秋田の寒天文化が想像以上!おすすめの料理や由来などを調査!

秋田では、想像する以上に寒天文化が根付いています。秋田の人は、なんでも寒天で固めてしまうというのです。そんな秋田に訪れた時は、変わった秋田の寒天料理を楽しむのはおすすめです。なぜ寒天文化が広まったのでしょうか。寒天の由来や寒天料理など、詳しく紹介します!

秋田の寒天文化が想像以上!おすすめの料理や由来などを調査!のイメージ

目次

  1. 1秋田県の昔ながらの寒天文化の由来・発祥・料理を深くご紹介!
  2. 2そもそも寒天って何?
  3. 3なぜ秋田県で寒天文化が広がったのか?
  4. 4秋田県の寒天の種類はどれだけある?
  5. 5秋田県の寒天を使用した地元民おすすめの寒天料理とは?
  6. 6秋田県の寒天文化の楽しみ方
  7. 7美食の土地、秋田県を代表する3つの食文化
  8. 8秋田の寒天料理を作ってみよう!
  9. 9秋田県のなんでも固める寒天文化には、歴史ある由来が隠されています!

秋田県の昔ながらの寒天文化の由来・発祥・料理を深くご紹介!

秋田県には、昔から重宝されている食材があります。それは「寒天(かんてん)」です。なぜか昔からなんでも寒天で固めてしまう食文化があり、秋田のご当地グルメとして話題となっています。寒天とはどんなものなのか、なぜ秋田で寒天文化が生まれたのか、秋田の寒天料理の種類はどのくらいなのかをまとめました!

そもそも寒天って何?

寒天とは、天草(テングサ)やオゴノリなど紅色の海藻を煮た時に出る粘液質を凍結させ、そして乾燥したものです。凍結と乾燥を繰り返すことで乾物となります。乾物なので、湿度に気を付けるなら長く保存できる食材です。寒天の主な産地は、寒天を作る環境が整っている長野や岐阜です。

寒天の定義は「ところてんを乾燥させたもの」

寒天は、ところてんを乾燥させたものです。ところてんの材料を見てみると、天草です。天草を煮た時に出た粘液を冷やし固めてそれを細く切り食べると、ところてんです。

ところてんより手間がかかるのが、寒天です。ところてんを凍らせて乾燥させると寒天のできあがりです。ところてんは、海藻の風味が残りますが、寒天は、海藻の風味はほとんどなく、スイーツなどに使いやすいものとなっています。

ゼラチンやアガー・寒天のそれぞれの違いとは

スイーツ系で、砂糖や小豆、牛乳やフルーツなど固める材料の寒天と同じようなものに、ゼラチンやアガーがあります。それぞれゼリーやプリンなどを作る材料として使われますが、原材料が違い、食べた時の食感も違います。違いを見てみましょう。

洋食店の定番はゼラチン

洋菓子店で販売されているフルーツゼリーやババロア、ムースやプリンに使われているものは、ゼラチンです。ゼラチンとは、牛や豚のコラーゲンが原材料となり、20度以下で固まります。常温では型崩れしやすいゼラチンですが、くちどけが良いプルンとしたゼリーができます。

不思議な食感のアガー

アガーと言うものもあります。アガーは、カラギーナンと呼ばれる海藻やローカストビーンガムと呼ばれる豆から輸出されるものです。30℃くらいで固まり、常温でも型崩れしません。ゼラチンよりも少し粘度が増したようなゼリーとなります。独特な食感が人気となり、水ゼリーなど注目されているアガーです。

低カロリーの寒天

寒天は、天草などが材料となり、ゼラチンやアガーよりも弾力がある硬めのゼリーになります。海藻なので低カロリーで腹持ちが良く、便秘解消の効果も期待できるので、ダイエット目的で寒天を使う人もいます。粉寒天は、ご飯を炊く時に入れたり、お味噌汁やコーヒーに入れて飲んだりできる手軽さが売りの寒天です。

なぜ秋田県で寒天文化が広がったのか?

