「タウシュベツ川橋梁」は幻の橋?おすすめの見頃時期を徹底調査!

北海道上士幌町にある糠平湖にかかる幻の橋「タウシュベツ川橋梁」は、現在では廃線となった旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群のひとつです。今回はこのタウシュベツ川橋梁について、基本情報から見頃の時期、見学の仕方やアクセス方法などご紹介していきます。

「タウシュベツ川橋梁」は幻の橋?おすすめの見頃時期を徹底調査!のイメージ

目次

  1. 1期間限定の景色「タウシュベツ川橋梁」をご紹介
  2. 2北海道上士幌町・糠平湖ってどんなところ?
  3. 3「タウシュベツ川橋梁」とは?
  4. 4タウシュベツ川橋梁の見頃
  5. 5タウシュベツ川橋梁の見学方法
  6. 6タウシュベツ川橋梁へのアクセス
  7. 7おすすめ旧士幌線コンクリートアーチ橋梁3選
  8. 8タウシュベツ川橋梁周辺のおすすめスポット
  9. 9見納め前に!美しいタウシュベツ川橋梁へ行こう

期間限定の景色「タウシュベツ川橋梁」をご紹介

北海道上士幌町にある糠平湖にかかる旧士幌線コンクリートアーチ橋梁群のひとつとして有名なタウシュベツ川橋梁ですが、廃線後の現在でもその美しい景観から人気観光スポットとなっています。今回はそんな幻の橋とも呼ばれるタウシュベツ川橋梁について基本情報から見頃の時期、観光や見学の仕方、アクセス方法などご紹介します。

北海道上士幌町・糠平湖ってどんなところ?

まずは今回ご紹介するタウシュベツ川橋梁のかかる北海道上士幌町の糠平湖についてご紹介していきます。帯広市の北の方に位置する糠平湖は、北海道で2番目に大きな人口湖として有名で、1956年に糠平ダムが完成し、湖が誕生したとされています。湖の周囲は約34キロメートル、最大水深は約75メートルです。

この糠平湖周辺には、今回ご紹介するタウシュベツ川橋梁をはじめ人気観光スポットもたくさん存在しています。

湖の北西側湖畔には糠平温泉郷もあり、人気温泉地としても有名です。冬場になると糠平湖の水面は凍るので、湖の上をスノーシューで散策したり、ワカサギ釣りなどを楽しむことができておすすめです。

「タウシュベツ川橋梁」とは?

ここからはタウシュベツ川橋梁について詳しくご紹介していきます。タウシュベツ川橋梁とは北海道に現在も残っている旧国鉄士幌線の鉄橋橋として造られた橋で、北海道上士幌町にある「糠平湖」にかかる橋です。現在は士幌線は廃線となりタウシュベツ川橋梁も使われていませんが、観光地として人気を集めています。

旧国鉄のコンクリートアーチ橋の一つ

このタウシュベツ川橋梁がなぜ人気観光地となっているのかというと、先程もご紹介した通りもともとは北海道上士幌町に走っていた旧国鉄士幌線の鉄道橋でした。士幌線は当時帯広から十勝三股まで走る鉄道で、音更川に沿って鉄道が敷かれていたこともあり、川を横切るのにいくつもの橋が造られました。

その橋の形状はコンクリートアーチ橋梁で、北海道の大自然にかかるそのアーチ橋梁の姿や景観はとても美しく、廃線となった現在でもこれらを総称して旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群と呼ばれ観光地として人気を集めています。

そのアーチ橋梁群の中でも湖の水位の変動により姿が見え隠れする様や、風化して崩壊が危ぶまれているタウシュベツ川橋梁は「幻の橋」とも呼ばれ、特に人気となっています。

期間限定で湖から姿を現す

このタウシュベツ川橋梁が幻の橋と言われ人気を集めている理由が、季節によって橋が湖に沈んだり、水面に姿を現したりするからです。

糠平湖は人口湖であり、現在も人口ダムとして使用されていることもあり、この湖は季節や発電によって水位が大きく変動します。そのため、橋の全体を見れるのは湖の水位が下がる時だけで、期間限定の幻の橋となります。

北海道にはこのタウシュベツ川橋梁以外にも旧士幌線コンクリートアーチ橋梁は残っていますが、季節によって姿を変えるのはここだけなのでとても人気がある観光スポットとなっています。

風化が進み崩落の危機にある

タウシュベツ川橋梁が造られたのは1937年のことですが、使われなくなったのが1955年となります。それから現在までそのまま放置されていて、湖の水位の変動によって水没を繰り返し、また凍結したり融解したりと自然環境の影響などもあり、現在では橋の風化が進んでいて、崩落の危機にまであると言われています。

このタウシュベツ川橋梁は立地が悪いこともあって、遺産などに登録されることもなく、現在は手付かずのままとなっています。そのため、いつ崩壊してもおかしくないので、もし観光に訪れたい方は早めに行くことをおすすめします。

