台湾の鬼月を完全ガイド!期間・行事・習慣など観光時の注意点も解説!

台湾と言えば今や人気の観光地となっていますが、実は台湾には「鬼月」と呼ばれる独特な行事があります。鬼月の期間には気を付けなければならないことがたくさんあります。こちらではその鬼月についてその期間や習慣などに関してご紹介して行きます。

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目次

  1. 1台湾の「鬼月」を大調査
  2. 2台湾の「鬼月」とは
  3. 3台湾の「鬼月」の時期は?
  4. 4「鬼月」期間の行事1:拝拝
  5. 5「鬼月」期間の行事2:普渡
  6. 6「鬼月」期間のタブー1:遠出
  7. 7「鬼月」期間のタブー2:水遊び
  8. 8「鬼月」期間のタブー3:夜の口笛
  9. 9「鬼月」期間のタブー3:お箸をご飯にさす
  10. 10「鬼月」期間のタブー4:夜の洗濯
  11. 11「鬼月」期間のタブー5:振り返り
  12. 12「鬼月」期間のタブー6:お供え物を食べる
  13. 13「鬼月」期間のタブー7:寝床の先に風鈴
  14. 14「鬼月」期間のタブー8:虫を殺す
  15. 15「鬼月」期間のタブー9:豆腐と卵は食べない
  16. 16「鬼月」期間のタブー10:祝い事&めでたい行事
  17. 17「鬼月」の期間でも観光は楽しめる

台湾の「鬼月」を大調査

今や日本でも指折りの海外旅行先として人気がある台湾ですが、実は訪れるとに注意したい期間があります。それが「鬼月」と呼ばれる期間です。この期間は台湾の人たちにとって様々なタブーがあったり決められた習慣があったりする期間です。観光客として台湾を訪れる前に鬼月に関する基礎知識を知っておきましょう。

台湾の「鬼月」とは

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台湾の鬼月といういうのはもともと道教の思想からきたものです。鬼月と呼ばれる1カ月間の間、亡くなった人たちの霊がこの世に帰って来るといわれています。この鬼月と呼ばれる習慣は台湾や香港、中国などの中華圏で行われる行事でまるで日本のお盆のようですが、日本のお盆と少し違うところもあります。

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それは亡くなった人がこの世にもどってくる期間、同時に「鬼門」と呼ばれる地獄の扉も開くとされているため、先祖の霊や良い霊だけでなく、鬼や悪霊などもこの世に戻ってきてしまうのです。この点は日本のお盆とは少し違いますが、台湾にはこれらの悪霊などがこの世の人間に憑りついたり悪さをしないようにするための習慣や行事があります。

台湾の「鬼月」の時期は?

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日本のお盆といえば8月の15日ですが、台湾のお盆である「鬼月」は日本のお盆とは時期も少し違いますし、期間も少し長いです。台湾は旧暦の国です。ご存知の通りお正月なども毎年決まった日にちではなく、その年度ごとにお正月の日が変わります。鬼月はそんな旧暦の7月1日から1カ月という長い期間のことを指します。

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旧暦の7月1日ですので、こちらもお正月と同様、毎年変わります。もしこの時期に台湾に行く予定がある方は事前に鬼月や鬼月の行事に関する情報を集めておくと良いでしょう。鬼月の期間は台湾の人たちにはタブーが多く、おとなしくしている人も多いのですが、最近の若い人たちはあまり気にしていない人も多いようです。

「鬼月」期間の行事1:拝拝

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日本のお盆にも、お盆の期間に行う習慣行事があるように鬼月の間に行う欠かせない行事の1つがこちらの「排排」です。「排排」とはお参りのことです。台湾には日本のように多くの寺院があり、信心深い人もとても多く、そのような人々は習慣的にお寺などにお参りに行く人もいますが、鬼月には特に欠かせない習慣とされています。

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では台湾式のお参りの方法を少しご紹介しましょう、このお参りの方法は鬼月に限らず、台湾のお寺やパワースポットなどで使える基本的なお参りの方法です。まずお線香を買います。お寺によっては数本無料でもらえるところもあります。お線香を入手したら点火台のようなところで点火しましょう。

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お線香に火が付いたら、本堂の中心の方を向きます。台湾のお線香は日本のお線香より長いので、お線香の下の方を両手で持ち、線香を持った持ち手が顔の高さに来るくらいに上げて、そのまま3回礼をします。そして口に出さずに自分の名前、住所、生年月日を神様に伝えます。具体的なお願いごとをする場合はこの後に続けて心の中で唱えましょう。

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お参りが終わったら、お寺の境内にある香炉にお線香を投げるか、刺すかします。寺院によってはさまざまな神様を祀っており、香炉がいくつもある場合もあります。適当なところでお線香を香炉に投げ入れていきましょう。そしてこの排排は、鬼門が開く「鬼門開」と言われる旧暦の7月1日、「中元節」の7月15日、そして鬼門が閉じる「鬼門閥」と呼ばれ鵜8月31日に行います。

