九重山の登山コース・初心者におすすめは?紅葉や温泉も見逃せない!

九州の代表的な山の九重山。その登山コースの紹介だ。初心者にもおすすめな登山コースもあるのが九重山。見どころもミヤマキリシマや紅葉、温泉など豊富にあってアナタを待っている。ここではたっぷりと九重山の情報も満載だ。さあ、今度はどの登山コースで九重山に登ろうか。

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目次

  1. 1九重山とは
  2. 2九重山?久住山?「くじゅうさん」
  3. 3九重山の山頂はどこだ
  4. 4九重山の見どころ
  5. 5九重山へのアクセス
  6. 6九重山の登山コース1:牧ノ戸峠から久住山
  7. 7九重山の登山コース2:牧ノ戸峠から長者原
  8. 8九重山の登山コース3:赤川温泉から久住山
  9. 9九重山の登山コース4:沢水展望台から久住山
  10. 10九重山の登山コース5:長者原から大船山
  11. 11九重山への登山はいつがいい?
  12. 12九重山登山への注意点
  13. 13九重山の温泉
  14. 14九重山の山小屋
  15. 15九重山の登山は楽しい

九重山とは

九州の大分県にある九重山(くじゅうさん)。正式には「九重連山」というのだが一帯は「阿蘇くじゅう国立公園」にもなっている。

この九重山への登山ルートはたくさんあり、初心者も楽しめるルートや温泉に泊まっての中級者向けのルートなど興味深い。お花や紅葉を愛でながら、いざ九重山に出発しよう。

九重山?久住山?「くじゅうさん」

この九重山というところはその「九重」という表記をめぐって地元がもめたところである。現在は竹田市と合併した久住町(くじゅうまち)と九重町(ここのえまち)が名前の表記を譲らず大いに揉めたのである。

その落としどころとして、九重山脈全体を「九重連峰」とし主峰の山を「久住山」としたのである。しまいには「阿蘇国立公園」に加わるということになり、名付けた名前が「阿蘇くじゅう国立公園」になった。きっと「苦汁」の決断だったのであろう。

九重山の山頂はどこだ

九重山の表記で揉めたのであるが、九重山の「山頂」争いもまたいわくつきだ。九重山の中には「久住山」、「中岳」、大船(たいせん)山、稲星(いなぼし)山、星生(ほっしょう)山、「三俣山」という主だった山の標高が50m以内なのである。

九重山の山頂候補の「久住山」「大船山」「中岳」に至っては標高が5m差以内と究めて微妙なところなのだ。こんなどんぐりの背比べみたいなところは全国でも珍しいのである。

少し前までは久住山(1786m)や大船山(1787m)が山頂とされた時代が続いたが、1970年代になって「中岳」が正式に測量されて九重山の最高峰は中岳(1791m)ということになったのである。しかしながら「中岳」はあまり人気がないようである。

九重山の見どころ

九重山の見どころを紹介しておこう。後で述べる九重山の登山コースにも随時見どころが出てくるので参照されたし。アクセスは割とよく、広大な湿原や花が鮮やかな植物、木々など見どころはいっぱいだ。また、九重山は火山群であり温泉も豊富にあって温泉の大分にふさわしい場所であるのだ。では詳細を述べよう。

広大な高原

九重山には広大な高原が多い。代表的なのが九州の尾瀬ともいわれる「坊がつる」だ。アクセスは歩いてのみだ。位置は九重山の中央辺りで見渡す限りの広大な湿原は感動的である。国際条約ラムサール条約の登録湿地ということになり湿地の保存が義務付けられた。

九重山の南の「飯田高原」も見どころの1つ。標高約1000mに広大な高原が広がっている。ここ辺りには温泉も多くあり、「九重夢大吊橋」という日本1高い吊り橋や「九酔峡」という秘境も見どころだ。

竹田市に位置する「久住高原」も見どころの1つ。毎年3月に行われる「野焼き」が有名だ。この高原にある植物園には500種類300万本がありいろいろな花々を楽しめる。

ミヤマキリシマ・コケモモ

九重山は植物も見どころの1つだ。代表は何といっても「ミヤマキリシマ」である。初夏には、特に「大船山」や「平治岳」の山頂に咲く様が圧巻である。登山コース紹介のところでも詳細に述べることにしよう。

また、国の天然記念物に指定されている「コケモモ」の群落が久住山の山頂付近や中岳、稲星山など広範囲に見られるのも見どころである。

紅葉

初夏の九重山の花々もいいが九重山は秋の紅葉も見どころの1つ。木々の色鮮やかな紅葉が斜面に映えてきれいである。草原の草紅葉も渋くてこれもまたきれいなのである。九重山の登山コース上で、または九重山の各山々の山頂から紅葉の絶景を思う存分堪能してほしい。ただし朝晩と日中の気温差が大きいので服装には注意のこと。

