旧三笠ホテルは軽井沢の重要文化財!名物のカレーパンが買えるお店は?

皆さんは、軽井沢で有名な旧三笠ホテルをご存じでしょうか。今では、国の重要文化財に指定されています。軽井沢の観光スポットとしても人気が高いです。そんな旧三笠ホテルではかつてカレーも有名でした。軽井沢の「旧三笠ホテル」のカレーや魅力をご紹介します。

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目次

  1. 1軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」をご紹介!
  2. 2旧三笠ホテルの歴史
  3. 3旧三笠ホテルの見どころ
  4. 4旧三笠ホテルの施設情報
  5. 5旧三笠ホテルのアクセス
  6. 6当時のレシピを再現した「三笠ホテルカレー」が復活
  7. 7復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店
  8. 8軽井沢の名物グルメ「三笠ホテルカレーパン」
  9. 9軽井沢でおすすめな観光スポット「旧三笠ホテル」が休館になる?
  10. 10軽井沢観光のおすすめスポット「旧三笠ホテル」に行こう!

軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」をご紹介!

軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」は、明治後期に建てられた純西洋式の木造ホテルです。純西洋式でありながら、設計・施工が日本人によるものということで、とても貴重な建物となっています。そのため、昭和55年に国の重要文化財に指定されました。

軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」は、1906年(明治39年)に建てられたホテルで、今ではもう営業はしていません。かつては、「軽井沢の鹿鳴館」と呼ばれて、多くの政治家や文化人、財界人が宿泊したことでも知られています。

そんな貴重な建物でもある軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」は、三笠カレーも当時有名でした。今ではそのカレーも復刻しているようで楽しめます。財界人・文化人に愛された軽井沢「旧三笠ホテル」のカレーや人気の秘密をご紹介します。

旧三笠ホテルとは?

軽井沢の人気観光スポット「旧三笠ホテル」は、創業からすでに110年以上も経っていますが、明治の面影を残す建物で、軽井沢の人気観光スポットになっています。文明が開化した明治そのものの象徴のような建物です。

今では、国の重要文化財に指定されて宿泊はできませんが、館内を見学することができるので、軽井沢でおすすめの人気観光スポットとなっています。ただの古いホテルと思ったら大間違いで、見どころ満載のホテルでおすすめです。

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旧三笠ホテルの歴史

ここでは、旧三笠ホテルの歴史を振り返っておきましょう。三笠ホテルの歴史は、明治が終わり大正という新しい時代がすぐそこまで来ているそんなさなかに産声を上げました。日本人が手掛けた純西洋式の木造ホテルということで希少価値のあるものです。

建物の前に立つと、明治時代に流れていた空気にスッと変わるかのような錯覚になります。すでに創業から110年以上も経っているのに、まったく古さを感じられない不思議な建物です。

ここ軽井沢の風景にもぴったりな雰囲気のある西洋建築です。カナダ人の聖公会宣教師であったショーによって、避暑地としての歴史がスタートした軽井沢が、建設地に選ばれたのは必然だったのかもしれません。

旧三笠ホテルは明治時代の高級ホテル

旧三笠ホテルは明治時代の高級ホテルとして、政治家や財界人、文化人などが宿泊しました。当時の宿泊料は一等が12円(現在の通貨価値24万円)で、二等が8円(16万円)、三等が5円(10万円)ということで高級ホテルの部類に入ります。

「軽井沢の鹿鳴館」ということもあり、ここ旧三笠ホテルに宿泊できる人は、かなり限られていました。第二次世界大戦後にはアメリカ軍に接収されていましたが、その後ホテルとして再開して1970年まで営業を続けました。

1970年の廃業後、1980年に「旧三笠ホテル」として国の重要文化財に指定されて、現在に至っています。ホテル創業当時の建物の50パーセントが現存しているということで非常に価値の高いものになっています。

旧三笠ホテルの見どころ

ここでは、旧三笠ホテルの見どころについてご紹介しておきましょう。旧三笠ホテルは、その容姿はもちろんのこと、ホテル内に入ると、タイムマシンでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。

ホテル創業当時の建物の50パーセントが現存しているということが、その雰囲気に飲み込ませてしまうのではないでしょうか。入り口から中に入った瞬間に時計が止まっているかのような錯覚になります。

ホテル内の空気も、あの明治のあのときのままのような感じが誰でも味わうことができるのではないでしょうか。

見どころ①本格西洋建築

最初にご紹介する旧三笠ホテルの見どころは、旧三笠ホテルが「本格西洋建築」ということです。しかも、明治時代に日本人が手掛けた本格西洋建築として大変貴重なものです。そして、様々な西洋建築様式を取り入れたものとなっています。