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「鬼月」期間の行事2:普渡

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日本のお盆のように先祖の霊がこの世に戻ってくるのと同時に鬼たちもこの世にやってきてしまうのですが、台湾ではこれらの鬼や無縁仏を「鬼」とは呼ばずに「好兄弟」と呼びます。そしてこの好兄弟にこの世での時間を楽しんでもらうようにお供え物をする習慣行事ががあります。それがこの普渡です。

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なぜわざわざ鬼たちにこのようにお供え物などをするかと言うと、そこには少し興味深い理由があります。道教の考えでは、この世界には天国と地獄そして人間界があると信じられています。そして生きている間に悪いことをしたものなどが亡くなった後、地獄に落とされ、厳しい裁きを受け続けます。

これは、基本的には仏教徒である日本人にもイメージできるような、針の山を歩かされるとか、血の池地獄などというまさに地獄の苦行の数々を受け続けるのです。しかしながら旧暦の7月1日になるとそこから1カ月間だけはこの地獄からも一時的に解放されるのです。まさに地獄の中に一筋の光明が射す期間です。

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鬼門が開き自由になった好兄弟(鬼)が悪さをしないように、そして一瞬の安らぎの期間をたのしめるように、人間たちは「普渡」という儀式をして、お供え物をしたり、好兄弟が食事をした後に顔を洗えるようにお水を用意したり、「紙銭」と呼ばれる、あの世で使える紙のお金を燃やして供養するのです。

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この普渡は旧暦の7月1日から30日までのうち1日を選んで行えば良いのですが、午前中に行うのが良いそうです。理由は、満腹にならなかった好兄弟達が次の場所でまた食べられるようにするためだそうです。期間内であれば何度行っても良いですし、旧暦の7月15日の中元節に合わせて盛大に行う村などもあります。

「鬼月」期間のタブー1:遠出

鬼月の期間にはいくつか敬遠さえる行動、タブーがあります。観光客である日本人にとってはすこし面倒なものもありますが、これらの習慣は台湾人におけるタブーですので、日本人はあまり神経質にならないほうが良いと思います。ただし、それらの習慣を尊重する台湾人がいることも知っておきましょう。

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最初のタブーは遠出や深夜の外出です。これは夜に外を出歩くと、悪い霊に出会いやすいという理由からです。しかしながら、日本から台湾にすでにかなりの遠出をしてきていますし、台湾の醍醐味である夜市を楽しむためには、これは観光客には守るのは少し難しそうです。でも台湾人の友人が誘いを断っても理解してあげましょう。

「鬼月」期間のタブー2:水遊び

次にタブーとされているのは水遊びです。海やプール、川など、水辺で遊んでいると、水鬼に命を取られるという言い伝えがあります。日本でもお盆の時期は水の事故に気を付けたほうがよいという言い伝えもありますので、そのあたりは少し日本のお盆と似ています。

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しかしながら観光客にとっては、これも守るのがとても難しいタブーでしょう。なぜなら季節は水辺のレジャーが楽しい時期です。さらに台湾には美しいビーチや絶景が見られる海辺など、人気の観光スポットがたくさんあります。これは鬼月に関係なく、水の事故に注意しながら水辺のレジャーを楽しみましょう。

「鬼月」期間のタブー3:夜の口笛

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こちらは観光客でも守りやすいタブーです。台湾旅行で夜市でB級グルメを楽しみ、台湾ビールでちょっと酔っぱらうと、ついついほろ酔い気分で、口笛を吹いたりしたくなる気持ちもわかりますが、鬼月の期間は夜に口笛を吹きながら歩くことはタブーとされています。これは少し気をつければ守れそうです。

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鬼月の夜に口笛を吹くのがなぜタブーかというと、口笛で鬼や悪い霊を引き寄せてしまうからなのだそうです。日本でも夜に口笛を吹いたら蛇が来るなどという言い伝えもありますから、これは日本人でもイメージしやすいでしょう。鬼月の時はぜひ気を付けてください。

「鬼月」期間のタブー3:お箸をご飯にさす

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日本ではお箸をご飯にさすという習慣はありませんし、これはお食事のマナーとしてマナー違反となりますので、まずする人はいないでしょう。このお箸をご飯にさすのがなぜいけないかと言うと、お箸がさされたご飯は霊がそれを食べに来るからだそうです。これは日本式の食のマナーを守っていれば大丈夫です。

「鬼月」期間のタブー4:夜の洗濯

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鬼月の間は夜に洗濯することもタブーとされています。日本では夜に爪を切ってはいけないという言い伝えはありますが、夜の洗濯がいけないという言い伝えはありません。この夜に洗濯をしてはいけないというのは、夜の洗濯が悪いというよりも洗濯をした後に、服を夜に干しっぱなしにするのがいけないそうです。