温泉

九重山は火山群である。したがってあちこちに温泉が湧き出ているのである。久住山の各登山口付近にも温泉が点在しているのをはじめ、登山ルートの中の「坊がつる」などにも温泉がある。歩いてしか行けないので秘湯とされているのだ。登山はもちろん温泉めぐりというのも九重山の楽しみ方である。

九重山へのアクセス

九重山への登山口は4方に実にたくさんある。九重山へのアクセスはマイカーやバスで各登山口まで行くことが出来る。一般的なのは「やまなみハイウェイ」にある「牧ノ戸峠」や「長者原」というところである。いずれも大駐車場があって便利である。利用者は少ない傾向だが「久住高原ロードパーク」上の登山口もある。

マイカーでのアクセス

マイカーでのアクセスは「やまなみハイウェイ」上の初心者にもおすすめな「牧ノ戸峠」の駐車場が駐車台数200台が可能だ。または、駐車台数400台可能な「長者原」もおすすめだ。

「久住高原ロードパーク」を利用しての「赤川温泉」や「沢水展望台」へもマイカーでのアクセスは可能だが駐車台数は多くはない。

大分自動車道からの九重山へのアクセスを紹介しておこう。「九重IC」から「四季彩ロード」に入り「県道40号線」を進むとやがて「やまなみハイウェイ」との合流点が「長者原」だ。「やまなみハイウェイ」を進んでいくとやがて「牧ノ戸峠」に到着である。

電車・バスでのアクセス

バスでのアクセスでは起点の駅が重要。「豊後中村駅」から「牧ノ戸峠」や「長者原」までのバスが出ている。「別府駅」からのバスの便もある。あるいは1日2便ある熊本から大分間の九州横断バスの利用でもアクセスできる。バスでのアクセスでは登山の行きのコースと別ルートを通って違う登山口に出るメリットがある。

九重山の登山コース1:牧ノ戸峠から久住山

「牧ノ戸峠」から「久住山」にかけての登山ルートが一般的で初心者向けのコースといえる。登山道は幅が広く急な斜面も少なくて登山初心者には安心して登山できるのである。

登山スタート地点の「牧ノ戸峠」は駐車場もあり標高1330mとすでに標高は高い。「久住山」の山頂までは約450mの高低差。スタートすると「沓掛山」の稜線までは舗装路の坂で歩きやすい。「沓掛山」の肩まで来ると「久住山」山頂や「阿蘇五岳」が見える。

岩だらけの「沓掛山」を越えると平坦な登山道となる。「扇ヶ鼻分岐」を過ぎ「西千里ヶ浜」に到着。ここからのピラミッド型の「久住山」が真近に見え感動することだろう。

やがて節理が見事な「星生崎」を過ぎるあたりから道は険しくなっていき最後は岩だらけの急坂を登れば「久住山」山頂である。ここからの眺めは実に壮大なのだ。ここまでは約2時間というところ。初心者は来た道を引き返そう。

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九重山の登山コース2:牧ノ戸峠から長者原

この登山コースは行きは「牧ノ戸峠」から「久住山」までと九重山の登山コース1と同じである。帰りが「長者原」に抜けるコースで初心者にはちょっときついかもしれない。

「久住山」山頂から「長者原」までを紹介しよう。「久住山」から久住分かれまで戻って「北千里浜」を目指す。右側に位置する「硫黄山」の噴気に注意することだ。火山ガスが鼻を突く。

そこから「北千里浜」を過ぎるとやがて赤い屋根が見えてくる。秘湯「法華院温泉」だ。余裕があったら1泊したいところである。「法華院温泉」を過ぎるとやがて桃源郷を思わせるような湿原「坊がつる」の中を歩く。

「坊がつる」を抜け「雨ヶ池峠」に来ると「大船山」や先ほどの「坊がつる」が一望できる。初夏にはミヤマキリシマの花が咲き乱れて絶景である。やがて「長者原」の九重登山口に到着だ。「牧ノ戸峠」から「長者原」までの時間は4時間半というところだ。

九重山の登山コース3:赤川温泉から久住山

「久住山」へ直登の最も最短で登山できるコースで初心者にはおすすめはできないところだ。「赤川温泉」から「久住山」へ直登するが、高度感はあるし眺めはバツグンで岩場がありで登山を満喫できるコース。約2時間ほどで「久住山」山頂に立てる。

「久住山」での眺望を満喫したら帰り道はちょっと回り道をして下山しよう。北側の「久住分れ」から「扇ヶ鼻」を通って「赤川温泉」に戻ってくる。「扇ヶ鼻」は笹の生い茂るコースである。

