秩父銘仙で伝統的な織物に触れよう!「ちちぶ銘仙館」で機織り体験もできる!

秩父銘仙は、大正時代から昭和初期にかけて一世を風靡した織物です。独特の工程で作られる美しい生地は、レトロモダンな柄が多く、今でもその魅力が褪せることはありません。「ちちぶ銘仙館」では秩父銘仙について知ると同時に、様々な体験ができます。

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目次

  1. 1銘仙は秩父の美しき伝統工芸
  2. 2秩父銘仙の歴史
  3. 3秩父銘仙の特徴
  4. 4秩父の「ちちぶ銘仙館」とは
  5. 5秩父の「ちちぶ銘仙館」へのアクセス
  6. 6秩父の「ちちぶ銘仙館」の利用案内
  7. 7秩父の「ちちぶ銘仙館」の館内
  8. 8秩父の「ちちぶ銘仙館」で織物体験
  9. 9秩父の「ちちぶ銘仙館」でできるその他の体験
  10. 10秩父銘仙が買える場所
  11. 11秩父銘仙の良さを発見しよう

銘仙は秩父の美しき伝統工芸

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大正から昭和にかけて大流行した「銘仙」は、縦糸と横糸を交互に織った織物(平織り)です。伊勢崎、足利など関東各地で銘仙が盛んに織られていましたが、秩父も銘仙の一大産地でした。秩父銘仙には色も柄もハイセンスなものが多く、今見てもレトロモダンな魅力にあふれています。今回はそんな秩父銘仙と「ちちぶ銘仙館」をご紹介します。

秩父銘仙の歴史

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埼玉県の秩父地方は古くから農家の副業として養蚕が盛んな土地でした。明治時代には製糸業も盛んになり、外国に輸出されて外貨を稼ぐ主要産業になりました。製糸をする中で出た製品にならない二級品を、自分たちの衣類に利用したのが秩父銘仙のはじまりです。大正期になると秩父銘仙の丈夫さが評判になりました。

秩父銘仙の生産は昭和初期がピークで、最盛期は織物工場が市内に500~600軒もあり、人口の約7割が織物業に従事していたといわれています。戦後、日常に着物を着ることがなくなり、秩父銘仙の生産販売も減少の一途をたどりましたが、2013年に国の伝統的工芸品に指定されてその良さが再認識されています。

秩父銘仙の特徴

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秩父銘仙の特徴は、縦糸を先に染めてから織る技法にあります。約1400本ある縦糸がずれないよう、所々に横糸を入れた「仮織り」の状態で模様を染め、その後に仮織りの横糸をほぐしながら取り除き、本織りの横糸を入れていきます。この技法は横糸をほぐすことから「ほぐし織り」と呼ばれ、秩父銘仙の最大の特徴です。

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縦糸を先に染める秩父銘仙は柄の裏表がなく、生地の両面に鮮やかな模様が浮き出ます。表が汚れると裏に返して仕立て直しをし、2度着用したそうです。秩父銘仙の第二の特徴は、その大胆で現代的な柄です。現代の感覚で見てもモダンな色柄の数々は、絹の光沢とあいまって大正、昭和初期の女性を魅了しました。

秩父の「ちちぶ銘仙館」とは

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「ちちぶ銘仙館」は秩父の織物や銘仙に関する資料を保管、展示するだけでなく、技術の継承も目的に開設されました。本館や工場棟などは昭和5年に建てられた工業試験場を利用したもので、2001年には国の登録有形文化財になった趣ある施設です。展示の内容だけでなく、建物自体も一見の価値があります。

秩父の「ちちぶ銘仙館」へのアクセス

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電車を利用して「ちちぶ銘仙館」に行く場合は、西武秩父線の「西部秩父駅」から徒歩5分、または秩父本線の「御花畑駅」から徒歩10分のアクセスです。都内の池袋からだと2時間から2時間半のアクセスになりますので、「ちちぶ銘仙館」と周辺を観光しても日帰りで充分往復できる距離です。

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車で「ちちぶ銘仙館」にアクセスする場合は、次の通りです。熊谷、花園方面からは花園ICから秩父長瀞方面へ、その後R140でアクセスします。飯能、所沢方面からはR299でアクセス、山梨方面からはR140が使えます。いずれの場合も秩父地方庁舎入り口の交差点で「ちちぶ銘仙館」に向かって曲がることになります。銘仙館には駐車場があります。

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「ちちぶ銘仙館」の駐車場には普通車が21台がとめられるスペースがあります。銘仙館の駐車場に入らないような大きな車は、秩父市役所の駐車場に大型車2台分のスペースがあります。銘仙館の駐車場が満車の場合も市役所の駐車場を利用すると良いでしょう。市役所の駐車場から銘仙館までは、徒歩で5分以内でアクセスできます。

住所:埼玉県秩父市熊木町28-1
電話番号:0494-21-2112

秩父の「ちちぶ銘仙館」の利用案内

「ちちぶ銘仙館」は年末年始を除いて年中無休です。年末年始休業の具体的な日にちはHPや電話などで確認してください。開館時間は9:00から16:00までで、入館料は大人(高校生以上)200円 、小中学生100円となっています。25名以上の団体の場合は、それぞれ50円引きで入館券が販売されます。

