スイス鉄道の乗り方・予約方法・料金ガイド!便利なパスもあり!

そびえ立つアルプスや、風光明媚な湖畔を眺めながら、スイス鉄道の旅行をしたい方へ!この記事では、スイス鉄道の乗り方についてまとめています。スイス鉄道・バス・湖船で使えるパス・カードの種類や、予約方法、詳しい乗り方、スイス鉄道の絶景について詳しくご紹介します。

スイス鉄道の乗り方・予約方法・料金ガイド!便利なパスもあり!のイメージ

目次

  1. 1スイス鉄道で列車の旅行を楽しもう
  2. 2スイス連邦ってどんな国?
  3. 3スイス鉄道ってどんな鉄道?
  4. 4スイス鉄道で使えるパス・カードは4種類
  5. 5スイス鉄道で使えるパス・カード1:スイストラベルパス
  6. 6スイス鉄道で使えるパス・カード2:スイストラベルパスフレックス
  7. 7スイス鉄道で使えるパス・カード3:スイスハーフフェアカード
  8. 8スイス鉄道で使えるパス・カード4:スイストランスファーチケット
  9. 9スイス鉄道で使えるパス・カード:予約はインターネットがおすすめ
  10. 10スイス鉄道で使えるパス・カード:予約なしの現地購入も可
  11. 11スイス鉄道の乗り方を予習しよう!
  12. 12スイス鉄道の乗り方1:乗車する列車を確認する
  13. 13スイス鉄道の乗り方2:必ずチケットに打刻する
  14. 14スイス鉄道の乗り方3:プラットホーム・位置を確認する
  15. 15スイス鉄道の乗り方4:乗り遅れないようにする
  16. 16スイス鉄道の降り方も予習しよう!
  17. 17スイス鉄道で絶景旅行を楽しもう!
  18. 18スイス鉄道で絶景旅行1:グレッシャー・エクスプレス
  19. 19スイス鉄道で絶景旅行2:ゴールデンパス・ライン
  20. 20スイス鉄道で絶景旅行3:ベルニナ・エクスプレス
  21. 21スイス鉄道で周辺諸国へ旅行しよう!
  22. 22スイス鉄道での旅行は自然と歴史がいっぱい

スイス鉄道で列車の旅行を楽しもう

アルプスの名峰・マッターホルンや、清廉な湖・レマン湖など、美しい自然に囲まれ、四季それぞれに魅力があるスイス。今回は、「スイス鉄道」での旅行にスポットを当ててご紹介します。

物価が高いと言われているスイスの旅行では、パス・カードを使ってお得な旅をするのがおすすめです。バス、湖船等の交通機関の乗車料が含まれたものもあるので要チェックです。予約の方法や乗り方などもお伝えしていきます。

スイス連邦ってどんな国?

最初に、スイスの基本情報についてです。正式国名を「スイス連邦」と言います。赤字に白十字が描かれた国旗が有名で、これは「フェデラルクロス」と呼ばれています。

スイスの面積は約41000㎢で、日本(378000㎢)と比べると、約1割程になります。伴って人口も約800万人と少なめです。首都をベルン(Bern)においています。

気になる言語事情ですが、主にドイツ語(約60%強)、フランス語(約20%)、イタリア語(約6.5%)などが使用されています。グラウビュンデン州では、スイス特有の言語であるロマンシュ語が公用語として使用されています。

通貨は、スイス独自の単位「スイスフラン(CHF)」が用いられています。スイスはEUに加盟していないのですが、シェンゲン協定には加盟しています。

そのため、パスポートが無くてもEU諸国~スイスの間では、人の往来が自由になっています。スイスではユーロが使用できませんので、スイスフランへの両替を忘れないようにしてください。

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スイス鉄道ってどんな鉄道?

スイスでは、幹線を走るスイス国鉄(SBB)と、地方や登山鉄道などを担う私鉄各社が走行しています。スイスの鉄道は、"世界で最も正確に運行する鉄道"といわれています。1847年からと歴史も古く、鉄道の発達度は欧州内でも随一です。鉄道の他にも、湖の上を走る湖上船(フェリー)や、バスも発達しています。

スイス鉄道の電車は3種類

国鉄の電車の種類は主に3つあります。バーゼルやジュネーブなど、主要な駅を結ぶ特急「インターシティ(Intercity)」。インターシティが停車しない亜幹線・地方路線を補完する急行「インターレギオ(InterRegio)」。田舎町などスイス全土を走る鈍行「レギオ(Regio)」です。

スイス鉄道では「自由席」「指定席」で車両が分けられていません。指定席を予約した場合の乗り方は、窓の上に紙が入れられていますので目印にしてください。予約必須の特別列車を除いて、指定席を購入しなくても座れる場合が多いようです。

スイス鉄道の乗車料金は高額!

