チェコのおすすめ料理を厳選!有名な名物グルメや伝統的な食べ物などあり!

チェコ料理は私たち日本人にはあまり馴染みがありませんが、じつは日本人の口にもとてもあう料理ばかりです。隠れたヨーロッパの名物料理の宝庫であるチェコのご家庭やレストランでの食事の数々。ここでは知られざるチェコのおすすめ料理を徹底的にご紹介します。

チェコのおすすめ料理を厳選!有名な名物グルメや伝統的な食べ物などあり!のイメージ

目次

  1. 1チェコ料理の魅力をご紹介!
  2. 2チェコ料理の特徴とは
  3. 3チェコ料理の有名おすすめグルメをご紹介!
  4. 4チェコ料理の有名おすすめグルメ1:Knedlíky(クネドリーキ)
  5. 5チェコ料理の有名おすすめグルメ2:Svíčková(スヴィチュコヴァー)
  6. 6チェコ料理の有名おすすめグルメ3:Guláš(グラーシュ)
  7. 7チェコ料理の有名おすすめグルメ4:Gebratene Ente(ローストダック)
  8. 8チェコ料理の有名おすすめグルメ5:Utopenci(ウトペネツ)
  9. 9チェコ料理の有名おすすめグルメ6:Trdelník(トルデルニーク)
  10. 10チェコ料理の有名おすすめグルメ7:Schnitzerl(シュニッツェル)
  11. 11チェコ料理の有名おすすめグルメ8:Lángos(ランゴシュ)
  12. 12チェコ料理の有名おすすめグルメ9:Bramboráky(ブランボラーク)
  13. 13チェコ料理の有名おすすめグルメ10:Králičí(クラリーク)
  14. 14チェコ料理の有名おすすめグルメ11:Chlebíček(フレビーチェク)
  15. 15チェコ料理を味わおう!

チェコ料理の魅力をご紹介!

チェコといえば、食事よりもビールのイメージがあるかもしれません。チェコはなんといっても、ビールの消費量が世界一であることで知られます。それもあってか、ほとんどの日本人にとってはチェコ料理にはあまり馴染みがありません。

いうまでもなくチェコはヨーロッパの一国です。「ドイツ」「スロバキア」「オーストリア」「ポーランド」などに囲まれており、日本とは違い海と隣接していません。そのため魚を食べる文化はありません。

しかし実際にチェコ料理をいただいてみると、日本人の口に合うものばかりです。ひとつひとつにクセがなく、そのおいしさに驚かされます。

チェコ料理の特徴とは

チェコの食文化はあくまで肉中心です。日本でもよく食べられている「牛」「豚」「鶏」などの他にも「鴨」を始めとしたジビエ料理など、それらを使って調理されたメインディッシュも数多く提供されます。

チェコ料理ではスパイスは多用せず、素朴な味付けなのが味の特徴です。「塩」「コショウ」「ラード」と、日本でもなじみのある調味料が基本的な味付け方法となっています。

そう、チェコ料理はほかのヨーロッパ料理とはすこし違い、地味で素朴なことが多いのです。またドッシリしたものが多いのが特徴です。伝統的なチェコ料理には「穀類」「野菜」「豚肉」「牛肉」「乳製品」が多く使われることで知られます。

ここまでは一般的な食卓が想像できますが、ここに「果物」が加えられるのがチェコ料理の大きな特徴のひとつです。さらに特徴的なのが、2,000種類あるといわれている前菜。肉料理も多く、仕上げにサワークリームを使うことが多いです。

チェコ料理の有名おすすめグルメをご紹介!

ここからは具体的に、数あるチェコ料理のなかから、チェコ料理を代表する食べ物を紹介していきます。チェコ料理にはたくさんのおいしい食べ物がひしめき合っています。

チェコ料理は、たしかに変わった食べ物もありますが、基本的には日本人の口に合うグルメばかりです。ぜひチェコのレストランや、ご家庭で食事をする機会があれば味わっていただきたいおすすめ料理の数々をご紹介します。

チェコ料理の有名おすすめグルメ1:Knedlíky(クネドリーキ)

