ヤクーツク観光で寒い夏を体験!驚きの気温やおすすめの服装を紹介!

ヤクーツクはロシアのシベリアの都市でその寒さで有名な都市です。また世界遺産にも登録されている石柱自然公園も人気です。そんなロシアのヤクーツクについてご紹介します。夏の時期の楽しみ方やそのヤクーツク寒さ、またおすすめの服装などもご紹介します。

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目次

  1. 1永久凍土の上に立つ都市・ヤクーツク
  2. 2ヤクーツクのレナ石柱自然公園
  3. 3ヤクーツクのサハ共和国の宝物展示館
  4. 4ヤクーツクのマンモス博物館
  5. 5ヤクーツクの永久凍土の王国
  6. 6ヤクーツクを起点にして向かうバイカル湖
  7. 7ヤクーツクの夏の楽しみ方:レナ川クルーズ
  8. 8ヤクーツクから行く世界で一番寒い村
  9. 9ヤクーツクの気温
  10. 10ヤクーツク観光おすすめの服装
  11. 11ヤクーツクへのアクセス
  12. 12ヤクーツクのおすすめレストラン
  13. 13ヤクーツクのおすすめホテル
  14. 14ヤクーツクのあるロシアへの入国情報
  15. 15寒さが自慢の都市ヤクーツクへ今すぐ行こう

永久凍土の上に立つ都市・ヤクーツク

ロシア連邦のサハ共和国の首都がこのヤクーツクです。あまり知らていませんが広大な国土を持つ国でその総面積は独立国7位の広さを持つインドに次ぐ広さです。

どの国土の土壌はすべて永久凍土です。また面積の40パーセントは北極圏内に入るので、もちろんとっても寒い国です。このサハ共和国にあるオイミャコンやベルホヤンスクという街はその極寒の気候で知られています。世界最低気温の氷点下71.2度を記録したことでも知られている北極南極以外では最も寒い国です。

この地球上でもっとも寒い国に住む人々によって作り出された文化や、自然の産物は他では見られない珍しいものばかりです。

そんなヤクーツクの魅力をお伝えします。冬の寒さだけでなく短い夏の魅力なども併せてご紹介したいと思います。

ヤクーツクのレナ石柱自然公園

ヤクーツクの見どころ観光名所の一つが、ユネスコの世界遺産にも登録されているレナの石柱群です。特に夏場のレナ川クルージングの目玉の観光スポットとなっています。

自然が作り出したこの石柱群はカンブリア紀の初期から中期にかけて形成された石灰岩や泥灰土、ドロマイド、粘板岩などの層からなっておりそれらの地層が、長年の浸食作用によってできた自然の彫刻です。

このレナ石柱自然公園を堪能するには、レナ川クルーズに参加するのが一番でしょう。実はこのレナ川は流域面積は世界第9位、長さは世界第10位の大きな川です。しかし1年のうち9月の末から5月の初めまでの大半は凍結します。その短い夏の間がこのレナ石柱公園のベストシーズンです。

この大変厳しい気候からこの世界でも有数の流域面積を誇る川の周辺はほとんど手つかずの自然が残っています。そんなレナ川をクルーズしながら自然が作り出した造形美を観光することができます。

見渡す限り自然のものばかり、耳に入ってくる音も自然のものばかり、あまりにも美しいく壮大なその光景に見る人は思わず言葉を失ってしまいます。

ヤクーツクのサハ共和国の宝物展示館

ダイヤモンドの生産地としてはアフリカが有名ですが実はダイヤモンドの産出量はサハ共和国が世界一です。世界に流通しているダイヤモンドのうち実にその22パーセント以上がこのサハ共和国産です。極寒のこの場所にダイヤモンド鉱山、そして銀や金も豊富に産出する土地でもありそのサハ共和国の宝を展示するための施設がここです。

この展示館の一番の見どころはダイヤモンドの展示です。熟練した職人たちの手によって丁寧にカットされたダイヤモンドの美しさには目を奪われてしまいます。

またこのホールの入口にはコインのコレクションが展示されておりロシアのお金の歴史を知ることができます。また同じ部屋には様々なコンテストでの受賞経験があるデザイナーが作成したジュエリーも展示されています。

ヤクーツクがあるこのサハ共和国は金や銀の採掘も頻繁に行われておりその採掘の歴史も展示されています。

ヤクーツクのマンモス博物館

この手つかずの大自然と永久凍土は、古代の生態系を知るための重要な手掛かりがたくさん残されています。化石なども数多く発掘されており、生物学者たちにとってはパラダイスの様な場所です。

その中でも有名なのが、かつて愛知万博でも展示されたマンモスです。永久凍土の中に凍った状態で発見されたこのマンモスはほぼ完全な状態で皮膚や毛、また肉までもが残されていたそうです。

