薩摩切子はグラスなど鹿児島のお土産にも大人気!江戸切子との違いは?

薩摩切子は、鹿児島のお土産として有名です。グラスや小鉢などおしゃれに食卓を飾ってくれる食器が人気ですが、アクセサリーなどもあります。もう一つ有名な日本の技法と言えば「江戸切子」ですが、どのような違いがあるのでしょうか。薩摩切子について詳しく見ていきます!

薩摩切子はグラスなど鹿児島のお土産にも大人気!江戸切子との違いは?のイメージ

目次

  1. 1鹿児島の伝統工芸品「薩摩切子」の歴史
  2. 2薩摩切子と江戸切子の違いは?
  3. 3お土産用におすすめ①薩摩切子のグラス
  4. 4お土産用におすすめ②薩摩切子の食器
  5. 5お土産用におすすめ③薩摩切子のアクセサリー
  6. 6薩摩切子の注意点
  7. 7薩摩切子のお手入れ方法は?
  8. 8鹿児島でガラス工芸体験が出来る場所
  9. 9薩摩切子で日本の伝統と歴史に触れてみよう

鹿児島の伝統工芸品「薩摩切子」の歴史

鹿児島の歴史が深い伝統工芸である「薩摩切子」は、鹿児島のお土産として人気の商品です。由緒正しい伝統工芸の薩摩切子は、その工房に訪れて買うのが一番です。どんな薩摩切子があるのでしょうか。どこで販売しているのでしょうか。切子と言えば「江戸切子」もありますが、違いはあるのでしょうか。薩摩切子の歴史と共にご紹介します!

薩摩切子と江戸切子の違いは?

日本の切子で有名なのは、とても美しいガラス細工の「薩摩切子」と「江戸切子」です。どちらもガラスに美しいカットがあり同じようなガラス工芸品に見えます。薩摩と江戸、作られている土地柄は違うことが分かりますが、他に違いはあるのでしょうか。薩摩切子と江戸切子の違いを見てみましょう。

観賞用として美しい薩摩切子

薩摩切子の歴史を知ると、薩摩切子を見る目が変わることでしょう。始まりは、江戸時代末期です。薩摩藩27代目藩主島津斉興(なりおき)の時代から始まり、28代目藩主の島津斉彬(なりあきら)が28代目藩主になると飛躍的に発展します。

造船や紡績、印刷などの近代化授業の中にガラス製造事業もあり、薩摩切子もその中に入っていました。薩摩切子は、美しい工芸品で観賞用として他の藩主に配られたと言います。

薩摩切子は交易品だった

薩摩切子は、イギリスやボヘミア、中国の交易品を参考にしながら、日本の特徴である「ぼかし」を取り入れて日本独自の切子を開発しました。薩摩切子は、海外交易品として開発されたと言います。

その中でも「薩摩の紅ガラス」は美しさを賞賛されました。発色に関する研究を重ね、ガラスが紅色や藍色、緑色や紫色などの色に輝く発色技法を生み出しました。しかし、斉彬が急逝した後、戦争などで薩摩切子の技術は完全に途絶え、幻となってしまいました。

幻の薩摩切子が100年ぶりの復活

1985年、薩摩切子が復活します。磯の集成館で薩摩切子の魅力に惹き付けられた市民が、斉彬が築いた「薩摩切子」を復興させようという働きかけが行われました。

由緒ある薩摩切子にするため、島津家に話しが持ち掛けられ、3年がかりで研究に研究を重ね復活を果たしました。薩摩切子に関しての情報がほとんどなかったため、復活に関しては苦労があったと言います。

薩摩切子は観賞用として美しいガラス工芸品

鉛を24から25%含むクリスタルガラスを使用し、透明ガラスに色ガラスを密着させた色被せガラスをカット、そして磨き上げた製品が薩摩切子です。色ガラスが分厚く、透明ガラスと色ガラスの間にできる「ぼかし」が特徴となっています。

耐熱ではないので扱いが難しく、高価なガラス工芸品のため、観賞用にする人が多い「薩摩切子」です。観賞用で、ただそこにあるだけで、華やかになります。窓際に置くとカットからの反射光が美しい、薩摩切子アートを作りだしてくれます。

透明感のある江戸切子

有名なもう一方の「江戸切子」はどのようなものなのでしょうか。江戸切子の歴史も、江戸時代までさかのぼります。1834年にビードロ屋加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したのが始まりと言われています。

1881年、品川工業社硝子製造所がイギリスから職人を招き、切子の技法を伝授してもらったと言います。杜氏、薩摩切子の消滅により、薩摩切子の職人と技法が全国に散らばったことも手伝い、江戸においても色被せガラスの技法が用いられるようになりました。

