松江城の見どころ!周辺観光のスポット・所要時間・アクセスまで完全ガイド!

島根県の松江城は2015年に城郭としては5番目の国宝になりました。山陰地方にあるため、首都圏や大阪周辺から観光に行くにはやや距離がありますが、名城にふさわしい造りをもっています。今回は松江城へのアクセスや見どころ、周辺のランチスポットなどをご紹介します。

松江城の見どころ!周辺観光のスポット・所要時間・アクセスまで完全ガイド!のイメージ

目次

  1. 1島根県の松江城は国宝の城
  2. 2島根県の松江城とは
  3. 3国宝松江城のおすすめな見どころをご紹介
  4. 4松江城の登閣時間と開放時間
  5. 5松江城へのアクセス
  6. 6松江城周辺観光のスポット
  7. 7松江城周辺での美味しいランチのお店
  8. 8松江城と周辺をぐるっと観光しよう!

島根県の松江城は国宝の城

2015年7月に国宝に指定された島根県の松江城は、日本に12ある現存する天守の1つです。天守閣からは宍道湖や松江市街が一望でき、また城の周辺は公園として整備され、市民の憩いの場にもなっています。今回は松江城へのアクセスや見どころ、見学時間、周辺の観光やランチの情報などをお届けします。

島根県の松江城とは

島根県の県庁所在地にある松江城は別名「千鳥城」とも呼ばれています。入母屋破風の屋根が鳥が羽を広げたように見えるからです。この入母屋破風という様式は安土桃山時代から江戸時代初期に見られるもので、日本で残っているのは唯一この松江城だけです。

17世紀初めの建設から400年近く経った現在も当初の天守が現存しており、2015年に国宝に指定されました。城としては63年ぶり、姫路城、彦根城、松本城、犬山城に次いで5つ目の国宝指定でした。

実は松江城は1935年に一度国宝に指定されています。が、1950年の法制定で重要文化財扱いになり、今回再度国宝に認定されたのです。松江のシンボル松江城は、2018年末のNHKの番組では数ある他の城を抑えて「日本最強の城」に選出されました。

松江城の歴史

松江城が堀尾氏によって完成したのは1611年冬ですから、400年以上も前のことになります。しかし1633年に2代目の藩主だった堀尾忠晴が死去すると、跡継ぎの男子がいなかったため堀尾家は途絶えてしまいます。

翌年の1634年に若狭(今の福井県)の小浜藩から京極忠高が入り、松江城も拡張、三の丸が造られています。ところが京極忠高にも男子がおらず、1637年再び松江城主は断絶してしまいます。

翌1638年になると信濃(今の長野県)から松平直政が入り、以後松平家が幕末まで続くことになります。

明治時代に入ると廃藩置県で松江城は廃城になってしまい、天守も売却されることになります。それを地元の豪農や元藩士が出資して買い戻したため、現在まで天守が残ることになりました。

昭和に入った1927年、松江城は松平家から松本市に寄付されました。その後、周囲の整備や櫓、塀、門などの修理復元を重ね、「都市景観100選」や「日本100名城」などに選ばれています。

松江城が国宝になったのは1935年ですが、1950年には文化財保護法が施行され、国宝ではなく重要文化財扱いになります。そして2015年には晴れて正式な国宝に認定されました。

松江城を築城したのは?

歴史上ファンなら聞いたことがある人物に、豊臣秀吉の中老をつとめた堀尾吉晴という武将がいます。その堀尾吉晴の子どもである堀尾忠氏は秀吉の死後、徳川家康に接近し、功労として出雲にある富田の地をもらいます。

富田の地は町を拡大させるのが難しい地形だったため、松江に城を築くことになりました。松江は宍道湖と中海を結ぶ太田川に近く、大量の物資輸送に便のある土地だったのです。

これが松江城の始まりですが、築城当時まだ存命だった忠氏の父の堀尾吉晴は城づくりに長けていたため、彼の意見もかなり反映されているのではないかと言われています。

国宝松江城のおすすめな見どころをご紹介

ここからは島根の松江城を観光する際の見どころをご紹介していきます。松江城は、天下が平定された江戸時代に入ってから築かれた城なので、全体としては防御に有利な山城でも、敵の侵入を阻む櫓などの施設が多かったわけでもありません。でありながら、天守は戦いに備えた造りや設備が充実しています。

見どころ①付櫓

付櫓(つけやぐら)は天守閣入口の防御を固めるために建てられている建物で、この付櫓自体も侵入しにくい構造になっています。壁にはたくさんの穴があいていますが、これは外にいる敵に向けて鉄砲を撃つための穴です。

櫓に鉄砲穴があいているのは、他の城にもよく見られるものですが、松江城はなんと天守閣から付櫓に向けて鉄砲を撃つための穴もあります。これは、敵が付櫓を占領しても、天守だけでも戦うという闘志の表れなのです。

