことができません。そのため、側溝などにはまったまま抜け出せずに餓死してしまうこともあるようです。

ヤンバルクイナが絶滅危惧種となった3つ目の原因とされるものは、外来種による捕食です。かつては空を飛べなくても、寝所を木の上に設定するだけでヤンバルクイナは天敵の蛇を避けることができました。しかし、犬や猫、マングースなどが近年移入されたことに伴い、ヤンバルクイナは捕食され数を減らしています。

特にマングースは、ヤンバルクイナの脅威とされています。例としては、マングースとヤンバルクイナの生息地は一致しないことがあげられます。マングースがいるところではヤンバルクイナが捕食されてしまうと考えられるためです。実際に、マングースの生息地の北上に伴い、一時はヤンバルクイナの個体数が激減した地域がありました、マングース防除策ののちにはヤンバルクイナの数が徐々に回復傾向にあるといわれています。

ヤンバルクイナを見るなら「生態展示学習施設」がおすすめ!

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ヤンバルクイナを見るには、生態展示学習施設がおすすめです。生態展示学習施設は国頭村の安田くいなふれあい公園の中にあります。正式名称は、ヤンバルクイナ生体展示学習施設「クイナの森」。野生のヤンバルクイナは絶滅危惧種のため数も多くなく、警戒心が強いため、必ず遭遇できるものではありません。

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しかし、生態展示学習施設にある観察ブースでは、ヤンバルクイナを確実に見ることができるのでおすすめです。生態展示学習施設にいるのは、ヤンバルクイナの鳴き声「キョキョキョキョ」から名前の付けられた「キョンキョン」。ヤンバルクイナは縄張り意識が強いため、1羽だけの展示となっています。

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生態展示学習施設のヤンバルクイナは人間に慣れているため、愛嬌のあるヤンバルクイナが見られるおすすめのスポットです。観察席が設けられているため、座ってゆっくり眺められるのもおすすめポイントのひとつ。生態展示学習施設では、キョンキョンを見るだけではなく、ヤンバルクイナの生態やヤンバルの森のことを学習することもできます。

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ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」基本情報

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ヤンバルクイナ生体展示学習施設「クイナの森」は安田くいなふれあい公園の敷地内にあります。公園内にはパークゴルフ場や食事処なども併設されています。生態展示学習施設の開館時間は、9時00分から17時00分です。入館料が必要です。入館料は、大人が500円、小中高生は200円です。毎週水曜日が定休日です。

住所:沖縄県国頭郡国頭村安田1477-35
電話番号:0980-41-7788

沖縄でヤンバルクイナに会おう!

最後までご覧いただきありがとうございます。ヤンバルクイナは沖縄本島北部のやんばるが生息地の絶滅危惧種の鳥。運が良いと野生で見ることもできますが、やんばるに何回訪れても会えないという方も少なくないそうです。ヤンバルクイナに確実に会いたいという方は、生態展示施設がおすすめです。

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