この博物館では発見されたマンモスのはく製やそれをもとに再現した実物大のマンモスの迫力には驚かされます。加えて、マンモスと一緒に発見された動物のや恐竜の骨格なども展示されています。

特に近年はこの冷凍マンモスの発見が相次いでいます。もしかしたらこれも地球温暖化の影響なのかもしれません。

ヤクーツクの永久凍土の王国

このヤクーツクの歴史は永久凍土に依存しているといっても過言ではありません。建築物のほとんどはその永久凍土を基礎として建てられています。

そんなヤクーツクの人たちが新たな永久凍土の魅力に気づき、2008年にオープンしたのがこの永久凍土の王国、英語だとKingdom of Permafrostです。市内から約10分の距離にある氷河の中に作られた施設です。

氷河の洞窟はそれだけでも神秘的なものですが、この永久凍土の王国には数々の氷の彫刻が展示されています。またそれらの氷の彫刻がきれいにライトアップされておりとても神秘的な雰囲気を醸し出している場所です。

永久凍土の中ということもありこの洞窟の中は1年中を通してマイナス7度前後と一定に保たれている場所です。極寒のヤクーツクのでは外の気温の方が低く、この洞窟に入ると温かく感じることもしばしばでしょう。短い夏場には寒く感じます。その時期はこの施設が防寒具などを貸してくれます。

この永久凍土という独特の自然の恵みを生かした施設がこの永久凍土の王国にあります。それがこの氷の洞窟の中に作られたアイスバーです。すべてが氷でできたバーです。バーカウンターも氷でできていて、ショットグラスも氷でできていてそのグラスでウオッカを飲むことができます。これはロシア連邦の極寒の町ヤクーツクでなければできない体験です。

午後8時頃には石柱自然公園を出発してヤクーツクに向かいます。翌朝の9時頃にはヤクーツクに到着しています。

ヤクーツクを起点にして向かうバイカル湖

このヤクーツクをからもう一つのロシアの世界自然遺産を訪れるのもおすすめです。それが世界で一番の深さ、透明度、をほこるバイカル湖です。特にこのヤクーツクを流れるレナ川はこのバイカル湖か流れて出て北極海にそそぐ川です。その源流のバイカル湖を訪れるのもおすすめのルートの一つです。

夏には釣りや遊泳などを楽しむ避暑地となりますが、このバイカル湖の本当の美しさを知るためには真冬に行かなければなりません。湖面一帯は氷と雪に覆われて耳を傾けて聞こえてくるのは風の音と温度差によって氷がひび割れる音です。シベリアの真珠と言われているこのバイカル湖の魅力を楽しむこともおすすめのヤクーツク観光の一部です。

特に冬に訪れてよくわかるのがその透明度の高さです。分厚い氷におおわれているはずなのに湖の底まで見ることができるのです。この体験はバイカル湖でしかできません。

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ヤクーツクの夏の楽しみ方:レナ川クルーズ

大自然のとの付き合い方を熟知しているロシアのヤクーツクの人達は、ヤクーツクの短い夏の楽しみ方も良く知っています。その楽しみ方の一つが1年の半分以上が凍結していまうレナ川のクルーズです。

レナ川のクルーズには様々なコースがあります。1週間ほどかけて北極海をクルーズするものやヤクーツクから出向して数日で戻ってくるというツアーもあります。

クルーズで世界遺産の石柱自然公園のみを回るツアーだと、夜にヤクーツクを出港して翌日のお昼ごろにレナ川の石柱自然公園内に入ります。豪快な自然の造形美を眺めながらクルーズを楽しみ午後3時頃には停泊地につきます。石柱のを上って探索したりバーベキューをしたり楽しんだりすることができます。

長い冬の間は凍結していますこのレナ川クルーズを楽しめる短い夏の時期には、このロシアの中でも緯度の高いヤクーツクはほとんど太陽が沈まない日も続きます。日中でもそれほど太陽が高く昇らないこの時期は何とも言えない不思議な雰囲気があります。そんな大自然のもたらす芸術を楽しむのがこのクルーズです。

ヤクーツクから行く世界で一番寒い村

このヤクーツクから北東に行ったところにあるのがオイミャコン村という小さな村です。この小さな村が有名なのは、地球上で最も寒い人間が住む定住地として知られているからです。

1月の平均最低気温はマイナス50度、世界一寒い街としての認定を受けたときの気温はなんとマイナス70度だったということですから驚きです。

しかも驚きなのがこの寒い気候の中で実際に人々が毎日の生活を営んでいることです。私たちの想像をはるかに超えたマイナス50度の世界での生活を見るだけでも驚かされるということでヤクーツクから向かう人気の観光スポットともなっています。

しかし夏になると一気に気温は上昇し最も暑い日では30度を超えることもしばしばだそうです。冬と夏の気温さが120度以上ということですから驚きです。

ヤクーツクの気温

ヤクーツクを観光で訪れる人たちにとって気になるのがその気候でしょう。寒いといってもどれほどの寒さなのでしょうか?また夏も寒いのでしょうか?

