2019年10月23日公開
2019年10月23日更新
「ウミエラ」は刺胞動物の仲間?生態や観察できるおすすめの水族館を調査!
ウミエラという生物をご存知でしょうか?ウミエラは刺胞動物の仲間で見た目はまるで羽ペンみたいな姿をした生物です。ウミエラはイソギンチャクやサンゴの仲間で、海の中に花が咲いたように見えます。ウミエラを観察できるおすすめの水族館や生態などをご紹介しましょう。

目次
ウミエラってどんな生物?
ウミエラという生物は水族館の人気者で、まるで羽ペンのような姿をしている生物です。ウミエラは刺胞動物でその姿はまるで海の中に美しい花が咲いたように見える生物です。ウミエラを観察することができるおすすめの水族館やウミエラの生態についてご案内しましょう。
ウミエラの生態
ウミエラはどのような生態なのでしょうか?ウミエラの生態についてご紹介しましょう。ウミエラは神秘的な生物で、その生態はとても奇妙なので大変興味深い生きものです。ウミエラにはどのような特徴があるのかをご紹介しましょう。ウミエラについて興味がある方はご参考にしてみてください。
海底から移動することもある
ウミエラはサンゴやイソギンチャクの仲間なのですが、その仲間の中で唯一、自分の力で移動することができる生物です。ウミエラの大きさは10センチから20センチで水深15メートル以上の深い海底の砂底に生息している生物です。
ウミエラは夜行性の生物なので、日中は砂底に隠れています。ウミエラは海底から移動することもあります。ゆらゆらと移動するウミエラはまるで羽ペンみたいなので、英語でsea penと呼ばれていて、海のペンのような姿をしています。
ウミエラがサンゴの仲間と言ってもピンとこない方も多いと思いますが、サンゴととてもよく似た生態をもった生きものです。サンゴ類はポリプという個虫の触手が開いていますが、ウミエラも同じようにイソギンチャクのようなヒダの先にポリプが開くのでサンゴととてもよく似ています。
ウミエラの移動と言っても、自由自在に移動するわけではなく、砂地を這い回って違う砂地に移動するくらいの移動です。
群体の下半分は土の中
ウミエラは伸縮自在で、かなりの伸縮率がありますので、とてもユニークです。ウミエラはキュッーと縮まって砂の中に潜ることができます。ウミエラの体の約半分が砂の中に潜っていて、群体を支えています。
ウミエラは生物たちが多く住む岩場が嫌いで、砂底に潜っていますが、砂底というのはとても不安定なので、ウミエラは群体を作っても波や流れでこわされてしまうので、群体の下半分が砂の中に埋まっているのですがそれほど深いところまで刺さっているわけではありません。
体の下半分を砂の中に埋まることによって群体を支えるように進化したウミエラは砂の中に潜った棒状の体の一部を膨らませてアンカーのように使用することによって、海の中の不安的な砂地で体を支えることができるのです。
砂地の上に出ているのはウミエラの体の上半分で、羽根状になっています。器用に潜ったり移動したりすることができるウミエラはとても不思議な生物です。
ウミエラのヒダの中にたまにカニがくっついているのを見かけることがあります。このカニは分類上はカニではないのですが、カニのようなものなので、カニダマシと呼ばれています。ウミエラカニダマシの仲間はとてもユニークな生きものです。
ウミエラには驚くような能力があります。それは体が発光するということです。とても神秘的なウミエラの発光はなぜ発光されるのか今現在は解明されておりません。
ウミエラはどんなものを食べる?
ウミエラは葉状体表面のポリプによって、小魚やプランクトンなどをゲットしてそれを食べて生きています。ウミエラは魚のエラが並んだような姿をしていますので、ウミエラと名付けられました。
ウミエラの体の羽根の部分をよく観察してみると、両側にヒダが並んでいます。このヒダの部分はポリプと呼ばれていて、まるで小さなイソギンチャクのようなものが所狭しと並んでいます。ポリプは高性能なフィルターを持っていてそれによって食べ物をとらえています。
ウミエラはこのポリプによって、プランクトンや小魚を捕らえてエサにしています。ウミエラの体にはびっしりとこのポリプが並んでいますので潮の流れに体を向けることによって流れてきたプランクトンや小魚をすかさずゲットできるのです。
ウミエラはサンゴやイソギンチャクの仲間なのですが、このポリプを見ると納得できるはずです。ウミエラは日中は砂の中に潜っている夜行性で、暗くなってくると砂上にあらわれてくる生態をもっています。
暗くなって砂上にあらわれ、エサを効率よく捕まえます。水中のプランクトンをポリプで捕食することによって生きています。ある程度流れがある場所ではプランクトンなどのエサを取りやすいので、ウミエラは流れがある砂地にいます。
ウミエラは日中は上半分だけ出ていますが、夜になると、葉状体を出して、エサを捕り始めるのです。このようにウミエラは砂地の暮らしにぴったりの生態をもち、うまく適合しています。
ウミエラが生息する地域は?