美しい風景が見られることもあり、一生に一度は乗りたい鉄道とも言われるスイス鉄道。しかし、スイスの物価の高さに伴って乗車料金も高めです。

定価で乗車すると大変高額なスイス鉄道ですが、スイス鉄道では様々なパス・カードを発行しています。これが、お得な料金でスイス鉄道旅行をするカギになります。

次の項目では、スイス鉄道で使える鉄道チケットについて詳しくご紹介します。バス・湖船でも使えたりと、それぞれ特徴や乗り方が異なるので、旅の予定に合ったチケットを検討してみてください。

スイス鉄道で使えるパス・カードは4種類

スイスでは、国鉄のほか、ほとんどの私鉄、湖船、バスなどに乗車できるパス・カード類が販売されています。旅行者にとってはとても嬉しいシステムです。

主に「スイストラベルパス」「スイストラベルパスフレックス」「スイスハーフフェアカード」「スイストランスファーチケット」の4種類が主流です。順番に見ていきましょう。

スイス鉄道で使えるパス・カード1:スイストラベルパス

最初に「スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)」をご紹介します。こちらは、"スイストラベルシステム"に加盟している、スイス国内の全ての鉄道路線、私鉄のほか、湖船、バスなどの交通機関が、一定期間内で乗り放題になるパスです。スイスを重点的に旅行する方におすすめのパスとなっています。

スイストラベルパスの特徴

スイストラベルパスは、「3日」「4日」「8日」「15日」の4種があります。500ヶ所以上の美術館・博物館が入館無料、75の都市で市バス・フェリー・市電・遊覧船などが無料、一部の登山列車、ケーブルカーが半額になる特典が付いています。

特典が多く、日数の種類が多いので、お得感があるスイストラベルパス。こちらは使用日~終了日までを連続して利用する必要があります。従って"スイス間を毎日移動する"、"スイス鉄道・バス・フェリーに乗る回数が多い"という旅行者におすすめです。

スイストラベルパスの料金

スイストラベルパスは、3日・4日・8日・15日の4種類がありますが、それぞれ「大人(1等車/2等車)」、26歳未満の旅行者向けの「ユース(1等車/2等車)」で料金が異なります。

スイストラベルパスの大人1等車は、3日:CHF 358、4日:CHF 429、8日:CHF 631、15日:CHF 765です。大人2等車は、3日:CHF 225、4日:CHF 270、8日:CHF 398、15日:CHF 485となっています。

スイストラベルパスのユース1等車は、3日:CHF 305、4日:CHF 366、8日:CHF 538、15日:CHF 654です。ユース2等車は3日:CHF 192、4日:CHF 231、8日:CHF 340、15日:CHF 416となっています。

16歳未満の子どもが同伴する場合、親がスイストラベルパスを購入したときに「ファミリーカード」を申請すると、親と同行するお子様の乗車料金は無料になります。

スイス鉄道で使えるパス・カード2:スイストラベルパスフレックス

次にご紹介するのが「スイストラベルパスフレックス(Swiss Travel Pass Flex)」。上でご紹介したスイストラベルパスと異なるのは「1ヶ月の期限内で利用日を指定できる」という点です。

スイストラベルパスフレックスも同様に、スイス国内の全ての鉄道路線、私鉄、湖船、バスなど、期間内で乗り放題です。反面、10%~20%ほど割高な価格設定です。移動日が少ない・限られている旅行者におすすめです。

スイストラベルパスフレックスの特徴

スイストラベルパスフレックスは「3日」「4日」「8日」「15日」の4種があり、それぞれ1ヶ月中での通用日を指定できます。特典はスイストラベルパスと同様となっています。市バス・フェリー・市電・遊覧船など、通用日は無料で乗車することができます。

