「安宅の関」は石川の穴場観光名所!歴史やおすすめの見どころを紹介!

安宅の関といわれて、聞いたことはあってもその場所がすぐにわかる人はあまり多くないようです。歌舞伎の勧進帳で知られている、安宅の関は、石川県小松市にあります。有名観光スポットが多い石川県では、穴場の観光地のようですが、見どころは多いところです。

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目次

  1. 1義経と弁慶が通過した「安宅の関」は実在する
  2. 2歌舞伎「勧進帳」のあらすじ
  3. 3安宅の関の歴史を知るおすすめ観光スポット3選
  4. 4安宅の関の人気カフェ「安宅ビューテラス」
  5. 5安宅の関へのアクセス方法
  6. 6安宅の関周辺の観光名所
  7. 7安宅の関観光のおすすめ人気お土産 
  8. 8歌舞伎好きは安宅の関を観光してみよう!

義経と弁慶が通過した「安宅の関」は実在する

「安宅の関」、「あたかのせき」と読みます。歴史上極めて有名なスポットです。場所は石川県小松市になり小松市の重要な観光スポットです。安宅の関は日本海側にあり、平安末の時代から加賀守護として治めていた富樫氏が管理したと伝えられる関所です。日本人が大好きな悲劇の武将・源義経と弁慶の主従愛あふれる言い伝えが残っている場所です。

安宅の関は石川の穴場観光スポット

観光名所が多い石川県です。安宅の関も歴史的には観光価値が充分にある場所ですが、現在の人気で云えば、石川県の穴場的人気の観光地であることは否めません。

それでも、歌舞伎十八番の一つとして長く愛されている「勧進帳」の舞台です。歴史背景からすれば穴場観光地ではありません。安宅の関を知れば知るほど、人気の観光地になるはずです。

歌舞伎「勧進帳」のあらすじ

よく、歌舞伎の真似をするときに、けんけんをしながら進んで行く動きを真似るのですが、これが有名な飛び六方で、弁慶が歌舞伎の花道を飛び六方で進み、ハケていくのが、歌舞伎十八番の一つで、歌舞伎で大変人気が高い「勧進帳」です。

「勧進帳」の元々の意味は、寺社や堂塔の建立や再建や修理のため寄付金をあおぐための趣旨書です。歌舞伎の「勧進帳」でも重要な意味を秘めています。

安宅の関を越える義経と弁慶の物語

安宅の関を舞台にした歌舞伎十八番の「勧進帳」ですが、ザックリとあらすじを説明します。平氏討伐の戦いで数々の戦績を残した源義経は、時の人となり、朝廷からも官位を授かり人気者になります。そんな、義経の活躍を快く思わなかった、源頼朝は義経追討の命をだし義経を追い詰めていきます。

弁慶一行は山伏に変装

源義経一行が、京から北陸を通って奥州へ逃げる途中、加賀の国の安宅の関で「勧進帳」の話は始まります。義経一行は武蔵坊弁慶を先頭にして、義経は従者に扮しています。弁慶はじめ山伏のスタイルで、安宅関を通り抜けようとするのです。

義経一行は山伏スタイルに変装しているとの情報が、安宅関の守護、富樫左衛門は山伏は通行罷りならぬと一行に命じます。その言葉に憤慨した弁慶は焼失した東大寺の再建のために勧進を行っていると弁明します。

疑いの眼差しの富樫左衛門

しかし、関守の富樫左衛門は通行罷りならぬと譲りません。これに憤慨した弁慶は仲間と富樫調伏(じょうぶく)の呪文を唱え、なんとか富樫左衛門の疑いを晴らそうと奮闘します。

それを見た富樫は弁慶の言葉を思い出し、それなら勧進帳を読んでみるよう命じます。弁慶は持っていた巻物をあたかも勧進帳であるかのように振る舞い、堂々と読み上げます。

それでも、富樫の弁慶への疑いを払拭できずに、山伏や修行僧について問い質すのですが、僧侶である弁慶は難なく答えます。

富樫は、すべてを理解し、弁慶一行の通行を許可するのですが、富樫の部下の一人が、修験者に従う強力(ごうりき)に扮した義経の、不自然な動きに疑いの目をかけると、弁慶は主君である義経を金剛杖で叩き、あくまで、強力であると通します。

男・富樫がここにいる!

