「山本亭」の日本庭園が美しい!歴史や室内装飾などおすすめの見どころ紹介!

映画で有名な葛飾柴又にある「山本亭」は大正末期から昭和初期の和洋折衷の雰囲気が美しい、モダンな建物です。建物の内部はもちろん、美しい庭園はなんとアメリカの雑誌に取り上げられており、多くの観光客が訪れます。山本亭の見どころや庭園の魅力などについて紹介します。

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目次

  1. 1柴又にある山本亭とは?
  2. 2和洋が融合したモダニズム建築が最大の特徴
  3. 3山本亭でおすすめの見どころ
  4. 4美しい日本庭園も山本亭の大きな見どころ
  5. 5山本亭のゆったり寛げる喫茶
  6. 6山本亭では葛飾の伝統工芸品がお土産に大人気
  7. 7山本亭の基本情報・アクセス情報
  8. 8山本亭の周辺観光スポット
  9. 9山本亭で大正ロマンを満喫しよう

柴又にある山本亭とは?

日本の歴史的な建築物というと、各地にある神社仏閣や城などがあり、外国人旅行者にも人気となっています。そんな外国人に人気の建造物として近年脚光を浴びているのが「山本亭」です。その名前のとおり、神社仏閣でも城でもないのですが、どんな建物なのでしょうか。山本亭の見どころなどについて紹介します。

大正ロマン漂う伝統的な木造家屋の文化施設

山本亭は大正末期から昭和初期に造られたと言われる、浅草でカメラの部品を製造していた工場の創設者の家です。1923年の関東大震災の際にこの工場が被害を受けたため、柴又に移転することになりました。その際に瓦業者の屋敷の跡となっていたこの建物を取得し、改修して現在の建物にしました。

現在は伝統行事の披露会、琴の演奏会などさまざまな行事が行われる場としても使われており、多くの人々がその美しい建物や庭園を楽しもうと訪れています。

和洋が融合したモダニズム建築が最大の特徴

山本亭の魅力は、その和洋折衷の建築にあります。この家が造られた時期には、特に富裕層の間で洋風建築を取り入れることが流行していたため、趣きのある日本の歴史的な建築様式である書院造を基礎として、そこに西洋建築の様式が取り入れられているという、とても美しい建物となっています。

山本亭の歴史

山本亭は、先ほど紹介した創設者が「山本」さんであることから、この名前が付けられました。先ほど具体的な年代は述べませんでしたが、関東大震災があった1923年が大正12年であることから、建物も大正末期には建てられていたと言われています。

住み始めた創設者の方は昭和の初めにかけて増改築を重ね、その後4代にわたりこの家に住み続けました。1988年3月、家がある葛飾区の所有となり、1991年から一般公開され、現在に至っています。

1階が120坪、2階が15坪の2階建ての木造民家で、土蔵や地下防空壕、長屋門なども残っています。2003年には東京都選定歴史的建造物に指定されました。近年では美しい庭園があるということで外国の雑誌に取り上げられたことで、外国人観光客も多く訪れるようになっています。

山本亭でおすすめの見どころ

それでは、山本亭のおすすめの見どころポイントをいくつか紹介していきましょう。前に述べたように山本亭は当時流行した和洋折衷の建築様式が現在に伝わっているということで、そのたたずまいを今に伝える歴史的な価値も高い建造物となっています。以下そのあたりについても紹介していきます。

長屋門

まずは山本亭に入る入り口である長屋門です。長屋門というと武家屋敷やお城などにあるというイメージがありますが、実際に見てみるとそういった歴史的な長屋門と少し雰囲気が違うことに気づきます。

この長屋門は1930年から1933年の間に住居兼用だった古い長屋門を取り壊して再建されたものです。全体のフォルムは歴史的な長屋門ですが、床には六角形のタイル、縦長の上げ下げ窓にはステンドグラスなど、洋風の意匠が随所に取り込まれています。

これはこの長屋門が造られた時の流行である和洋折衷様式が取り入れられたもので、当時のたたずまいを今に伝えるという点で歴史的価値も高いものです。モダニズムに興味のある方にはぜひおすすめしたいところです。

鳳凰の間

山本亭はもともとのベースが和風建築であることもあって、ほとんどの部屋が和室です。その中にあって唯一の洋間が鳳凰の間です。旧玄関の脇にある8畳程度の部屋で、応接間として使われていました。

床は寄木でできたモザイク模様、天井は白漆喰仕上げとなっており、部屋には石造りのマントルピースや美しいステンドグラスの窓があります。大正ロマンの雰囲気が漂い、当時の西欧文化へのあこがれが詰まっているような部屋となっています。この雰囲気こそが山本亭の見どころの一つと言えるでしょう。

居宅

今述べたように、鳳凰の間以外の居室は和室となっています。和室は次に述べる庭園に面しており、ガラス戸やガラス欄間が多く使われているため明るく、開放感があります。

和室なので、和室らしい違い棚や床の間などももちろんあり、中央の廊下をはさんで二世帯住宅のような洋式で作られています。和室なので、間の襖を外すことで一つの部屋のような形にもなります。柴又観光を楽しむ人たちがこれらの部屋でお茶を飲んだりしている姿もよくみられます。

