「吉備津神社」は岡山のパワースポット!お守りにはご利益あり?

岡山の吉備津神社は三備一宮とされており、古い由緒がある神社です。本殿が国宝であり、さらには鳴釜神事という珍しい神事もあるなど、見どころが多い神社でもあります。岡山一のパワースポットとしても知られる吉備津神社の見どころやアクセスなどについて紹介します。

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目次

  1. 1吉備津神社に行ってみよう
  2. 2吉備津神社とは
  3. 3吉備津神社はどこにある?
  4. 4吉備津神社へのアクセス
  5. 5吉備津神社の由緒
  6. 6吉備津神社に関わる伝説
  7. 7吉備津神社の国宝
  8. 8吉備津神社の見どころ
  9. 9吉備津神社の神事は有名
  10. 10吉備津神社のご利益
  11. 11吉備津神社はパワースポット
  12. 12吉備津神社のお守り
  13. 13吉備津神社の御朱印
  14. 14吉備津神社の周辺観光スポット
  15. 15吉備津神社の不思議にふれよう

吉備津神社に行ってみよう

近年は御朱印集めやパワースポット巡りのために、各地の寺社を訪れる方が増えています。参拝して祈りをささげると、それだけでもパワーがみなぎる気がするのではないでしょうか。そんな寺社の一つ、吉備津神社について、そのお守りや御朱印、パワースポット情報などを紹介します。

吉備津神社とは


吉備津神社は古くからの歴史を持つ神社で、大吉備津彦命を祭神としています。この大吉備津彦命とは第7代孝霊天皇の第三皇子であり、崇神天皇の時に四道将軍の随一として周辺の賊徒を制圧、この地に平和と秩序をもたらした人物とされています。つまり、吉備津神社のある吉備の地の基礎を築いたとされているのです。

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この吉備国は現在の岡山県、広島県、香川県、兵庫県の全域及び一部にかかる広い領土を持ち、巨大な古墳文化を有していたという地域でした。今でもこのあたりの地域には前方後円墳などが遺跡として残ります。しかし689年の飛鳥浄御原宮令の制定により、吉備国は備前、備中、備後の各国に分割され、後につながっていきます。

吉備津神社はどこにある?

吉備津神社は元の吉備国、備前国と備中国の中間にある吉備の中山の北西麓にあります。現在の住所でいうと岡山県岡山市の西部ということになります。この吉備の中山そのものが古くから神の山とされており、同じ山の北東麓には同じく岡山市の吉備津彦神社があります。

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なお、前述したように、吉備津神社は吉備国の総鎮守となっていました。しかし吉備国が分割されたことから、吉備津神社は備中国一宮となりました。そしてこの分霊が備前国と備後国の一宮に置かれました。前述した岡山市の吉備津彦神社は備前国一宮、そして福山市にある吉備津神社は備後国一宮となっています。

吉備津神社へのアクセス

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さて、吉備津神社へのアクセスについて紹介します。吉備津神社は電車、バスでのアクセスが比較的便利なところにあるので、さほどアクセスが大変ということはありません。電車の場合、最寄駅は吉備線の「吉備津駅」となります。吉備線は岡山と総社を結んでいるので、遠方の場合は新幹線で岡山まで来て、そこで吉備線に乗り換えます。

吉備津駅から吉備津神社までは、参道があります。吉備津駅を出てこの参道を利用すれば、迷うことなく吉備津神社まで行くことができるのでおすすめです。岡山駅から吉備津駅までが20分ほど、吉備津駅から吉備津神社までは徒歩で10分ほど見ればよいでしょう。

吉備津神社の由緒

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それでは、吉備津神社の由緒について紹介しましょう。そもそも吉備津神社の祭神である大吉備津彦命は、前述したように吉備の地の基礎を築いたとされる人物なのですが、吉備中山の麓にある茅葺宮に住み、281歳で亡くなり、山頂に葬られたとされています。