秩父の「ちちぶ銘仙館」の館内

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「ちちぶ銘仙館」の建物は昭和初期の建築様式や装飾が残る歴史的建造物で、秩父銘仙という美しい伝統工芸を展示するのにぴったりの雰囲気です。大谷石積みの外装はアメリカ人建築家が考案したものだそうです。本館廊下や工場棟へアクセスする渡り廊下も趣たっぷりで、記念撮影にはうってつけのスポットです。

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「糸繰室」は 繭から糸を取る機械が展示されています。「糸繰」とは、染色され束ねられた糸を糸枠に巻き取ることです。明治時代に糸繰の機械が登場し、手作業時代に比べると格段に効率がアップし、秩父銘仙の生産量の向上に貢献しました。この部屋では毎月第二土曜には製糸の実演が行われていますので、時間が合えば是非見学してください。

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三角屋根の工場(整経場)には未だに現役で動いている機械が並んでいます。これらの機械はイタリア製で、糸を撚ったり縦糸を織機に巻き付けたりしています。縦糸は秩父銘仙にはとても大事なもので、きちんと長さを揃えて必要な本数をセットする必要があります。デザインによっては長い縦糸に、複数の違う色の糸をセットしなくてはなりません。

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「織場」には後継者育成講座で使用する手動式の織り機が並んでいます。秩父銘仙の職人は現在では数名を数えるだけになってしまっています。「ちちぶ銘仙館」では育成講座を開いて、秩父銘仙の伝統を次代に伝えようと努力しています。現在では第5期生12名が一生懸命に秩父銘仙の技を習得しようと学んでいます。

「展示資料室」ではアンティークの銘仙や、歴史資料が展示されています。また、秩父が舞台のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のキャラクター達が秩父銘仙の着物を着ているパネルも設置されていますので、アニメファンならずとも目がひきつけられます。

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「ギャラリー」には昔懐かしい有名女優が秩父銘仙を着たポスターが並んでいます。佐久間良子、若尾文子、池内淳子などの大女優を起用したポスターは、当時の秩父銘仙がいかに人気が高かったかを表しています。「展示直売所」もあり、反物はもちろん、ストールやコースターといった秩父銘仙を使った手頃なお土産がたくさん販売されています。

秩父の「ちちぶ銘仙館」で織物体験

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「ちちぶ銘仙館」ではさまざまな体験コースが設けられています。手軽にできて人気なのがコースターを制作する「機織り体験」(500円)です。横糸を通していきながら織機で生地を織り上げていきます。根気のいる作業ですが、自分だけのコースターが仕上がると喜びもひとしおです。所要時間は約30分です。

本格的な秩父銘仙の工程を体験できる「ほぐし捺染体験」もあります。絹の縦糸に型紙を使って染色し、タペストリーを作りますが、本格的な銘仙の模様が浮き出てきて満足度120パーセントです。この体験は所要時間約1時間で、料金は5000円です。事前予約が必要ですのでお忘れなく。

秩父の「ちちぶ銘仙館」でできるその他の体験

「型染め」の体験はステンシルと同様、穴の開いた型に色を乗せていきます。秩父の人気キャラクター「ポテクマ」の模様や、エレガントな桜の模様など好きな柄を選べます。ハンカチか巾着が選択できどちらも1000円です。「藍染め」体験では絞り模様を染め出します。ハンカチは1300円、Tシャツは3700円です。所要時間はいずれも30分ほどです。

「ちちぶ銘仙館」では着物のレンタルも行っています。素敵な秩父銘仙の着物一式を着付け込みで3000円というリーズナブルな価格で借りられ、外に着て出ることもできるのです。レンタル時間は9:00から15:30の間なら何時間でも可能で、女性に大人気の体験です。事前に予約が必要ですが、秩父銘仙を着るまたとないチャンスです。

秩父銘仙が買える場所

秩父銘仙を使った製品は、「ちちぶ銘仙館」の販売コーナーのみならず、秩父周辺の土産物店などで多く販売されていますが、銘仙館に行ったなら西武秩父駅前にある「ちちぶみやげ市」にも立ち寄ることをおすすめします。ここでは数多くの秩父土産が販売されていますが、その中に秩父銘仙もラインアップされているのです。

「ちちぶみやげ市」では、秩父銘仙伝統柄のハンカチやスカーフ、カバンも販売されてますが、銘仙と北欧柄をコラボさせた斬新な柄の商品も扱っています。北欧柄銘仙のエコバッグなどは実用的ですし、この柄をパッケージに利用したテトラ型の入浴剤は店の限定商品で話題性もあります。駐車場の料金は1000円以上の購入で2時間無料になります。

住所:埼玉県秩父市野坂町1-16-15
電話番号:0494ー22-7111

秩父銘仙の良さを発見しよう

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歴史に翻弄されながらも、その美しさが再評価されて生き続ける秩父銘仙。着物としての需要が減少した今、銘仙生地はストールやバッグなどのファッション小物、ティッシュケースやハンカチなどの雑貨になって生かされ、販売されています。ぜひ実際に手にとって秩父銘仙の良さを実感してください。

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