ウラジオストクの治安情報まとめ!一人旅や女子旅で注意したい点を紹介!

「日本に一番近いヨーロッパ」とも言われている、ロシア・ウラジオストク(Vladivostok,Владивосток)。ウラジオストクの治安、注意したいこと、夜の観光ついてなど、ウラジオストク観光に役立つ治安情報をまとめています。

ウラジオストクの治安情報まとめ!一人旅や女子旅で注意したい点を紹介!のイメージ

目次

  1. 1ロシア・ウラジオストクの治安を知ろう
  2. 2【ロシア・ウラジオストクの治安】ウラジオストクの位置は?
  3. 3【ロシア・ウラジオストクの治安】外務省の治安情報は?
  4. 4【ロシア・ウラジオストクの治安】治安は悪いの?
  5. 5【ロシア・ウラジオストクの治安】一人旅は可能?
  6. 6【ロシア・ウラジオストクの治安】一人旅で注意することは?
  7. 7【ロシア・ウラジオストクの治安】女性の一人旅は可能?
  8. 8【ロシア・ウラジオストクの治安】女性の一人旅で注意することは?
  9. 9【ロシア・ウラジオストクの治安】夜のウラジオストクの治安は?
  10. 10【ロシア・ウラジオストクの治安】犯罪に巻き込まれないよう注意
  11. 11【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例①置き引き
  12. 12【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例②強盗
  13. 13【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例③スリやひったくり
  14. 14【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例④暴力事件
  15. 15ロシア・ウラジオストクの治安情報を確認して旅に出よう!

ロシア・ウラジオストクの治安を知ろう

今回は「ウラジオストク(Vladivostok,Владивосток)」の治安に関する情報をお届けします。日本から飛行機で約3時間と、ほど近い距離にあるウラジオストクですが、現在の治安はどのようなものなのでしょうか。また、女性の一人旅や、夜の観光は可能なのでしょうか。ウラジオストクでの旅で注意すべき点も交えつつ見ていきましょう。

【ロシア・ウラジオストクの治安】ウラジオストクの位置は?

ウラジオストクの治安についてご紹介する前に、ウラジオストクの場所についておさらいしておきましょう。ウラジオストクは、ユーラシア大陸の北部・ロシア連邦の極東に位置しています。言い換えれば北朝鮮の真上にある都市で、中国などからも比較的近い距離にあります。

世界地図や地球儀で見たとき、東京からナナメ左(北西)に直進した場所にあります。成田空港~ウラジオストクの直行便を使った場合、所要時間は約2時間55分と至近距離にあります。建物や街並みに見られる文化は、アジア風ではなくヨーロッパ風で、自然豊かなまちづくりが進められています。

ロシア・ウラジオストクに旅行する際、以前はロシア大使館・領事館に出向いての事前ビザ取得が必須でしたが、日本のパスポートを持っている場合は、2017年8月よりビザの申請が簡易化されました。e-visaと呼ばれる電子無料ビザを事前申請しておくことで、ウラジオストク空港の現地でビザを発行してもらえます。

以前は、平日2回ほどロシア大使館・領事館に行き、更に無料でビザを取得したい場合はパスポートを2週間ほど預けなければいけないといった手間が必要でした。旅行に行く準備としてはかなり大変な作業でしたが、ウラジオストクへの旅行はビザが簡易化され、手間の面 でもより近い都市になりました。

Thumbウラジオストク観光まとめ!ビザ情報やおすすめのグルメ・スポットも紹介!
ロシアにある港町・ウラジオストクは、日本からも非常にアクセスしやすいロシアの街です。美しい観...

【ロシア・ウラジオストクの治安】外務省の治安情報は?