富樫は弁慶の嘘を見破りながら、主君を叩いてまでして主君の命を救い、逃亡を助ける弁慶の心情を察し、騙された振りをして、一行の通行を認めるのです。

危機を脱し、関所を越えられた義経は弁慶の機転を褒めるのですが、弁慶はいかに主君の命を助けるためであれ、主君に無礼を及ぼしたことを涙しながらお詫びします。義経は優しく弁慶の手を取り、共に平家と戦ったことを思い、生き延びられたことを感謝します。

そこへ富樫が登場し、非礼を詫びて酒をふるまうと、弁慶は酒をたっぷりと飲み、舞を披露し、舞いながら義経一行を逃がします。その後、弁慶は笈(おい)を背負って富樫に目礼し、義経の後を追いかけるのです。その追いかける姿が、飛び六方です。

安宅の関の歴史を知るおすすめ観光スポット3選

安宅の関は、歌舞伎の演目「勧進帳」の舞台として知られていますが、実際に、歌舞伎のような、安宅の関に関連する出来事があったのかを明確に示す歴史的な記録資料はないようです。

富山県に伝わる「如意の渡し」などの伝承を元に、歌舞伎の勧進帳が作られたようですが、安宅の関には勧進帳に関連する観光スポットがあります。

難関突破の守護神に参拝「安宅住吉神社」

東には霊峰白山を拝し、西に日本海が広がる、海抜15メートルの二堂山の頂に「安宅住吉神社」は鎮座されています。

安宅の住吉さんとして、創建は古く奈良時代の天応2年(782年)に、琴佩山に造営されました。その後、何回か遷座され、正保4年(1647年)に、現在の地に遷っています。

歴史ある神社だけに北陸道往来の人々が必ず詣でた古社で道先案内の神様として、開運厄除、交通安全、縁結びなどのご利益が知られています。

安宅住吉神社のもっとも有名な難関突破のご利益は、全国で唯一の難関突破の守護神です。商売上の難関、人生における難関、受験の難関など、様々な難関が突破できるご利益が期待できる神社です。合格祈願の穴場的な神社ともいえます。

住所 石川県小松市安宅町タ17番地
電話番号 0761-22-8896

「勧進帳ものがたり館」勧進帳の資料館

歌舞伎十八番の一つ、「勧進帳」に関係する資料が展示されている資料館です。十二代市川団十郎の「勧進帳」の名場面が見られるシアターゾーンや、義経・弁慶発見ゾーン、安宅発見ゾーンの3つの区分けがあります。

歌舞伎「勧進帳」が理解できる、12分の解説映像や、明治時代に大阪の文楽の勧進帳で使われた人形が展示されています。入場料は大人300円、高校生以下150円です。因みに、「勧進帳ものがたり館」の隣に、弁慶・富樫・義経の銅像があります。

住所 石川県小松市安宅町140-4
電話番号 0761-21-6734

「弁慶と義経の銅像」「関守富樫の銅像」

今は安宅住吉神社の奥になりますが、神社の先の松林を抜けると視界が開け、左から義経、弁慶、富樫の銅像が目に飛び込んできます。歌舞伎の勧進帳にあやかり、昭和41年(1966年)に、弁慶と富樫の像だけが制作されました。

その後、29年の時を経て平成7年(1995年)に、義経の像が制作されています。ようやく、勧進帳の主要登場人物3体の揃い踏みです。しかし、勧進帳は、主役が弁慶、準主役が富樫で、まったくの脇役が義経ですから、この順番も納得です。

像の右下に書かれている「智・仁・勇」という文字には、弁慶の知恵、富樫の情、義経の勇気を表したものといわれています。

住所 石川県小松市安宅町タ140-4
電話番号 0761-21-6734

安宅の関の人気カフェ「安宅ビューテラス」

安宅では、小松の美しい日本海と美しい海岸が見られます。安宅の海岸は砂浜ではなく小さな砂利の浜です。

この海岸からは、日本海に沈んでいく夕陽が眺められます。冬場以外は、海岸を歩くと心地よい気分になり、海が身近に感じられる穴場スポットです。そんな、風光明媚な場所に「安宅ビューテラス」があります。

