幌尻岳の登山は最難関レベル?おすすめの徒歩ルートやコースを紹介!

北海道の幌尻岳は日本百名山の一つで、難易度も高く、夏になると登山客で賑わいます。周辺は日高山脈襟裳国定公園に含まれ、自然が手付かずに残っていて、このまま残しておきたい風景でもあります。高山植物が咲く幌尻岳の登山ルートや山小屋、装備などについて紹介します。

幌尻岳の登山は最難関レベル?おすすめの徒歩ルートやコースを紹介!のイメージ

目次

  1. 1幌尻岳登山の難易度を見る前に
  2. 2幌尻岳登山の難易度1:どこにあるの?
  3. 3幌尻岳登山の難易度2:どんな山?
  4. 4幌尻岳登山の難易度3:日高山脈
  5. 5幌尻岳登山の難易度4:初心者が挑むには
  6. 6幌尻岳登山の難易度5:七つ沼カール
  7. 7幌尻岳登山の難易度6:日本百名山
  8. 8幌尻岳登山の難易度7:日本地質百選
  9. 9幌尻岳登山の難易度8:動植物
  10. 10幌尻岳登山の難易度9:渡渉とは?
  11. 11幌尻岳登山の難易度10:渡渉ルート
  12. 12幌尻岳登山の難易度11:泳ぐ
  13. 13幌尻岳登山の難易度12:装備
  14. 14幌尻岳登山の難易度13:額平川ルート
  15. 15幌尻岳登山の難易度14:新冠ルート
  16. 16幌尻岳登山の難易度15:チロロ川沿いルート
  17. 17幌尻岳登山の難易度16:幌尻山荘
  18. 18幌尻岳登山の難易度17:とよぬか山荘へのアクセス
  19. 19幌尻岳登山の難易度18:新冠ポロシリ山荘
  20. 20幌尻岳登山の難易度19:インドナップ山荘までのアクセス
  21. 21幌尻岳登山の難易度を見てから登ろう

幌尻岳登山の難易度を見る前に

北海道の幌尻岳は、百名山の一つで、登山は難易度も高く、容易に登山出来ない山の一つです。夏になると登山者たちが幌尻岳の頂を目指して、登って来ます。

初心者でもガイド付きなら登山できる可能性もありますが、初心者なら基礎体力の充実など自分で鍛えておくべきこともあります。幌尻岳のおすすめ登山ルートや山小屋、装備などについて紹介します。

幌尻岳登山の難易度1:どこにあるの?

場所は北海道日高振興局管内にあります。新冠町と平取町にまたがって位置し、日高山脈襟裳国定公園に含まれています。日高山脈の主峰で、標高は2052メーターですが、北海道の緯度が高いため、2000メートル級の山でも3000メートル級の山との認識が必要です。

そのため、百名山の中でも最難関中の最難関と言われていて、それ相応の準備、服装、食糧などかなり重装備での登山となります。

幌尻岳登山の難易度2:どんな山?

1300年前の造山活動でできた北海道の幌尻岳です。幌尻岳の名はアイヌ語の「ホロ・シリ」から由来しており、大きな山という意味です。神が宿ると言われるカムイ伝説のある山でもあり、古くから地域の住民に崇拝されてきています。

北海道の幌尻岳にしかいない貴重な動植物の宝庫でもあり、固有植物や天然記念物に指定されているものも多数あります。手付かずの大自然が残る数少ない山で、最難関の山の一つとして有名です。

夏季6月から8月の平均最高気温は11.7度、平均最低気温は-0.9度で、夏とは言えども服装、靴、着替えなどの装備も必要になります。

幌尻岳登山の難易度3:日高山脈

日高山脈は北海道の背骨と呼ばれ、北海道中央から北海道南部まで150キロメートルにも及び貫いています。

103447ヘクタールに及ぶ山域は日高山脈襟裳国定公園に指定されています。1300年前に海底が隆起し褶曲して生まれた地形で、北米プレートとユーラシアプレートとの境界にあります。