ウラジオストクの治安を知るためには、まずは外務省が発表している海外安全情報を確認しましょう。在ロシア日本国大使館や、在ウラジオストク日本国総領事館から、在留邦人向け安全の手引きが公開されています。

在ウラジオストク日本国総領事館が2018年1月に公開した「安全の手引き」では、ウラジオストクでの"一般的な対日感情は良好"とされています。反日的な行動は見られず、人種的な理由で邦人を狙った事件も発生していないとのことです。

しかしながら、ウラジオストクの犯罪発生率の高さについても言及していて、"治安水準が良いといえる状況ではありません"としています。ロシア沿海地方の犯罪発生率のおよそ3分の1はウラジオストク市で起きたものと報告しています。

様々なビルや商業施設が置かれているウラジオストク。ロシア国内でも都会に属する地域とあって、人口数に比例して、比較的犯罪の多い地域と言えそうです。また、ほとんどの犯罪は「窃盗」で、犯罪件数の約半数を占めているとしています。

安全対策上の留意として「鉄道、空港施設、警察官、軍事施設」といったセンシティブなものを写真に撮ることは避けたほうが良いとアドバイスされています。また、夜間の一人歩きは絶対に避けること、服装や所持品、買い物の質や量などで必要以上に目立たないようにすることなどが書かれています。

その他、電車や飲食店で知らない人から飲み物を勧められても応じてはいけないといったことや、スリやひったくりの注意など、現地に駐在する方の肌感覚を交えた有益な情報が掲載されています。外務省の公式サイトは、ウラジオストクへの旅行だけでなく、海外旅行の際は必ずチェックするようにしましょう。

【ロシア・ウラジオストクの治安】治安は悪いの?

結論から言うと、上でご紹介したとおり、ウラジオストクの治安に関しては「水準が高くない」ということになります。しかし、90年代のウラジオストクは、気軽に旅行することも躊躇われるレベルで治安が悪かったため、2019年現在は「治安が安定している」と感じる方が多いようです。

以前ウラジオストクの治安が悪かった理由に、ウラジオストクが「軍事拠点」の重要都市であることに起因していると考えられます。特に、ソビエト連邦が崩壊する以前のウラジオストクは閉鎖都市で、外国人は訪問できない場所でした。

以後はアジアの玄関口の役割を担い、経済都市として栄えるようになり、乗じて治安も安定するようになりました。現在は首都モスクワを抑え、「ロシアで最も貧困率が低い都市」となっているのがウラジオストクです。

他国においても、一般に"港町"は人の出入りが激しいため、治安に不安のある地域として取り上げられることが多くありますが、ウラジオストクもそのような都市の一つと言えます。次の項目から、「一人旅」や「女性の一人旅」、「犯罪例」について詳しくご紹介しますので参考にしてみてください。

【ロシア・ウラジオストクの治安】一人旅は可能?

成田空港から約3時間と至近距離にありながら、異国情緒満載のウラジオストク。ビザの発給も以前より簡単になって、より多くの人が訪れる場所になりました。

そんなウラジオストクに、短期休暇などを使って、一人旅をしてみたい!と考えている方もいらっしゃるかもしれません。治安が良くはないとされているウラジオストクで、一人旅は可能なのでしょうか。

実際のところ、ウラジオストクに一人旅をした多くの人が「想像していた以上に治安は良く感じた」という感想を持っているようです。ヨーロッパの国々と比較した場合でも、ウラジオストクの治安は良い、もしくは平均的といった意見が多いです。

観光地として栄えているウラジオストクは、街並みが綺麗に整えられていることもあり、暗い雰囲気や、危ない雰囲気を感じる場所が少ないようです。

【ロシア・ウラジオストクの治安】一人旅で注意することは?

ウラジオストクで一人旅をする際、どのようなことに注意すべきでしょうか。まず一つ目に、"軽犯罪に注意する"ということです。軽犯罪とは、スリ、置き引きなどの命に関わらない犯罪のことです。

レジでお金を支払う時、大道芸人にチップを出す時、駅で切符を買う時、ベンチに座っている時などなど、一人旅ではスキが生まれやすいと言えます。スリや置き引きの多くが複数犯の犯行ですので、一人旅では特に注意する必要があります。

そしてニつ目に"一人旅では計画的に行動する"ということです。複数人で行動するから必ず安全ということではありませんが、特にウラジオストク旅行では、日没前に行動するようなタイムスケジュールを立てることをおすすめします。

ウラジオストクでは21時を過ぎると閉まる店が多くあります。治安の観点からも、夜に一人きりで行動するのは避けたいところです。例えば、空港に夜に到着して一人ぼっちというのは、思った以上に心細いものです。

【ロシア・ウラジオストクの治安】女性の一人旅は可能?

