奈良『興福寺』で東金堂阿修羅像や中金堂に見惚れる!御朱印やアクセスは?

古都として知られる奈良と言えば、国宝や世界遺産にも登録された寺社仏閣が点在する国内屈指のエリア。そんな奈良の中でも、ひと際高い人気を誇るのが、興福寺です。美しい風貌の阿修羅像や2018年に落成したばかりの中金堂、御朱印、アクセスなど、興福寺の魅力に迫ります。

奈良『興福寺』で東金堂阿修羅像や中金堂に見惚れる!御朱印やアクセスは?のイメージ

目次

  1. 1奈良県の興福寺ってどんなお寺?
  2. 2奈良県の興福寺には文化財や国宝がたくさん
  3. 3奈良県の興福寺おすすめスポット1:五重塔
  4. 4奈良県の興福寺にある五重塔の内部は?
  5. 5奈良県の興福寺おすすめスポット2:中金堂
  6. 6奈良県の興福寺にある中金堂の内部は?
  7. 7奈良県の興福寺おすすめスポット3:東金堂
  8. 8奈良県の興福寺にある東金堂の内部は?
  9. 9奈良県の興福寺おすすめスポット4:南円堂
  10. 10奈良県の興福寺にある南円堂の内部は?
  11. 11奈良県の興福寺おすすめスポット5:北円堂
  12. 12奈良県の興福寺にある北円堂の内部は?
  13. 13奈良県の興福寺おすすめスポット6:国宝館
  14. 14奈良県の興福寺にある国宝館の内部は?
  15. 15奈良県の興福寺で御朱印をもらおう!
  16. 16奈良県にある興福寺へのアクセス方法は?
  17. 17奈良県の興福寺へ行こう!

奈良県の興福寺ってどんなお寺?

奈良県内で有名な東大寺や春日大社、正倉院などが点在する奈良公園は、奈良県を代表する一大観光スポット。奈良公園内に建つ興福寺にも、日本のみならず、海外からの観光客も多く訪れています。

温和な表情が魅力の阿修羅像で有名な奈良の興福寺は、飛鳥時代や奈良時代の公卿である藤原不比等によって、669年に創建された古刹。藤原氏の氏寺であり、かつては奈良の都であった平城京を中心に広まった南都六宗(奈良仏教)の一つにも数えられるほど栄えていた法相宗の大本山でもあります。

奈良県の興福寺には文化財や国宝がたくさん

奈良県を代表する興福寺らしく、興福寺の境内には、五重塔や阿修羅像などの貴重な文化財が多いのも特徴で、大湯屋や南円堂は重要文化財に、五重塔や東金堂、三重塔、北円堂は国宝に指定されています。

1998年には、奈良県内の東大寺や春日大社、薬師寺などともに、「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産にも登録。長い歴史を有する寺院が多く点在する奈良県の中でも、特に人気の高い観光スポットのひとつです。

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奈良県の興福寺おすすめスポット1:五重塔

奈良時代の権力者である藤原不比等の娘であり、聖武天皇の妻でもあった光明皇后によって、五重塔が建てられたのは、天平2年(730)のこと。その後、5度の焼失と再建を経て、現在の塔は、室町時代の応永33年(1426)頃に建築されたと考えられています。

奈良のシンボルとしても親しまれている五重塔の高さは、50.1mにもおよびます。現在の塔は、京都にある東大寺の五重塔に次ぐ、日本で2番目に高い仏塔。創建時の高さは、約45mとされ、当時は奈良県内だけでなく、日本で最も高い仏塔だったと伝わっています。

細部までじっくりと眺められる昼間も良いですが、夜にはまた別の楽しみがあります。それが、五重塔のライトアップ。日没から22時くらいまで、闇夜に綺麗な陰影が浮かび上がる幻想的な風景を楽しむことができます。ライトアップもお見逃しなく。

奈良県の興福寺にある五重塔の内部は?