小松の海を見ながらカフェタイム

そんな、安宅の海岸にあるのが、ビューテラスです。張り出したテラス状のテーブルから、美しい安宅の海岸線が一望できます。

コーヒーや紅茶だけでなく、ソフトクリームも大人気です。売店に地元名物のしおサイダーや、地元のミネラルウォーターもあります。 

食事もできて、人気メニューは鰹と昆布のうまみだしが決め手の関所うどん、関所そばです。ランチタイムにはボリューム満点の定食も人気メニューです。駐車場もあり車でアクセスできます。

住所 石川県小松市安宅町140-4
電話番号 0761-21-6734

安宅の関へのアクセス方法

安宅の関へ、公共交通機関でアクセスする場合は、北陸本線のJR小松駅から、小松バス安宅線に乗車し、約15分の乗車で「安宅関趾前」バス停で下車し、徒歩約3分で安宅の関にアクセスできます。

車でアクセスする場合は、北陸自動車道の小松ICで降りて、約3分でアクセスできます。駐車場があり約50台駐車できます。

小松空港からは、EVバスの「安宅住吉神社」行きに乗り「安宅住吉神社」バス停で下車して、徒歩3分です。

住所 石川県小松市安宅町
電話番号 0761-22-2404(安宅町町内会事務局)

安宅の関周辺の観光名所

安宅の関は、石川県小松市安宅町にあります。小松市には安宅の関だけでなく、数多くの人気観光スポットがあります。安宅の関観光とともに、ぜひ、足を延ばしてほしい小松市の観光スポット6箇所を紹介します。安宅の関のような歴史遺構から、未来を見つめる科学館も揃っています。

安宅の関周辺おすすめの観光スポット1:安宅海浜公園

安宅海浜公園(あたかかいひんこうえん)は、安宅関の近くにある大きな公園です。安宅海浜公園の芝生広場は13425平方メートルもあり、グラウンドゴルフ場として利用されています。

安宅海岸の浜辺には、綺麗な石がたくさん落ちていて、お気に入りの石を探すだけでも楽しみです。日本海も眺められて、家族でゆっくり寛げる穴場の公園です。

住所 石川県小松市安宅町ル1-2 
電話番号 0761-24-3074

安宅の関周辺おすすめの観光スポット2:粟津温泉

石川県は温泉も有名です。中でも小松市にある、粟津温泉は奈良時代に発見された温泉で、1300年の歴史がある名湯です。泉質は無色透明な純度100%のナトリウム硫酸塩泉、芒硝泉(ぼうしょうせん)です。

芒硝泉は血管を拡張させる効能が優れています。高血圧症や神経痛や動脈硬化症など、血管が広がることで症状の改善効果があるといわれています。

住所 石川県小松市粟津町
電話番号 0261-22-0117

安宅の関周辺おすすめの観光スポット3:日本自動車博物館

小松市の日本自動車博物館は、常時500台の自動車が展示される、日本でも最大規模を誇る自動車博物館です。小松空港近くにあります。今すぐにでもエンジンがかかる状態で整備保管されています。

カーマニア垂涎のスポーツカーから、日本自動車博物館でしか見られない貴重な外国車が展示されています。さらに、日本製の懐かしい商用車も展示されています。自動車博物館でも穴場的な人気があります。

住所 石川県小松市二ツ梨町一貫山40
電話番号 0761-43-4343

安宅の関周辺おすすめの観光スポット4:わくわくコマツ館(こまつの杜)

大型建設機械や工作機械の「コマツ」は世界中で知られています。そのコマツの創業の地が石川県小松市です。

コマツの小松工場があった跡地にできたのが「わくわくコマツ館(こまつの杜)」です。物造りの楽しさが学べます。知る人ぞ知る930E、チリの鉱山で活躍する世界最大級のダンプも展示されています。限定ですが運転席に座ることもできます。

住所 石川県小松市こまつの杜1
電話番号 0761-24-2154

安宅の関周辺おすすめの観光スポット5:サイエンスヒルズこまつ

「サイエンスヒルズこまつ」は、平成26年(2014年)3月22日に全館オープンした、人間とものづくり科学館です。

館内には、ドーム型3Dシアターがあり、宇宙飛行士の疑似体験ができるスペースもあります。イベントが開催されるスペースもあります。床面積が約6千平方メートルあり、お土産屋さんやレストランも揃った新しい小松の観光スポットです。