土蔵

山本亭の建物はどれも歴史的な重みがありますが、この中で最も古い歴史を持つのが土蔵です。山本氏がこの家を手に入れた時にはすでにあったので、正確な築造年ははっきりしていないようです。中は二階建ての構造になっており、外壁は柱が外から見えないように漆喰を厚く塗った大壁造りとなっています。

美しい日本庭園も山本亭の大きな見どころ

山本亭の建物について紹介してきましたが、実は山本亭でおすすめなのは庭園です。山本亭の庭園は約270坪あり、縁先に池泉、背後の方には植え込みと築山があって滝が落ちるという典型的書院庭園の造りとなっています。山本亭最大の見どころといえる美しい庭園です。

アメリカの日本庭園専門誌で3位にランクインした実績も

この山本亭の庭園は古くから柴又散策の方には見どころとして人気があったのですが、実は今や世界に認められた日本庭園でもあります。どういうことかというと、山本亭の邸園はアメリカで出されている「ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデニング」という日本庭園の専門誌でランキングに入ったのです。

この本の評価基準はどういうことなのかというと、庭園そのものの質はもちろんですが、建物との調和や利用者への対応なども総合的に判断しているそうです。

山本亭の場合は「おじいちゃんの家の座敷」で「のんびり過ごす」ような感じという「和みの空間」を作り出しているという点が特に高い評価を得ているのだそうです。

ですから、庭園そのものが美しいこと、歴史的な建物との調和がとれていることはもちろん、いわゆるホスピタリティが優れているということも高い評価につながっていることになり、誰もがゆったりのんびり過ごすことができることがそのおすすめポイントにつながっています。

山本亭のゆったり寛げる喫茶

美しい庭園や和洋折衷の建物の中を見て歩くのもいいのですが、せっかくならゆっくり美しい景色などを楽しみながらお茶などを飲むのもおすすめです。山本亭は部屋を借りてお茶会などをすることもできるのですが、喫茶もあります。柴又散策の一休みにいかがでしょうか。

人気のメニュー(1)お抹茶

和風の建物にはやはり抹茶が合います。お抹茶は山本亭の看板メニューであり、おすすめの一品です。宇治からのお取り寄せの抹茶には、季節の練り切りがついていて、美しい庭園の景色を楽しみながら季節の和菓子と抹茶をいただくことができます。

このお抹茶は看板メニューと言われるだけあって、美しい庭園の景色を楽しみながらゆっくりと味わう方が多く見られます。夏の暑い時期には冷やし抹茶とクッキーで涼を味わうのもおすすめです。

人気のメニュー(2)なつかしのラムネ

大正ロマンということで人気なのがラムネです。ラムネというだけでレトロで懐かしい雰囲気が漂います。柴又のもつ情緒あふれる雰囲気にもぴったりです。ラムネにはクッキーがついてきており、和洋折衷の建物の中でいただくと自分がその時代の人になったかのように感じられるでしょう。

人気のメニュー(3)白玉入りぜんざい

ちょっと甘い物がほしいという方に人気のメニューが「白玉入りぜんざい」です。これは甘いぜんざいに煎茶と柴漬けがついているもので、体も心も温まるメニューとして多くの人に親しまれています。

柴又散策を楽しんでちょっと疲れた時にも甘いぜんざいはいいですし、庭園の景色に和風のおやつはぴったりで歴史の雰囲気を味わう気分にもなれます。

山本亭では葛飾の伝統工芸品がお土産に大人気

山本亭に観光に来る方の中には、柴又の観光スポットを散策する目的で来る方も多く見られます。そうすると山本亭の見どころを楽しんだ後、葛飾柴又らしいお土産を購入したいと考える方も多いのではないでしょうか。次に山本亭で購入できる柴又らしいお土産を紹介します。

山本亭では受付カウンターの横にお土産コーナーがあり、伝統工芸品の販売が行われています。中には山本亭オリジナルの商品もありますので、見どころ散策の後でも見てみてはいかがでしょうか。

おすすめのお土産(1)江戸切子

東京のお土産できれいに模様が入ったグラスなどをいただいた経験があるという方もいるのではないでしようか。ガラスの表面にカットを入れて、美しい模様を作り出した江戸切子は、柴又の歴史の雰囲気を今に伝える土産品として人気があります。

「江戸」切子と言う名前からわかる通り、もともとの始まりは江戸時代にさかのぼります。1834年、江戸の大伝馬町でびいどろ屋をしていた加賀屋久兵衛という人が、金剛砂を使ってガラスの表面に彫刻を施したのが始まりです。

明治に入ると、ヨーロッパのカットグラスの技法が日本に入り、表面にさまざまな模様が施された江戸切子の技法が確立し、現在の伝統工芸品となっています。美しい色あいとそのカットが生み出す模様は、江戸の歴史を今に伝えてくれます。

