2018年12月10日公開
2018年12月10日更新
クラクフの観光名所といえば?おすすめスポットやお土産を詳しく紹介!
第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたポーランド。その中で、ポーランドの京都とも称されるクラクフは、美しい旧市街が世界遺産にも認定された歴史ある町です。街を守る砦バルバカンをはじめ、観光名所がいっぱい。今回は、お土産も含めてクラクフ観光情報をまとめます!

目次
- 1ポーランドの世界遺産クラクフの観光名所をご紹介!
- 2ポーランドのクラクフってどんな町?
- 3クラクフの観光名所1:バルバカンとフロリアンスカ門
- 4クラクフの観光名所2:織物会館
- 5クラクフの観光名所3:聖マリア教会
- 6クラクフの観光名所4:ヴァヴェル城
- 7クラクフの観光名所5:ヴァヴェル城大聖堂
- 8クラクフの観光名所5:ヴァヴェル城旧王宮
- 9クラクフの観光名所6:チャルトリスキ美術館
- 10クラクフの観光名所7:カジミエーシュ地区
- 11クラクフ近郊の観光スポット
- 12クラクフからヴィエリチカ観光への行き方
- 13クラクフ観光のお土産1:ボレスワヴィエツ
- 14クラクフ観光のお土産2:ヴィチナンキ
- 15クラクフ観光のお土産3:Wedelのチョコレート
- 16クラクフ観光のお土産4:クルフカ
- 17ポーランドのクラクフで観光名所を回ってみよう!
ポーランドの世界遺産クラクフの観光名所をご紹介!
ポーランド王国の首都として栄えたクラクフは、世界遺産に認定された歴史都市。美しい旧市街の中心には、観光名所となっているヴァヴェル城がそびえます。
中世の街並みが残るロマンティックな都市クラクフは、ポーランドの南部の位置する人気観光スポットの一つで、周辺には、ポーランドの世界遺産ヴィエリチカもあります。
今回は、ポーランドのクラクフでおすすめの観光名所をご紹介すると共に旅先で買いたいかわいいお土産も含めて、その魅力を詳しくお伝えしていきます!
ポーランドのクラクフってどんな町?
ポーランド王国の全盛期に古都が置かれたクラクフ。ポーランドのほぼ南に位置するこの町は、1386年から1572年までこの国の首都でした。ワルシャワが東京なら、クラクフは日本の京都のような歴史ある町で、市街地には、中世の街並みが残っています。
ヤギェウォ王朝の時代、繁栄を極めたポーランドのクラクフは、ボヘミアのプラハ、オーストリアのウィーンと並ぶ中央ヨーロッパの文化の中心地でした。
ヴィスワ河畔の丘にたたずむ華麗なヴァヴェル城には、歴代ポーランド王が暮らしていたと言われています。
ポーランドのほとんどの都市は、第二次世界大戦中に壊滅的な打撃を受けましたが、クラクフは、ドイツ軍の司令部が置かれていたため、奇跡的に戦災を免れ、中世の香りが漂う街並みが残されることとなりました。
しっとりとした古都の香り漂う娘の町には、時代を越えた美しい観光名所が数多く残されており、散策しながら町をじっくりと観光するのがおすすめ。
また、居心地のよいホテルやおいしいレストランも多いので、ポーランドグルメを楽しむのにも向いています。クラクフには、ポーランドならではのお土産もたくさんありますので、本文の最後の方で詳しくご紹介致します。
クラクフの観光名所1:バルバカンとフロリアンスカ門
ここからは、ポーランドの古都クラクフの観光名所をご紹介していきます。トップバッターは、旧市街を侵入者から守っていた「バルバカンとフロリアンスカ門」。バルバカンの城壁は、19世紀に取り壊されて緑地にされ、今ではほとんど残されていません。
フロリアンスカ門は、クラクフ旧市街の北のゲートにあたり、1300年頃に建てられました。円形の砦は、1498年に作られたバルバカンで、円形防塁としてヨーロッパに残されているのは、この建物を含めて3基と言われています。
もう一つのバルバカンは、ポーランドの首都ワルシャワに残されており、クラクフのものが最大規模と言われています。周辺にはお土産を販売する露店ギャラリーもありますので、お買い物スポットとしても人気です。

クラクフの観光名所2:織物会館
