奈良『元興寺』と『極楽坊』見どころや拝観料・御朱印を紹介!違いは?

奈良市にある元興寺(がんごうじ)をご存知でしょうか?飛鳥時代に創建された元興寺は奈良町にあり日本最古の寺院が起源となったお寺です。元興寺には「元興寺・極楽坊」と「元興寺」という2つのお寺があります。2つのお寺の見どころや拝観料、御朱印についてご紹介しましょう。

奈良『元興寺』と『極楽坊』見どころや拝観料・御朱印を紹介!違いは?のイメージ

目次

  1. 1元興寺は奈良市の世界遺産!
  2. 2元興寺とは?
  3. 3元興寺と極楽坊の違い
  4. 4元興寺の見どころ1:東門
  5. 5元興寺の見どころ2:極楽坊本堂
  6. 6元興寺の見どころ3:禅室
  7. 7元興寺の見どころ4:行基瓦
  8. 8元興寺の見どころ5:元興寺講堂跡礎石
  9. 9元興寺の見どころ6:元興寺総合収蔵庫
  10. 10元興寺の見どころ7:五重小塔
  11. 11元興寺の見どころ8:厨子入智光曼茶羅
  12. 12元興寺の見どころ9:聖徳太子像
  13. 13元興寺の見どころ10:季節の花
  14. 14元興寺の拝観料
  15. 15元興寺は見どころ満載の寺院!

元興寺は奈良市の世界遺産!

奈良町の一角にある元興寺は蘇我馬子によって建立された法興寺の前身にあたる寺院であり、平城京に移転をしたものが元興寺なので、本当の飛鳥寺といっても過言ではありません。元興寺には極楽坊と元興寺という2つのお寺があり、それぞれの違いや拝観料、御朱印、見どころなどをご案内しましょう。

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元興寺とは?

元興寺というのは奈良市の旧市街地である奈良町にある寺院です。飛鳥寺とも呼ばれている法興寺は蘇我馬子が建立され、日本で初めての本格的仏教寺院として有名なのですが、その法興寺が718年に平城京に移転してできたのが元興寺です。

当初、元興寺は法相宗と三論宗を両方兼学できるお寺で広大な敷地を誇り、奈良町の全域が元興寺の敷地でしたが、平安中期になるとだんだんと衰退してしまいましたが、鎌倉時代に改造して復活した寺院です。

鎌倉時代には極楽坊を中心とした浄土宗の寺院として再び栄えることとなりました。1451年には土一揆がおきて、金堂などが焼失した後、再建されたのですが、次は台風がきて倒壊した後は再建することはありませんでした。

元興寺は3つに分裂して、極楽坊、東塔院、小塔院に分かれました。3つの中でも元興寺は最大規模のものとなっています。元興寺極楽坊は現在では真言律宗の寺院であり、西大寺の末寺として多くの観光客が訪れる寺院となりました。

現在の世界遺産である元興寺は庶民信仰の拠点と江戸時代まではなっていて非常に栄えていたのですが、その後は荒廃し、昭和中頃以降から復興し現在に至ります。現在では整備されて観光寺院として奈良の代表的な観光スポットとなっています。元興寺極楽坊縁起絵巻などの貴重な文化財なども揃っています。

元興寺は世界遺産にも登録されていて、東大寺と並ぶ奈良の観光スポットとして人気があります。奈良町エリアはもちろん、奈良市を代表する観光スポットとしておすすめなので、奈良を訪れた際には是非足をのばしてみましょう。

現在の元興寺を運営している母体というのは元興寺文化財研究所です。こちらでは元興寺で所有している文化財の保全も兼ねています。寺院以外にも大規模な研究施設を所有していて、全国的にも有名な文化財保存のパイオニア的な存在です。

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元興寺と極楽坊の違い

元興寺と元興寺極楽坊はどのような違いがあるのでしょうか?元興寺と呼ばれているのは極楽坊のことであり、元興寺だけを名乗っている方は五重塔跡がある寺院です。

元興寺極楽坊は奈良市中院町にあり、僧坊の遺構に由来しています。また、元興寺は奈良市芝新屋町にあり、塔の遺構に由来しています。

元興寺の見どころ1:東門

元興寺の見どころは元興寺の正門である東門です。鎌倉時代の建築によって作られた東門はもともと東大寺西南院にありましたが、1411年に移築され、元興寺の極楽坊の正門となりました。東門の重厚感は鎌倉時代の建築を感じさせます。

東門の隣には受付があり、裏口は御朱印所となっていますので、御朱印をお求めの方はこちらで御朱印をいただきましょう。御朱印には2種類の御朱印がありますので、どちらかお好きな御朱印を選ぶことができます。

本尊である智光曼茶羅の御朱印と薬師如来の御朱印と2種類の御朱印はどちらも人気があります。時期によっては御朱印を依頼すると元興寺のオリジナルグッズをいただくこともあるようです。東門では絵葉書なども販売されています。

