マリインスキー劇場でバレエ鑑賞!チケットの買い方やドレスコードも紹介!

ウラジオストクの象徴、ゴールデンブリッジを渡ったところに佇むマリインスキー劇場は、オペラとバレエ専用の劇場として知られる帝室劇場。今回はこのマリインスキー劇場のバレエ鑑賞に興味がある方のためにチケットの買い方やドレスコード、座席についてご紹介していきます。

マリインスキー劇場でバレエ鑑賞!チケットの買い方やドレスコードも紹介!のイメージ

目次

  1. 1マリンスキー劇場をご紹介
  2. 2マリインスキー劇場とは?
  3. 3マリインスキー劇場への行き方
  4. 42015年に新設されたマリインスキー劇場
  5. 5マリインスキー劇場のチケットの買い方は?
  6. 6マリインスキー劇場のチケットが買える代行サイト
  7. 7マリインスキー劇場のドレスコードは?
  8. 8ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ1:ロビーの通路
  9. 9ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ2:1階の座席
  10. 10ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ3:オーケストラ
  11. 11ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ4:ロビー
  12. 12ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ5:カフェ
  13. 13チケット購入はお早めに

マリンスキー劇場をご紹介

マリインスキー劇場は、ロシアを代表するオペラ・バレエ劇場。総芸術監督であるヴァレリー・ゲルギエフ氏を筆頭に、230年の長い歴史も持つ世界最高峰のバレエの殿堂です。建造物自体も世界遺産に登録され、2015年に創設された新しい劇場も傘下に加わりました。それでは、ドレスコードやチケットの前にまず劇場について見ていきましょう。

マリインスキー劇場とは?

マリインスキー劇場とは1783年に、女帝であるエカテリーナの命令により建設された帝室劇場。もともと石造りであったことから「石の大劇場」(ボリショイ・カーメンヌイ)の名前で親しまれていました。

それから後の1859年、建築家アルベルト・カヴォス氏の設計によって現在のネオビザンティン様式の劇場が完成。

爽やかな黄緑色に染まった壮麗な外観が特徴のマリインスキー劇場は、サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群の1部として、ユネスコの世界遺産にも登録されている貴重な建造物、バレエファンにも親しまれている場所です。

バレエファンも殺到のマリインスキー劇場

チェイコフスキーによる珠玉の名作「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」はこの劇場で初演を迎え、ボロディンのオペラである「イーゴリ公」を始めとする傑作も多数初演している場所です。

サンクトペテルブルクに位置する「マリインスキー劇場」のほうは、古典演目がメインで上演されているのが特徴。

ウラジオストクに位置する新しい劇場「マリインスキー沿海州劇場」はクラシック演目やオペラ、コンサートが中心です。劇場が初めての方でも歴代の名作や有名どころ、コンサートはきっと楽しむ事ができるでしょう。

マリインスキー劇場のバレエ団

ロシアのサンクト・ペテルブルクを拠点とする「マリインスキーバレエ団」の起源は、もともと1730年にフランスから伝わった帝国宮廷バレエとされています。

このマリインスキーバレエ団は、世界五大バレエ団のうちの1つ。ロシア国内で最も格式の高い世界トップレベルのバレエ団として有名です。

ソビエト連邦時代には暗殺された共産党の指導者にちなみ「キーロフバレエ」と呼ばれていましたが、ソビエト連邦が崩壊した後は、元の名称である「マリインスキーバレエ団」に戻されています。

18世紀後半の1783年には、女帝であるエカテリーナ2世の命令によりオペラとバレエ専用の劇場である「ボリショイ劇場」がロシア帝国時代の首都、サンクトペテルブルクに建設されました。