おすすめのお土産(2)硝子彫刻

江戸切子はガラスにカットを入れて模様を作るものですが、硝子彫刻はサンドブラストと呼ばれる技法で、ガラスの表面に梨地の模様をつけていくものです。起源にはいろいろな説がありますが、1800年頃から造られて来ており、日本には明治1887年ごろに到来したと言われます。

ビニール膜をはり、露出した部分に乾いた砂を吹き付けて彫刻しているため、細かい模様などを作ることができます。柴又散策のお土産に珍しい硝子彫刻はいかがでしょうか。

おすすめのお土産(3)印伝

印伝というのはインドから渡って来たインド更紗の模様の型紙を使い、鹿皮に色染めをしたものです。なんと戦国時代の武将の鎧の胸板や兜の吹き返し部分などにも使われているという、400年以上の歴史を持つ伝統工芸です。

現在では漆加工を施す技法や色漆を使う技法も使われ、商品も信玄袋や巾着などのほか札入れやハンドバッグなど、バラエティに富んだお土産品が作られています。

山本亭の基本情報・アクセス情報

それでは山本亭に関する基本情報について紹介しましょう。山本亭の営業日や営業時間、そしてアクセス情報などについて紹介します。特に山本亭は他の柴又観光の名所と組み合わせて訪問する方も多いので、他の柴又の名所と近いのかどうかについても触れておきましょう。

基本情報

ではまず、山本亭の基本情報として、営業時間や休館日について紹介していきます。山本亭の営業時間は9時から17時までとなっています。休館日は毎月第三火曜日と、12月の第三火曜日から木曜日となります。ただし、第三火曜日が休日の場合は次の平日となります。

入館料は一人一回100円となります。ただし中学生以下は無料です。先ほど紹介した喫茶コーナーなどはもちろん有料となります。ちなみに後で紹介しますが、寅さん記念館と両方を見る方は、セット券を使うと50円引きになるのでおすすめです。

電車でのアクセス方法

次に山本亭へのアクセス方法です。最もおすすめなのは電車でのアクセスでしょう。最寄り駅は京成金町線の「柴又」駅で、山本亭を含め、柴又観光をする時はこの駅が起点となります。

ただ、京成金町線は路線が短く、駅は全部で3つ、東京都葛飾区内のみを走ります。一応京成金町駅でJR常磐線の金町駅に、京成高砂駅は成田空港線、北総鉄道などが乗り入れているため、遠方からの方はこれらを利用することができます。

バスでのアクセス方法

先ほど紹介したルート上以外からアクセスする方は、JR駅からバスを利用してアクセスするのがおすすめです。バスはJR金町駅とJR小岩駅の駅前から出ています。いずれも京成バスで、この二つの駅の間を結んでいます。

降りるバス停は「柴又帝釈天前」です。このバス停は金町駅行きと小岩駅行きと少し場所がずれているので、帰りは少し注意が必要です。バス停からは徒歩で7分ほどで、柴又駅からアクセスするのとさほど変わらずにアクセスが可能です。

車でのアクセス方法と駐車場

山本亭に車でアクセスするという場合は、首都高速「四つ木」IC、もしくは外環「三郷南」ICが最寄りとなります。ここからまずは「金町三丁目」交差点を目指します。ここから南に1キロほど進むと「柴又帝釈天前」交差点があり、そこから江戸川堤を目指します。

なぜ江戸川堤を目指すのかというと、山本亭には駐車場がありません。そのため車でアクセスする場合は江戸川河川敷にある柴又公園駐車広場に駐車することになるためです。

この駐車場は普通車で約190台駐車できるため、柴又観光の場合はここに駐車しての観光がおすすめです。利用料金も比較的リーズナブルなので、ゆっくりと柴又の見どころをみて歩きたい方にはいいでしょう。

山本亭の周辺観光スポット

最後に山本亭の周辺観光スポットを紹介します。まずは先ほど入館料のところで少し触れた「葛飾柴又寅さん記念館」です。これは有名な映画に関する展示が行われているのですが、山本亭はこの記念館の裏にあるのです。

また、こちらも寅さんで有名な柴又帝釈天(題経寺)も、山本亭とは道路を挟んで向かい側にあります。ですから山本亭に行くならばこれら2つの観光スポットとセットにするのがよいでしょう。柴又帝釈天も見どころが多く、珍しいお守りがあるというのも人気なので、ぜひそのあたりも参拝して確認してみてください。

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山本亭で大正ロマンを満喫しよう

山本亭には大正モダンという言葉でよく語られる和洋折衷のレトロな雰囲気が漂います。美しい庭園を楽しみながらお茶を楽しんだり、和洋折衷の建物の雰囲気を味わったりと見どころが多い観光スポットです。さらに近くにある寅さん記念館や柴又帝釈天などと組み合わせて、情緒たっぷりの一日を楽しんでください。

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この記事のライター
茉莉花

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