2018年12月11日公開
2018年12月11日更新
ウィーン楽友協会のコンサートへ!黄金の大ホールのチケット情報や見どころ紹介!
音楽の都ウィーンにある「ウィーン楽友協会」。敷居の高いイメージのあるウィーン楽友協会ですが、じつは誰でも鑑賞に訪れることができます。「黄金のホール」とも呼ばれる輝かしい大ホールの見どころ、さらには気になるドレスコードやチケット情報を徹底的にご紹介します。

目次
- 1ウィーン楽友協会とは
- 2ウィーン楽友協会の見どころ1:コンサートホールについて
- 3ウィーン楽友協会の見どころ2:Großer Saal(グローサー・ザール)
- 4ウィーン楽友協会の見どころ3:世界最高峰の音響!
- 5ウィーン楽友協会の見どころ4:黄金色の大ホール!
- 6ウィーン楽友協会の見どころ5:ニューイヤーコンサートはさらに優雅に!
- 7ウィーン楽友協会でのドレスコードを知っておこう!
- 8そのほかにウィーン楽友協会で留意しておきたいこと
- 9ウィーン楽友協会のチケットの取り方は?
- 10ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットについて!
- 11ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケット入手の手順とは?
- 12おすすめのチケット手配業者は?
- 13ウィーン楽友協会の基本情報
- 14ウィーン楽友協会へのアクセス方法は?
- 15ウィーン楽友協会へ行こう!
ウィーン楽友協会とは
ベートーヴェンやヨハン・シュトラウスなど、日本でもよく知られる大音楽家たちが活躍した「音楽の都」ウィーン。ウィーン楽友協会とは、1812年にオーストリアのウィーンに設立されたクラシック音楽団体、または、その関係者による本部を指します。
ウィーン楽友協会は「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の本拠地でもあり、ウィーン・モーツァルト・オーケストラのコンサート会場としても知られ、世界屈指の音響を持つ黄金の大ホールです。
ウィーン楽友協会では連日、ウィーンを代表する、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の名演奏家たちによるコンサートも行われているのです。
ぜひオーストリアのウィーンを訪れた際は、この有名音楽家たちの演奏を聴いてみることをおすすめします。きっと一生に残る思い出となることでしょう。
ウィーン楽友協会の見どころ1:コンサートホールについて
デンマーク人の建築家テオフィール・ハンセンの設計によるもので、1870年に完成。それまでウィーンには大規模なコンサートホールがなく、増加する聴衆に応えるべく約3年の歳月をかけて完成させました。
「黄金のホール」とも呼ばれる大ホール「Großer Saal(グローサー・ザール)」のほか、ドイツの大作曲家J.ブラームスの名前を取った「Brahms Saal(ブラームス・ザール)」、近年造られた「多目的ホール」「リハーサルホール」などの多彩なホールを内包しています。
エントランスロビーは金箔を使った天井の装飾、館内にある文字ひとつとっても金色に施されていたりと、見どころがたくさん。ユニークな建築と、最高の音響効果で聴衆をもてなす大ホールです。
ウィーン楽友協会の見どころ2:Großer Saal(グローサー・ザール)
建築家テオフィール・ハンセンが古代ギリシャの建築からインスピレーションを得て設計したデザインでも知られるウィーン楽友協会。ギリシャ神殿を彷彿とさせるパイプオルガンの重厚感が、その存在を際立たせます。
またカリアティードと呼ばれる少女の姿を象った柱は、ギリシャの「アクロポリス」エレクティオンを彷彿とさせることも、見どころのひとつです。
演奏が始まると、その圧倒的な音楽の力で鳥肌立つこと間違いなしです。ぜひ一度は生で聴いてみたいものです。
ウィーン楽友協会の見どころ3:世界最高峰の音響!
天井、床、装飾はもちろんのこと、カリアティードに至るまで、そのひとつひとつが音が理想的に反響するため緻密に設計されています。
縦48.8メートル、横幅19.1メートル、天井までの高さ17.75メートルのコンサートホールは、最高の状態で聴くことにこだわった大ホールなのです。
最高の演奏家たちによる最高の演奏が、今日もウィーン楽友協会では奏でられています。世界最高峰と言われるその音響は、寸分の狂いもなく一直線に耳に浸透するようです。
一説には、大ホール上部に装着されている採光窓も、ウィーン楽友協会の独特の音響に一躍買っているとか。いずれにしても実際に足を運べば、ウィーン楽友協会の音響が称賛される理由をじかに体感できるでしょう。
ウィーン楽友協会の見どころ4:黄金色の大ホール!