クラクフの観光スポット、続いてご紹介するのは織物会館(織物取引所)。クラクフの旧市街の中心にある総面積4万平方キロメートルの広場は、中世から残された広場としてはヨーロッパ最大となっています。
こちらの観光名所には、広場に面してレストランやお土産ショップカフェが軒を連ね、ショッピングや食事を楽しむ観光客で賑わいます。
広場の中央に建つ織物会館は、長さが100メートル。14世紀に建てられたクリーム色の建物は、当時は衣服や布地を販売する場所だったそう。現在は、お土産ものを販売する巨大なマーケットになっています。1階は民芸品、2階には刺繍製品などが販売されています。
クラクフの観光名所3:聖マリア教会
ポーランドの古都クラクフの観光スポット、続いては、聖マリア教会。中央市場広場に面する聖マリア教会は、1222年に建設されたゴシック様式の歴史ある建物。特に観光の見どころとなっているのが、聖堂の内部にあるステンドグラスです。
教会内部を彩る芸術品はどれも美しく、ヴィオット・ストウオシ聖壇は。12年もの歳月をかけて作られたヨーロッパ第2の高さを持つ木造彫刻で、ポーランドの国宝にも指定されています。
この他、こちらの観光名所の名物となっているのが、1時間ごとに塔の上からならされるラッパ音です。モンゴル軍がクラクフを襲った際に敵襲を告げるラッパがこの塔から鳴らされたそうで、今もその風習が残っています。
クラクフの観光名所4:ヴァヴェル城
クラクフの観光名所、続いてご紹介するのは、この街のシンボル「ヴァヴェル城」。旧市街の南の外れ、ヴィスワ川が「く」の字に曲がる角地にそびえるこの城は、歴代ポーランド王の居城として使われたクラクフ屈指の観光スポット。
ヴァヴェル城への入り口は二つありますが、カノニチャ通りに面した入り口がメインの城門となります。18世紀末三国分割に大して、反乱を起こしたポーランドの英雄タデウシ・コシチュシコの像が、この門に建っています。
クラクフの観光名所5:ヴァヴェル城大聖堂
続いてご紹介するクラクフの観光スポットは、ヴァヴェル城大聖堂。城門をくぐってすぐ左にあるこの大聖堂には、3つの礼拝堂があります。1320年にゴシック様式で着工されて以来、数世紀に渡ってルネッサンス様式やバロック様式が加えられてきました。
ポーランドの首都がクラクフからワルシャワに移った後も、18世紀までは、この場所で歴代ポーランド王の戴冠式が行われてきたという歴史があります。
大聖堂の外観で印象的なアクセントとなっているのが、広場に面した金色のドーム「ジグムント・チャペル」。ポーランドのルネッサンス建築の傑作と言われており、おすすめの観光スポットです。
クラクフの観光名所5:ヴァヴェル城旧王宮
クラクフのおすすめ観光スポット、続いてご紹介するのはヴァヴェル旧王宮。中庭から、大聖堂にそって奥に入ると、見えてくるのが続いての観光名所「旧王宮」です。周囲を取り巻く建物は、16世紀初頭にジグムント王が建てた建築物です。
ゴシック様式とルネッサンス様式が複合された独特の外観をしており、内部には、博物館がおかれ、王宮の展示物を一般公開しています。王家の肖像画や戴冠式に用いられた剣の他、タペストリーなどもたくさんあり、見どころ満載です。
歴史好きな方におすすめのヴァヴェル城旧王宮は、場内の核施設に入場制限が設けられていますので、特に夏期は午前中早めの時間帯におでかけすることをおすすめします。
クラクフの観光名所6:チャルトリスキ美術館
クラクフの観光名所、続いては、フロリアンスカ門から旧市街に入った三差路にある「チャルトリスキ美術館」。高い水準を誇るポーランドの美術館の中で、特に、ハイレベルな収蔵品が多いことで知られるおすすめスポットです。
同美術勘には、アダム・カジミエーシュ・チャルトリスキ王子の夫人イザベラがコレクションした展示を中心に、1801年にオープンしました。ポーランド最古の美術勘としても知られています。
14世紀から18世紀のヨーロッパ、ポーランド絵画や彫刻のほか、武具やアンティークもあり、特に有名なのが、レオナルドダ・ヴィンチの油絵「白貂を抱く貴婦人」が収蔵されています。世界に3枚しかないダ・ヴィンチの油絵の一枚ですので、必見です!