スイストラベルパスフレックスは、スイストラベルパスと同様の利用範囲・特典が付帯しているのが、嬉しいポイントです。フランスなど近隣諸国を行き来する旅程や、1つの街に長く留まるといった旅行を予定している方にはぴったりです。

スイストラベルパスフレックスの料金

スイストラベルパスフレックスも3日・4日・8日・15日の4種類があります。こちらも「大人(1等車/2等車)」、26歳未満の旅行者向けの「ユース(1等車/2等車)」で異なる料金が設定されています。

スイストラベルパスフレックスの大人1等車は、3日:CHF 412、4日:CHF 493、8日:CHF 706、15日:CHF 840です。大人2等車は、3日:CHF 259、4日:CHF 310、8日:CHF 445、15日:CHF 532となっています。スイストラベルパスよりも少し割高です。

スイストラベルパスフレックスのユース1等車は、3日:CHF 351、4日:CHF 421、8日:CHF 602、15日:CHF 718です。ユース2等車は3日:CHF 221、4日:CHF 265、8日:CHF 380、15日:CHF 456となっています。

スイストラベルパスフレックスの場合でも、16歳未満の子どもが同伴する場合の特典が付きます。親がスイストラベルパスを購入したときに「ファミリーカード」を申請することで、同行するお子様の乗車料金は無料になりますので、お得な乗り方です。

スイス鉄道で使えるパス・カード3:スイスハーフフェアカード

3つ目に「スイスハーフフェアカード(Swiss Half Fair Card)」をご紹介します。こちらは有効期限1ヶ月以内であれば、スイス国内の全ての鉄道路線、私鉄のほか、湖船、バスなどの交通機関が「半額」で利用できるカードです。上でご紹介したスイストラベルパス、スイストラベルパスフレックスとは異なり"割引券"のような使い方をします。

スイスハーフフェアカードの特徴

スイスハーフフェアカードは、有効期限が「1ヶ月」の1種のみが販売されています。期間内は、スイス国鉄、バス、湖船(フェリー)などが半額で利用できます。また、スイストラベルパス、スイストラベルパスフレックスでは25%引きにしかならない「ユングフラウ鉄道」などの登山列車が、スイスハーフフェアカードでは半額になります。

スイス国鉄の早割サービス「スーパーセーバーチケット(Supersaver ticket)」とも併用でき、この場合最大で75%引きで乗車できる場合があります。早割予約との併用が可能な方や、高額なユングフラウ鉄道に乗車する予定がある旅行者におすすめです。

スイスハーフフェアカードの料金

スイスハーフフェアカードの有効期限は1ヶ月です。こちらのカードには若者向けの「ユース料金」がなく、一律でCHF 120となっています。また、1等車・2等車の区別がなく、どちらの等級にも乗車することができます。

スイスハーフフェアカードにも「ファミリーカード」が付帯するので、家族旅行などに使えばとてもお得に乗車できます。購入時に「ファミリーカード」の申請をすると、同行する16歳未満のお子様の乗車料金が無料になります。

スイス鉄道で使えるパス・カード4:スイストランスファーチケット

最後に「スイストランスファーチケット(Swiss Transfer Ticket)」をご紹介します。こちらは、スイス国内の「空港駅または国境駅」から「スイス国内の目的地駅」までを往復できるチケットです。簡単に言えば、空港~目的地~空港の列車移動が定額で乗車できる券です。

スイストランスファーチケットの特徴

スイストランスファーチケットは、入国した国境駅または空港駅~スイス国内の目的地間を定額で往復できて割安なチケットですが、市バスやフェリーが割引になる特典は付いていません。使用開始日から1ヶ月以内に復路を利用するという条件と、交通機関の割引がないという点にも注意が必要です。

スイストランスファーチケットの料金

スイストランスファーチケットは、2等車がCHF 154、1等車がCHF 247となっています。目的地までは最短での移動コースを選ぶことが条件となっていて、迂回ルートでの適用は認められていません。

スイストランスファーチケットでも、親が「ファミリーカード」を申請すると、親と同行する16歳未満のお子様の乗車料金が無料になる特典が付帯しています。

スイス鉄道で使えるパス・カード:予約はインターネットがおすすめ

スイス鉄道で使える4種類のパス・カードの利用を検討されている方におすすめしたいのが「インターネット予約」。事前に日本からパス・カードを購入していくと、スイス鉄道の駅の窓口で並ぶ必要がなく安心です。インターネット予約は「レイルヨーロッパ」と「スイス・レイルウェイ・チケット」の2つのサイトがあります。