日高山脈を構成する山々は、北日高、中日高、南日高に分かれていて、南日高の標高810メートルのアポイ岳や北日高の標高2052メートルの日高山脈の主峰である幌尻岳があり、約40ほどの峰々が連なっています。

稜線には氷河地形のカールが見られる険しい山並みで、登山道は少なく、林道歩きと沢登りが主で、登山は難しく難易度も高く、初心者にはハードルが高いと言えます。

けれども、ガイド付きの登山ツアーに参加する初心者が、年々増加しているのが現状です。北海道の緯度が高いのを無視すれば、標高が2000メートルそこそこなので、初心者でも登れるとの思い込みで登山ツアーは例年人気です。

幌尻岳登山の難易度4:初心者が挑むには

初心者が幌尻岳に単独で挑むには、無理がありますが、優秀なガイドがいれば初心者でも全く無理というわけではありません。初心者が幌尻岳に挑戦しようとするなら、第一に基礎体力の充実を図る必要があります。

沢で膝から下が濡れたまま、次の藪こぎに入り体力を消費します。これを15回以上も繰り返して高度を上げて行くので体力が要ります。

第二に、経験不足を補うために、沢渡りの経験を別の低い山で慣らしておく必要があります。沢を渡るに最適な靴をはいての経験です。初心者でも沢渡の経験をして、練習を重ねれば、そのうちに初心者ではなくなってきます。

沢を渡るのが、そんなに大変なのかと考えている方もいるかもしれないですが、事故はおおむね沢を渡っている時に起きています。川底は滑るため慎重に歩かねばなりません。言葉で何度も説明しても、一度の経験に勝るものはないのです。

初心者とは経験がないから、初心者と呼ぶのであって、経験を重ねれば、自ずと初心者とは呼ばなくなります。

沢を歩くのが大変な理由は、バランスを取ることが難しいためです。不安定な足元に加え、背中の大きくて重い荷物がさらに厳しいいものにしています。

荷物に替えの靴を入れるだけで、背中のリュックはかなり重くなっていますが、本番の幌尻岳ではそれに予備の食糧なども入り、着替えも加わるので、かなりの重量にはなります。

それに川は流れていて、勢いがあり身体を持って行こうとします。その中を歩いてに向こう岸に行こうとしているのです。どう考えてもキツイです。

初心者が幌尻岳に挑む時は、夏の盛りなら、川の水もそれほど冷たくはないので、濡れてもまだましです。8月がベストです。濡れても乾きやすい合繊繊維の衣類を着るなど工夫が必要です。

また、北海道では秋は駆け足で通り過ぎるので、初心者が9月に幌尻岳に入るのは避けた方が無難です。

幌尻岳登山の難易度5:七つ沼カール

第4期の氷河期に形成された、氷河が削り取って出来たカールで日本地質百選にも選定されています。北海道の幌尻岳の頂上周辺の尾根に広がる、スプーンでえぐり取ったようなカールが7個あります。その場所に雨が溜まり沼になっていて、夏でも雪渓が見られることもあります。

幌尻岳登山の難易度6:日本百名山

「日本百名山」は登山家で小説家で随筆家でもある深田久弥氏が著した随筆で、氏自身が登った山岳の中で氏の基準で百座を選びだし、随筆としてまとめたものです。初刊は1964年(昭和39年)、読売文学賞を受賞しています。

他の雑誌の企画でも、日本百名山は存在していて、その基準は標高が1500メートル以上、山容が美しい、景勝地であること、山頂からの眺望が素晴らしいこと、登山として面白いことが選定ポイントとされています。

その中で78座が深田久弥氏がまとめた「日本百名山」と一致していたといいます。高山から眼下を見渡して、眺望が素晴らしくないことなどないと思うが、ポイントは登山として面白いか否かにかかってくるのだろうと密かに思います。

幌尻岳登山の難易度7:日本地質百選

古来よりカムイが遊んだ場所だと言い伝えられ「七つ沼カール」と呼び、あがめられています。カールの周りには、数々の可憐な高山植物が咲き誇っていて、お花畑になっていて見事です。

