レマン湖の見どころや行き方ガイド!絶景クルーズや周辺のスポットも紹介!

レマン湖はスイスで人気がある観光地です。有名なリゾート地として知られ、俳優や文豪、ミュージシャンなど多くの人々を魅了して来ました。レマン湖周辺にはジュネーブやローザンヌなどの観光地もあり、クルーズで訪れることもできます。そんなレマン湖の観光について紹介します。

レマン湖の見どころや行き方ガイド!絶景クルーズや周辺のスポットも紹介!のイメージ

目次

  1. 1スイスの絶景・レマン湖の観光を楽しもう!
  2. 2レマン湖とは?
  3. 3レマン湖の絶景クルーズを楽しもう!
  4. 4レマン湖周辺の見どころ1:ジュネーブ
  5. 5レマン湖周辺の見どころ2:ローザンヌ
  6. 6レマン湖周辺の見どころ3:モントルー
  7. 7レマン湖周辺の見どころ4:シヨン城
  8. 8レマン湖周辺の見どころ5:ヴヴェイ
  9. 9レマン湖周辺の見どころ6:グリュイエール
  10. 10レマン湖周辺の見どころ7:グレッシャー3000
  11. 11レマン湖周辺の見どころ8:ロッシェドネー
  12. 12レマン湖周辺の見どころ9:ラヴォー地区
  13. 13レマン湖周辺のおすすめグルメ
  14. 14レマン湖への行き方
  15. 15レマン湖の観光を満喫しよう!

スイスの絶景・レマン湖の観光を楽しもう!

スイスの人気観光スポット、レマン湖。古くからリゾート地として知られ、世界中から多くの観光客が訪れます。湖畔には湖上やワイナリー、アルプスの山々が望める展望台などがあり、またフランス料理を堪能できるレストランも多くあります。ここではレマン湖クルーズやレマン湖周辺の観光スポットについて紹介しましょう。

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レマン湖とは?

レマン湖はスイスとフランスの国境にまたがるスイス最大の湖です。三日月型の湖で、大きさは琵琶湖より少し小さいくらい。湖を挟んで北側がスイス、南側がフランスとなります。日本ではフランス語をもとに「レマン湖」と呼ばれていますが、英語では「ジュネーブ湖」と呼ばれています。

レマン湖は、アルプスのローヌ氷河から流れるローヌ川によって作られている湖です。自然豊かな湖としても知られ、湖畔からは壮大なスケールで広がるアルプスの山々を眺めることができます。

レマン湖は古くから芸術家や王侯貴族を魅了して来ました。オードリー・ヘップバーンやチャーリー・チャップリン、ヘミングウェイ、そしてオーストリア皇后のエリザベートゆかりの地としても知られています。レマン湖には夏になるとクルーズ船が行き交い、風光明媚な周辺の街を観光することができます。

レマン湖の絶景クルーズを楽しもう!

レマン湖の観光の楽しみ方の1つにレマン湖クルーズがあります。スイス・ジュネーブからは各種の遊覧船が出ていて、短いものは15分程度、長いものは1日とさまざまなクルーズが楽しめます。

春・秋・冬期は路線が限られますが、観光シーズンの夏には湖上を多くの遊覧船が行き交います。ローザンヌの対岸に位置するフランスのエヴィアンへ行く航路もあり、遊覧船というよりは公共交通機関として気軽に利用することができます。

日本人観光客にも人気がある1日クルーズでは、ヴヴェイのチャップリン・ワールドやシヨン城、ワインで有名なラヴォー地区、モントルーなどレマン湖の見どころを巡ります。

それほど長い時間が取れない方は、モントルーからシオン城までの約15分間のクルーズがおすすめです。短い区間ですが、レマン湖の美しい風景を楽しめることができる絶景ポイントです。その他にも朝食クルーズや大晦日クルーズ、ディナークルーズなどさまざまなクルーズが用意されていて、優雅なひと時を過ごすことができます。

レマン湖周辺の見どころ1:ジュネーブ

スイス・ジュネーブはレマン湖観光の拠点になる都市です。レマン湖の西端に位置するスイス第2の都市で、国連欧州本部など多くの国際機関があり、世界中から政治家や官僚が訪れる国際都市です。人口は約18万人で、パリやロンドンなどと比べると大都市ではありませんが、ヨーロッパの中でも重要な位置を占めています。

ジュネーブは16世紀の宗教改革の中心地となった都市で、旧市街には古き良きヨーロッパの街並みが残されています。ヨーロッパ最大級の工芸品のコレクションを誇るアリアナ美術館や、高級時計メーカーのパティック・フィリップが運営する時計博物館、国連赤十字博物館など多くの観光スポットがあります。

ジュネーブ観光のハイライトの1つ、国際連合ヨーロッパ本部(パレ・デ・ナシオン)は、ガイドツアーによって内部を見学することができます。大会議室や各国から寄贈された記念品など見どころも多いツアーです。見学は有料で、パスポートなどの身分証明書が必要です。

