烏帽子岳は急登で有名な北アルプスの名山!登山ルートやアクセスを詳しく紹介!

北アルプスの烏帽子岳は北アルプスのほぼ中央にあり、日本の二百名山のひとつになっています。登山者からも人気があり沢山の登山者が訪れ、日本3大急登と呼ばれるルートを制覇し、山頂からの眺めを楽しみます。その北アルプスの烏帽子岳のアクセスやルートなどをご紹介します。

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目次

  1. 1日本三大急登がある北アルプスの「烏帽子岳」をご紹介!
  2. 2烏帽子岳はどんな山?
  3. 3烏帽子岳の山頂はまさに展望台
  4. 4烏帽子岳の特徴
  5. 5烏帽子岳のおすすめ登山ルート
  6. 6烏帽子岳の山荘・山小屋情報
  7. 7烏帽子岳のアクセス
  8. 8烏帽子岳周辺の日帰り温泉
  9. 9烏帽子岳の山頂で北アルプスの絶景が待っている!

日本三大急登がある北アルプスの「烏帽子岳」をご紹介!

北アルプスにある烏帽子岳は、ちょうど長野県の大町市と富山県の富山市の境にある山で、北アルプス登山でも登山者から人気がある二百名山のひとつです。日本三大急登とも呼ばれるブナの立尾根は登山スタートから始まる登りで、この急登があることでも登山者から知られています。

その山頂からの眺めは格別で、北アルプスの山々を一望でき、早い方だと日帰り登山もしてしまいます。その北アルプスにある烏帽子岳の登山ルートやアクセス方法、登山の際に立ち寄る山小屋などをご紹介します。

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烏帽子岳はどんな山?

烏帽子岳というと、実は北アルプスにだけあるわけではなく、日本各地に沢山あり、名前の由来はその形が烏帽子に似てるということで烏帽子岳と呼ばれています。北アルプスの烏帽子岳も大変尖っていて、登山の際に見るその姿は結構かっこいい姿をしています。

周りは白い花崗岩の砂があり、一般的な登山ルートで使われる高瀬ダムからは、だいたいは1泊2日ですが、早い方だと日帰りも出来てしまう山で、意外と日帰り登山で挑戦する登山者も多くいます。

そして裏銀座と呼ばれる北アルプスの縦走のルートでは拠点となる山でもあり、縦走ルートを登山する、上級者にも人気の山で、夏期間には多くの登山者が訪れる人気の山です。

烏帽子岳の山頂はまさに展望台

北アルプスの烏帽子岳は後立山連峰の1番南にあり北アルプスの中央にあるため、山頂からの景色はまさしく展望台のようです。美しい稜線や山々の姿は北アルプスを360度楽しめる展望台と言っても良く、多くの登山者を感動させてくれます。

展望台と言っても良いほどの景色が見れる烏帽子岳の山頂は岩の割れ目を登るのですが、展望台と言うには狭すぎですが、独り占め出来る展望台です。稜線からも素晴らしい景色が見れるので、展望台の中の一番高い部分と言うのがピッタリかもしれないですが、展望台と言ってもおかしくない絶景が見れます。

その狭い展望台からは、周りの北アルプスの山々や美しい稜線と、遮る物も無く、360度楽しめます。その絶景は、普通の標高の高い場所にある展望台や、北アルプスを見れる展望台とは比べものになりません。ここまで来た人だけが見れる大絶景の展望台です。

烏帽子岳の特徴

北アルプスにある烏帽子岳は、登山口から始まるブナの立尾根と呼ばれる急登をはじめ、山頂からの絶景、上級者の登山者であれば日帰りができ、長距離のルートの縦走ルートなども登山者には人気があり、夜行バスでアクセスして登山をするなど、遠くからも登山者が訪れます。

登山ルートは、比較的危険というルートはほとんど無いので、上級者であれば日帰りですが、そこそこ経験のある登山者であれば、登山に朝鮮するというのもおすすめの山です。

比較的安全な登山ルートとは言え、登山をするには、結構体力は必要ですので、それなりに経験のある方には、大変おすすめの烏帽子岳で、山頂近くにある山小屋では人気の山小屋もあり、常連客もいるほどで、北アルプスの山々の絶景も見れ、登山者にはおすすめの山です。

日本三大急登の「ブナ立尾根」

北アルプスの烏帽子岳に登山するうえでは、まず急登を進まないといけません。この急登は、日本でもトップ3に入るほどの急な登りで、登山口からスタートするこの急登はブナ立尾根と呼ばれ、一般的な時間ですと、だいたい4時間の登りになります。