ヨーロッパ風の街並みが女性の心をくすぐるウラジオストク。ロシアの民芸品「マトリョーシカ」のお土産も人気です。ウラジオストクへ行ってみたいと思い立った方も多いと思いますが、女性の一人旅は可能なのでしょうか。

ウラジオストクへ一人旅に行った女性の多くが、治安の良さを感じたという感想を持っているようです。軽犯罪に遭遇したという報告は多いようですが、対策を怠らないことで問題なく過ごせる治安が保たれているようです。

ウラジオストクは、ロシア随一の治安の良さと言われています。ですので、旅慣れしていない女性でも、気軽に旅行できるのがウラジオストクの魅力でもあります。可愛らしいロシアの民芸品が並ぶ雑貨屋をめぐったり、美味しいご飯を食べたりと、楽しい時間を過ごせるはずです。

【ロシア・ウラジオストクの治安】女性の一人旅で注意することは?

ウラジオストクで女性が一人旅をする際、どのようなことに注意すべきでしょうか。基本的には、上でお伝えした「一人旅で注意すること」と同様ですので、参考にしてください。女性は特に、人通りの多い・明るい場所を歩くようにする、立地の良いホテルを選ぶなど、注意を払うことでリスクを減らすと良いでしょう。

また、夜間はルート・交通機関を確認した上で観光するよう心がけると無難です。散歩などの探索は、明るい時間に行なうようにしましょう。日没後に行動しないようなタイムスケジュールを組んでおくのも一つの方法です。

また"女性への性的暴行"には最大限注意してください。言葉が通じづらいことや、日本女性に対する偏った思い込みがあり、外国人男性から強引なアプローチを受けることがあります。

防衛策としてはやはり「夜間外出を控える」ことが肝要で、他にも「肌の露出をしない」、「ホテルの部屋でドアをノックされたら防犯チェーンを掛けてドアを開ける」といった対策をすると良いでしょう。

Thumbウラジオストクのホテルおすすめ9選!便利なエリアの高級宿もあり!
ロシアのウラジオストクは、ロシアの都市ではありますが、日本から週末旅行をすることができるほど...

【ロシア・ウラジオストクの治安】夜のウラジオストクの治安は?

駅のあたりから夜の金角橋を眺めたり、鷲巣展望台からの風景を堪能したりと、美しい夜景が楽しめるのも、ウラジオストクの魅力の一つです。また、レストランやバーで地元らしい雰囲気を楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。ここで気になるのは、夜のウラジオストクの治安です。

夜のウラジオストクの治安に関して、旅行した方の多くは「思ったよりも良い」と感じているようです。一方で、一人で夜間に行動するのは避けたほうが良いという意見も見られます。

特に女性がやむを得ず夜間外出する場合、同伴者を伴って行動することをおすすめします。女性の一人旅では、夜の散歩を催行しているオプショナルツアーを利用するなど、安全策を検討してみてください。

ウラジオストク旅行のハイライトにもなりそうな夜の観光。昼間とは違った雰囲気がある港の夜景や、ヨーロッパ風の建物が幻想的な夜の街並みを、ぜひ堪能してください。

【ロシア・ウラジオストクの治安】犯罪に巻き込まれないよう注意

2016年のロシア沿海地方の犯罪件数は、およそ39000件です。また、沿海地方で起きた犯罪の約3分の1(約11000件)がウラジオストク市で起きたものです。犯罪発生率は、人口10万人に対して2034件で、ロシア全域の1474件に比べるとおよそ1.4倍で、比較的犯罪の多い地域といえます。

比較的経済的に恵まれているウラジオストクでは、犯罪率が年々低下しています。犯罪件数の50%は窃盗事件で、ほとんどが軽犯罪と言えますが、具体的にはどのような被害に注意すれば良いのでしょうか。次に、注意したい4つの被害例をご紹介します。ウラジオストク旅行の安全対策の参考にしてみてください。

【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例①置き引き

ロシア・ウラジオストクで、日本人が遭遇する犯罪のほとんどは「置き引き」などの軽犯罪だと言われています。他の国に旅行していても日常的に起こりうる犯罪なので、旅慣れている方には心配ないものですが、荷物から手を離さないよう、気を引き締めて行動するようにしましょう。

