2018年12月20日公開
2018年12月20日更新
ウズベキスタン観光の魅力紹介!名所から穴場までおすすめスポットを厳選!
日本ではあまり知られていないウズベキスタン。実は観光スポットがたくさんある魅力的な国です。かつてシルクロードの拠点として栄えたため、他では見られない美しいイスラム建築などを見ることもできます。ここではウズベキスタンのおすすめ観光スポットをご紹介します。

目次
- 1魅力的な不思議の国ウズベキスタンへ
- 2日本からウズベキスタンへ行くには?
- 3ウズベキスタンおすすめ観光スポット1:サマルカンド
- 4ウズベキスタンおすすめ観光スポット2:レギスタン広場
- 5ウズベキスタンおすすめ観光スポット3:ビビハニム・モスク
- 6ウズベキスタンおすすめ観光スポット4:ティラカリ・メドレセ
- 7ウズベキスタンおすすめ観光スポット5: シャーヒ・ズィンダ廟群
- 8ウズベキスタンおすすめ観光スポット6: ブハラ
- 9ウズベキスタンおすすめ観光スポット7: ヒヴァ
- 10ウズベキスタンおすすめ観光スポット8:イチャン・カラ
- 11ウズベキスタンおすすめ観光スポット9:カルタ・ミナル
- 12ウズベキスタンおすすめ観光スポット10: クフナ・アルク
- 13ウズベキスタンおすすめ観光スポット11:タシケント
- 14ウズベキスタンおすすめ観光スポット12:チョルスー・バザール
- 15魅力いっぱいのウズベキスタンへ今すぐ出かけよう!
魅力的な不思議の国ウズベキスタンへ
旧ソビエト連邦の共和国のひとつで、現在の中央アジアに位置するウズベキスタン。かつてはシルクロードの拠点として栄え、その当時の美しいイスラム建築が今も多く残っていて、観光名所や知られていない穴場スポットが多くある魅惑の国です。
首都タシュケントを初め、古都として有名なサマルカンド、旧市街がユネスコ世界文化遺産に認定されているプハラや「中央アジアの真珠」とも謳われるヒヴァなど、多くの街に魅力的な観光スポットがたくさんあります。まだまだ知られていない穴場も多く、観光名所をゆっくりと見て回れるのも魅力です。
そんな魅力的な観光ができるウズベキスタンに出かけてみませんか?ここでは、ウズベキスタンの魅力満載の観光スポットや、そしてまだまだ穴場な観光名所などをご紹介していきます。
日本からウズベキスタンへ行くには?
日本からはウズベキスタン航空の直行便が成田とタシュケントの間で就航。約9時間ほどのフライトでウズベキスタンに行くことができます。他にはアシアナ航空や大韓航空などのソウル経由のフライトもあります。就航の日時などをよく調べて、自分に合ったフライトを選ぶと良いでしょう。
また、ウズベキスタンに入国するにはビザ(査証)が必要です。手続き方法を良く調べて、ウズベキスタン大使館で事前にビザを取得して下さい。タシュケント国際空港に到着してからのビザ取得はできないので要注意。せっかく行ったのに入国できなくなったら大変です。事前準備をお願いします。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット1:サマルカンド
ウズベキスタンの古都サマルカンド。アムダリヤ川の支流ゼラフシャン川河岸に位置し、モスクの美しい青と美しい青空が見えることから「青の都」と呼ばれています。アレキサンダー大王が紀元前3世紀に都市文明のレベルが高いと感激したという話があるくらい、サマルカンドは昔から文明的に優れた街でした。
レギスタン広場を中心とする旧市街、ゴーリキー公園を中心とする新市街、そしてかつてサマルカンドの町が存在したアフラシャブの丘。サマルカンドの町は大きくこの3つの地域に分けられます。そしてそれぞれの地域に見応えのある素晴らしい観光スポットがあるのがサマルカンドの魅力です。
そんなサマルカンドの観光名所「レギスタン広場」「ビビハニム・モスク」「ティラカリ・メドレセ」「シャーヒ・ズィンダ廟群」の穴場スポットなどを続いてご紹介しましょう。

ウズベキスタンおすすめ観光スポット2:レギスタン広場
シルクロードの象徴でありサマルカンドの象徴でもあるレギスタン広場。マドラサと呼ばれるイスラム教の神学校3つがコの字に並んでいるのが特徴です。現在のアフラシャブの丘にあったサマルカンドの町をチンギス・ハーンが滅ぼした後、このレギスタン広場を中心に復興が進められ、17世紀になってから現在のような形になったと言われています。
レギスタン広場には地元の人は無料で入れますが観光客は有料ですので注意してください。また、夜になるとライトアップされ、美しさが倍増します。ただ、ウズベキスタンは治安が比較的良いとはいうものの、夜間の外出は注意が必要です。何人か一緒に行動し長時間の外出は控えましょう。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット3:ビビハニム・モスク
レギスタン広場の北に位置するのがビビハニム・モスクです。晴天の日には、サマルカンド・ブルーのドームと真っ青な空が相まって言い難いほど美しい。サマルカンドが「青の都」と呼ばれることも納得できます。