初層と呼ばれる1階にあたる部分には、仏像を安置するための須弥壇(しゅみだん)を設置。北は弥勒三尊像(大妙相菩薩・弥勒如来・法苑林菩薩)、東は薬師三尊像(月光菩薩・薬師如来・日光菩薩)、南は釈迦三尊像(普賢菩薩・釈迦如来・文殊菩薩)、西は阿弥陀三尊像(勢至菩薩・阿弥陀如来・観音菩薩)が、四方に納められています。

外観は5層になっている五重塔ですが、内部はというと、見た目とは異なり、中央に天井から心柱(しんちゅう)と呼ばれる巨大な柱が吊るされているだけの吹き抜けの空間に。

基本的には、五重塔の内部は非公開になっていますが、数年に1度の不定期で五重塔の特別公開が実施され、その際には、仏像や心柱などを間近で見学することができます。詳しくは、公式ホームページで確認してくださいね。

奈良県の興福寺おすすめスポット2:中金堂

五重塔や東金堂の西側、興福寺の中央にどっしりと建つ中金堂。奈良時代の創建当初から、奈良県に建つ興福寺の中心的な役割を担ってきた中金堂ですが、今までに7度の焼失と再建を繰り返しており、現在の中金堂は、奈良時代の創建当初のスケールを持つ中金堂として、新たな命を吹き込まれています。

江戸時代の享保2年(1717)に7度目の焼失をし、約1世紀を経た文政2年(1819)に、小規模な仮金堂として再建されましたが、構造上の弱さや老朽化などもあり、平成12年(2000)に取り壊されました。

2010年に再び再建に向けて着工。8年の歳月を経た2018年に、8度目の再建を果たしました。中金堂の規模は、東西の間口は約37m、南北の奥行きは約23m、高さは約20m。平成で最大規模の木造建築物として名を馳せています。

奈良県の興福寺にある中金堂の内部は?

2018年の10月7日から10月11日にかけて、落慶法要が執り行われた中金堂内には、1811年に作られた本尊の釈迦如来坐像や、本尊の左右に祀られた薬王・薬上菩薩像、鎌倉時代に作られた四天王像などを安置しています。

現代の日本画家である畠中光享が蘇らせた「法相柱」も見逃せません。「法相柱」とは、法相における14人の高僧を描いた柱で、高さが約10mもあります。

奈良時代の創建当時の趣を残す中金堂の内部は一般拝観ができ、重要文化財の薬王・薬上菩薩像、大黒天立像、吉祥天倚(きっしょうてんい)像や、国宝の四天王像などの貴重な寺宝を間近で見られるのも魅力です。

奈良県の興福寺おすすめスポット3:東金堂

五重塔の手前に建つ東金堂。東金堂は、元々、奈良時代の神亀3年(726)に聖武天皇が叔母である元正太上天皇の病気平癒を願って、建立したもの。境内にあった中金堂、東金堂、西金堂の3つの金堂の中で、唯一現存する建物です。

奈良時代の創建以来、6回の焼失や再建を繰り返し、現在の東金堂は、室町時代である応永22年(1415)に建てられたといわれています。規模としては、桁面7間(25.6m)、梁間4間(114.1m)。

寄棟造りや本瓦葺きの特徴を持つ東金堂は、奈良時代の天平建築の様式を受け継いでおり、同じく奈良時代に鑑真によって建築された唐招提寺の金堂に似た姿をみせています。本瓦葺の寄棟造に白壁の特徴を持つ東金堂は、明治30(1897)年に現在の重要文化財にあたる特別保護建造物に、1952年に国宝に指定されるほどの秀逸さです。

奈良県の興福寺にある東金堂の内部は?