住所 石川県石川県小松市こまつの杜2番地
電話番号 0761-22-8610

安宅の関周辺おすすめの観光スポット6:那谷寺

石川県小松市の「那谷寺(なたでら)」は、古くから小松市の穴場観光スポットという人も、小松市で一番人気の観光スポットという人もいます。とにかく、霊峰白山を信仰したことからスタートしたお寺で、怪奇な岩山に建つお寺として知られ、パワースポットとしても知られています。そんな魅力がいっぱいの那谷寺です。

住所 石川県小松市那谷町ユ122
電話番号 0761-65-2111

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安宅の関観光のおすすめ人気お土産 

安宅の関がある小松市は、加賀百万石の歴史がある街です。加賀藩は茶道が盛んで、茶道の発展とともにお菓子も進化しています。古くから続く美味しいお菓子は小松にもあります。

そんな、銘菓の中から特に人気が高いお土産に最適なおすすめのスイーツ、3点を紹介します。

安宅の関観光おすすめの人気お土産1:御朱印「安宅の関」

安宅の関のお土産といえば、御朱印さんの「安宅の関」です。富樫最中、弁慶羊羹、義経の笛と、3点揃ったお土産です。富樫最中は、北海道産の小豆を使用した粒餡がたっぷり詰まった最中です。パリパリの最中の皮には富樫の家紋がついています。

義経の笛は、青豆黄な粉に砂糖、水飴を加えた「すはま」がベースです。そこに胡桃をのせて、義経の「墨の笛(うすずみのふえ)」にみたてているそうです。

弁慶羊羹は、勧進帳の舞台で主役の小道具、巻物をイメージしています。味はすっきりとした甘さの煉羊羹です。丸い筒に流した羊羹で、まさに勧進帳の巻物です。

御朱印さんは、昭和23年(1948年)に創業しています。創業から現代まで手作り技術で、お菓子一つひとつを丁寧に作っています。お店の信念は「最良の材料で最高品質の和菓子づくり」です。自社製餡に地元食材を取り入れ美味しいお菓子を製造しています。

住所 石川県小松市八日市町34
電話番号 0761-21-8311

安宅の関観光おすすめの人気お土産2:行松旭松堂「雪花糖」

行松旭松堂さんの「雪花糖」は、一子相伝で受け継がれている小松の銘菓です。霊峰の白山の山麓で採れた胡桃を丸ごと1粒使って、それを最高級の和三盆と寒梅粉を合わせ、包み込んだ雪玉のような伝統の干菓子です。

行松旭松堂さんは、小松で一番古い和菓子屋です。江戸時代の天保8年(1837年)の創業で、創業当時は小松城(現在は芦城公園になっている)の近くで和菓子屋を始めています。

住所 石川県小松市京町39-2
電話番号 0761-22-3000

安宅の関観光おすすめの人気お土産3:松葉屋 「栗むし羊羹」

江戸時代の嘉永5年(1852年)に創業した、石川県小松市の羊羹の名店「松葉屋」さんの代表銘菓が「月よみ山路 栗むし羊羹」です。今では珍しい竹皮を敷き、隅々まで栗を敷き詰めて包みあげ、蒸した栗むし羊羹です。羊羹のどこを切っても栗が出てくる銘菓です。

竹皮に包むことで竹のほのかな香りと、栗のほわほわした食感に、葛を加えた餡のもちもち感が再興のバランスに仕上がっています。歴史を誇るおすすめのお土産になります。

住所 石川県小松市大文字町69
電話番号 0761-22-0120

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歌舞伎好きは安宅の関を観光してみよう!

安宅の関は、小松市でも穴場的な観光スポットになっています。それでも、昭和14年(1939年)3月18日に「安宅の関跡」として石川県の史跡に指定されています。周辺には、有名、穴場を問わず、観光名所も多く、歌舞伎ファンも、歌舞伎ファンでなくとも、安宅の関へ出かけて勧進帳の歴史を知りましょう。

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この記事のライター
yuribayashi

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