この大吉備津彦命の5代後の子孫にあたる加夜臣奈留美命は、茅葺宮に社殿を造営して、そこに大吉備津彦命を祀りました。これが吉備津神社の創建だとします。また第16代天皇の仁徳天皇が吉備国に来た際に大吉備津彦命を称えて社殿や末社を作ったという説もあります。

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この吉備津神社が書物に登場するのは、847年のことです。この年吉備津神社は朝廷から神階として従四位下を受け、その後10世紀(904年)には一品という高い地位にまで昇りました。一品というのは伊邪那岐命や八幡神など、特別な神にしか授けられないものであり、吉備津神社(大吉備津彦命)はこれに次ぐ位置づけがされていたことになります。

927年に成立した「延喜式」神名帳という書物では、吉備津神社は備中国賀夜郡のところに「吉備津彦神社 名神大」として記載されています。この神名帳は成立当時の全国の神社一覧であり、その中で「名神大」(名神大社)の「名神」というのは神の中でも特に霊験があるとされていた神を表わすと言われます。

吉備津神社はその後も武家の崇敬を受け、中世から近世を通じて篤い信仰を集めました。そして明治維新を迎え、1871年、吉備津彦神社から現在の「吉備津神社」という名前になり、現在に至ります。現在では全国でもよく知られたパワースポットの一つとして、多くの参拝者が訪れる神社となっています。

吉備津神社に関わる伝説

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このように、古くからの由緒を持つ吉備津神社には、さまざまな伝説が残されています。中でも有名なものとして挙げられるのが「吉備津彦の温羅退治」と言われるものです。この名前だけではわからないかもしれませんが、これは誰もが知っている有名な昔話のもとになった伝説とされているのです。

昔、異国から温羅(うら)という者が空を飛んでやってきました。この温羅という者は一節には百済の皇子とされており、狼のようにらんらんと輝く眼、高い身長に並外れた腕力を持ち、荒々しく凶悪な性格をした者でした。

温羅は新山に城を築いて婦女子や船を襲ったため、人々はその城を鬼の城と呼び恐れていました。この鬼の城は現在でも「鬼ノ城」として観光スポットとなっています。

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朝廷はそれを退治するために武将を遣わしますが、誰も倒すことができません。そこで五十狭芹彦命という者が遣わされました。五十狭芹彦命は温羅を討つために矢を射るのですが、温羅の投げる石とことごとく当たり、温羅には当たりません。

そこで五十狭芹彦命は一度に二本の矢を射たところ、そのうちの一本が温羅に当たりました。温羅はさまざまな生き物に姿を変えて逃げ回ったのですが、遂に捕まってしまいます。

捕まった温羅は人々から呼ばれていた「吉備冠者」という名前を五十狭芹彦命に送ったため、これ以後五十狭芹彦命は吉備津彦と呼ばれるようになったというのです。

「鬼の城」という言葉でぴんときた方も多いかもしれません。そう、これは「桃太郎」のもとになった伝説とされるものなのです。よく岡山というと「桃太郎」がシンボルのように扱われており、桃太郎にちなんだものがいろいろありますが、そのもとはこの温羅伝説につながるのです。

ちなみに、先ほどの温羅伝説には続きがあります。「桃太郎」が阿曽の里に行くと、そこには温羅に助けられた人々がいました。温羅は里の人々を助けて、その幸せを願うという一面も持っていたのです。

そこで桃太郎は吉備の人々の幸せのために働くことを誓い、「吉備津彦」と名乗ったそうです。これが吉備津神社の祭神となるわけです。

吉備津神社の国宝

さて、このように古い歴史を持つ吉備津神社には、観光で訪れてもおすすめと言える国宝があります。それが本殿です。吉備津神社の本殿は1390年、当時の御光厳天皇の命を受けて造営され、1425年に遷座しました。造営したのは有名な室町幕府三代将軍の足利義満です。

この本殿で何と言っても注目すべきポイントは、「比翼入母屋造」と呼ばれる特殊な建築様式です。入母屋造の屋根を前後に二つ並べた屋根の造りで、「吉備津造」とも呼ばれる、吉備津神社特有の様式なのです。