見どころ②地階


松江城の天守は外観は4層ですが、中は地上5階、地下1階になっています。地階は「穴蔵の間」とも呼ばれ、籠城戦になった時の物資貯蔵庫でした。地階の中央には深さは24メートルの井戸があり、常時水が確保できました。

そしてここ松江城の地階には、松江神社から発見された2枚のお札がかつて貼られていたことが明らかになっています。そのお札には松江城が築城された年が明記されており、それが国宝認定の決定打になったのです。

現在ではお札のレプリカが井戸の両側の柱に貼られ、往時が再現されていますので、観光で地階に下りた際には注目してください。

見どころ③階段

松江城天守閣の各階にある階段は幅1.6メートル、板の厚さ10センチほどで、材質は全国的にも珍しい桐です。タンスの材料にも使われている桐は燃えにくく、防火の機能を備えています。また、軽い材質なので戦いの折には階段を外したリ引き上げたりするのが容易だったと想像できます。

また、他の城の天守閣の階段と同様、松江城の階段も勾配はとても急です。観光する際はスカートではなくズボンをおすすめしたいほどです。これは敵が上って来た時に突き落としたリ、蹴り飛ばしたりしやすくする防御上の理由です。

見どころ④二の丸

松江城は二の丸も見どころの1つです。かつて二の丸には御門と5つの櫓が建っていました。明治時代に取り壊されたこれらのうち、南櫓、中櫓、太鼓櫓の3つが2002年に125年ぶりに再建されました。

南櫓は南東方向を見張る場所、中櫓は武具庫、太鼓櫓は時を告げる太鼓がおかれていた場所です。これら3つの櫓は土塀で結ばれている他、二の丸には南多聞、廊下橋の一部といった部分も復元されているので、往時をしのびながら観光してください。

見どころ⑤「打ち込みハギ」で築かれた石垣

松江城の築城期間は5年間ですが、その中で3年もの時間をかけたのが石垣づくりです。松江城の石垣の積み方は主に2種類あり、1つは北面に多く見られる「野面(のづら)積み」です。これは自然石を加工しないでそのまま積んだもので、表面はごつごつ、石と石との間にも隙間が多い積み方です。

そしてもう1つの積み方が「打ち込みハギ」というもので、石の角や飛び出た部分を叩いて平たくしてから積み上げる方法です。石同士の隙間が減り「野面積み」より高く、急勾配の石垣造成が可能になります。

松江城の石垣に使われている石の中には、目印のための刻印が彫り込まれたものもあるので、観光の折には探してみてください。

見どころ⑥天守閣

黒くどっしりとした印象の松江城天守閣は、望楼式と呼ばれるもので、最上階は壁がなくぐるりと360度の展望がききます。これは敵を見張る監視塔、戦いの時の司令塔の役割を果たすためです。

屋根に付いているシャチホコは木造で銅張りです。長さは2メートル8センチで、木造のものでは日本最大です。付櫓の方から見て左がオス、右がメスなので、観光の際にはその違いにも注目してください。

その他、天守閣では別名「千鳥城」の由来となった三角形の入母屋破風の部分や、各階の隅にある奇怪な表情の鬼瓦も見どころです。

松江城の登閣時間と開放時間

松江城の天守閣に入れる登閣時間や料金、エリアの開放時間などをご紹介します。松江城を観光する際の所要時間は、平均50分といったところです。もちろん興味の度合いによって見学時間は大きく変わってきますが、参考にしてください。なお、松江城では土日祝日に「まつえ若武者隊」による演舞や記念撮影などのおもてなしがあります。

登閣時間・開放時間・登閣料金

松江城天守閣への登閣可能時間は季節によって違います。4月から9月は8:30から18:30まで開放されていますが、受付終了は18:00です。10月から3月は8:30から17:00までで、受付は16:30までです。特に定休日は設けられておらず年中無休です。

本丸エリアの開放時間は登閣時間とは異なり、4月から9月は7:00から19:30、10月から3月は8:30から17:00となっています。

登閣料金は、大人670円、小中学生280円です。30名以上の団体ならそれぞれ530円、220円になります。外国人は優遇料金で大人330円、小人140円に設定されています。

共通券

松江城だけでなく周辺の見どころも一緒に観光するならお得な共通券が何種類かあるので上手に利用してください。「2施設共通券」は松江城と松江歴史館(基本展示のみ)が見学でき、料金は大人930円、小中学生420円です。

3館共通券は2種類あり、どちらも3日間有効です。「3館共通券-1」は松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷の周辺3施設が観光できる上、小泉八雲旧居、松江歴史館等の割引が受けられるチケットです。料金は大人1090円、小中学生500円です。

「3館共通券-2」は松江城、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居が見学できる上、武家屋敷、松江歴史館等の割引が受けられるチケットです。料金はやはり大人1090円、小中学生500円になります。