タウシュベツ川橋梁の見頃

先程紹介した通り、タウシュベツ川橋梁は期間限定で姿をあらわす幻の橋と言われています。ではその見頃とはいつなのかご紹介します。タウシュベツ川橋梁は糠平湖の水が少なくなる1月頃から姿を現し始めます。見頃の時期としては少し早いですが、冬の糠平湖は湖面が凍結するため、橋の近くまで歩いていくことができるのでおすすめです。

4月から5月にかけてが一番見頃となる時期で、橋の全貌が見えるため、ツアーなども盛んに開催され多くの観光客が訪れます。このあと6月頃からは橋が沈みはじめますが、まだ見頃の時期ではあります。

6月から8月頃は見頃の人気時期で、水面に橋がかかる幻想的な景色が楽しめます。だいたい毎年9月から12月にかけては完全に沈んでしまうので、この時期は見頃とは言えないでしょう。このように時期によって全く違った景色を楽しめるのも人気の理由のひとつで、見頃の時期を狙って訪れてみてはいかがでしょうか。

ただしその年の雨量や発電量など複数の要因によって湖の水位は変わっていくので、毎年見頃の時期も多少変動します。そのため、訪れる際には現在の橋の状況や天候を確認することをおすすめします。

タウシュベツ川橋梁の見学方法

次にタウシュベツ川橋梁の見学方法についてご紹介します。いくつか見学方法がありますが、個人で訪れる際にはタウシュベツ川橋梁までの林道が許可車両以外は通行禁止となっているため注意が必要となります。タウシュベツ川橋梁の見頃時期になるとツアーも開催されるのでこちらを利用するのもおすすめです。

夏季

まず夏季にタウシュベツ川橋梁を見学に行く場合ですが、橋の全貌を眺めるにはタウシュベツ川橋梁から約750メートルほど離れたところにあるタウシュベツ展望台へ行くのがおすすめです。このタウシュベツ展望台へはぬかびら温泉郷から旭川方面に8キロメートルほどのところにあります。

もし自家用車で橋の近くまで行きたい場合は、通行許可証が必要となります。許可証は十勝西部森林管理署東大雪支署へ直接行って、手続きを行うと糠平三股林道ゲートの鍵を貸りることができます。郵送での手続きや電話での予約などは行っていません。

通行許可の手続き受付は、管理署の勤務時間である月曜日から金曜日の8時半から17時までとなります。

冬季

次に冬場にタウシュベツ川橋梁を見学する場合ですが、夏季と同様にタウシュベツ展望台からの見学はもちろん可能です。また冬場は糠平湖の水面は凍りつくので、スノーシューで橋の近くまで行くことができるので、冬季のタウシュベツ川橋梁見学はおすすめです。

自家用車で行く場合は、五の沢橋の駐車場などに車を停めると良いでしょう。湖に入るとワカサギ釣りのスポットがあり、そこを超えて先へ進むとタウシュベツ川橋梁が見えてきます。湖上は途中危ない箇所もありますが、竹ざおが立っていて、タウシュベツ川橋梁への道順が示されているので、これを頼りに進むようにしましょう。

不慣れならガイドのいるツアーがおすすめ

タウシュベツ川橋梁の見学ですが、ツアーも開催されていて、こちらを利用するとガイドさんの案内のもと橋の近くまで行くことができるので、北海道や雪道に慣れていない方などはツアーの利用がおすすめです。

「NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター」が開催するツアーは、冬季はスノーシューで湖の上を歩いて、橋の近くまで行くツアーが開催されていて、こちらは大人4000円で参加することができます。

ちなみに車両通行が制限されている橋までの林道は、徒歩での通行が可能となっていますが、付近にはヒグマが棲息していて、また携帯の電波も入らない場所となっているので、歩いて行くことはおすすめできません。タウシュベツ川橋梁へはアクセスも難しいので、初めて訪れる方などは特にツアーに参加するのが良いでしょう。

タウシュベツ川橋梁へのアクセス

次にタウシュベツ川橋梁へのアクセス方法についてご紹介します。先程もご紹介した通り、タウシュベツ川橋梁へは自家用車で訪れることも可能ですが、立地が悪くアクセスは少し不便な場所にあります。また冬季は積雪した山道を進むことになるので、個人で訪れる際には十分お気をつけください。

公共交通機関利用の場合

まず公共交通機関を利用する場合は、残念ながら近くまで走る電車はないので、JR根室本線の帯広駅まで電車で向かい、そこからはバスでアクセスすることになります。帯広駅から十勝バスの特急バス「ノースライナー」に乗り、「五の沢」バス停で下車します。

「五の沢」バス停からはタウシュベツ展望台まで約1.4キロメートル、徒歩で約20分弱の道のりとなります。ちなみにバス停からタウシュベツ川橋梁のゲートまでは約5キロほどとなります。ちなみに「ノースライナー」は予約制の特急バスとなるので利用される際には予約が必要です。

車利用の場合

次に車を利用してアクセスする場合ですが、まずはタウシュベツ展望台へのアクセス方法をご紹介します。国道273号線沿いに駐車帯があり、その200メートルほど先が展望台となります。ぬかびら温泉郷からは国道273号線を層雲峡方面へ向かって約8キロメートルほど走ったところになります。

