ウィーン国立オペラ座に行こう!チケット予約情報やおすすめの服装など紹介!

音楽の都ウィーンの国立オペラ座でを観劇してみたいと思いませんか?ただ、チケットの予約方法や服装などわからない事が多いと思います。思っているよりは敷居の高くないウィーン国立オペラ座の疑問を解消し、もっと気軽に立ち寄れるように紹介していきます。

ウィーン国立オペラ座に行こう!チケット予約情報やおすすめの服装など紹介!のイメージ

目次

  1. 1ウィーン国立オペラ座とは
  2. 2ウィーンのオペラ座はどんな場所にあるんだろう?
  3. 3ウィーン国立オペラ座の建物を作ったのは誰?
  4. 4そもそもウィーンのオペラ座はどんな演目をするの?
  5. 5オペラってイタリア語が多いんじゃないの?
  6. 6ドレスコード(服装)はどのレベル?
  7. 7ウィーン国立オペラ座ではコートや大きな荷物を持ったままは厳禁!
  8. 8オペラ座のチケット購入方法
  9. 9高そうだけどいくらくらい?ウィーン国立オペラ座のチケット価格
  10. 10ウィーン国立オペラ座で見やすい座席ってあるの?
  11. 11ウィーン国立オペラ座での日本語対応
  12. 12お手頃価格の席シュテ―パルテレ(立見席)は争奪戦
  13. 13早速ウィーン国立オペラ座へ入ってみよう!
  14. 14ウィーン国立オペラ座にあるホワイエってどんなところ?
  15. 15ウィーン国立オペラ座の終演後はどんな感じ?
  16. 16ウィーン国立オペラ座の裏側を垣間見たい!
  17. 17穴場なオペラ座鑑賞スペース
  18. 18ウィーン国立オペラ座は1度は行ってみるべき!

ウィーン国立オペラ座とは

音楽の都ウィーンは、ベートーヴェンやモーツァルトなど世界中の音楽の教科書から切っても切り離せないような音楽家達との縁が深く、今でも偉大な指揮者カラヤンなど有名な音楽家を輩出している街です。

そんな音楽家が育つ街ウィーンの市民は、クラシック音楽好きが多く、その土台と言えるように大きなコンサートホールとミュージカルの劇場がえ2つずつ。そして、オペラ座は3つもあります。今回はその中でもパリやミラノと並ぶ三大オペラ劇場である「ウィーン国立オペラ座(ウィーン国立歌劇場とも訳さる時もあります)」を紹介します。

ウィーンのオペラ座はどんな場所にあるんだろう?

オペラやバレエの演目をを行う点についてもおすすめですし、見るだけでわくわくする歴史ある建物という点でもおすすめですが、なんと言ってもその利便性が良いこともおすすめです。円形に広がる、通称リングと呼ばれるウィーンの中心部。そのメインストリートであるケルントナー通りにオペラ座はあります。

この通りには飲食店やショッピングエリアであるこの通りは、ウィーン観光では通らない人はいないと言っても過言では無いほどのメインストリートです。

プラハやロンドンのオペラ座もかなり利便性は高いのですが、ウィーンのオペラ座の立地の良さは群を抜いておすすめです。

そんな事からか、オペラ座に最も近い地下鉄の駅である「カールスプラッツ駅」にはクラシックが流れるオペラトイレがあるのも見どころですので、ぜひお試しください。

また、トラム(路面電車)でもオペラ座に行くことができます。その際は「オルベリング停車駅」をご利用ください。

住所 Opernring 2, A-1010, Wien

ウィーン国立オペラ座の建物を作ったのは誰?

このウィーン国立オペラ座の設計は、建築家のエドアルト・ファン・デア・ニルと、アウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルグの共作のネオルネサンス様式の建築で、1869年5月25日に完成しました。

しかし、建設途中から「時代遅れ」「ありふれたリバイバル建築」と酷評され、噂ではありますが、建設を命じたフランツ・ヨーゼフ1世は、予定よりも高くなった道路のせいで建物の階段が低くなってしまった状況を見て「沈んだ箱」と表現したとの説もあります。

この状況にニルは耐え切れずに自殺してしまい、ジッカルツブルグは彼の死後2か月後に脳梗塞で亡くなり、2人ともオペラ座の完成見ることはできませんでした。

また、オーストリアは第二次世界対戦中に全土で大きな被害を受けており、このオペラ座も例外ではありませんでした。幸い、フレスコ画のあるホワイエと正面階段、そこに続く連廊は戦火を免れましたが、劇場として使用することは不可能な状態となりました。

しかし、そこから莫大な費用と10年もの年月をかけた1955年11月5日にオペラ座は見事に再建し、現在では世界規模で重要なオペラハウスの1つとなっています。

そもそもウィーンのオペラ座はどんな演目をするの?