日本地質百選は、地質学的に見て、貴重で重要な自然資源を選定するもので、現在120件が選ばれています。自然のため雪崩や土砂崩れなどの崩壊があって、今まで2度見直されています。

幌尻岳登山の難易度8:動植物

北海道の幌尻岳は夏になると、斜面のカールには可憐な小花の黄色いチングルマ、青いイワギキョウ、薄紫のトカチフウロ、黄色のエゾキンバイ、エゾノシモツケソウ、エゾムカシヨモギ、エゾリンドウ、オオバミゾホオズキ、

シロウマアサツキ、白い小花のナナカマド、ニリンソウ、ハクサンチドリ、ミヤマアズマギク、白いミヤマダイモンジソウ、ミヤマリンドウなどが咲き誇っています。

ナキウサギ

ナキウサギはウサギ目ナキウサギ科に属する小型哺乳動物。氷河期時代にユーラシア大陸からやって来たナキウサギでしたが、地球が暖かくなり海水面の上昇で北海道と大陸が分断され、帰れなくなったナキウサギが北海道の山岳地帯に移って生き残りました。

ウサギ目ながら、手の平に乗るくらいで、耳は丸く、四肢と尾っぽは短いのが特徴で、苔や小枝を食べますが、一旦は咀嚼し食べて糞をして、その糞をまた栄養補給に食します。

暑さが苦手な、甲高い声で鳴く、ナキウサギの声に耳を傾けながらの登山も、日々の慌ただしい雑踏での疲れた気持ちを癒してくれます。

キタキツネ

キタキツネは北半球に分布するアカギツネの亜種で、北海道と樺太など周辺島嶼に分布しています。

北海道の平地から高山まで広く生育していて、エキノコックスという寄生虫を有しているため、人との接触は危険であり、北海道の河川の水が飲めないのもこのためです。

エゾヒグマ

エゾヒグマは、クマ科に属するヒグマの亜種。北海道に生息するヒグマで、日本で生息する陸上最大の動物でもあります。エゾヒグマのことを単にヒグマと呼んでいます。

体重は80キログラムから600キログラム、体長1.4から2.8メートル、体高70から150センチメートル。食性は雑食性で、ほぼ色々な物を食べます。

日高山脈の周辺地域はヒグマの生息エリアと重なります。ヒグマと遭遇することで襲われることが度々あり、遭遇しないようにすることが重要です。

そのため熊鈴を付けての登山が求められ、登山道に熊の黒い糞を発見したら、周りにヒグマがいることもあるので、足早に通り過ぎることをおすすめします。

幌尻岳登山の難易度9:渡渉とは?

川が流れる沢を歩いて渡ることを渡渉(としょう)といいます。天候しだいで水量が多ければ渡れないし、水量が低ければ渡れます。ひざ下ぐらいから腰あたりまでの水量での渡渉は、幌尻岳では普通に14回か15回ぐらい行い登山します。

沢を渡るために適した靴に履き替えて、沢に入ります。川底は滑りやすいため、一足づつ川底にねじ込むように踏み入れて摺り足で上流側を歩きます。登山用杖を使うとバランスが取りやすくなりおすすめです。

幌尻岳登山の難易度10:渡渉ルート

渡渉ルートの選び方は、川幅が広がったところで水量が少なく浅く、流れが緩い場所が適しています。加えて、下流に滝や深み激流などがないことも重要です。

膝より高い位置で川を渡渉する場合は、ロープを張るなどして転倒防止をした上で身体を確保しての渡渉が望まれます。

ロープは川の流れに抵抗しないように渡渉側を川下にして、水面より離して強く張ります。

幌尻岳登山の難易度11:泳ぐ

沢や渓谷が切り立った崖のような、函状態の場所では、泳いで渡ることもあり、身体が冷えないような工夫が必要です。衣服も濡れますので、着替えの用意も必要ですが、乾きやすい衣類を身に着けておくことも重要です。