また、林道の通行許可証をもらって、タウシュベツ川橋梁の近くまで車で向かう場合は、ぬかびら温泉郷から国道273号線を層雲峡方面へ向かい、展望台の駐車帯を通り過ぎます。その先に丸山橋があり、渡ったらすぐ右に曲がります。この右に曲がる道は見落としがちなのでお気をつけください。

曲がった先に林道へのゲートがあるので、通行許可を受けた際にもらった鍵でゲートを開けて、先へ進みます。ゲートから約4キロメートルほど走った先に駐車場があります。

この駐車場はスペースも狭く、看板がたてられていますが、草木が生い茂って分かりにくくなっているのでお気をつけください。

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おすすめ旧士幌線コンクリートアーチ橋梁3選

先程もご紹介しましたが、北海道にはタウシュベツ川橋梁以外にも旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁は現在も残っています。その中のいくつかは有形文化財としても登録されていて、現在その姿を見ることができるコンクリートアーチ橋は14個あります。ここではその中から厳選しておすすめのアーチ橋を3つご紹介します。

温泉街の近く「糠平川橋梁」

まず最初にご紹介する旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群は、温泉街のすぐ近くに位置する「糠平川橋梁」です。このアーチ橋は全長63メートルで、橋の上が遊歩道となっているため歩いて渡ることができておすすめです。

このアーチ橋は1955年に造られたコンクリートアーチ橋梁群の中では比較的新しい橋となります。糠平川橋梁は有形文化財にも登録されていて、ぬかびら温泉郷の温泉街から散策路を通ってすぐのところにあります。温泉街の中心地からも歩いて15分ほどで行くことができるので、人気のスポットとなっています。

アクセスしやすい「三の沢橋梁」

次にご紹介する旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁は「三の沢橋梁」です。ここも糠平川橋梁と同じく1955年に造られたアーチ橋で、付近には大型バスも駐車できる広い駐車場が設けられていて、アクセスも良く行きやすいのでおすすめです。

三の沢橋梁は全長40メートルで、この橋も上を歩くことができ、また橋の下にも降りれるように道が用意されています。ちなみに橋の反対側ではトロッコが運行されています。この三の沢橋梁も登録有形文化財のため人気の観光スポットとなっています。

ワカサギ釣りのポイント近く「五の沢橋梁」

最後にご紹介する旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁は「五の沢橋梁」です。このアーチ橋は全長7メートルの小さな橋で、糠平国道(国道273号線)から見ることができます。ただし、木々が生い茂る時期になると隠れてしまって見えないこともあるのでお気をつけください。

五の沢橋梁は糠平湖上でのワカサギ釣りのポイントから近いので、冬にはワカサギ釣り場へのアクセスポイントともなります。

タウシュベツ川橋梁周辺のおすすめスポット

ここまでタウシュベツ川橋梁についてご紹介してきましたが、北海道上士幌町の糠平湖周辺には他にもおすすめの観光スポットがたくさんあります。またタウシュベツ川橋梁の見頃となる冬の時期でも楽しめるスポットも多いです。そこでここからは、タウシュベツ川橋梁と併せて楽しみたいおすすめ観光スポットをご紹介します。

しかりべつ湖コタン

まずご紹介するタウシュベツ川橋梁周辺のおすすめ観光スポットは、糠平湖から車で50分ほどのところにある天然湖「然別湖」です。この然別湖では湖畔や湖上で極寒の土地でしか体験できない、氷上露天風呂や雪と氷でできたアイスバーやアイスチャペルなどを楽しむことができる「しかりべつ湖コタン」がオープンします。

この然別湖は北海道で一番標高が高いところにある湖で、気温は氷点下30度を下回ることもあります。そんな然別湖の自然を利用した造形美が楽しめるコタンは、真冬の時期に2ヶ月間だけ営業される期間限定の観光スポットです。

ぬかびら温泉郷

最後にご紹介するタウシュベツ川橋梁周辺のおすすめ観光スポットは、湖の北西側湖畔に位置する温泉街「ぬかびら温泉郷」です。このぬかびら温泉は、質の高い温泉を、豊かな自然の中で楽しむことができるので人気温泉地となっています。

ぬかびら音質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で、肌がなめらかになる水質として親しまれています。また飲用も可能で、胃腸病などの効能が期待できます。

源泉の温度が50度から60度と少し高めなので、施設によっては多少加水しているところもあります。ただ ぬかびら温泉はどの施設も源泉かけ流しで、温泉の循環は一切していないので、温泉好きの人にはとても人気の温泉地となっています。

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見納め前に!美しいタウシュベツ川橋梁へ行こう

今回はタウシュベツ川橋梁について、基本情報や見学方法、アクセスなどご紹介してきました。北海道内では現在でも見ることができるアーチ橋梁は他にもありますが、季節によって姿を変え、美しい幻想的な景色を楽しめるのはここだけです。崩壊の恐れもあるため、幻の橋を見納め前に訪れてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
ちこ

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