この急登は文字通りかなり急ですので、本当に登山になれていないと体力もかなり消費しますので、自分の体力に合わせて登るのがコツで、無理はせずに、こまめに休憩を取りながら進むと良いです。

最初はパイプで組まれた階段があるので、それを登り、しばらくはジグザグの道ですが、きちんと整備されているので、比較的登山ルートは進みやすいのが特徴です。この急登はブナの根が多く、つまずいて転んだりしないように足元を注意して進むのが良いです。

烏帽子岳山頂付近の大展望

烏帽子岳の山頂の手前には烏帽子小屋があり、ブナの立尾根を超えるとある稜線の場所にあります。この小屋の手前あたりから眺めは大変よく、薬師岳や、赤牛岳なども見えます。小屋の手前は足元に気をつけて行けば危険ではないので、慎重に歩きながら、その絶景を楽しむと良いです。

小屋を超えると、少し樹林帯があって景色が隠れますが、すぐにまた絶景が見え、目の前にはハイマツの緑と花崗岩の白い砂、そして青空とのコントラスも大変美しい烏帽子岳が見え、その姿は本当に綺麗というよりはかっこいい姿をしています。

烏帽子岳の山頂は結構狭いのですが、そこから見る山々の景色は大変美しいです。北の方には立山の景色を見ることができ、南東を見れば表銀座と呼ばれる縦走路と、360度大パノラマの絶景を見ることができます。

アクセスが良く日帰り登山も可能

烏帽子岳の登山をするには、登山口である七倉まで合うセスしないとダメですが、七倉まではアクセスも凄く良くて、夏の期間であれば、新宿から直通のバスがでているほどで、週末などはそのバスに乗って東京から登山に訪れる方も結構います。

そして、日帰り登山も可能ですが、烏帽子山の日帰り登山は、それなりに登山の経験があり、トレーニングもしてる方であれば日帰りもできます。基本的な烏帽子岳の登山データで言うと、七倉ダムから歩くと往復で20km以上あります。

専用のタクシーがあり、それで登山口に行き、そこからの往復でも12kmくらいあり、かなりの時間を要します。平均的な目安では登りでダムから約8時間、下山も5時間半ですので、日帰りが可能なのは上級者の登山者です。早い方で8時間くらいで行けますが、その場合は装備などもしっかりと考え、準備も万全にする必要があります。

烏帽子岳が裏銀座縦走路コースの起点

北アルプスにある烏帽子岳には人気のある登山ルートに裏銀座縦走路というルートがあります。このルートは七倉岳から船窪岳、不動岳、そして南沢岳と行き、最後に烏帽子岳山頂に行くルートで約18kmの登山ルートで、1泊以上のルートになります。

烏帽子岳はその拠点ともなり、烏帽子岳に行ってそこから下山というのもありますが、その逆で烏帽子岳を最初に登って行く場合もあります。このルートはアップダウンも結構あり、番号がルート上に1番から10番まであって、標高が140m上がるごとに、その番号が順番に書かれています。

5つの山の頂上からの絶景を見ながら進むこの裏銀座縦走路は、もちろん上級者用の登山ルートであり、なかなかハードなので、挑戦する方はしっかりと計画を立て、山小屋もありますので、どこで宿泊するかなどしっかりと準備をして行くことをおすすめします。

烏帽子岳のおすすめ登山ルート

烏帽子岳の登山ルートですが、だいたい一般的な登山口は高瀬ダムから登山口に行くルートと七倉登山口から裏銀座の縦走路に入る2箇所です。基本的にアクセスは七倉ダムまでなので、裏銀座の縦走路にはすぐ近くに駐車場もあるので、ラクです。

しかし高瀬ダムの方は七倉ダムよりもまだ先にあるので、許可を取っているタクシーでアクセスするか、歩いて登山口までアクセスする必要があります。短い時間で烏帽子岳の登山をするなら高瀬ダムから、長距離の登山ルートである裏銀座縦走路へ行くなら七倉ダムからとなります。

高瀬ダム~ブナ立尾根~烏帽子岳ルート

高瀬ダムから烏帽子岳の登山する場合ですが、七倉ダムから歩いて高瀬ダムに行くか、専用のタクシーがあるので、そのタクシーで登山口まで行くかのどちらかになります。

高瀬ダムまでは4つのトンネルがあり、ダムからもうひとつトンネルを抜けると吊橋があるのでそれを渡り、しばらく行くと丸太の橋があるのでそれを進み、そして河原の上流に向かって右岸を行くと登山口があります。ここからブナ立尾根が始まり、頂上の小山では水分補給のポイントは無いので、ここで水分の補給もすませてください。