演目は日替わりですが、オペラとオペレッタ(オペラから派生し庶民的な感じにしたもので、ハッピーエンドの作品ばかりです。これがアメリカに渡りミュージカルに発展しました。)、バレエの公演を行う劇場です。

定番としてはモーツァルトのオペラ「魔笛」や「フィガロの結婚」プッチーニの「トスカ」、バレエだと「くるみ割り人形(クリスマス近くには欠かせない演目)」や「白鳥の湖」など、見たことは無くても聞いたことのあるような演目があるのは見どころです。

なお、オペラのシーズンは冬と言われてます。ヨーロッパの冬の長い夜を退屈せずに過ごすために発展したとも言われてますので、オペラやオペレッタを見たい方はぜひ冬に訪れる事をおすすめします。

オペラってイタリア語が多いんじゃないの?

現在では当たり前のことですが、ここウィーンのオペラ座では外国語のオペラ作品もわざわざドイツ語に直して上演されていたのが一般的だった時代があります。その慣習を破ったのは、日本人指揮者小澤征爾さんの師匠でもあるヘルベルト・フォン・カラヤンです。

また、年に1回開催されるオペラ座舞踏会は、オーストリアの財界・文化界の重鎮達が華やかな装いで集まり、古きよき時代の伝統文化が見れるのも見どころです。

ドレスコード(服装)はどのレベル?

オペラ座に入る際はドレスコード(服装)が存在します。会場の雰囲気に相応しい服装をしていくのがマナーです。男性はジャケット、女性はカクテルドレスかワンピースに小さめのバッグで、貴重品以外の手荷物とコートはクロークに預けてください。

特にプレミアな公演やハイランク席を予約した方は結婚式のような華やかな服装の方が多いです。なお、ハイランクの席では男性はタイ着用となります。

しかし、ウィーンはカジュアルな服装の方が多いため、通常公演であればそこまでの華やかさは必要ではありませんが、男性はジャケット、女性はワンピースもしくはスーツなどの服装が周りから浮いて恥ずかしい思いをしなくて良いと言えます。この雰囲気も見どころの1つと言えます。

間違っても、ジーパンとTシャツやタンクトップとショートパンツという服装では行かないようにお願いします。

ただ、旅行中だときっちりした服を持ち歩くのは難しいのでリーズナブルな席を予約し、男性なら襟つきシャツと長ズボン、女性ならブラウスにスカートという服装でも対応可能です。

また、公演中の撮影は禁止されています。写真を撮る場合は公演前、カーテンコールまで終わった公演後でお願いします。客席内での飲食も禁止されているので、後で説明するホワイエで飲み物や軽食をとるようにしてください。

ウィーン国立オペラ座ではコートや大きな荷物を持ったままは厳禁!

もう1つこれは重要な注意点ですが、バルコニーのボックス席以外は基本的に大きな荷物やコートはクロークに預けなければなりません。

日本のコンサートと違い割と厳格に守られているルールなので面倒でも必ず預けるようにしましょう。ちなみに、クロークは有料です。ただし、ボックス席を予約している場合、荷物置き場が専用で備え付けてあるので預ける必要はありません。

オペラ座のチケット購入方法

ウィーン国立オペラ座のチケットの予約ならびに、購入方法は3つあります。1つ目はウィーン国立オペラ座公式サイトからネット予約する方法。2つ目は現地のチケットショップで直接購入する方法。3つ目はオペラ座のチケット窓口またはインフォメーションで前売券または当日券を購入する方法です。

ウィーン国立オペラ座公式サイトからネット予約する方法

公演日の2か月前から予約することが可能で、座席表を見ながら好きな座席を選べます。クレジットカード決済でゆっくり好きな席を選ぶことができ、わざわざ行ったのに見れないなんてアクシデントが少なくなります。

現地のチケットオフィスでの直接購入

オペラ座の向かいにあるチケットオフィス「ブンデステアター」で購入することも可能です。旅の終盤に見る予定の場合、ウィーンに着いたその日に下見とショッピングなどを兼ねて購入しに行くのも楽しいかもしれません。