ジュネーブの行き方は、日本から直行便がないためチューリッヒやヨーロッパの各都市を経由して行きます。また周辺の国々から国際列車を利用する行き方もあります。

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レマン湖周辺の見どころ2:ローザンヌ

スイスのローザンヌは、レマン湖北岸に位置する都市です。バレエや劇、音楽など芸術の街として知られていて、毎年行われるローザンヌ国際バレエコンクールは若手バレエダンサーの登竜門として、日本からも多くの参加者があります。

また国際オリンピック委員会本部が置かれていることでも知られ、オリンピック博物館やレマン湖畔のオリンピック公園などの観光スポットがあります。オリンピック博物館には、約3000年前の古代オリンピックから最近のオリンピックまでの膨大な資料が展示されていて、たいへん興味深い観光スポットとなっています。

ローザンヌはまた歴史の町でもあり、歴史的な建造物が多く見られます。ローザンヌ大聖堂は13世紀に建てられたゴシック建築の教会で、スイスで最も美しい教会と言われています。

ローザンヌはジュネーブから鉄道で約40分のところにあり、レマン湖を巡るクルーズを利用する行き方もおすすめです。

レマン湖周辺の見どころ3:モントルー

モントルーはレマン湖の東端に位置します。レマン湖畔の中で最も気候と景色がよいことで知られ、古くからジュネーブと並ぶスイスの有名な観光地として栄えてきました。現在ではスイスの高級リゾート地として有名で、ヨーロッパ中から多くの観光客が避暑に訪れます。町はずれには有名なシヨン城があります。

モントルーでは、毎年7月に行われるジャズフェスティバルが有名です。また、人気ロックグループのクィーンの世界観が体験できるミュージアムがあり、ファン必見のスポットとなっています。このミュージアムはクィーンが所有していたスタジオを記念館としたもので、当時の機材や備品がそのまま残されています。

レマン湖の辺には、クィーンのメンバーの1人、フレディ・マーキュリーがこぶしを高く突き上げた像があり、クィーンファンの聖地として多くの人が訪れます。

モントルーの行き方は、ジュネーブから鉄道で約1時間です。レマン湖を巡るクルーズを利用する行き方もおすすめです。

レマン湖周辺の見どころ4:シヨン城

シヨン城はモントルー近郊のレマン湖畔に立つ古城です。1816年にこの城を訪れたイギリスの詩人・バイロンが「シヨンの囚人」、「シヨン城詩」という抒情詩の中で詠った有名な城です。スイスにある城の中で最も来場者が多く、レマン湖で必ず訪れたい観光スポットの1つです。

シヨン城は、湖に突き出た岩場の上に作られているため、まるで湖上に浮かんでいるように見えます。古い歴史がある城で、12世紀にフランスのサヴォワ家が所有し、その後何度も改築され現在のような姿になりました。内部には歴代当主の豪華な調度品や家具などが展示されています。

見どころの1つがバイロンの詩にも詠われた城の地下にある牢獄で、ここには実際にボニヴァールという政治囚が6年間、つながれていました。

城の見学には日本語のパンフレットやオーディオガイドが用意されていて、城の中をくまなく見学することができます。武器や鎧なども展示されていて、まるで中世にタイムスリップしたような体験ができます。

モントルーからシヨン城への行き方は、トロリーバスや鉄道のほか、徒歩やクルーズ船などがあります。

レマン湖周辺の見どころ5:ヴヴェイ

ヴヴェイはスイス・レマン湖のモントルーに隣接する街です。中世からワインの産地として栄えてきました。旧市街には15世紀から19世紀にかけて作られた建物が多く残り、まるでタイムスリップしたような街並みが楽しめます。ヴヴェイは世界の王侯貴族や芸術家が好んだリゾート地で、歴史のあるホテルも多く見られます。

レマン湖のほとりにあるこの街には、世界的な企業「ネスレ」の本社があり、2016年にはネスレ・ミュージアムがオープンしました。

チャップリン・ワールド

またヴヴェイはチャールズ・チャップリンが晩年を過ごした場所として有名で、「チャップリン・ワールド」というミュージアムがあります。このミュージアムは、チャップリンの終の棲家であった邸宅を改装したもので、2016年にオープンしました。

チャップリンはイギリス出身の映画俳優・コメディアン・映画監督で、数々の名作を作り「喜劇王」と呼ばれた人物です。ミュージアムにはチャップリンが家族と過ごした居間や書斎などが当時のままの姿で残されています。またチャップリンの人生をたどる写真や映像などが紹介されています。