松江城へのアクセス

島根の松江城へのアクセスをご紹介します。松江城は市街地にある城なので、電車でも自家用車でもアクセスは比較的容易です。松江では観光に力を入れており、車でアクセスした場合、土日祝日などには県庁の職員駐車場が「おもてなし駐車場」として利用可能になります。

JR山陰本線「松江駅」からのアクセスと所要時間

松江城の最寄り駅はJR山陰本線の「松江駅」です。ここから900メートルほどの距離があり、徒歩でのアクセスだと20分ほどかかります。

松江駅から松本城まではレイクラインというバスが走っており、10分ほどで「大手前」のバス停に到着します。そこからは徒歩2分ほどで松江城にアクセスできます。

車でのアクセスなら松江駅から5、6分ほどで松江城に着きます。67台分ある大手前駐車場は24時間利用でき、時間帯で料金が変わってきますが、昼間なら1時間まで300円、2時間まで500円などで利用できます。周辺には他にも駐車場があり、HPで料金などが詳しく案内されています。

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松江城周辺観光のスポット

江戸時代、近世都市として整備され、山陰を代表する城下町として発展した松江は、ギリシア生まれのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も居住した町です。松江城の周辺には町の歴史を感じられる、見逃せない観光スポットがたくさんありますのでそのいくつかをご紹介します。

見どころ①松江堀川めぐり

松江城周辺で観光客に人気なのが「松江堀川めぐり」です。松江城は外堀、内堀ともにほぼ完全な形で残っていて、その両方をこの堀川めぐりで水上から見学できます。

舟はおよそ15分おきに巡回バスのように周航しているので、3か所ある乗船上で自由に乗り降りできる使い勝手の良いものです。1周は約50分の所要時間で、寒い冬にはこたつ舟も運航されます。

料金は中学生以上の大人1230円、小学生は610円で、チケットは1日乗り放題券になります。春は水上からのお花見が人気です。

見どころ②松江城下町

松江の学校で教鞭をとったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は日本の暮らしや民話を世界に紹介したことでも知られていますが、彼の住んでいた家が観光客に公開されています。「小泉八雲旧居」がそれで、当時のままの様子が保存されています。また、「小泉八雲記念館」では彼に関連する品々が見学できます。

歴史に興味のある人は「武家屋敷」、「松江神社」などもおすすめです。「武家屋敷」は江戸時代中期の武士の暮らしがしのばれるスポット、「松江神社」には徳川家康や松江にゆかりの深い堀尾吉晴、名君とうたわれる7代藩主松平治郷などが祀られています。

見どころ③松江歴史館

松江城のほとりにある「松江歴史館」は展示やイベントなどで松江の歴史文化を広く紹介している施設です。建物自体も武家屋敷風の上、日本庭園や家老屋敷などの見どころもあります。オリジナルグッズのラインアップが豊富なショップや和菓子とお茶が頂けるカフェも好評です。

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松江城周辺での美味しいランチのお店

松江市内には日本3大そばと言われる「出雲そば」や有名な宍道湖のシジミなど、地元の名物料理を食べられる食事処から、若者に人気の洋食や現代的なフードの店など、たくさんのランチスポットがあります。その中から松江城からのアクセスが良い3店をご紹介します。

美味しいランチのお店①八雲庵

「八雲庵」は松江城の北側、お堀のすぐそばにある蕎麦処です。武家屋敷跡を改装したという店内は落ち着いた雰囲気で、本場の手打ち出雲そばが食べられます。お店のおすすめは鴨のだしが効いている「鴨南蛮」です。鴨肉がたくさん入っており、ネギの食感や柚子の香りもたまりません。手入れのされた庭も印象的なランチスポットです。

美味しいランチのお店②カーリー スパイスカレー

2番目にご紹介するランチにおすすめのスポットは「カーリー スパイスカレー」です。ランチタイムにも行列ができることが多い人気店です。カレーの辛さは7段階あり、好みのものを注文することができます。また、ご飯の量も自分に合ったものを選べます。黒板に書かれるその日のおすすめメニューにも注目です。

美味しいランチのお店③庭園茶寮 みな美

「庭園茶寮 みな美」は松江城の南、宍道湖に近い場所にある和食処です。ここで評判なのは「鯛めし」で、出汁の美味しさや鯛のふっくら感が絶品です。ランチタイムはご飯のお変わりが有料になりますが、トータルコスパが良いと口コミでも高評価です。宍道湖が見える美しい庭園も堪能したいスポットです。

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松江城と周辺をぐるっと観光しよう!

以上、島根県の松江城についてのあらましやアクセス、見どころなどについてご紹介しました。国宝の指定を受けて注目を浴びている松江城は、地元の人たちにも観光振興の気運が高まっています。きっと気持ちよく思い出に残る観光ができることでしょう。周辺に見どころや美味しいランチスポットも多い松江城に出かけてみませんか。

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MinminK

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