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さらにこの本殿の大きさは出雲大社や八坂神社の本殿に匹敵すると言われる大きさがあり、随所に大仏様などの仏教建築の影響が見受けられると言われます。神社の本殿に大仏様の造りを応用した建物は唯一とされており、この点でもじっくりと参観したいものです。

特に左側に進んで行くと、本殿と拝殿の様子を横長に見ることができるため、さらに存在感がわかり、おすすめです。拝殿も本殿とともに国宝に指定されているので、ぜひこの国宝の建物二棟をじっくりと鑑賞することをおすすめします。

吉備津神社の見どころ

次に、吉備津神社の中で、国宝指定以外で見どころとなっているところをいくつか紹介していきましょう。まず拝殿の右手にある回廊からです。この回廊は岡山県の指定文化財となっています。おすすめのポイントはその美しさと長さです。回廊はなんと398メートルの長さがあるのです。

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この回廊が造られたのは天正年間(1573年から91年)のことで、一間ごとに氏子が寄進をして建てたものだと言われています。そう考えると吉備津神社がどれだけ多くの氏子によって支えられてきたのかがよくわかるのではないでしょうか。ぜひずっと最後まで歩いてみることをおすすめします。

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もう一つのおすすめポイントが途中にある「御釜殿」です。これは後で述べる吉備津神社の神事「鳴釜神事」が行われる場所で、1606年、鉱山師の安原知種によって再建されたものです。行事などがない時は中に入ることができますので、ぜひ入って見ることをおすすめします。温羅を祀る場所とも言われているそうで、重要文化財に指定されています。

吉備津神社の神事は有名

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それでは、吉備津神社の有名な神事である「鳴釜神事」について紹介しましょう。この神事は「多聞院日記」という奈良の僧侶の日記に出てきており、1568年5月の記事に「備中の吉備津宮に鳴釜があり、志が叶うほど高く鳴る」とあります。少なくともこの時期には都にもこの神事が知られていたのでしょう。

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また、江戸時代の1776年に刊行された上田秋成の「雨月物語」の中には、「吉備津の釜」という物語が載せられています。これは女遊びの激しい男性に、吉備津神社の神官の娘との縁談をまとめようとして、鳴釜神事を行ったのですが、音がほとんど鳴らず「凶」と出てしまいます。それでも結婚させたところ、うまくいかなかったというものです。

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この神事の始まりは前述した温羅退治にさかのぼります。温羅を退治し、首を刎ねたのですが温羅のうなり声はやみません。そこで首を御釜殿の釜の下に埋めましたが、やはりうなり声はやみません。すると温羅が夢枕に立ち、「阿曽郷の女性にこの釜で炊かせよ。幸いがある時は豊かに鳴り、禍がある時は荒々しく鳴るだろう」と言ったのだそうです。

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この神事は現在でも「阿曽女」と呼ばれる阿曽郷の女性と神官が行います。釜に湯を沸かして祈願した神札を釜の前に祀り、釜の上に載せたセイロの上で器に入れた玄米を振ります。するとうなるような音が鳴り響き、この音の大きさや長さなどで判断をするのです。

この鳴釜神事ですが、実は観光で岡山を訪れた方でも体験することができます。もちろん料金はかかりますが、なんとも不思議な気分になるのだそうです。観光で岡山に来て、何か願い事があるという方はぜひこの不思議な鳴釜神事を体験することをおすすめします。

吉備津神社のご利益

吉備津神社のご利益にはどのようなものがあるのでしょうか。吉備津神社は古くから霊験があるとされた神社でもあるため、ご利益もいろいろと期待できます。まず吉備津神社には祭神の大吉備津彦命と共に、妻の百田弓矢比売が祀られているため、縁結びや夫婦円満のご利益があるとされます。

また、この大吉備津彦命はなんと281歳まで生きた人なのだそうで、もちろん長寿のご利益もあります。さらに、桃太郎伝説の場であることから、桃太郎のような丈夫な子供が授かるとも言われます。

お守りのところでも述べますが、桃には邪気を払う力があるとのことなので、そういう意味でも吉備津神社のご利益は期待できます。ぜひ参拝をして、そのご利益をいただくことをおすすめします。