敷地内にはカフェがあり、チャップリンの代表作「モダン・タイムス」の舞台となった工場をイメージした内装が話題となっています。

レマン湖周辺の見どころ6:グリュイエール

グリュイエール・チーズで知られるレマン湖のほとりの街、グリュイエール。標高約810メートルのところに位置する小さな村で、スイスの牧畜農家の伝統的な暮らしが息づいています。旧市街には中世の風情がそのまま残り、石畳の道や古い家屋、教会などが並んでいます。高台には町のシンボルである古城があります。

見どころの1つサン・ジェルマン城には、映画「エイリアン」のデザイナー・ギーガーが作ったミュージアムがあります。映画のデッサンの他、絵画や彫刻など個性的な作品が並び、ギーガーのファンにとって必見の観光スポットとなっています。

グリュイエールにはチーズ屋が軒を連ねています。チーズのほかにもご当地スイーツとして有名なメレンゲもあり、グルメが楽しみなスポットです。

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レマン湖周辺の見どころ7:グレッシャー3000

レマン湖周辺の観光スポットとして人気があるのがグレッシャー3000です。標高3000mの地点にあるディアブルレ氷河の上にある展望台で、1年通して雪と氷の世界が楽しめる人気観光スポットす。展望台からは、マッターホルン、モンブラン、ユングラフのアルプスの3山を望むことができます。

展望台には長さ107メートルの吊り橋「ピーク・ウォーク」があります。2つの山頂を結ぶ吊り端としては世界最長で、眼下にアルプス氷河を見ることができます。勇気がある方は、ぜひ歩いて渡ってみてください!

また氷河の上を歩いたり、雪上車体験や標高差1000メートルの斜面を滑り降りる「アルパインコースター」を楽しんだりすることもできます。グレッシャー3000への行き方は、山岳リゾート地、レ・デイアブルレからケーブルカーで約20分です。

レマン湖周辺の見どころ8:ロッシェドネー

レマン湖周辺の絶景スポットとして人気があるロッシェドネー。モントルーから登山電車に乗って50分で着くことができ、行き方も簡単なため人気がある観光スポットです。のんびりと走る車窓からはアルプスの山々が楽しめます。山頂では、電車の到着に合わせてホルンで出迎えてくれます。

山頂には岩をくり抜いたレストラン「プランロック」や、マーモットが飼育されているマーモットパーク、植物園などがあります。高山植物も多く見られ、ハイキングを楽しむのにおすすめのスポットです。

4月末から6月初旬にかけて、この周辺一帯は「五月の雪」と呼ばれるナルシスの花で真っ白になります。ナルシスは、ナルシシズムの語源となったギリシャ神話のナルキッソスに由来する花です。スイスでは、春を告げる花として知られています。

レマン湖周辺の見どころ9:ラヴォー地区

スイスのレマン湖周辺はワインの産地として知られていますが、中でもラヴォー地区は特に有名です。ローザンヌからモントルー郊外のシヨン城近郊まで急斜面にブドウ畑が棚田のようにに作られていて、文化的景観としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

レマン湖のワイン作りの歴史は古く、1000年以上も前から作られていました。ブドウ畑の間には小さな村々が点在し、ワイナリーに立ち寄りながらブドウ畑を散策するのもおすすめです。また村々には「カヴォー」と呼ばれるワインバーがあり、その村で作られるワインとチーズやソーセージが楽しめます。

レマン湖周辺のおすすめグルメ

レマン湖周辺は古くからリゾート地として知られていて、レベルの高いレストランが多くあります。ミシュランの星を獲得しているレストランも多く、少しおしゃれをして優雅なディナーを楽しむのもおすすめです。よく知られるグルメの1つに湖から獲れる新鮮な魚を使ったフィレ・ド・ペルシュがあります。

その他にも地元産のチーズ特産のソーセージ、地元で作られるスイスワインなど、おいしいグルメをたっぷりと味わうことができます。

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スイスの料理といえば日本でもブームになったチーズフォンデュやラクレットがあります。しかしスイ...

レマン湖への行き方

レマン湖はスイス・ジュネーブが観光の拠点となります。日本からは直行便がなく、チューリッヒやヨーロッパの各都市を経由して行きます。ジュネーブは国際機関が多くある都市で、各国から多くフライトが就航されているので、行き方に困ることはないでしょう。

ジュネーブには周辺の都市から鉄道を利用する行き方もあります。チューリッヒからは約2時間45分、ベルンから約1時間45分、パリからはTGVで約3時間20分とアクセスも便利です。

レマン湖の観光を満喫しよう!

レマン湖周辺の観光スポットやレマン湖クルーズについて紹介しました。レマン湖はスイス随一の名所として知られ、世界中から多くの観光客が訪れます。周辺には古城やワイナリー、博物館など観光スポットも多く、また魚料理などのグルメも楽しめます。レマン湖を訪れる際には、ここで紹介した観光スポットを参考にして、楽しい旅にしてください。

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この記事のライター
Momoko

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