スイーツを作る時に寒天が登場するのは、全国的にも珍しくありません。和菓子などでよく使われます。しかし、秋田で使われる寒天は、スイーツを作る時に使うという程度ではなく、多くのものが寒天で固められていて、創作料理と言えます。なぜそのような寒天文化が広まったのでしょうか。

1つ目は「お祝いとして作られる」

秋田でなぜ寒天文化が広まったのでしょうか。寒天は、いつもの食卓でも寒天を使いますが、特に特別なお祝いごとで、寒天料理の良さが発揮されます。寒天を作ると中の具材が綺麗に見えるので、とても素敵な冠婚葬祭の口取りとなります。日持ちするという点でもお祝いの席に寒天が使われます。

2つ目は「寒い地域だからこそ保存食として広まった」

秋田でなぜ寒天文化が広まったのかを地元の人に聞くと、「普通に昔から食べられていたから」という答えが返ってきます。昔から現代まで、ごく自然に寒天文化が伝わっていることが分かります。

秋田の冬は、とても厳しいものになりますので、保存食品はとても重宝されます。秋田の名産いぶりがっこもその1つです。

寒天の場合、使う前のパリパリの時は、湿度に注意するとかなりの期間保存できますし、砂糖をたっぷり入れた寒天は、日持ちもします。寒い冬の保存食として重宝されている寒天です。

3つ目は「お茶菓子としてのおもてなし文化」

なぜ秋田に寒天文化が広まったのでしょうか。それは、お茶菓子として昔から食べられてきたからです。寒天は、フルーツなどを入れて固めると、お洒落でかわいいお茶菓子になります。入れたものが透けて見えるので、バリエーションが豊富です。

秋田では、お客様のおもてなしとして、寒天のお茶菓子が出てくることがあります。また、農作業の合間のお茶菓子としても日常的に食べられています。フルーツ寒天はもちろん、お惣菜寒天も甘く、お惣菜寒天なのにお茶菓子として十分通用する寒天料理です。

秋田県の寒天の種類はどれだけある?

寒天の種類には、3種類あります。棒状をした「棒寒天」や細い「糸寒天」、粉になった「粉寒天」です。秋田の主流は、長野で作られる天草100%の天然の棒寒天です。

そして、その寒天を使った秋田の寒天料理の種類はとても多くあります。同じ材料を使った料理でも家庭によって少しずつ味が違いますし、見た目も違います。

更に秋田では、なぜか一般的には寒天では固めないだろうという料理を寒天で固めるお惣菜寒天があります。秋田の寒天料理のバリエーションを見てみましょう。

たまご寒天・うどん寒天などの「お惣菜寒天」

秋田に訪れて、寒天料理に驚かされるのは、普通は固めないものまで固めているということです。まずご紹介するのは「たまご寒天」です。お惣菜寒天なのですが、たまごや砂糖を使った寒天なので甘く、田植えなどの疲れがとれるお茶菓子です。

作り方は、色々あります。甘い溶きたま汁を寒天で固めたようなものもありますし、溶き卵をそのまま寒天で固めるたまご寒天もあります。茹でたまごを崩してたまご寒天にする作り方もあります。昔懐かしのおやつとしても人気のたまご寒天です。

また「うどん寒天」と呼ばれるものもあります。名前からイメージすると、うどんの麺の代わりに寒天が使われているイメージですが、寒天の中にうどんが入っている寒天です。四角に切られた寒天の中にうどんや具が見えます。

うどん寒天にすると、農作業の合間にだってパクっとうどんを食べることができます。うどんが大好きな人にとっては、たまらない一品です。

野菜や果物を使った「フルーツ寒天」

秋田では、フルーツ寒天も人気です。フルーツ寒天は、全国でも普通に知られている寒天料理です。秋田では、もも寒天だったり、リンゴ寒天だったり、ぶどう寒天だったりとフルーツの種類別に分けた寒天もありますし、色々なフルーツを入れて「フルーツ寒天」として作られている寒天もあります。

