トルファン(吐魯番)の観光ポイントまとめ!遺跡巡りなど見どころ満載!

中国西部のウイグル自治区の都市「トルファン」は、ウルムチ市の東約180kmの距離に位置しています。シルクロードの要所として栄えた歴史あるトルファンには、様々な遺跡が点在しています。今回はトルファンへの行き方や気候も合わせて観光情報をご紹介します。

トルファン(吐魯番)の観光ポイントまとめ!遺跡巡りなど見どころ満載!のイメージ

目次

  1. 1シルクロードの街「トルファン」への誘い
  2. 2中国のトルファンってどんなところ?
  3. 3トルファンの気候は?
  4. 4トルファン観光におすすめの服装
  5. 5トルファンの治安は?
  6. 6トルファンへの行き方
  7. 7トルファンの観光スポット1:高昌故城
  8. 8トルファンの観光スポット2:ベゼクリク千仏洞
  9. 9トルファンの観光スポット3:アスターナ古墳
  10. 10トルファンの観光スポット4:火焔山
  11. 11トルファンの観光スポット5:カレーズ
  12. 12トルファンの観光スポット6:交河故城
  13. 13トルファンの観光スポット7:蘇公塔
  14. 14トルファンで買いたい観光のお土産
  15. 15中国のトルファンでシルクロードの旅を楽しもう!

シルクロードの街「トルファン」への誘い

2000年以上前から東西交通の要所として栄えた歴史ある街「トルファン」は、シルクロードの天山南路と中路の中心都市として知られる古代都市。

中国のウイグル自治区に位置しているこの街は、ウィグル語で「低地」という意味の盆地にあります。

トルファンには、世界遺産にも認定された遺跡もあり、観光の見どころとなっています。今回は、トルファンへの詳しい行き方や気候の他、気になる治安も含めてご紹介します。

中国のトルファンってどんなところ?

中国東部の天山山脈の南側に位置するトルファンは、綿花や葡萄の栽培が行われているシルクロードのオアシス。

中国の歴史には、10世紀頃から登場しています。天山山脈南北と中央アジアから、河西回廊に通じる交通の要所であったトルファンは、古くから遊牧民族と漢民族王朝との覇権争いが繰り広げられた地域です。

トルファンは、匈奴のような歴史的に有名な民族からも侵略されたことから、漢民族だけでなく、多様な文化が流入した地域です。

トルファンの歴史を遡ると、西暦2世紀頃には、インドから仏教文化が流入しはじめ、6世紀には、世界から注目されるような仏教文化がトルファンで花開きます。

トルファンの遺跡の中には、この時代に繁栄した仏教壁画が数多く残されており、中国の敦煌と並んでシルクロードの歴史を今に伝える貴重な文化遺産となっています。

その後、トルファンは、モンゴル民族の支配を受けるようになり、16世紀初頭頃までは、モンゴル民族の支配下におかれます。

そして、400年という歴史的にも長いジハード(聖戦)を経て、トルファンは仏教からイスラム教を奉じる地域へと変貌を遂げました。

19世紀末から現代にかけて、トルファンでは、古墳や石窟遺跡など、数々の遺跡が発掘されており、敦煌都並んでシルクロードの歴史を今に伝える重要な資料となっています。

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トルファンの気候は?

シルクロードの要所として栄えてきたトルファンは、一体、どんな気候なのでしょうか?

トルファンの気候は、非常に乾燥しており、中国でも有数の極暑地域となっています。

砂漠のようにひび割れた大地に、容赦なく太陽が照りつけるトルファンは、あまり雨の降らない気候で、夏は、気温が50度近くにもなると言われています。

夏は非常に暑いというイメージがあるトルファンですが、砂漠気候であることから、昼夜の寒暖差が激しく、日中は灼熱でも夜になると急激に冷え込みます。

ほとんど雨が降らない乾燥した気候であることから、日本の夏とは違って、トルファンはカラカラに乾いており、ベタベタしないので、そこまで暑さを感じないようです。

中国の中でも、非常に厳しい気候であるトルファンには、海抜-154メートルの盆地もあり、夏はフェーン現象の影響で、熱風が吹き荒れることもあります。

そんなトルファンを観光するベストシーズンは、4月から5月の春のシーズンか、秋9月頃となります。

トルファンの気候は、周辺都市のウルムチや敦煌とほぼ変わらない気候ですので、旅行するなら周辺都市も合わせて周遊する行き方がおすすめです。

トルファン観光におすすめの服装

乾燥した大地に太陽が容赦なく降り注ぐトルファンは、灼熱の大地というイメージがありますが、観光のベストシーズンである4月、5月、9月は、夜になると気温がマイナス10度を下回ることもあります。

日中は、非常に日差しが強いので、日よけになるようなサングラス、薄手の長袖の羽織ものを着用することをおすすめします。

トルファンの夜はかなり冷え込みますので、日本の冬に着るような上着があった方が安心です。

トルファンの治安は?