オペラ座のチケット窓口またはインフォメーションで購入

オペラ座の玄関ホールにあるチケット窓口か、アーケード下にあるインフォメーションで当日券と前売券が購入可能です。予約購入したのに、当日席がダブルブッキングで無い!なんていうトラブルに見舞われないで済みますが、演目の人気と、本人の運次第となってしまいます。

高そうだけどいくらくらい?ウィーン国立オペラ座のチケット価格

オペラ座のチケットの料金は座席種類と、公演のランクによって変動しますが、公演ランクは上からP→N→G→A→S→B→C→K→Mの9つに分かれてます。

座席の種類は上から「バルケット(Parkett:舞台正面の平土間席)」、「ミッテルロジェ(Mittelloge:舞台真正面の中央ボックス席)」、「パルテッレロジェ(Parterre Loge:1階のボックス席)」、「エルスターラングロジェ(Rang Loge:2階のボックス席)」。

「ツヴァイターラングロジェ( Rang Loge:3階のボックス)」、「プロスツェニウムスロジェ(Proszeniumslogen:各階の舞台真横にあるボックス席)」。

「バルコン(Balkon:2階桟敷席)」、「ガレリー(Galerie:天井桟敷席)」となります。そこに番外として「立見席(シュテ―パルテレ:Stehparterre)」が加わった8種類になります。

これらの条件を組み合わせ、あくまでも目安としてですが、273ユーロから7ユーロ(1ユーロ128円と仮定すると34,944円から896円が目安)までと値段の差はかなりありますが、リーズナブルな席も存在しているのは見どころです。

でも、せっかく行っても安い席のチケットだったから舞台が眺望がいまいちだった。となるのは残念です。どの辺りの席が見やすいと感じるのかを次にご紹介します。

ウィーン国立オペラ座で見やすい座席ってあるの?

高ければ見やすいというのはどのこ国でも絶対的な価値でありますが、ギリギリの範囲では一体どこら辺までが見やすいのか考察していきたいと思います。

ミッテルロジェ(Mittelloge:舞台真正面の中央ボックス席)

ハイランク席で来賓の方が案内されることの多い席です。正面ど真ん中という事で眺望が良いのは見どころですが、後列へ行くと壁と天井が視界に入り臨場感に欠けます。おまけに、オーケストラピットまでの距離が遠いので音を楽しみたいのであればやや感動に欠けるかもしれません。

1・2・3階のボックス席

舞台から数えて1~7番目までのボックス席は、8番目以降のボックス席と比べてオーケストラピットも見え、特に1階のボックス席は音を楽しみたい人におすすめです。ただし、2・3列目になるとステージが見えづらく舞台を楽しみたい人で、特に舞台から3~4番目のボックス席しかない場合は最前列を取った方が良さそうです。

続いて舞台から8番目以降の席はステージから離れた印象にはなりますが、眺望は良くなります。2、3列目でも見やすいです。しかし舞台から離れた分、音の届き方はいまいちとなります。

バルケット(Parkett:舞台正面の平土間席)

やはり、高価なだけの価値があり申し分無いのが平土間席、わかりやすく言えばアリーナ席です。音響は最高の状態で聞けますが、眺望は前の席の人の座高によって変わってきますが、きちんと見えれば最高の状態で観劇できます。前半分と後ろ半分で席の価格が違うので、価格を押さえて良い席で見たいなら後ろ半分で探すのもひとつの手です。

立見席

後ほど入手の方法の詳細は記載しますが、平土間席の後ろの真正面で見ることができるので、ステージのギリギリ横などよりはとても見やすいですが、席取り合戦のために開演前から労力を使い、開演から終演までも椅子は無いので立ちっぱなしという過酷な席とも言えます。

ウィーン国立オペラ座での日本語対応

イタリア語の演目が多いオペラ鑑賞において翻訳はあるに越したことは無いです。このウィーン国立オペラ座では立見席以外、各席にモニターが設置されており自分好みの翻訳を観ることができます。

この翻訳モニターは最近、日本語表示を選択できるようになりました。また、販売しているパンフレットも日本語版があります。

お手頃価格の席シュテ―パルテレ(立見席)は争奪戦

シュテ―パルテレ(Stehparterre)は、バルケット奥とバルコン、ガレリーにある立見席のチケットの事を指しています。立見席のチケットは専用窓口にて当日券のみの販売となります。