白くてフワフワの、茹でたり蒸したパン料理をクネドリーキと呼び、チェコ料理のいわば「主食」にあたります。小麦粉を卵と牛乳で練って棒状にしたものを大きな鍋で茹でたパンのようなもので、餃子の皮が材料です。中欧の餃子の皮の歴史は、中国よりもずっと古いのです。

別名「茹で蒸しパン」とも呼ばれます。伝統的なチェコの主食であり、チェコ料理には欠かせない存在です。クネドリーキはあまりほかの国では見かけません。パンよりも食べ応えがあり、普通はソースと一緒に食べます。

甘いジャムで食べれば菓子パンにもなります。ハチミツなどをかけて甘くしたり、生地にイチゴなどのフルーツを混ぜて作ることで甘みと酸味を前面に押し出したタイプもあります。

さらには肉料理やスープ料理、シチュー系とも相性が抜群です。茹で蒸しパンであるクネドリーキは見た目もユニークで、焼いて作るパンのような焦げ目はありません。

クネドリーキのやわらかくモチモチとした食感と薄い味つけが、チェコの伝統的な肉料理とは相性がたいへんよく、のちほどご紹介する「スヴィチュコヴァー」と呼ばれる肉料理と一緒に提供されることも多いです。こちらものちほどご紹介の「グラーシュ」と呼ばれる煮込み料理と一緒に食べるのもおすすめです。

クネドリーキはなかまで熱を通すために20分ほど茹でるのが通常であり、茹で上がったクネドリーキは非常にやわらかいのでナイフは使いません。カットするには糸で周囲を巻き、絞ることで適当な大きさに切り落とします。

チェコ料理の有名おすすめグルメ2:Svíčková(スヴィチュコヴァー)

クネドリーキが主食なら、日本の味噌汁にあたるチェコの家庭料理にあたるのは、このスヴィチュコヴァーです。そのためクネドリーキとスヴィチュコヴァナーはセットで出てくることが多いです。

チェコでは「女性はお嫁へ行く前に、このスヴィチュコヴァーを美味しく作れるようになりなさい。」といわれるあたりも、日本の家庭料理における味噌汁を思わせます。

スヴィチュコヴァーは、牛肉のサーロインやフィレに、クリームソースをかけたチェコの代表的な料理です。

見た目は地味でありながらも、ドッシリとした食べ応えがチェコ料理らしいともいえます。そこにさらにチェコ料理らしいのが、チェコ名物のクランベリーソースを足します。クランベリーがのったホイップクリームや、代わりにジャムやレモンの場合もあります。

これらが口に入ったその瞬間は、まさに至福の時。意外な相性のよさであり、クリームでお肉がまろやかな味になって、甘酸っぱいフルーツ系によってサッパリといただけるようになるのです。これがおどろく程チェコビールにも合い、たいへんに美味しいのです。

代表的なチェコの名物料理、スヴィチュコヴァーは、その他の国で言うところのローストビーフのクリームソース煮がもっとも近い存在です。やや甘めな優しい味わいのソースに、先ほどご紹介のクネドリーキを浸すのが一般的な食べ方です。

このチェコを代表する肉料理のひとつであるスヴィチュコヴァー、日本人の口にもとても合いことでも知られており、チェコ中のレストランで提供されているのでいただく機会も多いはずです。

チェコを訪れたら必ずといっていいほど口にする機会がある料理のひとつといえるでしょう。またレストランによってはソースやクリームが付くこともあります。

チェコ料理の有名おすすめグルメ3:Guláš(グラーシュ)

クネドリーキが日本でいうところのご飯、スヴィチュコヴァナーが味噌汁なら、このグラーシュはいわばカレーやシチュー料理などにあたるかもしれません。チェコでは日常的に食べられる料理のひとつです。

「牛肉」「タマネギ」「パプリカ」などで煮込んだ、いわゆるビーフシチュー風の料理でもあり、日本人の口にもとてもよく合います。牛肉が柔らかくなるまでじっくり長時間煮込んでおり、食べやすいのが特徴です。

そして牛肉からうまみの出た濃厚なソースも、しっかり最後まで味わうことがこのグルメの醍醐味です。クネドリーキにたっぷり絡めて、お皿に一滴も残さないくらいキレイに食べてしまえるほどのおいしさです。