気候に続いて、トルファンの治安についてご紹介致します。

トルファンのある新疆(ウイグル自治区)の治安は、外務省の安全情報によると危険レベル1となっており、観光の際は、十分注意する必要があります。

中国では、イスラム教の信仰を認めてはいるものの、ウイグル自治区はや隣接するチベット自治区は、宗教的に中国政府と対立する関係にあり、情勢が不安定な地域といわれています。

イスラム教を奉じるトルファンでは、イスラム教の断食月(ラマダーン)になると治安が悪化します。

また、断食中は、日中ほとんどの観光地で食料が確保できにくくなるため、トルファンを旅行するなら、ラマダーンの時期を避けて行く行き方がおすすめです。

トルファンは、砂漠地帯にあり、観光地とはいえあまり人気がない場所も多いですので、くれぐれも一人で行動しないように気をつけてください。

トルファンへの行き方

続いては、中国のトルファンへの行き方をご紹介致します。

中国のトルファンには、国際空港や民間空港がないため、飛行機で行く行き方は、あまりルートがありません。しかしながら、春から秋にかけての観光シーズンには、ピチャン(善善)県にある軍用空港からトルファンから敦煌を往復する便が運航されるようです。

このような理由から、トルファンへ行くのは鉄道かバスを使った行き方が一般的で、ウルムチからトルファン駅を結ぶ鉄道や高速バスを利用する観光客が多いようです。

鉄道のトルファン駅は市街地から50kmほど離れているため、路線バスやタクシーを使って市街地まで移動するのがおすすめの行き方です。

ウルムチートルファン間の鉄道の所要時間は約2時間半ほどとなっています。タクシーより定期バスの方が料金が安いので、旅費を抑えたい方は、バスでの行き方がおすすめです。

トルファンへ行く長距離バスは、夏は7:30から20:30まで、冬は8:30から19:30まで、ほとんど毎日運行しています。

日本からトルファンへ行くおすすめの行き方は、ツアーに参加するという方法で、パッケージによっては寝台列車に乗ってトルファンへ行くツアーなどもあります。

夜には列車から星空が見えたり、ツアーに参加した人と仲良くなるチャンスもありますので、お一人様でちょっと寂しいという方には、ツアーで行く行き方がおすすめです。

敦煌やトルファンエリアでは、砂漠を4WDやラクダで旅するオプショナルツアーも人気ですので、主要観光地を巡って、時間に余裕がある場合は、ぜひ、オフロードツアーにも参加してみてください。

トルファンの観光スポット1:高昌故城

トルファンへの行き方も分かったところで、ここからは、トルファン観光の見どころをご紹介していきます。

まず最初にご紹介するトルファンの観光スポットは「高昌故城」。トルファン市から東へ45km進んだ地点にあるこの巨大な遺跡は、紀元前1世紀から13世紀までトルファンの政治、経済の中心となっていた都市跡です。

東西1.6km、南北1.5kmという広大な敷地の中に、大きく分けて宮城、内城、外城の三つの遺跡が並んでいます。かつて玄奘法師が旅したと言われるシルクロードの時代を彷彿とさせる歴史スポットです。

トルファンの観光スポット2:ベゼクリク千仏洞

続いてご紹介するトルファン観光の見どころは「ベゼクリク千仏洞」です。中国トルファン市の高昌区にあるもう一つの観光スポット「火焔山」から程近いこちらの遺跡は、5世紀から14世紀に作られた仏教石窟遺跡です。

現存する洞窟は、10世から13世紀頃のウイグル・カラ・コジャ王国時代に建設されたものと言われており、遺跡からは美しい壁画が数多く発掘されています。

断崖絶壁の砂漠地帯にある「ベゼクリク千仏洞」には、83もの石窟があると言われており、それぞれに仏教壁画が描かれています。

遺跡に残された壁画の中には、インド人、ペルシア人、ヨーロッパ人などの様々な地域の人々が描かれており、トルファンが交易都市として繁栄していたことを今に伝える貴重な歴史資料となっています。

乾燥した気候であるトルファンでは、保存状態の良い遺跡もありますが、ベゼクリクの壁画は、偶像崇拝を禁じるイスラム教徒の手によって、かなり損傷しています。火焔山観光と合わせて行く行き方がおすすめです。

トルファンの観光スポット3:アスターナ古墳

続いてご紹介するトルファンの観光スポットは「アスターナ古墳群」。中国トルファンで、5世紀頃に作られたと推定されているこの古墳群は、墓室から、多くの漢語文献などが出土しています。