貴重品はバッグに入れるのではなく、上着の内ポケットなどに入れて、肌身離さず持ち歩くようにしましょう。また、多額の現金を持ち歩くのは、海外では大変危険です。どうしても携行する場合、腹巻きや靴下にしまっておくなど、工夫するようにしてください。

日本人が行いがちなのは、財布をズボンの外ポケット等に突っ込みっぱなしにする事です。こういった行為は、自分から犯罪を誘発しているのと同じことです。最悪、暴力事件にも繋がります。絶対に避けましょう。

また、ホテルから外出するときに、客室内に金銭や貴重品を置いておくのも危険です。貴重品をフロントに預けるようにするか、常に身に着けるようにしましょう。

【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例②強盗

次に注意したい犯罪が強盗の類いです。置き引きやスリと異なり、被害者がケガを負うことが多いのが強盗事件です。

強盗事件の一例として、「ある邦人がバーで飲酒した後、タクシーに乗って自宅近くで降りたが、気分が悪くなり道端でうずくまっていたところ、近付いてきた男に顔を殴られ、後ろポケットに入れていた財布を盗まれた」といったことが起きています。

この例から学べるのは【他人から見える所に財布を入れない】ということや、度数の高いお酒が多い海外では、つい飲みすぎてしまうものですが【酒を飲みすぎない、ハメを外さない】ということです。

しかし、どんなに注意していても避けようのない事件が起こるものです。また、無理に抵抗したりするとかえって危険な状況になる場合も。常に身の安全を第一に考えて行動しましょう。

身の危険を感じたり、暗く人通りの少ない場所を歩かないようにすることが大切です。「強盗だ!」はロシア語で 「Грабёж!(グラビョーシュ!)」です。

【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例③スリやひったくり

3つ目に注意したいのがスリやひったくりです。旅慣れた人でも、ほんの少し気を緩めた瞬間に盗られてしまった!ということがあるようです。

財布やパスポートなどの貴重品が狙われやすいのはもちろんですが、近年では携帯電話・スマートフォンの盗難、ひったくりが多発しているようです。

特に、携帯電話をかけながら歩くと標的になりやすいとのこと。必要があれば安全な場所で使用する方が良さそうです。

【ロシア・ウラジオストクの治安】注意したい被害例④暴力事件

最後に注意したいのが暴力事件です。ウラジオストクには、マフィア等の反社会的勢力が入り混じっています。対立や抗争に巻き込まれないよう注意しましょう。

日本人のみを狙った事件はこれまで報告されていないですが、中央アジア・中国等のアジア人を標的とした暴行事件が起きています。

彼らはスキンヘッド、黒のライダースジャケット、ブーツを纏った異様な出で立ちで徒党を組み、暴行事件を起こすとのことです。そういった集団を見かけたら、すぐにその場から離れてください。

アジア人を標的にした事件の例として、韓国人の男女の観光旅行者がタクシーに乗っていたところ、突然ウズベク人運転手が車両を止め、男女を暴行するという事件がありました。彼らの現金・携帯電話を奪い、男女を車両から引きずり出したあと、運転手はその場から逃走しました。

その他にも、ウラジオストク市の歩道を散歩していた韓国人観光客が、ロシアの若者2人にガラス瓶で頭部を殴打され、現金・携帯電話を奪われたという事件もありました。

防犯の心構えとして、特に海外旅行では不用意な言動・態度を慎み、所持品もなるべく質素なものを身につけるなど、極力「目立たせない」という工夫が重要です。

ロシア・ウラジオストクの治安情報を確認して旅に出よう!

「日本に一番近いヨーロッパ」とも言われている、ロシア・ウラジオストクの治安についてお伝えしました。アジアとヨーロッパの交点であるウラジオストクは、年々治安が良くなっています。ビザも取得しやすくなり、女性の一人旅でも人気の都市です。この記事がウラジオストク旅行の安全対策の参考になれば幸いです。

関連記事

Noimage
この記事のライター
Yukari.M

新着一覧

最近公開されたまとめ