「マリインスキーバレエ団」やマリインスキー劇場はそのボリショイ劇場が礎となったもので活動の拠点はサンクトペテルブルグ、実際はここに本拠地を置いています。

2015年に創設されたウラジオストクの新しくモダンな劇場には、本場であるサンクトペテルブルクから一流の交響楽団やバレリーナ達が地方遠征にやって来ます。

マリインスキー劇場の管弦楽団

マリインスキー劇場管弦楽団は、1783年に開設されたマリインスキー劇場付属のオーケストラ。ロシアのサンクトペテルブルグを本拠地としています。

このオーケストラはロシアで最も古い管弦楽団とされ、ピョートル1世により創設されました。1988年に入るとロシア人指揮者であるヴァレリー・ゲルギエフがオペラの芸術監督に選出され、総裁にも任命されています。

マリインスキー劇場管弦楽団は世界的な名声を得ているため、文化外交などを通じてロシア政府の国政に貢献しています。2016年の5月にはシリアを代表するローマ帝国時代の都市遺跡、パルミラ遺跡でコンサートも開催されています。

劇場の自主レーベルからは、マーラー以来最大の交響曲作曲家として有名なショスターコヴィチの交響曲シリーズの続編。

イタリアオペラの作曲家ドニゼッティやワーグナー、マスネ、シチェドリンを始めとするオペラの全曲CDの他チェイコフスキーによる交響曲のDVDなどがリリースされています。

1992年以降、楽団の名称は「マリインスキー管弦楽団」に変わっていますが、2019年現在でも旧称の「キーロフ歌劇場管弦楽団」名義で販売されているCDが存在するためお土産として購入する際は注意すると良いでしょう。

マリインスキー劇場への行き方

日本から一番近いヨーロッパとされているロシアのウラジオストクへは、成田から飛行機で2時間40分から3時間でアクセスが可能。

韓国のソウルへ向かう際の所要時間と変わりがありません。ウラジオストク空港から街へ出る場合はアエロエクスプレスと呼ばれる高速鉄道やバスが便利、鉄道は48分で200ルーブル(600円)、バスなら1時間で75ルーブル(220円)です。

ウラジオストク中央駅から北、国立沿海地方博物館方面へ向かうとさらに北に「Izumrud Mall」(ТЦ”Изумруд”)というショッピングモールが存在します。

ウラジオストク駅からバスを使った行き方がおすすめ

そのモールから50mほど北に位置するバス停から、市バスの15番又は29d(29д)のバスに乗車すれば「マリインスキー沿海州劇場」まで約30分で到着します。29dに比べると15番バスのほうはやや遠回りになるようです。

「マリインスキー沿海州劇場」行きのバス停は、SBERBANK(Сбербанк)という銀行の目の前にあり、バス料金は一律23ルーブルとなっていますが、市内からタクシーを使う事も可能です。

バスに乗車し大きな橋を超えたら「マリインスキー沿海州劇場」前のバス停が見えてくるので「Театроперы и балета」でボタンを押し運転手に知らせ下車しましょう。

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2015年に新設されたマリインスキー劇場

ウラジオストクに本部を置き、日本からもほど近い距離にある「マリインスキー沿海州劇場」ではサンクトペテルブルクにある本部同様、定期的な公演が行われています。

劇場の正式名称は、英語表記で「Primorsky Stage of the Marinsky Theatre」ロシア語では「Приморская сцена Мариинского театра оперы и балета」。

この劇場はアジア太平洋経済協力会議であるAPECの開催に合わせ、2015年に建設されたまだ新しく近代的なつくりの劇場で2016年にはマリインスキー劇場の支部となりました。

大小2つのホールをもつ「マリインスキー沿海州劇場」では、1年を通し気軽に最新設備の中で世界最高峰の舞台芸術が鑑賞できるというのが特徴。

観客座席やホールでは、最新の音響設備や舞台装置によるあらゆる舞台公演が楽しめモダンな中にもクラシカルな雰囲気が広がりおすすめです。

劇場ホール内の座席は1階から4階まであり、各フロアには女性に嬉しいブュッフェが用意されています。劇場内のブュッフェで販売されている軽食はドリンクやケーキを始めとするスィーツ、休憩中は混みますがワインも注文する事ができます。

マリインスキー劇場のチケットの買い方は?