このヤクーツクの冬は本当に寒いです。12月でもマイナス50度にまで下がることはしばしばです。シベリアでは2月が一番寒いということを考えると驚きです。一方で夏の気温は意外に高くなります。7月の平均最高気温は25度ほどまで上がります。特に近年は暑くなってきており30度を超える日もしばしばあるそうです。

しかし夏の日でも朝晩の気温が大きいのがこのヤクーツクの特徴です。7月の平均最低気温は12度ほどです。また氷点下まで下がる日もあるようです。

このヤクーツクは海から遠い内陸地のしかも盆地にあるために夏と冬、そして昼と夜の温度差が大きくなるようです。

ヤクーツク観光おすすめの服装

このロシア連邦のヤクーツク、冬にはマイナス50度にもなるヤクーツクではどのような服装がいいのでしょうか。特に冬場の服装は注意が必要です。日本では人が住むことすら考えられない気温です。そんな中を歩くのにはかなりしっかりとした服装が必要です。

例えば、日本のネットで販売しているダウンジャケットを探してみても、何とかマイナス40度に対応できると書かれているダウンジャケットやダウンワンピースを見つけることができます。これは8000メートル級の登山や極地遠征隊などが使用するような服装です。

とにかく寒さから身を守るために厚手のダウンジャケット、頭がすっぽりと隠れる帽子や耳当て、そして顔を覆うマフラーやフェイスマスクなども必要になってくるでしょう。また忘れてはならないのが足元です。そこが厚くて暖かいものでなければ数分歩いただけで足先が冷えて歩けなくなってしまいます。

冬のヤクーツクの街を訪れる人は、まさに冬の探検隊の様な服装が必要にになってくることでしょう。もしそれができなければ現地の人が使っている服装を現地調達するのがいいでしょう。

ヤクーツクへのアクセス

ロシアのヤクーツクを観光で訪れるにはどのようなルートがあるのでしょうか。残念ながら日本からの直行便はありません。ですからヤクーツク観光へは乗り継ぎをしながら向かう必要があります。

ヨーロッパの主な都市へは大体1回の乗り継ぎで行くことができますが、このヤクーツク観光に向かうためにはほとんどの場合は2回の乗り継ぎが必要なようです。

ロシアのLCCキャリアのS7 Airlineを使用すればハバロフスクなどを経由して1度の乗り換えでヤクーツクまで行くことができますが、航空便が少ないために待ち時間が長くなり結局30時間近くになります。一方おなじS7  Airlineでもモスクワを経由して2度の乗り継ぎをするほうが全体の飛行時間は短い場合があります。

ある口コミによるとハバロフスクを経由して、日本からハバロフスクとハバロフスクからヤクーツクのチケットを別々で取るのが一番楽なアクサスだという意見もありました。

ヤクーツクのおすすめレストラン

ヤクーツクでのおすすめのグルメスポットは見俗博物館にあるレストラン、Chochur Muranです。こちらでは本格的な郷土料理と伝統的なロシア料理の両方を楽しむことができます。ホテルにあるレストランなので中には滞在中ほぼ毎日このレストランで食事を済ませるという人もいるほど人気のレストランです。

ヤクーツクのおすすめホテル

続いてはヤクーツクでおすすめのホテルをご紹介したいと思います。まず最初にご紹介するのがSterkh Hotelです。近くにヤクーツク劇場もあるヤクーツク中心部にあるホテルで観光にはぴったりのホテルです。

同じくヤクーツク市中心部に位置するホテルがHotel Lenaです。50名の収容が可能な会議室もあるのでビジネスで利用する方が多いホテルです。もちろん観光で訪れる人にも便利なロケーションでおすすめです。

ヤクーツクのあるロシアへの入国情報

ロシアへは他のヨーロッパの国とは違い観光のための短期間の入国であったとしてもビザを取得する必要があります。

観光ビザなら30日間まで滞在が可能です。ビザの申請は個人的にロシア大使館に行くこともできますがほとんどの人は代行業者に任せているようです。また最近ではネット上で取得できる電子ビザもあります。

寒さが自慢の都市ヤクーツクへ今すぐ行こう

ロシアのシベリアの都市ヤクーツクについてご紹介しました。永久凍土の国には他では見られない独特の文化が発展しています。その永久凍土の中で見つかったマンモスなども魅力たっぷりです。

ただし冬に訪れるなら、服装には十分に注意しましょう。日本の真冬の服装でもこのヤクーツクでは足りません。でも服装さえ中止すればこのヤクーツクの街を存分に楽しむことができるでしょう。

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この記事のライター
Canna

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