モール温泉とは?効果や効能を調査!日帰り入浴もおすすめ!

「モール温泉」とは北海道によくみられるの温泉なのですが、なじみのない方にはそれがいったい何なのかが想像できないでしょう。「モール」って何?どんなお湯?どんな効能?ご存知の方も、細かい背景について知ってみると改めてモール温泉のすごさがわかることまちがいなしです。

モール温泉とは?効果や効能を調査!日帰り入浴もおすすめ!のイメージ

目次

  1. 1温泉好き必見!モール温泉!
  2. 2モール温泉の前に温泉の仕組み!
  3. 3モール温泉の「モール」とは?
  4. 4「モール温泉」とは
  5. 5モール温泉のパイオニア!十勝川温泉
  6. 6モール温泉にいざ挑戦
  7. 7日帰りモール温泉1:やよい乃湯
  8. 8日帰りモール温泉2:森林公園温泉きよら
  9. 9日帰りモール温泉3:休暇村支笏湖
  10. 10「モール温泉」は北海道以外にも!
  11. 11モール温泉の実力をご自分の肌で確かめに!

温泉好き必見!モール温泉!

26870914 166614687395380 3406390089180250112 n
feverbaba

広い浴場、たちこめる独特のにおい、いつもとは違うお湯の感じ。心も体もリフレッシュすることができる温泉は、老若男女を問わず人気のレジャーです。美容や健康の目的として使われることもあり、その泉質や効能も気になるところです。数ある温泉のなかには「モール温泉」なるものもありますが、それは一体どんなものなのでしょうか。

モール温泉の前に温泉の仕組み!

26872169 182706775671529 1839071435272749056 n
enjoy_railtravel

「モール温泉」について説明する前に、まずは温泉全般についておはなししましょう。みなさんは、「温泉」にどんなイメージを持っていますか。多くの方が「なんだか体にいい成分を含んだ暖かい湧き水?」、くらいの認識ではないでしょうか。仕組みを知ることによって、いつも何気なく入っていた温泉がとても興味深いものになること請け合いです。

温泉水は地下水

26864328 1090959307712275 1703062723090186240 n
keroko79

地上に降る雨や雪は、地中にどんどんしみこんで「地下水」となります。私たちが普段利用している水も地下水なのですが、温泉の水とは自然の熱源によって「熱を持った地下水」です。火山のマグマや地熱(地中深くなるごとに温度が上がる)などによりあたためられた地下水が、自然に沸きだしたり、人工的に汲み上げたりしているのが温泉です。

地層で決まる

21480199 330428774069294 6006481702979895296 n
happyberryicco

地中にはいくつもの地層が折り重なっています。地層とはいわば「環境の化石」です。たとえば、ある植物がたくさん生えていた場所なら、それを利用する昆虫や鳥も多かったでしょうし、それらの糞や死骸、さらにそれらを分解する微生物などもたくさんいたことでしょう。このうちの要素が一つでも違えば、地層の成分も違ってくるのです。

26870735 581294838870682 1821780038672973824 n
photography.lensation

横方面にひろがる地層に対して、温泉が通る道は縦方向なことがほとんどです。地下深くから地上に達するまでにいくつかの地層を横切ります(縦切る?)。温泉がどの地層に接触するかによって、しみ込む成分がかわってくるというわけです。それぞれの土地によって、ひいては同じ土地内でも成分が異なる温泉があるのもこれで頷けるでしょう。

モール温泉の「モール」とは?