元興寺の見どころ2:極楽坊本堂

元興寺の見どころは極楽坊本堂です。浄土六祖の一人目として有名な智光法師はこの極楽坊に住んでいました。もともとは元興寺の僧坊であり、僧侶がこちらで生活を送っていたと言われています。

元興寺の中心である本堂であり、智光曼茶羅を本尊としています。極楽坊の内部には智光曼茶羅が見られるのですが、こちらのものはレプリカであり、総合収蔵庫に本物の智光曼茶羅が置かれています。

極楽坊は1244年に改修されたので、外観は当時のまま残されています。天井の材木や本尊周辺にある太い角柱は奈良時代僧房のものが残されていていますので是非ご覧下さい。

奈良時代や鎌倉時代の屋根瓦も見どころの1つであり、飛鳥寺からの瓦もあるので、是非瓦にも注目してみましょう。特に極楽坊の西側の屋根に注目してみて下さい。赤い色をしていてガタガタに見える瓦はとても特徴的で歴史の深さを感じることができます。

飛鳥時代から1300年以上も使用され続けている屋根瓦は必見です。この極楽坊もかつてはひどく荒廃していて、戦後の復興によって現在の世界遺産として見どころある建物となりました。

元興寺の見どころ3:禅室

元興寺の見どころは禅室です。もともと奈良時代の僧房の一部であり、極楽房と1つの建物としてつながっていました。鎌倉時代に改修された時に切り離されたのが禅室です。禅室に使用されている木材というのは日本最古の木材であり一見の価値ありです。

法隆寺の西院伽藍よりも古い材木を使用して作られた禅室はとても趣きを感じる建物です。法隆寺と言えば世界最古の木造建築として有名ですが、その法隆寺よりも更に古い木材が使用されていると言われています。

特別公開時には中に入ることもできますので、機会があれば是非中もご覧ください。禅室はとても静かな佇まいなのですが、想像を絶する歴史ある建物なので、元興寺の見どころとなっています。

元興寺の見どころ4:行基瓦

元興寺の見どころは行基瓦です。極楽房にもありますが、禅室の行基瓦は飛鳥時代からの古い瓦で一見の価値ありです。赤っぽい色をした行基瓦はとても重い瓦であり、重なったところにへこみがないので独特の形態をしています。

行基瓦というネーミングは当時元興寺が移転される際の土木工事の第一人者が行基だったことから名付けなれました。飛鳥時代の瓦が今尚破損しないで現存しているのは大変驚きで感慨深いことです。

飛鳥時代と言えば有名な聖徳太子や蘇我馬子が活躍した時代ですが、そんな時代の軒平瓦が現在も使われているというのは元興寺の見どころとなっています。元興寺を訪れた際には是非禅室と極楽房の屋根瓦に注目してみてください。

元興寺の見どころ5:元興寺講堂跡礎石

元興寺の見どころは元興寺講堂跡礎石です。元興寺が創建された当初は仏像が安置されていましたが、現在はありません。十二神将と薬師如来像、脇侍が2体安置されていたそうです。平成10年に礎石が発見され、これは講堂に使用されていたと考えられています。

法輪館の正面にあり、直径1メートル以上もある礎石は当時の規模を思わせるような雰囲気で、重厚感漂います。奈良時代を思い起こさせる雰囲気を現在に伝えてくれる礎石です。

講堂の礎石以外に講堂址と呼ばれているスペースがあり、こちらでは所狭しと石仏や古い石材が並べられています。浮図田と呼ばれている区画には様々な石塔や石仏が並んでいます。元興寺には石造物も多数ありますので、石塔や石仏も是非鑑賞してみましょう。

浮図田は鎌倉時代から江戸時代にかけての石仏や石塔が集められていますので圧巻です。元興寺を訪れた際にはこれらの石仏や石塔、本堂や禅室との写真撮影を楽しみましょう。写真撮影のおすすめスポットとして元興寺の定番となっています。

元興寺の見どころ6:元興寺総合収蔵庫

元興寺の見どころは元興寺総合収蔵庫です。こちらでは元興寺の宝物が収蔵されていて、3階建ての建物の1階には国宝である五重小塔や仏像が展示されています。薬師如来像や聖徳太子像などの仏像は元興寺を訪れた際には是非ご覧下さい。

2階には極楽坊縁起絵巻や厨子入智光曼茶羅が展示されていて、元興寺の見どころとなっています。五重小塔は国宝としても有名なので、元興寺を訪れた際には是非有名な文化財を鑑賞してみてください。

元興寺総合収蔵庫は法輪館と呼ばれていて、元興寺の重要文化財を収蔵したり展示しています。法輪館の見どころと言えば国の重要文化財である阿弥陀如来坐像や同じく国の重要文化財である聖徳太子像です。他にも元興寺極楽坊縁起が有名です。