バレエ公演のチケットは演目により1ヶ月前から半年前くらい前に販売が開始される事が多いため日頃から公演予定をチェックしておくのがおすすめ。

人気の公演を除き、公演日の間近まで残席があることや当日キャンセルが出る事もありますが、人気の演目や最前列付近、舞台から向かって正面の座席はバレエファンによってすぐに埋まってしまう可能性が高いようです。

チケットの買い方①マリインスキー劇場の公式サイトを開く

劇場のチケットは、「マリインスキー沿海州劇場」の公式ホームページに英語表記が用意されているため自身のクレジットカードを使用し押さえることが可能。

公演の当日、「マリインスキー沿海州劇場」のチケット窓口で即座にチケットが手に入る事は希のため、事前に予約を済ませておきましょう。

チケットの買い方②PLAYBILL AND TICKETSをクリックする

まず「PLAYBILL AND TICKETS」から月の公演情報や内容、時間を確認します。オペラやバレエ、コンサートなどジャンルをまず絞って検索したい方は、「Select performance type」をクリックし、枠の中に希望の項目を入れましょう。会場や公演日の詳細から検索も可能です。

チケットの買い方③日程と公演内容を確認しBuy ticketsをクリック

バレエは木曜と土曜の公演が多く、オペラは水曜と金曜、日曜の公演が多いそうです。最後に公演の演目や日にち、時間帯に間違えがなければチケットの購入手続きを進めて行きましょう。

「Buy tickets」をクリックしたらチケットの購入が完了です。次は座席選びの画面に切り替わるのでカーソルを当てていくとそれぞれの座席の値段がわかります。

チケットの買い方④座席を選択する

青色は既に売り切れという意味のため次は黄色の座席表示を選択していきます。黄色の座席表示にカーソルを合わせると値段が出ますが、ロシア人以外である日本人は「Full rate」の値段で購入します。

「Your personal area」という表示が画面に現れたら、「Registration」(会員登録)をクリックし、新規アカウントを作成するために必要な情報を入力していきます。

チケットの買い方⑤決済方法を選択する

言語表記左にある黒い人のマークからログインが可能になり確保した座席が赤く染まるので「Add to basket」をクリックし最後に「Complete perchase 」で終了、決済方法を選択したらメールに送られてくるPDFのバウチャーを印刷し当日の引換え証として持っていきます。

マリインスキー劇場の座席チケットの引換え方

ホームページでの座席チケット購入が50分以内で完了しなかった場合は、手続きが無効になり始めからやり直しとなるのでスムーズに行えると良いでしょう。

オンラインで購入した座席のチケットは、ウラジオストクの「マリインスキー沿海州劇場」入り口左側にある「KACCA」と書かれたチケット窓口で見せることになります。

この窓口でパスポートを見せ、名前を照合したら座席チケットを出してもらえます。入り口では簡単な荷物検査がありますが、入り口右側にはグッズショップもあるためパンフレットが購入できます。

コートや大きなバッグ等は1階、2階にあるクロークに預けることも可能、劇場スタッフにチケットを見せれば自分の購入したチケットの座席まで案内してもらえます。

マリインスキー劇場のチケットが買える代行サイト

この他、日本にいながら日本語のサイトを通しチケット予約代行をしてもらえるサイトとして「Rus Way ロシア劇場チケットセンター」があります。

「マリインスキー沿海州劇場」の公式ホームページからロシア語と英語での購入に不安のある方は代行を行っている会社を利用するのが便利でしょう。

日本で先にチケット購入をするなら

ルスウェイは、コンサートチケットや劇場チケットの他、ロシアビザ代行やホテルの手配も行っている会社で問い合わせ後、指定の講座に金額を入金、手配開始となります。

通常チケット確保後のキャンセルや払い戻しはできませんが、人気の演目のチケットが完全に売り切れとなってしまった場合、返金があります。

マリインスキー劇場のドレスコードは?