奈良時代に建築された東金堂は元々、薬師如来を中心に、左脇に日光菩薩、右脇に月光菩薩の薬師三尊を安置するための建物。数多くの貴重な仏像を安置しているのが特徴で、一般拝観できますので、見逃せません。

奈良時代から長い時代を経た現在でも、国宝に指定されている木造文殊菩薩坐像や木造維摩居士坐像、木造四天王立像、木造十二神将立像の4体の像と、重要文化財に選ばれている銅造薬師如来坐像や銅造日光・月光菩薩立像の2体の像が納められています。

東金堂の床には、奈良時代の誕生当初、緑色のタイルが敷かれていたとされています。これは、浄瑠璃世界の教主であり、東金堂の本尊でもある薬師如来を象徴するような、浄瑠璃光の世界を思わせる光景が広がっていたといわれています。

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奈良県の興福寺おすすめスポット4:南円堂

八角形の外観や朱塗りが目を引く華やかな雰囲気の南円堂は、元々、平安時代の弘仁44年(813)に、藤原冬嗣が父である内麻呂の冥福を祈って建てたお堂です。

創建以来4度の創建を経て、現在の建物は、江戸時代の寛政元年(1789)頃に建築されたものです。規模としては、八角の一面は6.4m、対面径は15.5mになり、日本最大規模の八角円堂です。

また、「西国三十三所観音霊場」の第九番札所としても有名で、南円堂の建築にあたって、空海が地の神様を鎮めるために、「和同開珎」や「隆平永宝」などを撒いたエピソードも。空海ゆかりのスポットとしても知られています。

奈良県の興福寺にある南円堂の内部は?

南円堂内には、本尊である木造の「不空羂索観音菩薩坐像(ふくうけんさくかんのんぼさつぞう)」と本尊を祀る「須弥壇」の四方には、「持国天立像」、「増長天立像」、「広目天立像」、「多聞天立像」の「四天王像」を安置しています。

本尊の不空羂索観音菩薩坐像と四天王像は、ともに国宝に指定されるほどの作品。特に、不空羂索観音菩薩坐像は、東大寺の南大門にある「金剛力士像」で有名な「運慶」の父親であり、鎌倉時代に花開いた「慶派」の創始者でもある「康慶」作と伝えられています。

かつては、「法相六祖坐像」も安置されていましたが、現在では、「国宝館」に納められています。普段は内部を見学することはできませんが、毎年10月17日には、1年に1度の特別拝観が実施され、内部を見学することが可能です。

奈良県の興福寺おすすめスポット5:北円堂

元明天皇と元正天皇が長屋王に命じて作らせた北円堂は、かつては平城京を一望できた場所に、興福寺の創建者である藤原不比等を弔うために建てられました。

創建は、藤原不比等の1周忌である奈良時代の養老5年(721)の8月とされていますが、現在の建物は、承元4年(1210)頃に建てられたといわれています。

本瓦葺きで、八角の一面は4.9m、対面径は11.7mという特徴を持つ北円堂は、鎌倉時代の建物ながら、創建当初の趣きを残していることからも、現存する中で最も美しい八角円堂を称されることも珍しくありません。

奈良県の興福寺にある北円堂の内部は?

北円堂内に安置されているのは、本尊の木造弥勒如来坐像、木造無著菩薩・世親菩薩像、木心乾漆四天王立像と全て国宝に指定されている力作ばかりです。

運慶も制作に関ったとされる本尊の木造弥勒如来坐像の左右を法苑林菩薩坐像・大妙相菩薩坐像がかためています。興福寺の宗派にあたる「法相教学」を確立した兄弟を表現したとされる木造無著菩薩・世親菩薩像も運慶一門が制作に携わったと考えられています。

北円堂の内部は、春と秋の特別公開時に見ることができます。1年に2回しかチャンスはありませんので、北円堂の特別拝観も見逃さないようにしましょう。

奈良県の興福寺おすすめスポット6:国宝館

3つの顔と6本の腕を持つ優しい風貌の阿修羅像を、教科書やテレビなどで一度は見かけた方も多いのではないでしょうか。興福寺が誇る奈良時代の阿修羅像と出合えるのが、2018年の元旦にリニューアルオープンした国宝館です。

国宝館は、かつて僧侶が集団で食事をとっていた食堂(じきどう)があった場所に、国宝などの宝物収蔵するため、耐火性に優れた鉄筋コンクリート構造を取り入れて、建築された建物。ガラスケースなしに、阿修羅像をはじめとする多くの仏像を愛でられるのも特徴です。

奈良県の興福寺にある国宝館の内部は?