旧三笠ホテルは、アメリカの建築様式やイギリス、ドイツといったいいとこどりの「本格西洋建築」と言えます。しかも、それぞれの西洋建築様式が見事に調和しているということです。

このあたりの当時の棟梁の技術も卓越したものであったに違いありません。そして、創業当時の建物と比べてもおよそ50パーセントも現存していることも素晴らしいです。

見どころ②当時の面影が残るロビー

次にご紹介する旧三笠ホテルの見どころは、「当時の面影が残るロビー」です。当時の面影が残るロビーは、明治から大正にかけての文明開化の「鹿鳴館時代」の豪華絢爛なイメージを感じることのできる空間です。

ホテルのスタッフが、政治家や財界人、文化人をおもてなししている光景が目に浮かんでくるようです。古き良き時代の空気がまだこのロビーに残っているかのようです。

見どころ③客室

次にご紹介する旧三笠ホテルの見どころは、「客室」です。客室は、一等から二等、三等までありましたが、どのお部屋も当時の富裕層が利用していたということもあり、シャンデリアなどの照明などとてもおしゃれな空間です。

旧三笠ホテルの客室を見ていると、あの政治家や著名人がこの客室に宿泊していたのかと思うとゾクゾクします。二階へと上がる階段も赤い絨毯が敷かれて豪華な雰囲気を味わうことができるのでおすすめです。

軽井沢の避暑地としての歴史とともに歩んできた旧三笠ホテルは、当時の面影や空気も感じながら観光を楽しむことができます。

旧三笠ホテルの施設情報

ここでは、旧三笠ホテルの施設情報についてご紹介しておきましょう。旧三笠ホテルの施設情報ですが、まずは休館日ですが年末年始のみで、開館時間は9時から17時で、入館は16時30分までとなっています。

旧三笠ホテルの入館料ですが、大人が400円で、小人が200円です。乳幼児は無料となっています。年間を通じてオープンしているので、四季折々の景観を楽しむこともできます。雪化粧の旧三笠ホテルや新緑に囲まれた旧三笠ホテルの、紅葉の中に佇む旧三笠ホテルなどを楽しめます。

旧三笠ホテルのアクセス

ここでは、旧三笠ホテルのアクセスについてご紹介しておきましょう。公共交通機関はJR軽井沢駅を利用します。JR軽井沢駅からは車でおよそ6分ほどです。また、車でのアクセスは、上信越道碓井軽井沢ICから車で20分ほどの場所にあります。

JR軽井沢駅からレンタサイクルで軽井沢の街を散策しながらがおすすめです。旧三笠ホテルの入り口には自転車置き場もあります。旧三笠ホテルは専用の無料駐車場が200メートル離れた場所にあるので、そちらを利用してください。

当時のレシピを再現した「三笠ホテルカレー」が復活

旧三笠ホテルといえば、当時のレシピを再現した「三笠ホテルカレー」が復活したことでも有名です。三笠ホテルが廃業になってしまったあとに、消えてしまったあの「三笠ホテルカレー」が復活したんです。

きっかけは、2010年の「三笠ホテルカレー復活プロジェクト」が発足したことから始まります。軽井沢ならではのものを観光客に味わってもらいたいという思いから発足したプロジェクトです。

「三笠ホテルカレー」は、三笠ホテルがあったころに、出されていたメニューのひとつで、「西洋風カレーライス」です。

「三笠ホテルカレー」が復活への道筋

「三笠ホテルカレー」が復活への道筋は、そう簡単なものではありませんでした。すでに廃業してから40年という月日が流れていて、カレーのレシピを知る人物はいなかったのです。

そんな中、三笠ホテルで働いていたシェフが上田市にいらっしゃるということがわかり、当時のシェフ依田美雄さん監修のもと、当時のレシピがよみがえりました。

その後、そのレシピのままでいくのか、それとも、新しいエッセンスを加えるのかという決断に迫られ、結論は、軽井沢名産のルバーブのジャムを加えてまろやかにすることになりました。こうして、三笠ホテルカレーは完成したのです。

「三笠ホテルカレー」のルール

「三笠ホテルカレー」には、ルールが4つあります。ひとつには、元シェフ依田さんのレシピを現代風にアレンジすること。さらには、一品以上の信州産素材を入れることです。

そして、あとふたつは、軽井沢産のジャムを使い刻み玉ねぎを加え、軽井沢の歴史が伝わるペーパーナプキンを添えることというルールがあります。このルールに則って、この「三笠ホテルカレー」の名称を使っても良いことになっています。

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復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店

ここでは、復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店をいくつかご紹介しておきましょう。この復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店が軽井沢には何店舗かあります。この「三笠ホテルカレー」の復活に思いをかけたお店ばかりです。