リュックも中身も濡れますので、一つづつビニール袋に入れるなどして、防水をしておくことをおすすめします。

幌尻岳登山の難易度12:装備

はだしでの渡渉は滑るのでおすすめしません。渡渉には専用のグリップ力があって、滑らない沢靴がおすすめです。また、転倒防止のためヘルメットの装着もおすすめです。服装は速乾性のあるものがおすすめで、着替えは必ず持参しましょう。

雨が降り続いて渓流の水量が増え、閉じ込められることも考えて、食糧は多めに持参することをおすすめします。

幌尻岳登山の難易度13:額平川ルート

額平川ルートは渡渉を十数回繰り返して登山するのが、最大の特徴です。天候の悪化で引き返さざるを得ないこともあるので、心しておきましょう。

一泊二日の行程で登山するのが一般的で、幌尻岳のベースキャンプとなる幌尻山荘までの渡渉の攻略が鍵となります。額平川ルートの行程時間は約4時間40分で距離7.7キロメートルです。

登山一日目

登山一日目は、幌尻山荘まで額平川の源流に沿って渡渉を繰り返し進みます。幌尻岳の登山口である第二ゲート奥幌尻橋までは、一般車両の乗り入れ禁止のため、とよぬか山荘からシャトルバスを予約しての乗車になります。

登山口から約7キロメートルは額平川に沿った林道を行きますが、崩落している箇所もあり十分注意しながらの登山となります。

沢沿いを岩にへばりつくように横に歩きながら進みます。水に濡れて滑りやすくなっているため、注意が必要です。北海道電力取水施設を過ぎる辺りから、いよいよ本格的な登山の開始に伴い、渡渉が始まります。

出来るだけ浅くて流れの緩い場所を探して、一歩づつ確実に渡渉を繰り返します。渡渉の対岸にはピンクテープの目印があるので、見逃さずに注意して登山道を見つけて下さい。十数回渡渉の後、幌尻山荘に到着です。冷えた身体を暖めて明日に備えます。

登山二日目

幌尻山荘から山頂までの所要時間は11時間30分、距離にして14.9キロメートルになります。幌尻山荘から「命の水」までが110分、「命の水」から幌尻岳山頂までが140分、幌尻岳山頂から「命の水」までが100分、「命の水」から幌尻山荘までが80分、幌尻山荘から第二ゲート(奥尻橋)まで260分の行程です。

樹林帯の急激な登からスタートです。幌尻岳の尾根づたいに2時間ほど登ると「命の水」と呼ばれる水場に到着しますが、秋には涸れていることもあるので、注意が必要です。

「命の水」を過ぎる辺りから、岩場が目立ってきた登山道に入り、急斜面も登場し、標高はぐっと上がって来て、視界も広がりもう稜線間近です。

隣の戸蔦別岳(とつたべつだけ)1960メートルやカールを見ながら、稜線を歩きます。夏には高山植物が咲き誇っていて、おすすめのお花畑で、秋の紅葉もまた趣がことなりおすすめです。

新冠ルートの分岐を過ぎれば、幌尻岳の山頂も直ぐです。最後の岩場を登って幌尻岳の頂上へ。戸蔦別岳方面の景色は絶景です。また、登って来たルートを振り返って眺める景色は、言葉にすることが出来ず、只々感無量。最難関の山に登って来た者だけに許される景色を堪能しましょう。

下山は来た道を引き替えしますが、体力に自信のない方や女性の方は幌尻山荘で宿泊し2泊3日の行程をおすすめします。

七つ沼カールを見下ろす

行程を二泊三日にするなら、幌尻岳山頂から片道約2.5キロメートル時間にして150分ぐらいで、隣の戸蔦別岳を攻略して、幌尻岳登山の見どころの一つでもある七つ沼カールを真上から観ることができるのが特典です。体力に自信のある方にはおすすめです。最難関の山から望む日高連峰を堪能します。

幌尻岳登山の難易度14:新冠ルート

新冠ルートの特徴は何と言っても、十数キロに及ぶ林道歩きが最大の特徴です。気になる渡渉も数回です。新冠ルートは百名山一筆書きシリーズで登頂されたことにちなみ、別名幌尻岳新冠陽希コースとも言われています。