パイプの階段を進んでブナの根に注意しながら急登をだいたい4時間かけて登っていきます。無理はしないで休憩をしながら言うと良いです。番号があり烏帽子小屋が0番で登山口が12番になっているので、その番号でどれだけ来たかを確認することができます。

七倉ダム~船窪岳~不動岳~南沢岳~烏帽子岳ルート

七倉ダムの七倉登山口からはゲート抜け、橋を進むとトンネルがあるのでその手前の船窪新道登山口に入ります。ルートはすぐに急登で、結構ハシゴがかかっている所もあり、丸太で作ったのハシゴがいくつか続いたりします。

稜線まででると先にある烏帽子岳なども見え、小屋があるので西側の斜面を行くとある分岐点を右に言えば七倉岳の頂上でまっすぐ行けば船窪乗越を通り船窪岳山頂に行きます。その先はアップダウンが続き体力消費も結構ありますが、なだらかな稜線まで行けば不動岳山頂もすぐです。

不動岳からハイマツを抜ければ烏帽子岳もすぐです。烏帽子岳からは、急登であるブナ立尾根を慎重に下っていけば高瀬ダムにつくことができます。

烏帽子岳の山荘・山小屋情報

烏帽子岳は登山をする前日に登山口でキャンプをする方や、小屋で宿泊して早朝に登山をスタートさせたり、下山して小屋で休憩をしたり、温泉に入ったりもできます。

山頂でも小屋はあり、宿泊場所として、休憩の場所として、烏帽子岳を登山する方は、利用する方も多くいて、登山者から人気の山小屋もあったりします。烏帽子岳の登山では無理に日帰り登山をしたりせず、体力に合わせて山頂にある小屋で宿泊するのも必要です。

山小屋は基本的に夏場は営業していて、期間内は無休ですので、利用する方は事前に電話予約をしておいたり、休憩ポイントとしてチェックしておいたりすると良いです。

七倉山荘

七倉山荘は、烏帽子岳の裏銀座縦走路の登山口の目の前にあります。登山をする前日に宿泊し、早朝登山をする方や、日帰り入浴もできるので、下山して、登山の疲れを癒やす方など、多くの方が利用する施設です。

下山する時間が、ちょっと遅くなった場合にも宿泊する方もしますし、温泉は源泉かけ流しですので、登山の際に前日宿泊ももちろんですが、下山したときに、温泉に入ってから帰るというのもおすすめです。

営業している期間は4月の中くらいから11月の下旬辺りまでで、1泊2食で9000円、素泊りだと6000円です。テントを張る場合は一人1500円となっていて、テントはだいたい10張です。電話番号は090-6007-0208です。

船窪小屋

船窪小屋は、山小屋の中では大変有名な山小屋で、憧れの山小屋とも言われ、すごく登山者には知られています。船窪小屋の場所は北アルプスの稜線にあり、ランプの宿として人気があります。

大変人気のある山川小屋で、常連客も多く、毎年この小屋に来て宿泊するのを目的に登山をして、ここまで来る方もいるほどで、経営されているご夫婦も人気があり、食事は特に評判が良く、登山者から人気の山小屋です。

営業している期間は7月から10月にある連休の最終日までとなっていて、テントは10張ほど張ることが出来ます。テントを張る場合は1人500円で、宿泊で1泊2食だと9500円、素泊りだと6500円となっています。電話番号は080-7893-7518です。

烏帽子岳のアクセス

登山者から大変人気のある北アルプスの烏帽子岳ですが、烏帽子岳の登山口までのアクセス方法ですが、夏期間であれば直通のバスもあるので、結構アクセスはしやすいです。

しかし、高瀬ダムへは直接アクセスすることはできませんので注意してください。便利なのは新宿から出てる直通のバスですが、途中に温泉街もあり、その温泉街で宿泊する場合は乗り合いタクシーなどもあったりするので交通機関でアクセスするのもおすすめです。