この遺跡では、中国のトルファンで6世紀から7世紀に栄えた漢族が家族ごとに埋葬されています。

カラ・ホージャ古墓群とも呼ばれるこの遺跡は、トルファン市街地から36kmほどの距離にあり、観光する場合は、路線バスかタクシーを使った行き方がおすすめです。

この遺跡からは、「樹下美人図」という有名な壁画も発掘されており、貴重な歴史資料としてニューヨークのMOA美術館に収蔵されています。

歴史好きな方におすすめの観光スポットです。

トルファンの観光スポット4:火焔山

続いてご紹介するトルファンの観光スポットは「火焔山」(かえんざん)。中国の京劇でも有名な演目となっている「西遊記」に登場する火焔山は、トルファン市高昌区の頭部に位置する丘陵地帯。

夏には気温が50度を越えるとも言われる火焔山は、孫悟空と玄奘が旅した炎の山のモデルと言われています。

火焔山の標高は、約500メートルほどあり、平らな山頂が長さ98キロメートル、幅9キロメートルにわたって広がっています。

火山活動で流れ出た溶岩が、大地を浸食することによって生まれた独特な地形と灼熱の気候が特徴的な火焔山は、中国でも人気の観光地の一つです。

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トルファンの観光スポット5:カレーズ

続いてご紹介するトルファン観光の見どころは「カレーズ」。非常に乾燥した気候でありながら、シルクロードのオアシスとして栄えたトルファンには、ペルシャから伝わった治水設備「カレーズ」があります。

カレーズとはペルシャ語で「地下水」を意味しており、今から2000年ほど前にこのトルファンに伝わりました。

トルファンの北に位置する天山山脈の雪解け水を堰き止め、縦井戸と地下水道をつないで市街地まで水を引けるようにしたのがこの「カレーズ」の技術で、今もトルファンで暮らす人々の生活水や畑の灌漑用水に利用されています。

雨が降らない気候でありながら、果物や野菜も豊富に栽培されているトルファン。古代の人々が砂漠にもたらした素晴らしい技術をご覧ください。

トルファンの観光スポット6:交河故城

続いてご紹介するトルファン観光の見どころは「交河故城」。トルファン市内から西へ16kmほど離れたところに残された紀元前2世紀に建築された都市遺跡は、中国の世界遺産の一つにも登録されています。

中国の漢の時代から残る都市遺跡は、この交河故城のみで、多くの人々が暮らした遺跡跡には、軍事施設も見ることができます。

中国の壮大な歴史ロマンを感じられる世界遺産「交河故城」は、前漢時代の屯田地として辺境防衛の拠点とされていました。

現存する遺跡は、高さ30mの断崖絶壁の台地にあり、南北1km、東西300mの敷地の中に、たくさんの建物が残されています。遺跡エリアは、日陰もあまりなく非常に暑いですので、日焼け対策や水分補給を忘れないように気をつけて観光してください。

トルファンの観光スポット7:蘇公塔

トルファンの観光スポット、最後にご紹介するのは「蘇公塔」です。

14世紀以降、トルファンを支配したイスラム教徒によって建設された巨大なミナレットは、中国最大と言われており、その高さは44メートルにも及びます。

およそ230年前に建築されたイスラム教のモスクは、細かい模様が刻まれており、花や波などを模った15種類もの彫刻が施されていると言われています。

1777年、当時トルファンの王であった「スレイマン」が父のために建設したと言われる巨大なモスクは、砂漠の街トルファンで暮らす敬虔なイスラム教徒たちの心の拠り所となっています。

蘇公塔は、トルファン東南の郊外にありますので、観光の際は、タクシーか路線バスで行く行き方がおすすめです。

トルファンで買いたい観光のお土産

乾燥した気候のトルファンでは、治水システム「カレーズ」を利用した葡萄栽培が盛んです。

2000年の歴史があると言われるトルファンの葡萄畑には、何百種類もの葡萄が栽培されていますが、特に人気があるのは、白葡萄と馬乃子と呼ばれる品種です。

トルファンの観光スポットとしてご紹介した「火焔山」の西側には、広大な葡萄畑が広がる峡谷があり、その長さは8km、幅500メートルから2000メートルとも言われています。

トルファンでは、豊富にとれる葡萄を使って様々な加工品を作る農家が多いため、お土産に買うなら、トルファン産の葡萄を使ったドライフルーツやワインがおすすめです。

また、乾燥した気候を利用して干し葡萄を作る過程を見学できるスポットなどもありますので、観光と合わせて、ぜひ見学してみてください。

中国のトルファンでシルクロードの旅を楽しもう!

中国ウイグル自治区のオアシス「トルファン」をご紹介しました。

トルファンは、飛行機の定期便も就航しておらず、中国の中でもなかなか行き方が難しい都市です。

しかしながら、トルファンには、中国の敦煌にも並ぶ素晴らしい世界遺産や遺跡がたくさんあります。灼熱の大地トルファンで、シルクロードを感じる旅をしてみませんか?

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この記事のライター
Yukilifegoeson