他にも庶民から奉納された千体仏や小塔といった文化財がたくさん収蔵されていますので、一見の価値ありです。様々な種類の仏像や史料も展示されていて、巨大な寺院から身近な寺院と変化していく様子を見ることができます。

元興寺極楽坊縁起には智光と礼光が登場しますが、元興寺極楽坊縁起にはこの2人は同朋であったと言われています。元興寺極楽坊縁起絵巻は上下2巻からなり、19段の絵と詞を説いています。

下段によると、旧来の縁起が痛み、能書家である大僧正道恕が新調に及びました。このように元興寺極楽坊縁起絵巻は元興寺の大切な収蔵品として保管されています。特別展などが開催されてこの元興寺極楽坊縁起絵巻を見るチャンスもあります。

元興寺の見どころ7:五重小塔

元興寺の見どころは五重小塔です。国宝にも登録されている五重小塔は高さ5.5メートルの小塔で、小塔と言えど、実際に見ると2階くらいの高さなので、結構大きい塔です。奈良時代後期に作られた五重小塔は奈良時代の塔の構造を知る上で重要な役割を果たしています。

奈良時代の五重塔というのは屋根がなだらかな特徴なのですが、だんだんと改造されて勾配が急になりました。元興寺の五重小塔は奈良時代のままの形で残されていますので、奈良時代の塔の構造を今に伝えています。

五重小塔は精巧に再現されたミニュチュアなのですが、建造物として国宝指定を受けている珍しいものです。

元興寺の見どころ8:厨子入智光曼茶羅

元興寺の見どころは厨子入智光曼茶羅です。阿弥陀三尊と極楽が描かれています。奈良時代オリジナルのものは焼失しましたが、1497年に再興されて現在に至ります。智光曼茶羅を本尊として改造されて発展してきました。

智光曼茶羅は極楽浄土の姿を描いていて、特別公開の際にだけ見ることができる貴重なものです。元興寺極楽坊縁起絵巻とともに元興寺の見どころの1つとなっています。

智光曼茶羅の中の阿弥陀如来は極楽堂の本尊です。智光曼茶羅の極楽浄土図でも分かるように阿弥陀如来が本尊であると言えます。

元興寺の見どころ9:聖徳太子像

飛鳥寺は聖徳太子が創建にかかわった寺院ですが、元興寺の前身と言われています。元興寺では太子堂を飛鳥寺から移築したと元興寺縁起絵巻に書かれています。元興寺収蔵庫には聖徳太子の2歳像と16歳像があります。

聖徳太子像は孝養像と呼ばれ、聖徳太子が16歳の時に父の病気平癒を祈っている姿だと伝えられています。聖徳太子は髪の毛を結い、腰衣を身に付けていて、右手には柄香炉を持っています。左手が添えられていて、小指には横被をとめられた姿が見られます。

元興寺の見どころ10:季節の花

元興寺の見どころは季節ごとで見られる美しい花です。元興寺の境内には様々な美しい花が咲いていて、花の寺と呼ばれています。特に有名な花は桔梗や萩、彼岸花や蓮などであり、その美しさは言葉を失うほどです。

春になると桜が咲き乱れ、飛鳥時代の屋根瓦と桜との相性は抜群です。世界遺産という名にふさわしい風景を見ることができて花の寺として人気があります。

他にも年中行事がたくさんあり、様々な行事を開催しています。有名なのは節分会で、豆まきや火渡りに訪れる観光客も多いです。また、地蔵会もおすすめで、夜間に石仏がほのかな灯りに照らされます。こちらも元興寺で人気の行事となっています。

元興寺の拝観料

元興寺の拝観料をご案内しましょう。拝観料は大学生も含む大人の方は500円です。また、中高生の拝観料は300円、小学生の拝観料は100円です。秋季特別展の期間中は拝観料が変更になり、大学生を含む大人は600円になります。

20名様以上だと団体割引があり、拝観料が400円になります。秋季特別展の期間中の団体割引の拝観料は540円になります。拝観料が無料になるのは、2月3日の節分会、8月23日、24日の地蔵会の時です。

元興寺の拝観時間は9時から17時までとなっていて、16時30分が入館締め切りとなっています。ただし、8月23日、24日の地蔵会の際は9時から21時までとなっていますのでゆっくりと楽しむことができます。

元興寺は見どころ満載の寺院!

いかがでしたでしょうか?奈良町にある元興寺にはたくさんの見どころがあり、観光で訪れる方も多いです。奈良を訪れた際には見どころの1つである飛鳥時代からの屋根瓦など、歴史を感じさせられる元興寺に足を運んでみましょう。元興寺の歴史に触れ、元興寺極楽坊縁起絵巻や多くの貴重な文化財などを是非鑑賞しましょう。

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maki

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