立見席のチケットは、ケルントナー通り側のアーケード下にある立見席チケットの専用窓口「STANDING AREA」とか書かれている場所で購入可能で、当日券のみの販売です。

しかし、ウィーンの立見席チケットの販売は結構厳しく、1人1枚しか購入することができず、公演開始の80分前に販売されるので、1~2時間前に観る予定の方全員で並ぶことをおすすめします。

場所は自由なので、確保したらポールにスカーフを巻き付けておくのがルールです。巻き付けておかなかった場合、確保した場所から離れた瞬間に取られてしまいますので注意してください。

なお、立ち見席はカジュアルな服装の観光客は多いので悪目立ちしない程度にセーターやジーパンなどでも良いのですが、こちらも露出の多い格好禁止されていますのでご注意ください。

早速ウィーン国立オペラ座へ入ってみよう!

建物の内部は、気品あふれる装飾が随所に施されいる見どころ満載の白い大理石の内装と、こちらも見どころの大階段が出迎えてくれます。

吹き抜け部分の天井、玄関ホールと装飾画の内装を担当したウィーンの画家モーリッツ・フォン・シュヴィントによるフレスコ画も見どころです。テーマは「バレエ」と「オペラ」でまさにこの劇場にぴったりです。

ウィーン国立オペラ座にあるホワイエってどんなところ?

お酒や軽食を楽しみながら休憩するホワイエとは「社交の場」のことです。開演前や幕間の休憩時間にオープンサンドやプチケーキ等のメニューや各種アルコールやソフトドリンクなどもあり、小腹を満たしつつ休憩します。

社交の場としての華やかさもあり、絵画や装飾、歴史的作曲家の肖像なども美しく飾られているので内装も見どころです。先行予約の食事や、休憩時間のホワイエでも席を確保したい人へ予約席を設けていたりと充実のサービス内容です。

ウィーン国立オペラ座の終演後はどんな感じ?

ウィーン国立オペラ座の多くの演目は19~20時頃に開演するので、閉演は大体22時過ぎとなります。幕間に軽食を食べることはできますが、きちんと食事をとりたい場合は事前に済ませておくことをおすすめします。

帰りも地下鉄やトラムでホテルまで帰ることとなりますが、ウィーンは治安の良い街なので、夜間の外国で公共交通機関やタクシーを使うことについてあまり心配しなくても大丈夫と言えます。しかし、心配な方はオペラ座の近くのホテルに宿泊して少しでも夜間の外出を短くすることをおすすめします。

ウィーン国立オペラ座の裏側を垣間見たい!

ウィーン国立オペラ座では内部見学ツアーが行われており、舞台裏や客席に案内してもらえるのも見どころです。ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語といった様々な言語でもツアーが行われており、その中には日本語のツアーもあります。

不定休なので、公式サイトで確認するのがおすすめですが、日本語ツアーは大体15時の回に行われる事が多いです。

見学ツアーの所要時間は約40分で、オペラ座の入り口付近にはその日行われるツアーの時間が表示されています。

ただし、この見学ツアーは有料で、大人は7.5ユーロで、シニア(65歳以上)は6ユーロ、子供は3.5ユーロとなっています。ドレスコードは特になく、ガイドツアー時の服装は自由です。

穴場なオペラ座鑑賞スペース

実は、オペラ座にはさらに穴場な鑑賞スポットがあります。それは屋外でのパブリック・ビューイングです。

4~6月・9月と大晦日からお正月というスケジュールで天候に関わりなく、ドイツ語の字幕付き。演目は、今まさに内部で上演中の舞台が中継されています。上演30分前には作品解説とキャスト紹介もあり、無料であることも見どころなお得な企画です。

ただし、毎日では無いのでホームページで開催日をチェックしてみてください。場所はオペラ座横のカラヤン広場で行われています。

ウィーン国立オペラ座は1度は行ってみるべき!

高額なチケットやプレミア演目でなければ以外と敷居が高くないのがウィーン国立オペラ座です。立見席やパブリック・ビューイングなどオペラ座を身近に感じてもらう企業努力も見ることができます。

オーストリアに立ち寄る際はフォーマルでも、カジュアルにも行けるこのオペラ座に立ち寄って歴史と文化の芸術を感じてみることをおすすめします。

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ピーナッツ

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