きゅうりやにんじんなどをマヨネーズで和えた「サラダ寒天」

秋田の寒天の種類で、驚かされるのは「サラダ寒天」です。寒天が入ったサラダではなく、何と寒天の中にサラダが入ったお惣菜寒天です。外観は、ポテトサラダがしっかり四角に切られている感じです。キュウリやニンジン、茹でたまご、マヨネーズが入っている寒天料理です。

サラダ寒天にはポテトサラダは入ってません。ポテト抜きのマヨネーズサラダが寒天になったような感じです。しかし、このサラダ寒天には、砂糖も大量に入っているので甘く、サラダですがお茶菓子として出されることが多い寒天料理です。

このように、うどんやサラダまで寒天に入れてしまう秋田グルメです。秋田のお母さんにかかると、お惣菜寒天の種類は、数えきれないくらいです。

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秋田県の寒天を使用した地元民おすすめの寒天料理とは?

数えきれないほどの寒天料理の種類、秋田に住む地元民のおすすめの寒天料理には、何があるのでしょうか。フルーツ寒天はしっかりした食感の寒天によく合います。

みたらしのような味の醤油寒天や、くるみを使ったくるみ寒天、ゴマ豆腐を使ったゴマ豆腐寒天、サラダを固めたサラダ寒天などがあります。いくつもある寒天料理の中から人気の料理をいくつか見てみましょう。

圧倒的人気の「ポテトサラダ寒天」

秋田には、「ポテトサラダ寒天」があります。これは、サラダ寒天とは違い、実際にポテトサラダが入っています。なぜポテトサラダを寒天にしたのかという理由は分かっていませんが、秋田の定番料理です。

美味しい家庭のポテトサラダを作り、甘い寒天液を作りポテトサラダを混ぜて冷やし固めたり、白だしの寒天液を作りポテトサラダを冷やし固めたりして作ります。

ポテトときゅうり、ニンジンとトマト、茹でたまごを別々に飾り付けながら寒天の中に入れていく方法もあります。どのポテトサラダ寒天も美味しいと人気の寒天料理です。

初夏にいただく伝統の味「じゅんさい」

秋田県三種(みたね)町は、じゅんさいの生産日本一です。じゅんさいとはスイレン科の植物で、水中にある新芽です。ゼリー状のものが葉を包み、ぬめりがあるのが特徴です。じゅんさいの旬は、6月で、5月上旬から8月にじゅんさいは収穫されます。

じゅんさいが店頭に並び始めると、そのじゅんさいときゅうり、ニンジンや砂糖を使ってサラダを作ります。初夏を告げるじゅんさいサラダ寒天です。

作ると良い嫁とも言われる「雷寒天」

秋田の寒天料理には、「雷寒天」というものもあり、これを作ると良い嫁と言われます。棒寒天2本に対し、たまご10個使うたまごの寒天です。甘い寒天液にたまごと牛乳を混ぜたたまご液を少しずつたらしかき混ぜます。

不安になるかもしれませんが、ひたすらかき混ぜるのがポイントです。しばらくするとゴロゴロとたまごの塊と液体が分離し、冷やし固めるとできあがります。秋田県南で作られる寒天料理です。

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秋田県の寒天文化の楽しみ方

秋田には、お惣菜寒天からスイーツ寒天まで、バリエーション豊かな寒天料理があり、スーパーで普通に売られているので、秋田に訪れた時は、色々な寒天料理を食べて、寒天文化を楽しむのはおすすめです。もし秋田で家庭料理に出会うことがあれば、それぞれの家庭で味が違うので食べ比べするのもおすすめです。

同じ保存目的でも秋田県の地域によって寒天文化の違いがあるのを知ろう

寒天は保存目的で重宝されている食材ですが、秋田と一言で言っても地域で違います。例えば、なぜだかポテトサラダまで寒天にするのは、秋田南部の地域です。またサラダ寒天に砂糖を多く入れて甘くするのも秋田南部の特徴です。秋田は広いので、あまり寒天を食べる習慣がない地域もあります。