ビビハニム・モスクは、中央アジアでは最大規模を誇るモスクです。美しさと共にその迫力も素晴らしいものがあります。中央アジア最大と言われるだけあって、ビビハニム・モスクの建設には700人にも及ぶ職人や労働者が携わったと言われています。
また思い建材を運ぶためにインドから95頭のゾウが連れてこられたそうです。それを想像するだけでもこのモスクがどれだけ大規模かわかります。
そんなビビハニム・モスクですが、一時は一部が崩れ落ちるなどして礼拝する人が途絶えたこともありました。ですが、現在はユネスコの協力を得て修復作業が行われ、鮮やかなサマルカンドブルーのドームも完璧に修復されています。
モスクの中庭には説経台があり、そこに大理石で造られた巨大なコーランの書見台があります。実はこの書見台には特別の言い伝えがあるのです。
書見台の周りを願い事をしながら三回周ると、願った事が必ず叶うと言われています。訪れた時にはぜひ試してみて下さい。観光客にはあまり知られていない穴場スポットですからお忘れなく。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット4:ティラカリ・メドレセ
レギスタン広場の中央にあるティラカリ・メドレセ。ビビハニム・モスクが崩壊している間、神学校でありながらメインのモスクとして使われていました。
ティラカリは「金箔を施された」という意味で、礼拝所の内部は美しい金箔で覆われています。建設時には5キロ、修復時には3キロもの金を使い、金箔を貼るだけではなく素晴らしい模様が描かれているのが特徴です。
天井は丸いドームのように見えますが実は平面。遠近法を利用して丸く見えるように描かれています。メッカの方角を示す壁のくぼみであるミフラブも、植物やアラビア文字をモチーフにした模様で描かれ、その繊細な美しさは例えようがありません。
そのような貴重な壁を直接触ることができるのも日本ではあり得ないこと。普段できない貴重な体験ができる観光スポットは、まさに日本には無い穴場スポットといえるでしょう。ですが、くれぐれも金箔を傷つけたり剥がすことのないように注意が必要です。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット5: シャーヒ・ズィンダ廟群
サマルカンドのアフラシャブの丘の南にあるのがシャーヒ・ズィンダ廟群。サマルカンドでは随一の聖地で、ウズベキスタンの英雄ティムールの一族のお墓が並んでいます。また11世紀から20世紀にかけてこの地に多くの霊廟が建てられました。そのためこの辺りは「死者の通り」と呼ばれています。
シャーヒ・ズィンダ廟群には、「天国への階段」と呼ばれる階段があり、段数を数えながら上り下りして、行きと帰りが同じ数だったら天国へ行くことができるという言い伝えがあります。
また、それぞれの廟には違った建築や内装が施され、それを見て歩くだけでも十分楽しめます。お墓とはいうもののすっかり観光名所となっているシャーヒ・ズィンダ廟群。見応えあるおすすめ観光スポットです。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット6: ブハラ
サンスクリット語で『修道院』を意味するプハラは、ザラフシャン川下流域のオアシス地帯に位置する都市です。街はサマルカンドに比べると土の色が目立つ建物が多く、観光名所は旧市街にたくさんあります。
プハラで特徴的な日干しレンガの城壁は、外敵の侵入を防ぐことと砂漠から飛んでくる砂を止める役割を担っています。
イスラム王朝の時代に一大都市として栄えたプハラでしたが、1220年チンギス・ハーンが来襲し街は壊滅しました。その後16世紀に復興。多くのモスクや神学校であるマドラサが建設されたそうです。
ですが、そんな中でもプハラのシンボルとされているカラーン・ミナレットだけは、チンギス・ハーンも壊さずに残しました。きっとその美しさに魅了されたのでしょう。チンギス・ハーンをも虜にしたカラーン・ミナレットは必見。プハラおすすめの名所です。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット7: ヒヴァ
ヒヴァは首都タシケントの西約750km、アムダリヤ川の下流のオアシスの町です。町は外敵を防ぐため外側と内側の二重の城壁に守られています。内側の城壁の中にはたくさんのモスクやマドラサ、礼拝時刻を告げるミナレットなどの遺跡が残されています。
また1969年には町全体が『博物館都市』に指定され、1990年にはユネスコ文化遺産にも登録されるという貴重な文化遺産を持つ町です。
町の様子や建造物を見ると古いイスラム教の町としての印象が強いヒヴァですが、ペルシャなどの攻撃で何度も破壊されているため、現在残る建造物は17世紀から18世紀に再建されたものです。
それでも『中央アジアの真珠』と謳われるだけある美しく魅力的な街並みは、他では見ることのできない貴重な文化遺産といえるでしょう。
ウズベキスタン観光では外せない観光スポットがたくさんあるヒヴァの名所「イチャン・カラ」「カルタ・ミナル」「クフナ・アルク」を続いて紹介します。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット8:イチャン・カラ