27576758 167445897215713 9025161542412271616 n.jpg? nc ht=scontent nrt1 1.cdninstagram
floramdel

それでは本題に入りましょう。「モール温泉」という名前は、ドイツ語の「Moor(泥炭地などの意)」をヒントに日本でつくられた造語だそうです。泥炭とは、太古の時代に生い茂っていた植物などが枯れて堆積し、地中の微生物や酵素、カビ類、原虫などの働きにより、何百年とか何千年という長い長い年月をかけてつくられたものを指します。

効能はフランス軍のお墨付き

26157957 351291038705841 5694435982279966720 n
guerradelfrances

まだナポレオンが現役だった18世紀末ごろ、エジプトに派遣されていたフランス軍兵士たちは、戦いで傷ついた体を泥炭に浸かって治療していたと言われています。泥炭には、抗菌・抗ウイルス作用や、抗炎症・抗腫瘍作用、収れん性があり、含まれる「有機物フミン酸(腐植物質)」には、細胞を活性化して皮膚を再生させる働きがあるそうです。

23596115 734964220020315 2395117821471227904 n
numumba

その噂がヨーロッパに伝わると、世界初となる泥炭入浴施設がドイツにつくられました。やがて戦争が終わると、それらは治療のための施設というよりは、健康や美容の効能を謳う「moorbad(モーアバッド)またはpeat bath(ピートバス)」と呼ばれるようになり、庶民の間で広く流行するようになりました。

「モール温泉」とは

12298850 458444481023336 2046108003 n
onemori

その効能に日本でいち早く着眼したのが、北海道の先住民族に「薬の沼」と呼ばれていた帯広近郊の十勝川温泉エリアです。かつては内湾であった十勝一帯には湿原や泥炭が多く、泥炭がさらに炭化して地層のようになった「亜炭層」が多く存在します。その層に接触する温泉を、moorを日本語読みした「モール温泉」と名付けたのです。

モール温泉のパイオニア!十勝川温泉

はじめのころは、「熱源のない十勝温泉エリアだから、きっと温泉は無理だろう」と言われてきました。しかし、微生物が発酵するときに出す熱によって温泉が出ることが判明したのです。環境によりますが、発酵熱は50~100℃になるのです。帯広市街などの平野部で湧き出る温泉とくらべると、十勝川温泉の水の温度はより高温となっています。

27880390 360396634427670 5104252942609809408 n
hoshimi0228

こうして、めでたく十勝地区に温泉ができたのです。それはやがて道内全域に広まっていき、「次世代に引継ぎたい北海道ならではの宝物」として北海道遺産に登録されるまでになりました。特にモール温泉の生みの親である十勝地域では、モール温泉の魅力を最大限に活かすために、温泉にちなんだ商品開発などにもとても力を入れています。

15877053 637697389764062 7680492335272034304 n
ayumiayunco

ちなみに日本の「温泉法」では、特定の成分を一定量以上含むものだけを温泉と定義しています。基本的に温泉成分とは鉱物資源ですので、有機物を含むモール泉はこれらの指定成分には明記されていません。この定義に従えばモール温泉は「温泉」ではないわけなのですが、そのたしかな効能は多くの人が認めるものとなっています。

モール温泉にいざ挑戦

22277940 120161112008215 5357066494452695040 n
submission_iii

「モール温泉」という響きもさることながら、その見た目にもびっくりです。お湯が紅茶や烏龍茶のように濃いではありませんか!これは、分解された植物が温泉水に溶け込んだ色です。手触りはトロトロで、入浴中は肌スベスベ、入浴後は体ポカポカ。天然の化粧水と言われるほどの保湿・保温効果を発揮します。「美人の湯」と呼ばれる所以です。

25036137 605805259757532 3552357911399235584 n
motoyuishiya

フミンに皮膚を再生させる効果があるというのですから、モール浴が美肌にもよいことは想像に容易いでしょう。特に北海道の十勝一帯には、亜炭の地層に加え、物質を細胞に浸透させやすくする成分をたくさん含んだ花崗斑岩の層もあります。これらが混ざり合ってできた温泉は、美肌効果をますますアップさせるといわれています。
 

いくらいい温泉だからと言えども、毎回、宿に宿泊するのはあまりに不経済です。北海道には帯広以外でもモール温泉のあるところが多いので、足湯や日帰り温泉などもうまく利用したいところです。日帰り温泉は他のサービスとのセット料金でお得なものが多く、足湯は無料なことも多いので、気軽に試してみるにはもってこいでしょう。

Thumb帯広の温泉まとめ!日帰り入浴から宿泊にもおすすめの旅館やホテルなど!
帯広には美しい自然に囲まれた温泉施設がたくさんあります。ホテルや老舗の旅館、地元の人に愛され...