登山が終わったら「赤川温泉」で登山の疲れを癒そう。ただし、大体金曜・土曜・日曜の営業みたいなので登山日には注意することだ。

九重山の登山コース4:沢水展望台から久住山

九重山の西側「久住高原」の「沢水展望台」から「稲星山」を経由する登山ルートで4時間ほどの行程である。「沢水展望台」からは急峻な本山登山道を登る。やがて「稲星山」山頂に立てば「久住山」山頂は目の前に見える。直下には「御池」があり初夏にはミヤマキリシマの花が満開の展望をぜひ見てほしいものだ。

九重山の登山コース5:長者原から大船山

「久住山」への登山ばかり紹介してきたが、「大船山」も九重山の山で日本3百名山にも入っているので登山コースを紹介しよう。「大船山」はミヤマキリシマの群落の数では九重山の中では1番である。

「大船山」への登山は「長者原」の九重登山口から出発だ。「タデ原湿原」の木道、樹林帯を通って「天ヶ池峠」に到着だ。ここから下って高層湿原「坊がつる」に至る。ここから「平治岳」へと向かい「大船山」へと直進だ。

山頂付近はミヤマキリシマの大群落があり、ぜひ花の咲いている初夏に登山してもらいたい。九重山で最高峰とされたこともある山頂からは視界を遮るものはない。九重連峰や阿蘇などの展望を堪能されたし。登り約4時間半、帰り約3時間半ほどである。

九重山への登山はいつがいい?

「九重山」への登山で1番いい時期はやはり初夏のミヤマキリシマの花が咲く頃であろうか。一面に咲くミヤマキリシマの大群落には圧倒される。

次におすすめな時期は紅葉の時期。木々の紅葉は実に鮮やかである。そして草紅葉の様もまた九重山の魅力の1つである。

また、初心者にはおすすめできないが冬の間も樹氷などで山々が白く着飾るので1度は登山してほしいところである。春先の野焼きを眺めるのもいいということで1年中登山できるのが九重山の魅力である。

九重山登山への注意点

九重山は活火山であるため気象庁が24時間体制で観測・監視を行っているのでまずは登山前には登山情報を確認することである。

登山の途中では火山ガスが発生していることがあるので、谷や窪地に居る場合はすぐに出ること。火山ガスは空気より重いのである。また、水に吸収されやすいので濡れタオルを口に当てるのも有効な方法だ。

また、標高は結構高いので夏場であっても羽織るものを1枚持っていくことだ。日中は暑くても朝夕は結構涼しいことがあるからだ。春や秋はかなり1日の気温差があるので服装は気を付けよう。

九重山の温泉

九重山は火山群にある。そして大分県である。たくさんの温泉がアナタを待っている。登山が終わったら疲れを癒すのが九重山登山の楽しみでもあるのだ。

初心者にもおすすめな「牧ノ戸峠」からの登山ルートがあったが、その近くにも温泉があるので紹介しておこう。「九重観光ホテル」は源泉かけ流しの温泉で露天風呂は大自然の中で絶景を堪能できる。

住所 大分県玖珠郡九重町田野230
電話番号 0973-79-2211

法華院温泉

登山コースの中でも少し触れたが、歩いてしか行けない秘湯「法華院温泉」を詳しく紹介しておこう。

「坊がつる」の北西にある「法華院温泉」は九州で最も高いある温泉だ。九重山登山の拠点でもある。その昔は天台宗の一大霊場であったものを1882年に山宿とした。ここはパワースポットでもあるのだ。

泉質は「カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・硫酸泉」で源泉温度は43.2度。神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効能があり、まさに登山の為の温泉である。

住所 大分県竹田市久住町大字有氏1783
電話番号 090-4980-2810

賽の地獄旅館(温泉)

「長者原」周辺にも日帰りできる温泉がある。「賽の地獄旅館」と名前が不気味な温泉だ。この温泉なんと186年からあるそうだ。毎分2t以上の噴出量で源泉かけ流しの温泉は歴史ある浴場や家族ぶろもある。源泉13度という冷泉もあり水着着用だ。温冷交互に入浴すれば効果はバツグンである。

住所 大分県玖珠郡九重町田野257番地
電話番号 0973-79-2124

九重山の山小屋

九重山の山小屋は火山群という中にあることから多くが避難小屋である。列挙すれば「久住分れ避難小屋」「池ノ小屋」「すがもり越避難小屋」「坊がつる避難小屋」というところである。

宿泊できる山小屋としては、温泉で紹介した「法華院温泉」や国道442号線沿いの「国民宿舎久住高原荘」、週末のみ営業の「赤川温泉赤川荘」というところである。

九重山の登山は楽しい

九重山の登山コースはいかがであったろうか。最初は日帰りの初心者コースから初めて、山小屋に宿泊しながら九重山の山々を登山していただきたい。季節も春の花々や秋の紅葉など季節ごとに九重山を訪れればまた違う発見をして登山の醍醐味を楽しめる。また、登山後の温泉もたくさんあり癒されること間違いなしだ。さあ、九重山へ行こう。

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この記事のライター
納谷 稔

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