吉備津神社はパワースポット

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ここまで述べてきたように、吉備津神社のある吉備中山は古くから神の山として崇敬を集めてきました。この山には「天津磐座」や「磐境」と呼ばれる石があり、それぞれ神が座る場所、神域を表わしているとされています。そのため、吉備中山は岡山一のパワースポットだとも言われているのです。

このパワースポットの力が集まっているのが吉備津神社です。吉備津神社はパワースポットである吉備中山を背後に持っており、パワースポットの力が感じられるとされます。特に拝殿へと続く階段の所はパワースポットの力が強く感じられるそうです。

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パワースポット巡りや、パワースポットの力をいただきたいという方はもちろん、観光に来た方もぜひ、吉備津神社の階段を通って参拝し、その後吉備中山の方にも足を伸ばしましょう。神の集まる場所であり、きっとそのパワースポットの力を存分に感じることができるでしょう。

吉備津神社のお守り

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せっかくパワースポットの吉備津神社に来たのですから、お守りなども手に入れたいところです。前述したようにご利益も多く、たくさんの観光客が訪れる神社ですから、お守りもいろいろな種類がありますが、その中でも有名なお守りについて紹介します。

まず紹介するのが桃守りです。桃太郎ゆかりの吉備津神社のお守りですから、桃をモチーフにしたお守りは外せません。もともとは災厄除けのお守りとして売られているのですが、恋愛成就のご利益があるということと、ピンクのかわいらしい形で女性に特におすすめのものです。

また、「桃懐守」というお守りはおみくじがセットになったお守りです。先ほど述べたように桃は邪気を払う力があるとされており、厄除けの効果が高いと言われます。有田焼でできているお守りなので、その名の通りに懐に入れて身に着けておくのがおすすめです。

吉備津神社の御朱印

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吉備津神社に観光に行く方の中には、御朱印を集めているという方も多いでしょう。最近では、御朱印はもちろん、オリジナル御朱印帳があるところも多いです。せっかくの吉備津神社ですから、御朱印はもちろん、オリジナル御朱印帳があればさらにうれしいところです。

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まず、オリジナル御朱印帳のほうからですが、2017年7月から新しいオリジナル御朱印帳の授与があるようです。この御朱印帳は桃太郎が図案にあしらわれており、桃太郎伝説の場である吉備津神社らしい御朱印帳と言えるでしょう。新しい御朱印帳を探している方にはおすすめです。

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また、御朱印のほうはシンプルに「吉備津神社之印」という御朱印が捺され、「吉備津神社」と揮毫されています。注目ポイントは右上にある「三備一宮」の御朱印です。これは前述したように後に吉備国が分割されたために、備前、備中、備後の一宮であるということを示すものです。

吉備津神社の周辺観光スポット

最後に吉備津神社の周辺観光スポットです。吉備津神社のある岡山は桃太郎の伝説に関係する観光スポットがたくさんありますが、中でもぜひとも観光してほしいのが吉備津彦神社です。前述したように、吉備国が分かれた時に分霊が置かれた神社で、備前国一宮です。

同じ大吉備津彦命を祭神としており、吉備津神社、吉備津彦神社どちらかだけ参拝するのは「片参り」と言われるそうで、両方お参りするとよりご利益があるとされるのだそうです。ですから観光で吉備津神社を訪れたらぜひとも吉備津彦神社もお参りすることをおすすめします。

Thumb「吉備津彦神社」は岡山のパワースポット!アクセス方法やご利益は?
吉備津彦神社は、岡山県岡山市北区一宮にある神社で、童話「桃太郎」のモデルが祀られています。ま...

吉備津神社の不思議にふれよう

岡山観光に訪れた時には外せない観光スポットの一つである吉備津神社ですが、国宝の本殿や鳴釜神事など、魅力的なスポットが多く、パワースポットとしても知られています。ぜひ吉備津神社に参拝して、そのパワーをたっぷりといただいてきてください。

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この記事のライター
茉莉花

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