国宝館の名前の通り、興福寺が所有する多くの仏像や作品が集う国宝館。旧食堂の本尊であった千手観音菩薩をはじめ、平安時代の銅造燈籠や鎌倉時代の木造金剛力士像、木造天燈鬼・龍燈鬼像などの数々の国宝の他に、工芸品や絵画、文書、歴史資料、考古遺物なども納められています。

国宝館の目玉である阿修羅像。興福寺に伝わる阿修羅像は、奈良時代に多く見られる脱活乾漆技法を取り入れた造りで、高さは約153.4cmです。

阿修羅像は元々、悪の戦闘神でありましたが、現在では釈迦を守護する神としても知られています。インドに古くから伝わる8つの異教の神の総称である「乾漆八部衆立像」に属しています。

奈良県の興福寺で御朱印をもらおう!

最近、若い人を中心にブームとなっている御朱印集めをご存知ですか。御朱印とは、寺社仏閣で参拝者が押印してもらえる印章のこと。御朱印とともに、寺社名や参拝日、ご本尊名などを墨で書いてくれるところが多く、参拝の記念に集める人が多いそうです。

御朱印もらえる場所としては、中金堂と東金堂の御朱印をいただける中金堂の授与所と南円堂の御朱印をいただける南円堂の授与所の2ヶ所です。料金は300円で、時間は拝観時間と同じ9時から17時まで。北円堂では、特別公開時のみ御朱印がいただけます。

御朱印は、御朱印帳にもらうことが一般的。御朱印帳には、寺社名が入ったシンプルなものから可愛いデザインのものまで、幅広いデザインが揃っていますので、参拝前に自分好みの御朱印帳を用意しておくと、より楽しみが増しますよ。

奈良県にある興福寺へのアクセス方法は?

奈良県にある興福寺へのアクセス方法としては、近鉄電車を利用する方法と、JRを利用する方法と、車を利用する方法の主に3通りがあります。それぞれの駅やICからの移動方法やおすすめのアクセス方法、移動時間、駐車場情報などの気になるアクセス情報について、詳しくご紹介します。

奈良県の興福寺へのアクセス1:近鉄電車

近鉄奈良駅から興福寺までは距離が650mほどあり、徒歩約8分で行くことができます。近鉄奈良駅の東改札を出て、事務所横の2号階段や、エスカレーター横の3号階段を経由して興福寺へと向かうのがスムーズです。古都の雰囲気を楽しみながら、興福寺まで歩いて向かうのもおすすめです。

奈良県の興福寺へのアクセス2:JR

JR奈良駅から興福寺へのアクセス方法としては、バスもしくは徒歩の2通りになります。まず、バスでアクセスする場合には、JR奈良駅の東口にある1番乗り場から、市内循環外回りのバスに乗車。そこから約5分の場所にある「県庁前」のバス停で下車後、すぐの場所になります。

徒歩でアクセスする場合には、目安の距離は約1.3km。三条通を東に15分ほど進んだ場所になります。車窓を楽しみながらバスに揺られていくも良し、街並みや雰囲気を味わいながら散策するも良し。自分に合ったアクセス方法を選んでくださいね。

奈良県の興福寺へのアクセス3:車

車でアクセスする場合の主要なICからの目安距離や時間は、第二阪奈有料道路の宝来ICからは約7kmで約15分、京奈和自動車道の木津ICからは約7kmで約16分、西名阪自動車道の天理ICからは約12kmで約25分となります。

車でアクセスする際に、駐車場について気になる方も多いのではないでしょうか。興福寺には、普通車で最大46台収容可能な駐車場が完備されていますので、車でアクセスするのにも安心です。利用時間は、9時から17時までで、料金は乗用車ですと、1回1,000円になります。

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奈良県の興福寺へ行こう!

五重塔や見事な阿修羅像などの寺宝を目的に、多くの観光客が訪れる奈良県の興福寺。この記事では、興福寺の境内でおすすめのお堂から阿修羅像などの仏像のお堂に安置されている仏像、御朱印、アクセス情報などをご紹介しました。この記事を参考に、魅力いっぱいの奈良県の興福寺に出掛けませんか。

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この記事のライター
neko

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