グローサー・ザールは、黄金色の輝かしいその内装から「黄金のホール」とも呼ばれています。グローサー・ザールへ一歩足を踏み入れると、目の眩むような黄金の世界が待ち構えています。
壁や天井、2階席にいたるまで、あらゆるところに金箔が施された黄金色の大ホールは、見どころばかりです。なかでも、天井にある黄金の額縁のなかから客席を見下ろすような画は美しく、「マチネ」の時、つまり昼公演時には、天井に近い窓から自然光が差して黄金の装飾がより輝きを増します。
ウィーン楽友協会の見どころ5:ニューイヤーコンサートはさらに優雅に!
毎年1月1日に行われている「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」は、全世界へ向けて衛星生中継さているので、ご存知の方も多いはず。全席プレミアチケットになるなど、なにかと話題のニューイヤーコンサートは、クラシックの最高峰といってもよいコンサートです。
年間を通じても見どころが多いこの時ばかりは、いつも豪華爛漫なホールが、よりいっそうの装飾が施されて最高潮の華やかさを演出します。その姿は音楽ファンならずとも必見です。

ウィーン楽友協会でのドレスコードを知っておこう!
ウィーン楽友協会へ訪れる際に、もっとも気になるのがドレスコードではないでしょうか。ウィーン楽友協会へ訪れる聴衆のドレスコードは当然ながら、ドレスアップした紳士淑女です。ウィーン楽友協会は社交の場でもあるので、ドレスコードは守りたいものです。
ただしドレスコードといっても、男性のドレスコードもスーツにネクタイ、女性のドレスコードは式典や祝賀会へ出席する程度のドレスコードで十分です。
オシャレついでにドレスコードを意識すれば気分もグッと引き締まり、一石二鳥です。ドレスコードを意識することで、ウィーンの街にも溶け込みやすくなるでしょう。
そのほかにウィーン楽友協会で留意しておきたいこと
すでにご紹介の通り、ウィーン楽友協会は徹底的に音響にこだわった構造を持つ大ホールです。そのためなのか、1世紀以上も前の仕様だからなのかは伺い知れませんが、聴衆にとっては利便性に欠けると感じることも。
例えば座席。すでにご紹介の通り、座席の前後に高低差があまりなく、左右に互い違いにもなっていません。もし大柄な方が自身の前の座席に座ったら、ステージはあまり見えなくなってしまうでしょう。
またクッションも音響を左右する重要な要素。そのためか、シートの座り心地がいまひとつです。座席後方には立見席もあるので、気になってしまう方は、立見も検討してみるのもよいかもしれません。
2階バルコニー席からの眺望と注意点
ついでに2階席をご利用の際の注意点もご紹介します。大ホールは「シューボックス型」という直方体の構造で、1階と2階にはすこし距離があります。そのため目的のアーティストをしっかり見たい場合は、2階席は不向きかもしれません。
ステージの奥まで見渡せますが、シャンデリアが目の前にあることも手伝って、2列目以降の席からでは見えづらいかもしれません。ちなみに最前列はVIP仕様なのか、シートの色が違います。
イメージする演奏終了後とのギャップ
演奏後は恒例のスタンディングオーベーション、かとおもいきや、演奏が終わったそばから、すかさず大ホールを後にしようと聴衆は出口へ向かいます。
まだ指揮者がお辞儀をしているにも関わらず拍手も早々と鳴りやみ、まるで自由時間のような雰囲気になるので、日本人は戸惑ってしまうかもしれません。
ニュースなどで、日本人のマナーの良さがスポーツ観戦などを通じよく報じられますが、ウィーン楽友協会でも垣間見ることができるかもしれません。
イメージするホワイエとのギャップ
ホワイエとはコンサートホールなどに見られる、入口から観客席までの通路を指します。劇間の休憩や社交の場として使われる空間のことで、暖炉や団らんの場を意味する「ロビー」と同じ意味で使われることが多いようです。
ウィーン楽友協会のホワイエはスペースが限られていることと、社交場に特化したスペースではないためなのか、人があふれかえります。
私たち日本人が映画などでイメージする、オシャレなホワイエの姿かたちはそこになく、しかし聴衆の大半を占める西洋人にとっては慣れたものなのか、ワイン片手にお喋りに花を咲かせるその姿にはカルチャーショックを感じずにはいられません。
ウィーン楽友協会のチケットの取り方は?