クラクフの観光名所7:カジミエーシュ地区
クラクフの観光スポット、続いておすすめするのは、ヴァヴェル城の南東にあるカジミエーシュ地区。1335年にカジミエーシュ大王の手でクラクフとは別の町として建設されました。
映画「シンドラーノリスト」の撮影スポットとして使われた観光名所で、ユダヤ人ゲットーは、このエリアに作られました。第二次世界大戦前のポーランドは、33万人の巨大なユダヤ人コミュニティがあった区にで、その2割ほどがこのエリアに住んでいたと言われています。
ポーランド最古のユダヤ教会スタラ・シナゴーグは、歴史を伝えるユダヤ人博物館として今は観光名所の一つにもなっています。
クラクフ近郊の観光スポット
ここからは、クラクフ近郊の観光名所をご紹介していきます。クラクフ郊外には、2つの世界遺産があり、一つは、アウシュヴィッツ強制収容所、そしてもう一つがヴィエリチカ岩塩採掘場です。
特に観光スポットとしておすすめなのが、クラクフの南東15kmの距離にあるヴィエリチカで、この町の地下には、1250年頃から1950年代まで可動してた世界有数規模の岩塩採掘場が広がっています。
1978年、ユネスコの世界遺産にも登録された、ヴィエリチカの岩塩採掘場は、地下64mから325mの複雑に入り組んだ採掘場の中から、約2.5kmの範囲が一般の観光客に公開されています。
観光できるのは、主にガイドツアーとなっており、採掘場の中に張り巡らされた地下通路を歩きながら、観光していきます。
採掘場の壁には、岩塩で作られた数々の彫像が並べられており、王の像や採掘工の像、コペルニクスの像など、ポーランドをイメージするいくつもの像を見ることができます。
特に観光名所となっているのが、岩塩でできた「最後の晩餐」のレリーフ。また、採掘後の巨大な空間を理容した礼拝堂や、バレーボールやバスケットボールのコートなど、ちょっとおもしろい見学スポットもあります。
クラクフからヴィエリチカ観光への行き方
クラクフから世界遺産ヴィエリチカへいく方法は、鉄道またはバスがあります。まず、鉄道でいく場合は、クラクフ本駅から、ヴィエリチカ行きのローカル列車に乗車し、終点「ヴィエリチカ」にて下車します。
クラクフ市内からヴィエリチカまでの所要時間は約23分で、列車は朝と午後に集中しています。一方、バスでいく場合は、クラクフ本駅から20分おきに、ミニバスが運行されています。
終点まで乗車すると遠くなってしまうので、ヴィエリチカ駅で下車してください。バスの所要時間は30分ほどとなっています。
観光スポットとして大人気のヴィエリチカ岩塩採掘場は、入場料が大人44zl、子供、学生が30zlとなっています。また、カメラやビデオでの撮影を希望する場合は、別途10zlが必要です。見学はガイドツアーで、35人集まると出発します。
人数が集まらないと出発しませんが、大抵の場合は1時間以上待たずに出発できます。ツアーの所要時間は約二時間ほどとなっています。
英語ツアーは、8:30から18:00までの間に30分おきに催行されています。こちらは、料金が異なり、大人60zl、子供50zlとなります。日本語でのガイドツアーを希望する場合は、別途265zlでガイドを事前に雇う必要があります。
クラクフ観光のお土産1:ボレスワヴィエツ
様々な観光名所をめぐって参りましたが、旅の最後にクラクフで買いたいポーランドのお土産をご紹介致します。まず、最初におすすめするお土産は、ポーランドの伝統陶器「ボレスワヴィエツ」。細かい絵つけが全体に施された陶器は、女性に特に人気のお土産です。
特徴のあるネイビーの色使いとドットや小花柄などを合わせた愛らしいデザインが人気で、カラフルなものなど値段もサイズも様々です。絵柄が細かいものほど値段がはるお土産になりますので、慎重に選びましょう。
クラクフ観光のお土産2:ヴィチナンキ
続いてご紹介するポーランドのお土産は、ヴィチナンキ。ポーランドの伝統工芸の一つであるヴィチナンキは切り絵のことで、動物や植物など、身近な題材をモチーフにしたカラフルなデザインが特徴です。
切り絵そのものをお土産にして飾るよりは、切り絵をプリントしたエコバッグや、ラミネートされたコースターなど、実用品がお土産に向いています。おすすめは、テーブルナプキン。軽くて持ち運びにも便利なので、お土産に最適です。
クラクフ観光のお土産3:Wedelのチョコレート
続いてご紹介するポーランドのお土産は、Wedelのチョコレート。Wedel(以下ヴェデル)は、ポーランドの人気チョコレートメーカーで、ポーランドのお土産の定番です。
クラクフでもたくさん販売されていて、鐚ーチョコレートが特に人気があります。板チョコなら一枚100円ほどと値段も安く、160年の歴史がある老舗ブランドの味を手軽にお土産にすることができます。
クラクフ観光のお土産4:クルフカ
最後にご紹介するポーランドでおすすめのお土産は、クルフカ。クルフカとは生キャラメルのことです。ポーランドは、ヨーロッパ有数の酪農王国で、乳製品の生産も盛んな地域です。
チーズなども人気がありますが、お土産として持ち帰るのは、温度管理が難しいので、生キャラメルがおすすめ。かわいいパッケージに入っていて、個包装されているので、ばらまき用のお土産にもおすすめです。
ポーランドのクラクフで観光名所を回ってみよう!
ポーランドの古都クラクフの観光スポットと、おすすめのお土産をご紹介致しました。本文では詳しくご紹介しませんでしたが、クラクフからは、世界遺産アウシュヴィッツ収容所にも日帰りで観光に行けます。
ユダヤ人たちが強制労働と虐殺されたアウシュヴィッツ収容所は、血塗られた戦争の歴史を今に伝える貴重な歴史遺産。ちょっと怖い気もしますが、行ってみたい方は、クラクフを拠点に観光することをおすすめします。
観光都市として人気のクラクフには、ポーランド南部のかわいい雑貨もたくさんありますので、お土産探しもぜひ、楽しんでみてください。
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