レイルヨーロッパ

日本語で予約したい方におすすめなのが「レイルヨーロッパ」です。サイトでの予約、受け取り、チケットの利用方法まで、全てを日本語で完結できます。料金は現地価格に比べて少しだけ割高になりますが、外国語に自信のない方や、事前に確実に購入しておきたい方にはうってつけのサービスです。

スイス・レイルウェイ・チケット

「スイス・レイルウェイ・チケット(Official Ticketshop for Swiss Railway Tickets)」のオフィシャルサイトからも予約購入が可能です。料金は現地価格そのままで買えるので、レイルヨーロッパよりも少し割安になります。英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、オランダ語、ドイツ語に対応しています。

スイス鉄道で使えるパス・カード:予約なしの現地購入も可

スイス鉄道で使えるパス・カードをインターネット予約しなかった場合も、スイス現地で購入することが可能です。各種パス・カードは、「窓口がある全てのスイス鉄道駅」で購入可能となっています。

窓口は混雑している場合が多く、最低でも10分以上の待ち時間は覚悟したほうが良さそうです。パス・カード購入の際、パスポートの提示を求められます。また窓口ではパス・カードの利用日を聞かれます。

スイス鉄道の乗り方を予習しよう!

パス・カードや乗車券を購入したら、いよいよスイス鉄道に乗車です。スイス鉄道は、自動改札機がなかったり、ドアが自動で開かなかったりと、日本の鉄道と異なった設備・システムになっています。不正乗車と間違われないためにも、前もってスイス鉄道の乗り方を予習しておきましょう。

スイス鉄道の乗り方1:乗車する列車を確認する

まず、自分が乗る列車について調べておきます。時刻表で出発駅・到着駅、発着時刻と所要時間を確認したら、「ICE○○○」などの、列車の番号・種類を見ておきます。時刻表はスイス鉄道(国鉄)のサイト上で見れます。または、スイスの駅で時刻表を無料で貰うこともできます。

スイス鉄道の乗り方2:必ずチケットに打刻する

スイス鉄道の乗り方で重要なのが、"チケットをバリデーション(打刻)"することです。スイスハーフフェアカードなどを利用し、チケットを別途購入している方は、必ず駅の機械で乗車日時を打刻してください。

バリデーション(打刻)をしなかった場合、不正乗車・キセルと判断され、高額な罰金を支払うことになります。スイストラベルパス、スイストラベルパスフレックス等を使用する場合、基本的には乗り放題のため、有効期限内・有効路線であれば打刻が必要ありません。

スイス鉄道の乗り方3:プラットホーム・位置を確認する

電光掲示板に、乗車する列車の時刻・種類が表示されていますので、列車が来るプラットホーム・乗車位置を確認します。ホームでの乗車位置はおおむねA~Dまで位置が分けられていて、乗車の際にめやすになります。プラットホームは突然変更されることがありますので注意が必要です。

スイス鉄道の乗り方4:乗り遅れないようにする

列車が来たら乗車します。スイス鉄道では、発車する際に放送・ベル呼び出し等のお知らせがなく、時間が来れば静かに発車します。そのため、列車に乗り遅れないように注意が必要です。また、1等車・2等車の区分があり、乗ってしまうと列車間で移動できない事がありますので、乗車の際は間違わないようにしましょう。

スイス鉄道の降り方も予習しよう!

スイス鉄道の降り方も予習しておきましょう。スイス鉄道のドアはまだまだ自動扉が少なく、「ボタン式」「手動式」が主流です。

ボタン式は、到着駅に停車後、開くボタンを押すことでドアが開くシステムです。手動式は、ドアに付いているハンドルを引き下げることでドアが開きます。特に手動式は分かりづらいので、覚えておくとスムーズです。

スイス鉄道で絶景旅行を楽しもう!

乗り方・降り方を予習したら、ゆったりとした列車の旅を楽しむのみです!美しいアルプスの名峰や、緑麗しい田園風景、そしてレマン湖をはじめとした澄んだ湖畔の静けさなど、スイス鉄道では絶景を眺めながらの旅行が楽しめます。

スイス鉄道でパノラマの絶景を楽しみたい方におすすめの鉄道路線「グレッシャー・エクスプレス」「ゴールデンパス・ライン」「ベルニナ・エクスプレス」の3つをご紹介します!