江戸切子の特徴は、色被せガラスの部分が薄く製作されています。色被せガラスが薄い分、カットの部分がシャープに見える特徴があります。

江戸切子は国の伝統工芸品

このように江戸切子は薩摩切子の産業的な伝統工芸品とは違い、商人の手によって工夫、製作されました。江戸切子は、政策的改革などにも影響されず、更にはヨーロッパの新しい技法を導入するなど、どんどん成長していきました。1985年には東京都の伝統工芸品産業に指定され、国の伝統的工芸品にも指定されています。

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お土産用におすすめ①薩摩切子のグラス

鹿児島のお土産におすすめの「薩摩切子」商品には、食器や花瓶、ランプなどの商品が多くあります。中でも薩摩切子のグラスは、実際に使うのも、飾るのも素敵で、鹿児島のお土産に人気です。キラキラと輝く美しいグラスで、おいしいお酒を飲むことができます。どんなグラスが人気なのか見てみましょう。

タンブラータイプが人気

鹿児島のお土産におすすめの「薩摩切子」の商品の中で人気のグラス、その中でもタンブラータイプが一番人気です。タンブラーグラスとは、一寸胴型の筒型で底が平らなグラスです。厚みのある薩摩切子の良さが一番出ているグラスです。また、一番倒れにくいグラスなので安心して使うことができ、お土産におすすめです。

薩摩切子のグラス

鹿児島のお土産におすすめの「薩摩切子」には、他にも人気のグラスがあります。一味違うように感じるワイングラス、クイッと一気に飲むぐい呑み、日本酒が美味しく感じる酒盃、ウイスキーを飲むのにちょうど良いロックグラス、ウイスキーなどを一口で飲むショットグラスなどです。用途に合わせてお土産を買うことができます。

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お土産用におすすめ②薩摩切子の食器

鹿児島のお土産におすすめの「薩摩切子」の商品の中には食器もあり、人気です。薩摩切子は、普段使いができるものもありますが、安いお土産とはいかないので、特別な時に使うのはおすすめです。

食器と料理の相性は大切です。どんな食器でも味は変わらないのですが、人間は、ほとんど視覚で美味しさを感じていると言います。食事の時に美味しさを感じる五感の割合は、視覚が80%以上となり、嗅覚や味覚は低い割合と言われているほどです。

薩摩切子のおしゃれな小鉢

鹿児島のお土産におすすめの「薩摩切子」は、幻の薩摩切子と言われていましたし、現在復元されてはいますが、高価で料理に使うのはもったいないと思う人も多くいます。しかし、せっかく鹿児島のお土産、ぜひ素敵な料理を盛るのはおすすめです。

例えば、薩摩切子で人気の「小鉢」。カラーとカットがキラキラしている薩摩切子ですが、普段使いに使いやすい透明な薩摩切子もありますし、カットが派手ではないカットの薩摩切子もあります。

小鉢には、おつまみを入れるのも素敵ですし、鹿児島の銘菓である「かるかん」や「かるかん饅頭」などを盛るのも素敵です。

鹿児島の伝統菓子、かるかんとは、「軽羹」と書き、薩摩藩で誕生した和菓子でお土産に人気です。白いフォルムなので、明るい薩摩切子ととても良く合います。

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お土産用におすすめ③薩摩切子のアクセサリー

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」、グラスや食器以外でも楽しむことができます。例えば、薩摩切子の廃材を使った、ペンダントなどのアクセサリーも人気で、鹿児島のお土産におすすめです。薩摩切子のグラスは高価で、小さい伝統工芸が欲しい、グラスは手が届かないという人におすすめのアクセサリーです。

このアクセサリーは、薩摩切子の廃材を無くすために生み出されたもので、廃材を生かし素敵なアクセサリーが出来上がっています。ペンダント、ピアスや胃や銀具、リングやブローチなどがあります。小さなアクセサリーにも特徴である「ぼかし」が入り、薩摩切子と言う主張を感じられるアクセサリーです。

また、ネクタイピンやカフスなどにも薩摩切子が使われているものがあります。スーツ姿にさり気なく光る薩摩切子のカフスなどは、お土産やプレゼントにおすすめです。また財布のアクセントに使われていたり、ステンドグラス風に使われていたりします。自分に合った、また帰りを待っている人に合ったお土産が見つかります。

薩摩切子の注意点

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」は、繊細なガラス工芸品です。普段の食卓使うのも素敵な食卓になりますが、薩摩切子の扱いに十分注意しましょう。そうすることで、長く愛用できる薩摩切子となります。薩摩切子は、クリスタルガラスでできています。

耐熱性はありません。ですから電子レンジ使用はできませんし、食洗器、乾燥機、オーブンに入れて使うことはできません。お酒を飲む時、急にお湯入れることも避けましょう。また急に冷やすのも割れる原因となります。

冷たいビールを薩摩切子のグラスで飲みたい!