復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店は、お店それぞれのエッセンスを加えつつ、美味しい「三笠ホテルカレー」を楽しむことができます。当時に思いを馳せながら、美味しい「三笠ホテルカレー」を食べる幸せを感じることができるのでおすすめです。

信州黄金シャモをトッピングをした三笠ホテルカレー「旧軽井沢レストラン 菊水」

復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店の1軒目は、こちら「旧軽井沢レストラン 菊水」です。旧軽井沢レストラン 菊水は、国道18号軽井沢バイパス塩沢交差点から車で3分ほどの場所にある洋食店です。

旧軽井沢レストラン 菊水の三笠ホテルカレーは、信州黄金シャモをトッピングをした美味しいカレーです。ルーは三笠ホテルカレーのレシピを忠実に再現していて、どこか懐かしい味でおすすめです。

旧軽井沢レストラン 菊水の三笠ホテルカレーは、今では人気のメニューで、そのほかにも、ビーフシチューも人気メニューなのでおすすめです。

漆黒の三笠ホテルカレー「ELOISE's Cafe」

復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店の2軒目は、こちら「ELOISE's Cafe」です。ELOISE's Cafeは、軽井沢駅から1kmちょっと離れたハーモニーハウスにあるカフェです。森の中のカフェで、テラス席は森林浴ができます。

ELOISE's Cafeの三笠ホテルカレーは、漆黒のカレーでとてもコクのある美味しいカレーです。この黒いカレーの正体は、小麦粉をよく炒め焦がすことで実現している独自のカレーです。

漆黒のカレーに似合わず、まろやかな味わいが特徴の三笠ホテルカレーです。ロケーションも素晴らしく、美しいカレーとともにそのロケーションにも注目です。

高原野菜がヘルシーな三笠ホテルカレー「アビーハウス1990」

復活した「三笠ホテルカレー」が食べられるお店の3軒目は、こちら「アビーハウス1990」です。アビーハウス1990は、中軽井沢駅から1.5kmほど離れた自然豊かな場所にある人気の洋食店です。大きなガラス張りのお店になります。

店内に入ると、とても落ち着ける雰囲気でゆっくりと洋食を楽しむことができるのでおすすめです。高原野菜と信州産きのこを使ったヘルシーカレーを楽しめるということで、女性にも人気があります。

野菜の旨味を感じることのできる「三笠ホテルカレー」でおすすめです。米も自家栽培ということで安心感もあります。

軽井沢の名物グルメ「三笠ホテルカレーパン」

ここでは、軽井沢の名物グルメ「三笠ホテルカレーパン」についてご紹介しておきましょう。「三笠ホテルカレーパン」はご存じでしょうか。復活した「三笠ホテルカレー」のルーを使ったカレーパンで、とても美味しいと人気があります。

「三笠ホテルカレーパン」は、軽井沢キッチン ロータリー店で楽しむことができます。三笠ホテルカレーパンを楽しめるスポットは、ここ軽井沢キッチンだけになります。

軽井沢キッチン ロータリー店の店舗情報

軽井沢キッチン ロータリー店の店舗情報ですが、軽井沢キッチンと書かれたテントが目印で、「三笠ホテルカレーパン」の看板も出ているスポットなのですぐにわかります。店内には、復活した「三笠ホテルカレー」のルーも販売しています。

三笠の焼印が入った話題のカレーパンは、カレーパンの専門店ということもあり人気のお店です。軽井沢高原ビールの「生」とともに楽しむとおすすめです。軽井沢キッチン ロータリー店は年中無休で、営業時間は9時から18時となっています。

軽井沢キッチン ロータリー店のアクセス

軽井沢キッチン ロータリー店のアクセスですが、旧軽井沢ロータリーのスポットにあり、車でのアクセスもしやすいスポットです。

店内には、カウンター席があり、店内でもこの「三笠ホテルカレーパン」を楽しむこともできますし、テイクストでも楽しめます。

軽井沢でおすすめな観光スポット「旧三笠ホテル」が休館になる?

軽井沢でおすすめな観光スポット「旧三笠ホテル」ですが、すでに創業から110年以上も経っていて、耐震補強を含む保存補修工事が必要とことです。

そのため、2019年12月末から保存補修工事にかかるために、休館予定となっています。工事は数年となるため、その前にぜひ、軽井沢でおすすめな観光スポット「旧三笠ホテル」を訪れてはいかがですか。

軽井沢観光のおすすめスポット「旧三笠ホテル」に行こう!

軽井沢観光のおすすめスポット「旧三笠ホテル」の魅力を余すことなくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。明治後期の純西洋式の建物を楽しむことができる軽井沢の観光スポットとしておすすめです。

復活した「三笠ホテルカレー」や「三笠ホテルカレーパン」も軽井沢の観光スポットを巡りながら楽しむことができるので、「旧三笠ホテル」とともに満喫してはいかがですか。

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