さらにタマネギがあめ色になるまでじっくりと炒められています。プラハにあるほとんどのレストランで食べることができる名物料理なので、チェコを訪れたら一度はいただく機会があるでしょう。レストランによって個性がありますが、かならずチェックしておきたい食事のひとつです。

チェコ語では「ホヴェジー・グラーシュ(Hovězí guláš)」というため、このホヴェジー・グラーシュがメニュー名のレストランもあるかもしれないためご注意ください。

一口で虜になるといわれるほどの衝撃のおいしさであり、チェコを代表するおすすめ料理のひとつです。

お肉がトロットロに柔らかく、パプリカなどの野菜や、スパイスの旨味がしっかり染み込んでおり、日本や他国でいただくビーフシチューとは一味違うおいしさです。贅沢で豪華なお肉の煮込み、といった印象を受ける観光客も多いのだとか。

じつはこのグラーシュ、ハンガリーにルーツを持つシチュー料理です。しかし素朴でドッシリとした味わいがチェコ料理らしく、初めて食べてもどこかホッとする味なのが不思議です。

チェコ料理にはお隣ドイツやハンガリーの民族料理をルーツとし、独自のアレンジを加えた食事が数多くあります。この「グラーシュ」もそのひとつというわけです。ハンガリーでは「グヤーシュ」と発音されますが、チェコではドイツやオーストリアと同じく「グラーシュ」と呼ばれています。

ベストな付け合わせはもちろん、チェコの主食クネドリーキ。グラーシュに浸していただきましょう。チェコに行ったらぜひ食べたい名物グルメのひとつです。

チェコ料理の有名おすすめグルメ4:Gebratene Ente(ローストダック)

鴨肉にハーブで香りが食欲をそそる、チェコの名物料理のひとつであるローストダック。日本でもなじみのある鴨料理ですが、チェコの鴨料理はおどろくほどの脂のりと柔らかさです。

チェコでは鴨料理は客人が来るときに出すご馳走だそうです。このローストダック、表面はこんがりと焼き目がつきパリパリしており、なかはふっくら焼き上がっていて、独特のソースと絡めると絶句するほどのおいしさです。鴨肉なので脂っこくなく、日本人の口にもとてもよく合います。

キャベツを細かく刻んだマリネのような付け合わせがよく添えられており、チェコ料理らしくドッサリとあっさりが融合したような健康的かつ絶品のメニューのひとつです。

もしチェコや周辺の国々の家を訪れる機会があれば、ご馳走としてローストダックが出てくるかもしれません。もちろん各地のレストランでもまず取り扱いがあるので、ぜひいただきましょう。

どのローストダックも、その大きさもさることながら、風味が絶妙で食後はなんともいえない満腹感が得られるでしょう。

チェコ料理の有名おすすめグルメ5:Utopenci(ウトペネツ)

野菜を酢漬けにした、いわゆるピクルスと、ソーセージによるチェコの名物料理です。マリネ風の冷たいソーセージっていうのも新鮮ですね。瓶の中で少なくとも一週間は漬けます。

チェコといえば何といってもビールですが、このウトペネツ、チェコのビールのために作られた料理と思ってしまうほどの相性のよさをみせます。どこまでも癖になる味わいで、ソーセージと玉ねぎのマリネとビールの相性は最高です。

このウトペネツ、おもしろいのがチェコ語で「溺死した水死体」という意味であり、恐ろしい名前であることで有名です。ウトペネツに限らずチェコ料理のなかには、斬新な名前が付けられた食事が数多くあります。

チェコ料理の有名おすすめグルメ6:Trdelník(トルデルニーク)

トルデルニークは、チェコはもちろんスロバキアの名物料理でもあり、筒状に焼いたパンの中にチョコレートが入っているデザートの一種ですが、もちろん何も入っていないものもあります。

チェコの首都プラハでは、そこかしこにトルデルニークの専門店があるほど有名な食事のひとつです。バウムクーヘンの一種ともされていますが、私たち日本人がイメージするバウムクーヘンとはまったくといっていい別物です。

日本人にとっては、食パンの耳を揚げた食べ物に近いイメージというのがわかりやすいかもしれません。表面に粉砂糖がついていてまるで日本の揚げパンを思わせ、日本人にもお馴染みの味です。