バレエ鑑賞の際のドレスコードは他のヨーロッパ諸国と同様、地元の人達だけでなく観光で世界中から観客やファンが訪れるため普段着でも鑑賞ができますがラフすぎてドレスコードに適切でないものは避けたほうが良いでしょう。

例えば穴のたくさん空いたジーンズや露出の多い格好、アウトドア系やサンダルなどを避け最低限のドレスコードをわきまえていれば比較的シンプルな服装でも大丈夫です。

スマートカジュアルや綺麗目の服装でも大丈夫

なかなか着る機会のないドレスやお洒落着、ハイヒールやスーツなど綺麗目をお持ちの方は、クロークが用意されているので現地ではスニーカーにシャツでも劇場に着いたら別の服に着替えるということも可能。

くるみ割り人形などは欧米でもクリスマスの定番演目となっているため、家族揃って演目を楽しむために来たりドレスコードを意識し思い思いにおしゃれをして来る現地の人達も多いそうです。

シーズンや公演内容に合わせたコーデを心がけて!

カジュアルなドレスコードや装いで来場する人も勿論いますが、少し高級なレストランでの食事やホテルでのドレスコードをイメージしてみると良いかもしれません。

季節や演目により長時間座って鑑賞をしていると、少し肌寒く感じる方もいるためせっかくの舞台に集中出来ないという事が無いよう羽織れるものがあるドレスコードや短いスカートや短パンを避けたドレスコードを意識してみるのもおすすめです。

住所 Fastovskaya st 20 Vladivostok
電話番号 0423-240-6060

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ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ1:ロビーの通路

マリインスキー沿海州劇場内ロビーの通路には、演目で活躍するバレエダンサーの写真や劇場の内装に関係ある写真が飾られています。

ファンのバレエダンサーや踊り子たちの美しい一瞬一瞬が刻まれた写真の前で記念撮影をしてみては?舞台を模したミニチュアのボックスもあるため主役になったつもりで写真撮影が行えるのでおすすめです。

ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ2:1階の座席

最新型の劇場では、どの角度からでも比較的良く演技を鑑賞する事が出来ますが最前列のある1階席では迫力の演技や美しいコスチュームがしっかりと見られるでしょう。

1列目は鑑賞の間首が疲れてしまう可能性があるため、3列から4列目が一番良い席だと言われているので人気の高い公演を選んだ方にはおすすめです。

ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ3:オーケストラ

劇場の公演が始まる前、舞台の前にはオーケストラの人達がすでに集まりバックミュージックを演奏したり準備をしている時間帯があります。

開演の前であれば劇場内での写真撮影は許可されているので、ホール内の設備やオーケストラの人達を記念に写真におさめる事も可能です。

ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ4:ロビー

劇場内ロビーや通路は休憩時間や待ち合わせに利用する事が可能。休憩中は撮影が出来るスポットやお手洗い、ロビーに人が多く集まります。

上演時間は演目により異なりますが約3時間半。全4幕ほどから構成されていて休憩も2回用意されています。

ウラジオストクのマリインスキー劇場内おすすめ5:カフェ

パンフレットやお土産が購入できるグッズショップと合わせて訪れたいのが休憩時間や朝食をとるのに欠かせないカフェ。

各フロアにビュッフェやトイレもあり、休憩中は4階席ロビーに位置するカフェで一息つくことも可能。ロシアのコーヒーや紅茶、ピンチョスやワインが用意されています。

座れる席や立ち席、お菓子や飲み物が購入できる場所は休憩時に混雑する可能性があるので、ゆっくり休憩をとりたい方は時間よりも早めに行動するのがおすすめです。

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チケット購入はお早めに

新しく生まれ変わった新劇場やおすすめ、チケットの買い方などをご紹介してきました。チケットの購入は1ヶ月前の早めを心掛け、見にいく演目の背景知識をすこしだけ予習しておく事で鑑賞の楽しみが倍増します。ストーリーに入っていけるよう準備し舞台では何が表現されているのか理解を深めておくのも良いでしょう。

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この記事のライター
Weiße Krähe

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