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」、絶対に割れないという条件はありませんが、少しでもリスクを減らすコツを覚えておきましょう。薩摩切子で冷たいビールを飲みたい人もいることでしょう。急激に冷やすのは割れる原因となりますので、一度グラスに水道水を注ぎましょう。そして温度に対応させてからゆっくりとビールを注ぎましょう。

焼酎お湯割りを薩摩切子のグラスで飲みたい!

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」、せっかくなら薩摩焼酎をお湯割りで飲みたい!と思う人もいることでしょう。焼酎はお湯割りの場合、お湯を先に注いでから焼酎を入れるとまろやかに飲むことができます。

しかし、薩摩切子の場合、突然お湯をグラスに入れると割れる原因となります。まず水道水を入れて次にぬるま湯を入れ、そして他のグラスでお湯割りを作って、ゆっくり入れるのはおすすめです。

手間暇がかかりますが、薩摩切子のグラスで薩摩焼酎を飲む時間は、素敵な時間となりますのでぜひおすすめです。

薩摩切子のお手入れ方法は?

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」は、繊細です。使った後は水垢が付きやすく、普通の食器と同じように洗っていては、薩摩切子の美しさを台無しにしてしまいます。お手入れをきちんとするなら、一生ものになります。まずは、食洗器の使用はできません。食器用洗剤を溶かしたぬるま湯に浸し、柔らかいスポンジか布で丁寧に洗います。

その後、ぬるま湯でよくすすぎ、乾いた布の上に乗せます。乾ききらないうちに柔らかい布で、水気をよく拭き取ります。この時、カット面に水が残らないように拭きましょう。強い力で扱うと割れる恐れがあるので注意しましょう。カット面は、汚れや水垢が付きやすいので、数回に1回は柔らかいブラシで丁寧に洗うのはおすすめです。

破損の原因を避けよう!

洗う時、他の食器とまとめて洗うために流しに置いていると、他の食器と当たってしまってかけてしまう場合があります。ガラス同士、食器通しがぶつからないように注意しましょう。保管についても同じです。薩摩切子を重ねて保管したり、並べてはいてもぶつかる距離で保管していたりしていると破損の原因になります。

くすみを感じた時の対処法

丁寧に洗いながら使っていても、ある程度使っていると何となくくすんできた感じがします。そう感じた時は、実際にくすみが生じています。そんな時は、まずレモン水に浸して洗ってみましょう。それでもだめなら家庭用の漂白剤を薄めて数分浸して洗いましょう。切子の輝きが復活します。

鹿児島でガラス工芸体験が出来る場所

鹿児島のお土産で人気の「薩摩切子」は、お土産店でも販売されていることがありますが、中国産などもありますので、製造元をきちんと確認して購入しましょう。

由緒正しい薩摩切子を買うことができるのは、工房です。工房を調べて訪れるのはおすすめです。また薩摩切子を体験できる工房もあると言います。どんな工房なのか見てみましょう。

美の匠 ガラス工房 弟子丸

薩摩切子工房「美の匠 ガラス工房 弟子丸」は、伝統的な薩摩切子から現代的な表現によるものまでいろいろな薩摩切子を見たり買ったりすることができる工房です。

この工房の注目のお店である「eco KIRI(エコ キリ)」では、身につける薩摩切子と題し、おすすめのお土産で紹介したように、様々なアクセサリーが廃材で作られています。

この工房では、薩摩切子体験として、アクセサリーのガラスカット体験ができます。薩摩切子と同素材のガラスの好きな色と柄を選び、カットしてアクセサリーを作ります。後日磨きも終わらせて送ってくれるので、輝きが違います。ぜひお土産にもおすすめです。

薩摩びーどろ工芸

薩摩切子の工房「薩摩びーどろ工芸」は、薩摩切子のガラスカットを体験することができます。ストラップやキーホルダー、他社から仕入れたグラスのガラスカット体験ならリーズナブルに体験可能です。

ガラスを選び模様の下書きをして、ガラスを削って模様を入れることができます。2週間前に予約するなら、自社製のクリスタル色被せグラスを削り体験できます。また、別途料金がかかりますが、自社製のクリスタルグラスなら磨きもしてくれます。

自社製のクリスタル色被せグラスは、プロが細工する薩摩切子と同素材なのでおすすめです。プロの薩摩切子のようにはいきませんが、オリジナルカットの薩摩切子を製作できます。ぜひおすすめの体験です。

薩摩切子で日本の伝統と歴史に触れてみよう

一旦消えてしまった、鹿児島の伝統工芸品「薩摩切子」。復活し、更に新しい薩摩切子も生み出されています。取り扱いに注意は必要ですが、素敵な時間を過ごすために飾ったり使ったりするのはおすすめです。鹿児島には、薩摩切子を体験できるお店もあります。ぜひ鹿児島で、日本の伝統と歴史「薩摩切子」に触れてみましょう!

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