全部で20種類以上の「寒天博覧会」も開催

なんでも固める秋田の人が作る寒天は、家庭の味なので何種類か数えられませんが、スーパーなどで販売されているような一般的に知られている寒天料理だけでも20種類以上あります。

秋田の幻のフリーペーパー「のんびり」から生まれた「寒天博覧会」も開催されています。寒天博覧会とは、秋田県寒天文化を広めるための博覧会で、秋田各地から参加した人が寒天作りの腕を競うイベントです。

寒天料理は家庭料理ですが、更に工夫して見た目や味など新しいものが生み出されています。見るだけでも楽しい寒天料理です。2012年から始まった「寒天博覧会」は、毎年不定期に行われています。場所も転々としています。もし見かけたらぜひ秋田の食文化に触れてみるのはおすすめです。

美食の土地、秋田県を代表する3つの食文化

秋田には、寒天の他にも美味しいものがたくさんあります。体を温かくしてくれるものだったり、保存できるものだったりと秋田ならではの美食です。秋田に訪れた時は、ぜひ食べるおすすめです。またお土産にもおすすめです。では、代表的な3つの秋田の美食を見てみましょう。

きりたんぽ

秋田と言えば、きりたんぽと連想するほど有名な郷土料理です。きりたんぽとは、うるち米を杉の棒に巻き付けて火で焼き、棒から外し、食べやすい状態に切ったものを言います。

きりたんぽは、もともと秋田北部の郷土料理で、秋田南部ではあまり馴染みがなかった郷土料理です。きりたんぽの知名度が上がり、秋田全体で普及した郷土料理です。そのきりたんぽは、味噌を付けて焼いたり、鍋に入れたりしていただきます。

ハタハタ

秋田の冬の味覚ハタハタは、秋田で食べたり、お土産に買ったりするのにおすすめの魚です。旬の時期は、10月下旬から1月です。淡泊な魚で、塩焼きや田楽、また秋田の郷土料理「しょっつる鍋」など、調理方法を問わずに楽しむことができます。

ハタハタは、なぜだか雷が鳴るほどの荒れた海で大量に獲れる魚なので、鱩と書きます。うろこがなく、ただ洗うだけですぐに調理できます。秋田では、ハタハタが長期保存できる郷土料理「ハタハタ寿司」があります。

いぶりがっこ

秋田を代表する「いぶりがっこ」は、秋田の保存食品として有名で、ぜひ秋田のお土産におすすめです。いぶりがっこは、漬け物の大根が凍らないように工夫されています。

ただ大根を米ぬかに漬けるのではなく、大根を囲炉裏の上で燻したあと漬け込んだ、知恵が詰まっている漬け物です。

一口食べると、燻製の香りが広がり、噛めば噛むほど味わい深い漬け物です。普通に漬け物として食べるのはもちろん、クリームチーズと合わせて食べるのも、秋田の定番となっています。

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秋田の寒天料理を作ってみよう!

天草100%の棒寒天を置いているスーパーは限られていますが、ネットショッピングが普通になっている現代は、どこにいても棒寒天を手に入れることができます。棒寒天ではなく粉寒天なら近くのスーパーで手に入ります。

自宅で、サラダ寒天やポテトサラダ寒天などを作って秋田の寒天文化を体験してみてはいかがでしょうか。本場秋田に訪れるなら、スーパーで買って食べ比べするのも楽しい旅となります。

秋田県のなんでも固める寒天文化には、歴史ある由来が隠されています!

秋田では、なんでも固める寒天文化があります。厳しい寒さの秋田を乗り切るための知恵が入った歴史ある文化です。秋田に訪れた際は、ぜひ、たまご寒天やサラダ寒天などを食べるのはおすすめです。秋田に訪れる機会がなくても、ぜひ秋田の寒天文化を真似して、美味しくてお洒落な寒天料理を作ってみてはいかがでしょうか?

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