ご自分の車でアクセスする場合は、基本的には七倉山荘までしか行けませんので、七倉山荘の駐車場に停めて、登山口まで行くしかありません。

高瀬ダムまでのアクセス

高瀬ダムまでのアクセスですが、七倉山荘まで車でアクセスし、駐車場に車を停めたら、高瀬ダムまでは専用のタクシーに乗って行くか、歩いて行くかのどちらかになります。

七倉山荘から先は東京電力の道路で、一般車両は禁止のため、車両は、専用の許可を取っているタクシーのみになります。片道約6kmくらいですので、歩くと1時間ちょっとかかる距離になっています。

バスで行った場合も同じで、高瀬ダムまでは歩くか、タクシーで行くしかありません。車でアクセスしたとしても、もし七倉山荘の駐車場が停めれない場合は、手前にある七倉ダムの無料駐車場に停めるしかないです。そこから歩いて七倉山荘まで行き、そこからタクシーか徒歩で行くことになります。

七倉ダムまでのアクセス

七倉ダムまでは車でアクセスが可能です。長野自動車道の安曇野インターチェンジで降りて、国道147号線を通り、信濃大町へ行きます。県道326号線に乗りすすめば、七倉ダムまで行け、最後まで行くと七倉山荘に行くことが出来ます。

電車でアクセスするなら、東京からなら新宿から中央本線で松本駅まで行き、そこから大糸線に乗って信濃大町駅に行きます。大阪からは東海道新幹線で名古屋に行き、名古屋から中央本線で信濃大町駅まで行きます。信濃大町駅からはタクシーでアクセスすることになります。

唯一、新宿からは夏の期間限定ですが、七倉山荘までの直通のバスがあるので、そのバスに乗れば、結構早い時間に到着することができ、早朝から登山することができます。

烏帽子岳周辺の日帰り温泉

登山のあとは、汗もかいていますし、温泉に入って疲れを癒やし、さっぱりしてから帰りたいものです。登山の拠点にもなっている七倉山荘でも日帰り入浴はできるのですが、七倉ダムの手前には温泉街があって、日帰り入浴も可能になっています。

登山のあとに温泉に入り、すっきりするのも良いですし、交通機関を使って来る方であれば、葛温泉街の温泉施設に宿泊するなら予約制ではありますが、駅から乗り合いのタクシーがあるので、普通にタクシーでアクセスするよりも半額以下で七倉山荘の方までいけますのでお得です。

葛温泉 高瀬館

豊かな自然に囲まれた信州の秘湯ともいえる葛温泉にある高瀬館は露天風呂と内湯があり、北アルプスの雄大な自然を十分に楽しみながら温泉を楽しめる場所です。家族風呂もあり、日帰りの方は1時間3000円ですが、宿泊してる方は無料で貸し切りの家族風呂も楽しめます。

日帰り入浴は午前10時から午後8時までで、入浴料の方は大人が700円、小人は400円となっています。宿泊の場合は色々プランがありますので、ご利用する方はウェブサイトもありますので、そちらでチェックして宿泊の予約をすると良いです。

住所は長野県大町市大字平高瀬入2118-13で、電話番号は0261-22-144になっています。源泉かけ流しで、他の温泉とは違いすごく豊富な湯量も特徴で、内風呂のふおは熱い内風呂と温めの内風呂とあるので、登山後にその疲れをゆっくりと癒やすことが出来ます。

温宿 かじか

温宿かじかの温泉は自家源泉を2つも持っている温泉で、単純温泉で内風呂と露天風呂とあります。ともに源泉かけ流しで、自家源泉の源泉かけ流しですので、贅沢な温泉です。湯の花が露天風呂の方では舞っているほどで、温泉からは、よく嗅ぐと硫黄の香りがかすかですがします。

内湯の方では、浴槽が高野槙を使っていて、木目が優しく雰囲気も良い温泉で、日帰り入浴でも宿泊でも人気のある温泉宿です。日帰り入浴は午前10時から午後3時までとなっていて、入浴料は大人が800円で、小人が500円となっています。

住所の方は長野県大町市平高瀬入2106で、電話番号は0261-22-1311で、宿泊する場合は、ウェブサイトがあるので、そちらで空きの確認をして、予約をすると良いです。

烏帽子岳の山頂で北アルプスの絶景が待っている!

北アルプスの急登で知られる烏帽子岳は、毎年多くの登山者が訪れる人気の山です。稜線からの眺めは最高の景色を見ることが出来ます。山頂からも北アルプスの山々の素晴らしい絶景を見ることができます。季節によって様々な表情を楽しめる北アルプスの烏帽子岳の急登を制し山頂のからの絶景を見に行ってみましょう。

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この記事のライター
Barista Sho

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