スイス鉄道で絶景旅行1:グレッシャー・エクスプレス

「グレッシャー・エクスプレス(Glacier Express)」は通称「氷河特急」とも呼ばれます。ツェルマットからアンデルマット、ディゼンティス、クールを経由し、サンモリッツまでを、約8時間かけて結ぶ、全長約280kmの路線です。

ぶどう畑のある山を力強く駆け上がったり、なだらかに滑り降りたり、ライン川に沿って走ったりと、車窓からの景色は様々に移り変わります。高い人気を誇る列車のグレッシャー・エクスプレスは、登山列車を体験してみたい方におすすめです。

スイス鉄道で絶景旅行2:ゴールデンパス・ライン

「ゴールデンパス・ライン(Golden Pass Line)」は、ルツェルン~インターラーケン(ZB鉄道)、インターラーケン~ツヴァイジンメン(BLS鉄道)、ツヴァイジンメン~モントルー(MOB鉄道)と、3つの鉄道会社の路線を合わせた、夢のスイス横断ラインです。

ルツェルン~インターラーケン~モントルーと全てのルートを乗車した場合、所要時間は約6時間となっています。ゴールデンパス・ラインは途中下車が可能となっていますので、レマン湖畔の駅や、春になるとナルシスの花々が咲き乱れるレザヴァン駅など、小さな町で途中下車しながら巡る旅も可能です。

スイス鉄道で絶景旅行3:ベルニナ・エクスプレス

「ベルニナ・エクスプレス(Bernina Express)」は、サンモリッツとイタリアのティラーノまでを約2時間30分で結ぶ路線です。ベルニナ・エクスプレス最大の特徴は"アルプス越え"をする路線という点。厳しい山々を越えるための"ループトンネル"も見どころです。

サマーシーズンは、イタリア・ティラーノからスイス・ルガーノまでを結ぶ「ベルニナ・エクスプレス・バス(Bernina Express Bus)」というバスも走行しています。ベルニナ・エクスプレスと同様の真っ赤なデザインのバスです。

また、ベルニナ・エクスプレスを所有するレーティッシュ鉄道は、日本の箱根登山鉄道と姉妹鉄道となっています。そのためベルニナ・エクスプレスの主要な駅には、日本語で駅名が書かれています。乗車の際はぜひ注目してみてください。

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スイス鉄道で周辺諸国へ旅行しよう!

様々な国と隣接しているスイス。スイス鉄道は他国間との乗り入れ線が多く走行しています。車窓の景色を楽しみながらのゆったりした電車移動も、旅行の醍醐味の一つです。

ここでは、スイスの駅から行くことができる周辺諸国「フランス」「イタリア」「ドイツ」の3国への移動についてご紹介します。

フランスへ

ジュネーブ、ローザンヌ、ベルン、バーゼル、チューリッヒ、インターラーケンなど、スイスの主要駅にフランスの高速鉄道・TGVが乗り入れています。ジュネーブからパリまでの所要時間は、TGVで3時間10分程度となっています。また、レマン湖の下半分はフランスなので、湖船などを使えばより気軽にフランスに立ち寄れます。

イタリアへ

スイスとイタリア間には、国際列車のECが運行しています。チューリッヒ発のミラノ直通列車は1日6本程度あり、所要時間は約4時間となっています。バーゼル発のミラノ直通列車は1日3本程度で、所要時間は4時間~6時間です。途中で経由する駅はベルンやルツェルンなどがあり、それぞれ所要時間が異なります。

ドイツへ

スイスとドイツ間には、ICE(高速列車)やEC(ユーロシティ)が乗り入れています。チューリッヒからドイツ・ミュンヘンまでは1日4本程度運行されていて、所要時間は約4時間10分となっています。チューリッヒから終点のドイツ・ハンブルグまで乗車すると、約7時間30分~10時間強の所要時間となっています。

スイス鉄道での旅行は自然と歴史がいっぱい

ここまでスイス鉄道の乗り方やパス・カードの予約方法、乗り方などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。自分にあったサービスを予約していくことで、スムーズなスイス鉄道の旅になりそうです。この記事を参考にして、スイスで素敵な列車のひとときを楽しんでください!

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この記事のライター
Yukari.M

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