新冠ルートは平成30年8月の大雨で崩落が起き、関係者以外は通行止めになっています。なお、冬期の間は完全に通行禁止で、春先に安全が確認された段階で解除される見通しですが、余談を許しません。登山を予定されている方は北海道森林管理局などに確認をして下さい。

登山一日目

イドンナップ山荘から奥新冠発電所ゲートまで約10分、奥新冠発電所ゲートからいこい橋ゲートまでが約40分、いこい橋ゲートから新冠ポロシリ山荘までが190分で、距離にして18キロメートル、一泊二日の行程です。

イドンナップ山荘を出て、林道を1.5キロメートルほど行くと、発電所前ゲートに到着します。ゲートは2つありますが、右側の薄暗い鬱蒼とした方のゲートから入って下さい。

林道は約18キロメートルも続きます。1時間ほど行くと、いこい橋のゲートに着きますが、ゲートは閉まっていることが多く、真ん中にある回転扉から入って下さい。リュックを背負っては通れないため、荷物を先に投げ入れるなどして、通りましょう。

ゲートを過ぎる頃から、林道の景色が変わって来て、沢や滝が目に入って来ます。奥新冠ダムが見えて来ればいよいよ林道も終わりです。青い三角の屋根が見えて来れば、今夜の宿泊施設である新冠ポロシリ山荘に到着です。

登山二日目

2日目は新冠ポロシリ山荘横の登山道から始まります。沢沿いの道は滑るので、気を付けながら進みます。小さいながら渡渉も出て来て、注意して歩きます。渡渉が終ると、急に登りが始まります。藪の背丈が身長ほどもある中、手でかき分けて進みます。
 

登山道を見失わないように、気を付けて進みます。藪こぎと渡渉を繰り返しながら、徐々に高くなり、約1時間後に幌尻沢の渡渉地点に着きます。天候によっては、水位が高くなることもあるので注意しながら渡ります。渡り切ると、また登山道が続きます

更に、薮こぎが続き、急な斜面も出て来ますが登ると、視界が開け見晴台が見え、もうしばらく行くと中間地点に到着です。

稜線の手前には岩場を登る箇所もあって初心者にはきつい登山道となりますが、視界が開けて来ますので、頑張りがいがあります。

岩場を登ると、新冠ルートと額平川ルートの合流地点です。頂上まで最後の登りが続きますが、山頂から望める景色は、天気さえ良ければ、遠くに大雪山、トムラウシ、十勝岳の山並みが望めます。

足元に目をやれば、北カール、東カールにはお花畑が一面に広がり、高山植物が短い夏を謳歌しています。

下りは来た道を引き替えしますが、2日目に下山するか、それとも行程を二泊三日にするのもおすすめです。

幌尻岳登山の難易度15:チロロ川沿いルート

チロロ川沿いのルートは、山小屋もなく整備も十分でない上に健脚向きのルートとなるため、体力のない人、初心者は不向きです。

国道274号線日高峠を下り、チロロ川沿いを8.2キロ行き、北戸蔦別岳登山口に到着です。10台ほどの駐車場は満車状態です。

ゲートを通り二岐沢沿い3.2キロの林道を歩きます。ダムの取水場辺りから本格的な登山となり、二之沢を渡り、標高1227メートル辺りから沢を離れ、尾根に向かって急勾配の坂を登ります。

テント泊のフル装備はかなり重く、肩にリュックの重さが食い込みます。「トッタの泉」では水の確保ができます。

急な坂を登りきるとヌカビラ岳に到着です。右手に幌尻岳を眺めトカチフウロ、ウサギギク、ミヤマリンドウ、エゾツツジ、トモエシオガマ、ミヤマアケボノソウ、ミヤマキンボウケなどの高山植物が一面に咲き乱れる稜線を進みます。