日帰りモール温泉1:やよい乃湯

まずは、帯広駅より車で15分のところにある「天然温泉 やよい乃湯」です。帯広駅構内の十勝バスの案内所で販売されているバスの往復乗車券を購入すれば、やよい乃湯の入浴料込みでたったの500円と大変お得です。それ以外にも、食事と入浴がセットになっているものもあり、日帰り入浴ビギナーにも安心の値段設定です。

日帰りモール温泉2:森林公園温泉きよら

帯広から離れましょう。札幌中心部から車で約30分のところにあるのが「森林公園温泉きよら」です。こちらは日帰り入浴限定の温泉施設です。営業時間は11時~24時、入浴料金は大人¥440、子供¥170で、回数券やレディースデー、学生応援デーなど、いつでもなにかしらのお得なキャンペーンが開催されています(H30年2月現在)。

日帰りモール温泉3:休暇村支笏湖

北海道千歳市の支笏洞爺国立公園内にある温泉リゾート「休暇村支笏湖」でも、日帰り入浴が楽しめます。千歳駅から車で30分、街の喧騒をわすれられる、とっても自然豊かな場所にあります。営業時間は午前11時~午後4時(火・水は午後1時~午後4時)、入浴料金は大人¥720 小学生¥410 幼児(4歳以上)¥210円です(H30年2月現在)。

「モール温泉」は北海道以外にも!

北海道までは行けないという方もご安心ください。当初は希少と言われていたモール温泉ですが、近年は北海道以外にもあります。温泉ブームで、地層を調べる機会が増えたからでしょう。ただ、北海道以外でよく見かけるのは「黒湯」です。お湯の色が濃いですが、これは海草などの海洋性の植物由来であるためで、しくみは同じです。

18645266 1971891053044403 6003691623504936960 n.jpg? nc ht=scontent nrt1 1.cdninstagram
zen_y.r.k

都内の温泉激戦区、大田区蒲田にある「鎌田温泉」です。ここのお湯は色が濃いことで有名です。最近の新しく高級な施設とはちがい、昔なつかしい作りは、黒湯めあてでなくても行ってみる価値があるでしょう。営業時間は午前10時~深夜1時、年中無休、入浴料金は12才以上が460円、小学生180円、未就学児は80円です(H30年2月現在)。

16230417 386271631728905 8031531651735486464 n
kenjikadota

中国・四国地方で初の黒湯と言えば「八幡浜黒湯温泉 みなと湯」でしょう。愛媛県の八幡浜市役所むかい、JAや北浜公園の真隣にある、街中に位置する温泉です。これなら、用事ついでにちょっと寄ることもできそうです。営業時間は午前9時~23時、年中無休、入浴料金は中学生~65歳未満が550円、3歳~小学生が300円です(H30年2月現在)。

大分県の温泉地といえば「別府八湯」や「由布院温泉」などが有名ですが、「王子温泉」という黒湯もあります。建物から感じられるレトロな雰囲気とまっ黒いお湯が人気で、温泉名人が選ぶ九州の秘湯・名湯の一つに選ばれています。営業時間は午後4時~22時、土曜定休、入浴料金は大人380円、小学生150円、未就学児70円です(H30年2月現在)。

モール温泉の実力をご自分の肌で確かめに!

26364328 134611440670429 1580584201567076352 n
creamrose3733

モール温泉の背景がわかったら、ますます興味がわいたのではないでしょうか。今となっては結構身近な存在となりつつあるので、一度その効能をご自分のお肌で体験してみては?百聞は一見に如かず、です。帯広近郊にお出かけの際には、モール温泉を日本に持ち込み、広めてくれた十勝川温泉に訪れてみるのもいいかもしれません。

関連記事

関連するキーワード

Original
この記事のライター
1gp29

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