トゥルデルニークもお店によってアレンジがされていることが多く、アイスやフルーツが入るなどのテイストがされている食べ物もあります。

チェコ料理の有名おすすめグルメ7:Schnitzerl(シュニッツェル)

おもにオーストリア・ドイツを中心に食べられている名物料理ですが、その影響を受けたチェコでも食べることができすっかりと定着しています。シュニッツェルは「子牛のカツレツ」とも呼ばれる、薄いカツレツのことを指すのが一般的です。

お肉を叩いて薄く伸ばして作るのですが、薄いとはいっても日本人からするとかなりのボリュームがある食べ物なので、数人でシェアして食べるのがおすすめのお食事です。

脂身がなくサッパリしており、一緒にレモンが添えられていることが多いので、日本のカツよりもかなり食べやすいのが特徴です。

そのため日本人にはより食べやすいと感じられるかもしれません。ナイフとフォークを使って食べれば、異国での食事の雰囲気がより味わえるのでぜひ使ってみましょう。

チェコ料理の有名おすすめグルメ8:Lángos(ランゴシュ)

チェコの名物グルメのひとつランゴシュはもともとハンガリー発祥の食べ物ですが、チェコでも味わうことができます。揚げた薄いパン生地にガーリックオイルとケチャップを塗り、チーズをのせたものなどさまざまな種類があります。

ニンニクやバターで味付けされたシンプルなものが一般的ですが、サワークリームやチーズ、ハムやソーセージといったトッピングもおすすめです。

そのほかにもサワークリームやヨーグルト、マッシュポテトをトッピングしたジャガイモのランゴスや、砂糖やジャムを塗ったデザート風のランゴスなどさまざまあります。

チェコ料理の有名おすすめグルメ9:Bramboráky(ブランボラーク)

ブランボラークは、チェコ風のお好み焼きのような食べ物、もしくは日本の食べ物でいうコロッケにあたる食事を指します。すりおろしたジャガイモとニンニクに、タマゴや小麦粉を混ぜ、両面を軽く焼いた後に揚げるだけの、チェコの簡単な家庭料理です。

チェコが誇るチェコビールにもとてもよく合い、とてもポピュラーでおすすめです。おそらくどのご家庭、どのレストランでもいただける食べ物なので、ぜひ気軽に召し上がってみてください。シンプルだからこそ味わえる素材のおいしさを、存分に味わうことができるでしょう。

チェコ料理の有名おすすめグルメ10:Králičí(クラリーク)

Králičíとはうさぎの事で、ウサギのお肉を使った料理です。日本ではあまり馴染みのないウサギ料理ですが、ヨーロッパではポピュラーな食べ物です。

チェコでも例外ではなく、ウサギは食用肉としてとてもポピュラーなのです。食感は鶏肉に似ており、そのお味は美食家の多いヨーロッパ人が好んで食べるほどにおいしいのです。日本ではなかなか食べられないウサギ料理をぜひこの機会にいただいてみましょう。

ヨーロッパやチェコのレストランに行くと、ウサギを使った食事メニューはよく見かけます。鶏肉胸をすこしこってりさせたような食感が人気の食べ物であり、チェコでは人気の食事メニューのひとつとしてすっかり浸透しています。

チェコ料理の有名おすすめグルメ11:Chlebíček(フレビーチェク)

サンドイッチとカナッペの中間のような、見た目も可愛らしいチェコの可愛らしい名物グルメ・フレビーチェク。

「トマト」「タマネギ」などの新鮮な野菜に、「ハム」「チーズ」「タマゴ」とサンドウィッチと同じような具材が盛られていることが多いです。そのため食べ歩きにも適している、チェコのファストフード的な食べ物といえます。

チェコ料理を味わおう!

ビールばかりがクローズアップされるチェコのお食事事情ですが、ご紹介の通りチェコ料理にはたくさんのおいしい食べ物がひしめき合っています。

そしてチェコ料理は、なかには変わった料理もありますが、基本的には日本人の口に合うグルメばかりです。ヨーロッパやチェコにお越しの際、いただく機会があればぜひチェコ料理を味わってみましょう。

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この記事のライター
ピーナッツ