チケットはホームページから購入する事が可能です。一部のページは日本語にも対応しています。無料の会員登録こそ必要なものの、チケットインフォメーションから好きなカテゴリーを選択して購入できます。
この時点で座席選択も可能。クレジットカードなら支払いも簡単です。毎年7月と8月のオフシーズンを除けば、ほぼ連日で公演が行われていますので、公演プログラムからお気に入りのアーティストが出演しましょう。
ディナーとコンサートを同時に楽しむデラックスプログラム「モーツァルトVIPチケット」をはじめ「レッドカーペットパス」「プレミアムパス」など目的に応じたさまざまなサービスも用意されています。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットについて!
ウィーン楽友協会を訪れるのであれば、ぜひとも世界最高峰の実力を誇るウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を間近で聴いてみたいもの。
しかし残念なことにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケットに限っては会員制での販売であり、一般の観光客は購入できません。
この会員権を取得するのは容易ではなく、ドイツ語で入会の意志を伝えたのち、10年ほどの待ち時間があるといわれています。しかしガッカリすることはありません。会員が手放したチケットが、チケットの手配業者を通じてかなりの確率で手に入るでしょう。
手数料はかかってしまいますが、日本の業者でも取り扱っているのでチェックしてみましょう。うまくいけば定価の1.5倍から2倍ほどで手に入ります。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演チケット入手の手順とは?
当然ながら、必ずチケットを手放す人が現れるわけではありません。タイミングがよければ申し込み時点で入手が確定されますが、大抵はそうはなりません。
お店にもよりますが基本的には申し込み後「ウェイティングリスト」に登録されたら、あとはチケットが手放されるのを待つだけというスタイルになります。
そして最後に、現地のホテルでチケットを受け取り完了、という流れです。手放されたチケットはウェイティングリストに登録された順から手配されるので、登録は早ければ早いほどよいでしょう。
公演の直前に手放されることも多いので、最後まであきらめずにチェックします。座席の指定は出来ませんが、お店によっては希望を聞いてくれるでしょう。
おすすめのチケット手配業者は?
日本のチケットも取り扱う、知る人ぞ知る手配業者がMusik Reisen(ムジーク・ライゼン)です。ウィーン楽友協会のチケットも取り扱っており、細かなリクエストにも応えてくれるので心強い存在です。
希望の席が確保された時点で連絡をくれたりと、細かなケアを欠かさない信頼のおける業者なので、とくに初めてチケット手配業者を利用される方におすすめします。Musik Reisen(ムジーク・ライゼン)を利用するにあたり唯一の難点が、手数料が高くつくこと。
サービスの良さを考慮すれば当然なのですが、手配手数料が最も安くて3,000円、サービスの内容によっては特別手配手数料として6,000円に値上げされることがありあます。
チケット代金意外で出費がかさみますが、目的のコンサートがあり「どうしても見たい!」という時には最適な手配業者ですので、ぜひ覚えておきましょう。
ウィーン楽友協会の基本情報
営業時間についてです。月曜から金曜は、9時から20時の営業。土曜が変わり、9時から13時の間だけの営業です。日曜日と祝日は休館日となりますのでご注意ください。
開場時刻は開演の30分前となります。エントランスロビーへはその時刻を待たずに入れるので早めに入場しておきましょう。入場にあたって金属探知機やセキュリティゲートはありません。会場内へは大きめの荷物は持ち込めないので、ロビーで預ける必要があります。
荷物1つにつき1€ほどのチップが必要となりますので、予め小銭を用意しておきましょう。エントランスホール内に点在する柱には、各ホールへの行き先を示す案内が表記されているので迷うことはないでしょう。
住所 | Bosendolferstr. 12 , 1010 Wien |
電話番号 | +43-1-505-8190 |
ウィーン楽友協会へのアクセス方法は?
ウィーン楽友協会は意外にも地味な場所にあります。公共交通機関を使えば簡単にたどり着くことができます。地下鉄「Karlsplatz(カールスプラッツ)」駅から徒歩5分、「Oper(オーパ)」駅から徒歩3分ほどの位置にあります。ウィーン「国立オペラ座」にもほど近い距離にあります。
宮殿や教会が建ち並ぶオーストラリアの世界遺産・ウィーン歴史地区に位置し、ピアノメーカー「Bosendolferstr(ベーゼンドルファー)」の名前が付けられた通り沿いにあります。

ウィーン楽友協会へ行こう!
いかがだったでしょうか。ウィーン楽友協会の最大の見どころである黄金の大ホールの迫力、そして音響は、メディアを介して伝わるものでもありません。ぜひ現地にお越しいただき、ご自身の目と耳でご確認いただきたいと思います。
また、ウィーン楽友協会へ訪れる方が、もっとも気になるであろうチケット情報やドレスコードについてもご紹介しました。こちらもぜひ参考にしていただき、ウィーン楽友協会での思い出をより良いものとしてください。
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