ウミエラはいったいどのような地域に生息しているのでしょうか?ウミエラが生息している地域は石狩湾以南、西太平洋に分布しています。一般的にはインド洋から西太平洋にかけての暖かい海に多く生息していますが、種類によっては寒いところにのみ生息しているウミエラもいます。
ウミエラが観察できるおすすめ人気スポット
このように興味深い生態を持つウミエラは国内ではどこに行くと観察できるのでしょうか?ウミエラを観察することができるおすすめの人気スポットをご紹介しましょう。ウミエラを見たいと思っている方は是非ご参考にして、旅行に行くついでなどに足を運んでみて下さい。
ウミエラ館
ウミエラが観察できるおすすめ人気スポットは沖縄にあるウミエラ館です。ウミエラ館は沖縄県沖縄市泡瀬にある博物館カフェで、ウミエラを観察することができるので大変人気があります。
泡瀬干潟は海のゆりかごと呼ばれていて、世界自然遺産に登録されてもおかしくないような素晴らしい眺めのところにあります。180度のパノラマビューを是非お楽しみください。
ホワイトビーチも間近で見ることができて、バードウォッチングも楽しむことができます。風が強い日でも寒い日でも楽しむことができるので、天気が悪い日にもおすすめのスポットです。営業時間は12時から18時までで、月曜日と火曜日が定休日となっています。
ウミエラ館では絶景を見ながら地産地消のメニューを味わうことができるので、優雅な気分になります。店内には写真もたくさん展示されていて、泡瀬干潟の写真も見どころとなっています。
また、泡瀬干潟から採取された200種類以上もの貝殻なども展示されていますので是非ご覧ください。高性能のスコープが常設されていますので、バードウォッチングも是非楽しんでみて下さい。
貝で作られたアクセサリーやTシャツ、絵葉書なども販売されていますのでお土産として人気があります。ウミエラ館では定期的に音楽ライブが開催されていたり、講演会や観測会が開催されていたりしますので是非チェックしてみてください。沖縄旅行の際には是非ウミエラ館に足を運んでみて下さい。
沖縄美ら海水族館
ウミエラが観察できるおすすめ人気スポットは沖縄美ら海水族館です。沖縄美ら海水族館と言えば沖縄の代表的な観光スポットで大変人気の水族館ですが、この沖縄美ら海水族館でもウミエラを観察することができます。
沖縄美ら海水族館では「深海の小さな生き物」のエリアでウミエラを見ることができますので、是非足を運んでみて下さい。沖縄美ら海水族館のこちらのエリアでは普段みることができない生き物を見ることができます。
深海生物は少ないエサを効率的に摂取する仕組みがあり、ウミエラもその1つです。海底から熱水や冷湧水が噴出していて、その中に含まれている成分によってバクテリアは生きていますが、そのバクテリアをエサとして生きています。
沖縄美ら海水族館の他の見どころ
沖縄美ら海水族館はウミエラ以外にも見どころ満載の水族館です。沖縄美ら海水族館ではイルカたちとふれあいを楽しむことができる水族館で、海洋博公園にあり、沖縄でおすすめの観光スポットです。
生物たちはもちろん、歴史文化を体験できたり、豊かな自然を体験することができます。沖縄美ら海水族館の見どころの1つにサンゴの海があります。サンゴの海の水槽には太陽の光がたっぷりと降り注いでいるのでとても美しい景色を見ることができます。
サンゴの海には800群体のサンゴが飼育されていて、様々な種類のサンゴたちを観察することができます。サンゴ礁に囲まれた浅い海に住んでいる生き物に実際に触れることができます。見て触れて学ぶことができるので子供から大人まで楽しむことができます。
生き物に触れることができるタッチプールは水深が浅いので、小さいお子様でも触りやすいので是非チャレンジしてみてください。キッズエリアではお子様と一緒に生き物に触れて観察することができるのでおすすめです。