4時間30分の行程で、北戸蔦別岳の今日テントを張る場所に着きます。ここを基点として幌尻岳への往復5時間の登山の開始です。

標高差100メートルの登り下りを2回して戸蔦別岳に到着し、ここからさらに200メートル下って、300メートル登ると幌尻岳に着きます。稜線から稜線への登山のため、予定2時間35分で到着、正に縦走です。

幌尻岳登山の難易度16:幌尻山荘

幌尻山荘は昨年からインターネットでの予約が出来るようになっています。サイトでは、幌尻山荘の空き状況を確認して、予約を申し込みます。

予約が成立すれば、利用日の2週間前迄に、銀行振込にて料金を支払います。また、従来通り、電話での予約申し込みも受け付けています。利用料金は一人一泊2000円となっています。

同時にとよぬか山荘の予約と登山口までのシャトルバスの往路、復路の予約も出来るのでおすすめです。

電話予約の電話番号は、4月から6月は01457-3-3838、7月から9月は01457-3-3568です。受付時間は、4月1日から4月30日迄は、9:00から12:00、13:00から16:00までとなっています。土曜日・日曜日・祝日は除きます。

5月1日から6月30日迄は9:00から12:00で、土曜日・日曜日・祝日は除きます。7月1日から9月30迄は、7:00から21:00まで毎日対応しています。

予約のキャンセルは、利用日の前日18:00までとなっています。電話にて連絡する必要があります。電話番号は申し込み電話番号と同じです。

住所 北海道沙流郡平取町豊糠
電話番号 01457-3-3838

幌尻岳登山の難易度17:とよぬか山荘へのアクセス

収容人数24人、素泊まり一泊3000円からとなっています。シャトルバスの事前予約は幌尻山荘の予約サイトで出来ます。また電話での申し込みも従来通りに受けています。シャトルバスの乗車時間は約1時間、利用料金は片道2000円です。

車で

とよぬか山荘から出ているシャトルバスで登山口まで往復します。近くにはシャトルバス利用者のための駐車場もあります。

とよぬか山荘へのアクセスは、札幌からの車では、札幌北インターチェンジから道央自動車道苫小牧東インターチェンジから日高自動車道の日高富川経由して国道237号から道道71号を経て、道道845号から道道638号を経てとよぬか山荘に着きます。

バスで

JR札幌駅から道南バスの札幌日高号に乗車します。振内案内所で下車し、振内案内所からタクシーに乗車してとよぬか山荘まで乗ります。

バスの発車時刻は札幌駅前15:45発で振内案内所着は18:14の1日1本のみです。帰りの札幌駅前行きのバスは振内案内所7:00発、札幌駅前9:35着のみです。

住所 北海道沙流郡平取町字豊糠24-3
電話番号 01457-3-3568

幌尻岳登山の難易度18:新冠ポロシリ山荘

個人、ツアー、4名以上のグループなど、新冠ポロシリ山荘の利用は許可制のため、事前に申請する必要があります。また、利用には協力金1000円が必要です。

雪渓での滑落事故を受け、幌尻岳新冠陽希コース開きは7月1日からとなっていますので、新冠ポロシリ山荘も7月1日開きとなっています。

インドナップ山荘からは避難小屋ポロシリ山荘までは管理道路になっており、徒歩以外では通行出来ません。距離にして約50キロあります。

住所 北海道新冠郡新冠町岩清水

幌尻岳登山の難易度19:インドナップ山荘までのアクセス

2018年8月の大雨による崖崩れで、通行できないほどの崩落がありました。今シーズン開通できるかも不明で、もし、通行出来ないとなれば、約30キロメートルを歩くしかありません。

これから登山計画を作られるのであれば、見直しなどの検討されることをおすすめします。日高南部森林管理所のホームページで林道の情報が見れますので、参考にできます。

幌尻岳登山の難易度を見てから登ろう

幌尻岳は標高2052メートルの山ですが、登山期間が夏だけしかないため、山小屋が混み合い、予約が取りにくく、おまけに天候が登山の鍵を握っているため、さらに登山を難しいものにしています。幌尻岳は待っているので、無理せずにチャレンジして下さい。

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