内側と外側、二重の壁で囲まれたヒヴァ。その内壁の内部のことをイチャン・カラと呼びます。イチャン・カラの中には多くのモスクやマドラサ、廟などが建てられ、南北に約650m、東西に約400mの小さな町となっています。
ちなみにイチャン・カラの外側はデシャン・カラ。内側と外側が呼び名で分けられているのも面白いです。
東西南北にそれぞれ門があり、宮殿クフナ・アルクがある西門がメインの門となっています。イチャン・カラへの入場は自由ですが、イチャン・カラ内部の建造物への入場は、この西門で入場券を購入する必要があります。建造物の内部を見学する時は、この西門で入場券を購入するのを忘れないでください。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット9:カルタ・ミナル
カルタ・ミナルとは「短い塔」という意味。イチャン・カラの西門を入るとすぐ右手に見える塔です。青の彩紬タイル模様が美しいカラフルな塔ですが、未完成品だそうです。理由は諸説あるようですが、中央アジアで最も高い塔を造る予定が頓挫したため、現在残っているのは基礎部分だけです。
基礎部分だけでもこの大きさなので、もし完成していたら70~80mもある巨大な塔になっていたはず。結局26mしかできなかったのは残念です。でも、砂色が多いヒヴァの建造物の中ではその美しさが際立っています。未完成といっても登ってみる価値のある穴場な名所です。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット10: クフナ・アルク
イチャン・カラの西門近くにあるクフナ・アルクは、17世紀にハーンの居城として建てられました。クフナ・アルクは「古い宮殿」という意味。後から新しくタシュハウリ宮殿ができたため、区別するためにそう呼ばれるようになったそうです。
内部には公邸やくつろぎの間、兵器庫や造幣所までありとあらゆるものが造られており、罪人に刑罰や拷問を行ったりもしていたようです。現在も、拷問に使われていた道具などが展示されています。
また少し奥にはクリヌッシュ・ハーン(接見の間)のアイヴァンがあります。17世紀に建てられましたが、イランの軍隊に破壊され、現在のものは19世紀に建造されたものです。壁面は青いタイルで覆われ、天井は美しい幾何学模様が装飾された玉座の間となっています。
ちなみに玉座は革命前にモスクワに持ち去られ、現在はクレムリンの博物館の中にあるそうです。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット11:タシケント
「石の町」を意味するウズベキスタンの首都タシケント。ウズベキスタンの北東部に位置し、人口は約210万人、中央アジア最大の都市です。1964年の大地震によって壊滅的な被害を受けたタシケントでしたが、その後の懸命な努力により見事に近代的な都市への復興を果たしました。
都会的なファッションが目立ち、路面電車や自動車などが普及していて交通も便利。中央アジアで唯一地下鉄が運行しているのもこのタシケントです。
復興により新しくなった町は都会的で、ウズベキスタンを思わせない風情ですが、旧市街に行くとマドラサやバザールなどがありウズベキスタンらしさを醸し出しています。
近代的な現在のウズベキスタンの風情を楽しみながら、伝統的なウズベキスタンの情緒も味わえるタシケント。あちらこちらと名所を散策しながら穴場を見つけたりして、ウズベキスタンの持ついろいろな顔を覗いてみるには最適の観光都市です。自分だけのウズベキスタンを見つけに出かけてみて下さい。
ウズベキスタンおすすめ観光スポット12:チョルスー・バザール
タシケントに行ったらぜひ足を運びたいおすすめ穴場観光スポットがチョルスー・バザール。地下鉄チョルスー駅を出てすぐです。
タシケントにはバザールがいくつかありますが、「古いバザール」と呼ばれているのはここだけ。バザールの中心には青くて丸い大きなドーム型の屋内バザールがあり、屋内も屋外も常に多くの人で賑わっています。
屋外では主に衣類や靴などの日用雑貨が多く売られ、屋内では野菜や果物などの生鮮食品が中心で売られています。屋内には香辛料やドライフルーツも豊富に売られているので、購入したい人にはおすすめです。
街中でお土産を買うより手頃な値段で買える物もあるので穴場ですが、とにかく人が多くその熱気も半端ありません。また、観光客を狙ったスリなどもいるので注意が必要です。
魅力いっぱいのウズベキスタンへ今すぐ出かけよう!
魅力的な文化遺産などの観光名所や、まだあまり知られていない穴場スポットの多いウズベキスタン。いかがでしたか?治安も比較的良く、首都であるタシケントは近代的な大都市です。日本からの直行便利用もあり行き来も便利。日本ではまだまだ未知の不思議で魅力的なウズベキスタンにぜひ出かけてみて下さい。
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