サンゴの海の水槽には屋根がありません。沖縄の日差しが取り込まれますのでとても美しいです。水族館の目の前に広がる海の新鮮な海水を供給してサンゴの大規模飼育を実施しています。サンゴは約70種類450群体ととても大規模に飼育されています。
サンゴの海は水族館の見どころの1つで、飼育員が本部町に実際に潜った風景を参考にして作られました。沖縄美ら海水族館ができて以来成長し続けているサンゴも中にはたくさんいます。
沖縄美ら海水族館のおすすめは何といってもジンベエザメです。ジンベエザメは世界最大級なのでとても迫力があり、見ごたえがあります。
また、ナンヨウマンタもおすすめで、世界初の繁殖に成功しました。黒潮の海という巨大な水槽ではジンベエザメとナンヨウマンタなどが悠々と泳ぐ姿を見ることができます。黒潮の海の巨大水槽で人気の魚たちを是非ご覧ください。
黒潮の海にはアクアルームもあり、海の中の特等席に座ってゆっくりとジンベエザメやナンヨウマンタが泳いでいる姿を見学してみましょう。アクアルームの天井はアクリルパネルになっています。
泳いでいる姿を下から見たり、正面から見たりと色々な角度から楽しむことができます。まるで海底にいるような気分を味わうことができるので是非アクアルームに足を運んでみてください。
深層の海の水槽もおすすめです。こちらの水槽では沖縄の深海を表現していますので、沖縄の謎めいた深海を体感することができます。
熱帯魚の海では沖縄のサンゴ礁が再現されたゾーンであり、とても美しい沖縄のサンゴ礁を見ることができます。そのサンゴ礁の周りで生きている熱帯魚は見どころの1つとなっています。
熱帯魚の海の水槽は全部つながっていますが、奥へ進むにつれて深くなるように作られています。そのため、だんだん海の中に潜っているような感覚で熱帯魚たちを観察することができます。
サンゴ礁は複雑な地形をしっかりと再現されていますので、熱帯魚たちの自然な姿を観察することができます。色々な種類の熱帯魚たちがいて、とてもカラフルです。ヨスジフエダイやヒメフエダイなどが群れになっていますので是非ご覧ください。
沖縄美ら海水族館にはレストラン「イノー」があり、こちらではオーシャンビューの美しい海を見ながら沖縄の食材を使用したランチビュッフェを堪能することができます。沖縄美ら海水族館を訪れた際には是非イノーでランチを楽しみましょう!

ウミエラの関連生物
ウミエラにはウミエラに関連する生物もいますのでご紹介しましょう。ウミエラの関連生物はとても興味深いものなので、水族館などで見かけたときにはよく観察してみてください。ウミエラには色々な種類のものがありますが、中でも人気があるウミエラの関連生物についてご案内しましょう。
ウミエラカニダマシ
ウミエラの関連生物として人気があるのはウミエラカニダマシです。ウミエラカニダマシはウミエラをすみかとしているカニのことで、ウミエラのひだの中に潜んでいます。ウミエラは日中は砂の中に潜っていますが、一緒にウミエラカニダマシも砂の中に潜っています。
ウミエラカニダマシは日中、砂の中にいるのでなかなか見れませんが、ウミエラを探すとそのヒダの中に潜んでいますので是非見つけてみてください。茎の付け根の部分やエラのヒダの間に潜んでいます
ウミエラカニダマシはカニの仲間ではありませんのでご注意ください。ヤドカリの異尾類に分類されている生物なので、見つけたら足の数を是非数えてみてください。
ウミエラについて詳しくなろう!
いかがでしたでしょうか?ウミエラについてご紹介しました。ウミエラは水族館でも人気の生物で、まるで羽ペンのような姿をしたユニークな刺胞動物です。ウミエラの生態はとても興味深いもので日中は砂の中に潜んでいる夜行性の生物です。沖縄で人気の沖縄美ら海水族館でも観察することができますので是非ウミエラを見に出かけましょう!
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