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これは昼間に洗濯したものが夜まで干しっぱなしになっているのも同様にタブーです。夜に服を干しっぱなしにするのがなぜいけないかと言うと、夜に干されている服に霊がとりつくからなのだそうです。とはいっても、観光の最中で夜帰ってきてからちょっとホテルなどで洗濯をするという場合は夜中に服などを干しておくのは仕方ないでしょう。

「鬼月」期間のタブー5:振り返り

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またタブーの中でも、まもるのが難しく、ちょっと面白いのがこちらの「振り返る」という行為です。これは夜外出している際に、誰かに後ろから呼ばれた際に降るかえってはいけないということです。これは観光客にはとても難しいタブーです。夜市や知らない町で夜に歩いていて、迷子になりそうになったら、後ろから同伴者を呼び止めてしまうでしょう。

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このタブーは後ろから呼ばれたときすぐ振り返ると霊に連れていかれるという言い伝えの中で生まれたタブーです。こちらも、タブーにこだわり過ぎずに台湾で迷子になったら大変ですので、観光地で迷いそうになったら、後ろからでも迷わず同伴者を呼び止めましょう。逆に後ろから呼び止められたすぐに振り返りましょう。

「鬼月」期間のタブー6:お供え物を食べる

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鬼月の間、お供え物を食べるのは悪運を招きやすいといわれています。日本では「お下がり」といって、古くなったお供え物などを食べる習慣があります。台湾にもそのような習慣があり、お供えをしてお線香をあげ、お線香が半分になったら、それは鬼たちがお供え物を食べたということで、食べても良いそうです。

「鬼月」期間のタブー7:寝床の先に風鈴

台湾にも風鈴はあります。日本の物とは形状が多少違う場合もありますが、風でチリンチリンとなるシステム自体は同じです。台湾ではこのチリンチリンと言う音が、「この世の音ではない」ということで、鬼月の間に寝床に風鈴があるとその音で霊が集まってくるといわれています。

さすがに風鈴を持って旅行に行く人はいないでしょうから、こちらは日本人観光客にはあまり関係がなさそうですが、風鈴に関しては、実は中華圏では、鬼月以外でも注意しなければならないことがあります。それは風鈴は人にプレゼントしてはいけないということです。日本でもハサミは縁を切るからとか、年上に靴下はいけないというのと同じです。

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風鈴は中国語で風鈴(Fengling)と発音します。そしてこのFenglingという音は「分離」ということばと似ており、これは別れを意味しますので、プレゼントに風鈴をあげるのはご法度です。日本語でも「四」と「死」などというように音が持つ意味を重要視する場合がありますが、中国語を使う人たちは言葉の音に対してとても敏感です。注意しましょう。

「鬼月」期間のタブー8:虫を殺す

鬼月の間は、ヘビなどの生き物はもちろん、昆虫や蚊なども殺してはいけないというタブーがあります。さすがに観光旅行中のヘビなどを殺すということはないと思いますが、無用な殺生はなるべくしない様に心がけましょう。これはそれらの生き物が霊の化身であると思われているからだそうです。

「鬼月」期間のタブー9:豆腐と卵は食べない

台湾旅行の目的の半分は台湾のB級グルメを食べつくすことです。ですからこのタブーは絶対に守れません。台湾の人でもこれを律義に守っている人をあまり見たことがありません。これは豆腐が鬼たちの脳を表し、卵の殻は霊の頭みたいだからだそうです。これも習慣を理解するまでにとどめて、思い切り台湾グルメを楽しみましょう。

「鬼月」期間のタブー10:祝い事&めでたい行事

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鬼月のタブーはまだまだあります。例えばおめでたいイベントの結婚は鬼月にはしてはいけないといわれています。ジューンブライドは6月の花嫁は幸せになれるという言い伝えがもとになっていますが、鬼月はその逆で、鬼月にはシーズン的に結婚には向いていません。日本でもお盆に結婚式をするというカップルは少ないのと同じです。

さらには、引っ越しをしてはいけない、車を買うなどの大きな買い物はいけない、誕生日パーティーしてはいけないというものもあります。ただし、誕生日パーティーをどうしてもやりたい場合は昼間であれば行ってもよいという特例もあります。これらの鬼月のタブーをすべて守ろうと思うと、家に引きこもりになってしまいますので、最近の台湾の人はこれらのタブーには寛容なようです。

「鬼月」の期間でも観光は楽しめる

日本人には少し馴染みのない「鬼月」という台湾の行事についてご紹介ました。「鬼月」は簡単に言うと、なるべくおとなしく家で過ごすというのが台湾の習慣的な考えですが、観光客である日本人はそこまで神経質になる必要もありませんし、台湾の若い人たちは全く気にしない人もいます。でも鬼月という習慣があることを是非学んでおきましょう。

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akkey

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